霧にむせぶ甲斐駒ヶ岳・仙丈ヶ岳も気分は最高!!
- GPS
- 16:39
- 距離
- 18.5km
- 登り
- 2,327m
- 下り
- 2,281m
コースタイム
1日目 甲斐駒ヶ岳
・06:35 - 北沢峠
・06:55 - 長衛荘
・07:30 - 仙水小屋
・08:10 - 仙水峠
・09:40 - 駒津峰
・11:15 - 甲斐駒ヶ岳(-11:45)
・12:55 - 駒津峰
・13:45 - 双児山
・15:10 - 北沢峠
2日目 仙丈ヶ岳
・05:30 - 北沢峠
・06:30 - 三合目
・07:10 - 大滝の頭(五合目)
・08:30 - 小仙丈ヶ岳
・09:45 - 仙丈ヶ岳(-09:55)
・10:15 - 仙丈小屋(-10:30)
・11:15 - 馬ノ背ヒュッテ
・12:00 - 大滝の頭(五合目)
・13:25 - 北沢峠
天候 | 曇り後霧雨/小雨 眺望なし |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
中央道伊那ICから国道361-162号経由で約25Km ・仙流荘から北沢峠までのバス乗車時間は、約1時間 ・市営バス、南アルプス林道バスの発着時間 http://www.inacity.jp/view.rbz?nd=884&of=1&ik=1&cd=12013 ・バス料金 大人片道(手荷物付き)− 1,340円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・登山ポストは「仙流荘バス発着所」、北沢峠「こもれび荘」にあり ます ・トイレは「仙流荘バス停」「北沢峠バス停」にあります ・両日とも霧雨、ガス・ガスで全く遠望は望めず(>_<) しかし、登山道左右に多く咲く高山植物に心癒され最高の気分(^_^)v ☆甲斐駒ヶ岳 ・北沢峠〜仙水峠 整備され、さほど急登のない苔むす樹林帯の登山道、仙水峠手前に ガラ場があり雨天時は滑りやすいので要注意 ・仙水峠〜駒津峰 樹林帯で急登のつづら折れをひたすら登る登山道、足下は整備 されていて歩きやすい ・駒津峰〜甲斐駒ヶ岳山頂 駒津峰から森林限界を超えて岩の稜線をアップダウンする 途中、山頂への直登(岩場)と巻き道の分岐あり、 巻き道は花崗岩の砕けたガレ場 ザレ場のつづら折れを歩く ・駒津峰〜双児山 森林限界のハイマツ帯のガレ場コースを黙々と歩く、滑りやすい ので注意が必要 ・双児山〜北沢峠 樹林帯のつづら折れで急斜面もあり、登山道は整備されて歩き やすいが雨天時は滑りやすく要注意 ☆仙丈ヶ岳 ・北沢峠〜五合目(大滝の頭) 樹林帯のつづら折れの登山道を徐々に高度を上げていく コースは整備され歩きやすいが、雨天はガラ場や木の根は滑り やすく注意が必要 ・五合目〜小仙丈ヶ岳 ガラ場で急登の樹林帯の6合目を過ぎ、森林限界を越えハイマツの 間に続くザラ場をひたすら歩く ただ、登山道の左右に咲く花々に心が癒される ・小仙丈ヶ岳〜仙丈ヶ岳 岩場、ガラ場を一旦下る 特に雨天時は滑りやすいため要注意 ガラ場を過ぎると平坦なザラ場を徐々に高度を上げていく ・仙丈ヶ岳〜仙丈小屋〜馬の背ヒュッテ〜五合目(大滝の頭) ガレ場 ザレ場も続くが、登山道左右には高山植物が多く咲き、 心癒される最高の登山道 馬の背ヒュッテから5合目は沢渡り数回、多少ガレ場もあり足下 に注意が必要 |
その他周辺情報 | 下山後は南アルプス林道のバス発着所「仙流荘」で汗を流せます 大人1人−600円 http://www.ina-city-kankou.co.jp/cms/modules/tinyd3/index.php?id=69 |
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
お盆の連休時期に百名山の南アルプスの貴公子と女王(甲斐駒ヶ岳・仙丈ヶ岳)の二座登頂を計画したが・・どうも台風一過の後も天候が今ひとつ、段々と週間天気予報も雨マークが目立ってきた。
しかし、晴れ男と晴れ女の最強コンビだ!絶対に雨を降らせるものか・・と計画どおり、登山口に向かうバスの発着所となる仙流荘に向かった。
午後8時過ぎに無料駐車場(第一)に到着、余裕のヨッチャンで駐車でき、車内でゆっくり足を伸ばして熟睡。
( 深夜の夜空にはお月様と星が瞬いていた・・(^^)/ )
午前4時起床、身支度を済ませバス発着所に向かうと既に40人位が並んでいたので、後列に並ぶとすぐさま私達の後ろにも次々の行列が続く・・天気予報も気にせず、お天気男と女が沢山いるものだとニンマリする。
南アルプス林道バスの発車予定時刻の午前6時少し前、気を利かせてくれたようで早めの出発となり、2台目のバスに乗り込み運転手さんのガイドも宜しく午前6時半過ぎに登山口の北沢峠に到着。
宿泊予定の「こもれび荘」に余分な荷物を置き、計画していた予定時刻より早く北沢峠を出発した。
天候は薄晴れで少し雲の間から青空が見え隠れ・・。
好天気になることを大いに期待して高山植物の咲く登山道をルンルン気分で歩く。
仙水小屋を過ぎ仙水峠の少し前に差しかかった頃から、少し風が強くなって空には厚い雨雲が広がり、間なしに霧雨が風に運ばれてきたため、すぐさまザックカバーをつけ雨衣を着込む。
仙水峠から駒津峰までの樹林帯では風も全くやみ、雨も落ちてこなかったが森林限界を過ぎハイマツの登山道に出ると、頂上はもとより上下左右の景色は厚いガスに覆われ遠望・眺望は全く望めなかったが、登山道左右に咲く高山の花々に心癒されながらの歩みとなった。
駒津峰から甲斐駒ヶ岳への登山道は岩場 ガラ場を下りたり登ったりで、久しぶりの高山の感触に身を躍らせながらの歩みとなり、やっとたどり着いた頂上も厚いガスに覆われて眺望は全く無かった。
駒津峰への下山途中、頂上を振り返ると一瞬雲が吹き飛び青空の下に堂々と佇む南アルプスの貴公子「甲斐駒ヶ岳」が顔を見せ「よくぞ登って来てくれた・・」と微笑みかけてくれた気がした。
午後3時過ぎ北沢峠に無事下山し、宿泊先の山小屋「こもれび荘」に入った。
山小屋は明るく綺麗で、寝床となる蚕棚には一人づつカーテンで仕切られるようになっていて、プライバシーが保たれる気持ちのよい山小屋であった。
汗を拭き着替えも済ませた午後5時、夕飯も美味しく腹一杯いただきました(*^_^*)
食事テーブルの対面席にはハンサムな好青年と笑顔が可愛い(美人)女性
のカップルが座っていて話しも弾みすぐにとけ込み、東京からおみえで日本百名山を4年前から登り始め、既に34座を踏破したというスポーツ万能のカップルで、東京住まいであるものの故郷は関西で我が家とすぐ近くであることが分かった。
翌日の仙丈ヶ岳の登頂は若者のコースは、藪沢大滝雪渓コースの長距離コースで私たちのコースとは違ったものの途中で出会い、また帰りのバスや下山後の入浴にも顔を何度も合わすなど、本当にご縁のある爽やかなお二人との出会いとなった。
翌日、仙丈ヶ岳への登頂予定時刻の午前5時過ぎには、深夜や早朝きつく降っていた雨も「お天気男・女」の力もあって、小降りとなっていたことでここまで来たからには絶対に登るぞ!!と北沢峠を出発した。
霧雨とガスで薄暗い樹林帯を黙々と歩き仙丈ヶ岳頂上を目指したが、前日同様、霧雨とガスで周囲の眺望は全くなかったものの、さすが南アルプスの女王だけあって・・登山道には見事!!花々が咲き乱れカメラを出して向けられる天候になっただけでも「幸せ・感嘆の声」がずっと続く登山道となり、周囲の景色や眺望などは・・・晴れた日のヤマレコを見せていただき堪能することにしました(^_-)
百名山の二座を続けて登頂できた体力と山中に咲き誇る花々に心癒されたことは、今後の山行きにもつながる最高の二日間となった(^^)/
「ナナカマドが色づき秋の花咲く仙丈ヶ岳には、また登りに来るぞ!」と霧雨そぼ降る頂上に誓って北沢峠を後にしました。
ibukiさん、おはようございます
僕達と同じ日程だったのですね
今年のお盆休みは雨ばかりで大変でしたが
南アの方が雨は少なかったみたいですね
・・・これは日頃の行いの差でしょうかね
山頂での眺望はイマイチでしたが、充実した山行を感じられました
2座get お疲れ様でした
toshiさん こんばんは〜<(_ _)>
計画したからには・・と思って登山口まで行き、ドバッ〜と降る雨の量や風をみて中止決定をするつもりでした
しかし、霧雨・小雨だったので決行しました・・
なかなか、中止して引き返す決断は難しいものですね
今後も体力の続く限り登山を続けたいと思いますが・・救助隊のお世話に絶対にならないよう・・装備や計画は慎重にするのはもとより、現地 での「撤退の判断」「決断」を誤らない強い意志を持ちたいと強く思う・・今回の登山でした
今後もお互い・・ 安全登山を
無駄のない登山羨ましいです。
自身は昨年に甲斐駒ヶ岳、そして本年仙丈ケ岳と分割の登山でした。
駒津峰から甲斐駒ヶ岳へは激下り・・・やっぱ南アルプスだ〜なんて感動、良く覚えています。また樹林帯を抜けると見事なまでの小千丈ヶ岳への稜線は記憶に新しい所です。
私も、雨と霧のなかの登山は過去に経験はありません。
折角、遠征したのだから少々の雨でも・・・って欲が出てしまいます。
”撤退”も勇気が必要で、躊躇しちゃいますね。的確な判断も要求されます。
今回、北アルプスの遭難事故のような事態に成らなく本当に良かったと思います。
お盆休み生憎の天候でしたが、また記憶に残る山行・・・
お疲れさんでした。
yamaikuzouさん おはようございます<(_ _)>
コメントありがとうございました。
駒津峰からの急な岩場の登り下り・・さすが南アルプスだなぁ・・という思いがしました
天候は今ひとつ(今ひとつどころじゃない・・)でしたが、二座登頂の思い出
は深いものとなりました。
甲斐駒ヶ岳や仙丈ヶ岳からの美しい・・眺望・遠望はいい天気に登られた方々のレコで楽しませていただいております
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する