七面山・八紘嶺（波高島駅〜梅ヶ島温泉BS）

2022年12月09日(金) 〜 2022年12月10日(土)

• GPS: 13:33
• 距離: 32.7km
• 登り: 3,170m
• 下り: 2,505m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:06
• 休憩: 0:28
• 合計: 6:34

距離 19.0km 登り 2,202m 下り 691m

9:18 波高島駅
11:20 角瀬登山口
11:24 11:46 七面山北参道登山口
12:19 12:22 七丁目休憩所
13:34 13:35 安住坊
14:45 明浄坊
15:30 15:32 奥の院
15:40 七面山二ノ池
15:52 敬慎院

2日目

• 山行: 6:24
• 休憩: 0:33
• 合計: 6:57

距離 13.6km 登り 970m 下り 1,834m

6:35 敬慎院
7:29 7:31 七面山（山頂標柱場所）
7:36 七面山
7:55 8:02 希望峰
8:58 いくむし山
8:58 1964ｍ峰
9:53 1796m峰
10:09 四ツ池三角点
11:04 11:19 八紘嶺
11:39 八紘沢の頭
12:20 富士見台
12:46 12:51 八紘嶺登山道入口
13:22 八紘嶺安倍峠登山口
13:26 13:30 梅ヶ島温泉バス停
13:32 梅ヶ島温泉
13:32 ゴール地点

・らくルート比x0.8
・波高島駅〜七面山登山口は12km、早歩き小走りにて2時間10分に縮めたが今回一番しんどかった部分かもしれない。
・また今回も明らかにGPSの高度差不良が起こっている。たとえば波高島駅（200m）〜七面山登山口（327m）間に約500mの標高差が生じてしまっている。標高差は全体で1000m以上多く記録されてしまっている模様。

天候

12/9 晴れ一瞬曇り
12/10 晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

[行]横浜 05:28-06:21 小田原 \3080
小田原 06:22-06:45 熱海
熱海 06:49-07:28 富士 浜松行
富士 07:45-09:13 波高島 身延線
泊/敬信院 \6500

[帰]梅ヶ島温泉 15:28-17:13 静岡駅前 静鉄バス安倍線 \1630
静岡 18:08-19:34 熱海 \2640
熱海 19:42-21:01 横浜

コース状況／危険箇所等

七面山ナナイタガレの横を行く
倒木地獄はきちんと巻道・ピンテ有安全
八紘嶺〜富士見平ややザレ気味

その他周辺情報

北参道付近に食事処や物産展
梅ヶ島温泉　元湯日帰り入浴￥700
　食事も可　HPに記載あり　わさびや梅干等販売
静岡駅は本当に何もない…

写真

12/9 9:14

やってしまったJR管轄跨ぎandワンマンand無人駅下車のトリプルコンボ。今まではこういう場所は大抵18きっぷ使っていたので、未精算ははじめて。皆さんも小海線と身延線は乗る前に精算を！

12/9 9:22

身延山！　あ〜やっぱり富士川からの登山は最高だなぁ…。

12/9 9:22

醍醐山かと思っていたけども全然違った無名の644m峰。

12/9 10:29

山吹橋。　こんな封鎖の仕方があるかぁ！　

12/9 10:54

早川町まであとちょっと…おや、なにやら雲行きが怪しい…。

12/9 11:18

今回の郵便局、にしても『七面山口郵便局』ってのはなかなか独特。そして右奥の南アルプスプラザにてレストランと物産があるようで後ろ髪を惹かれましたが時間に押されるままノンストップ。

12/9 11:24

おじゃまします。お寺に椅子があったので、強行軍の休息も兼ねて持ってきたおにぎりをいただきました。お母さまが優しく労ってくださいましたが、これからなんじゃよ…。

12/9 11:55

境内から鳥居をくぐり早速地形図通りくねくね急登。たまにこうやって東屋があって椅子っぽいものと塩水ボトルが。ああ、身延山地に来たんだなぁという安心感。

12/9 12:21

七丁目より上休憩はできますがどこも閉まってます。オロナミンC…？

12/9 13:12

北山道は40丁弱だったような気がするのですが、そのたびに日蓮上人のお言葉が刻まれてます。ここだけ謎にのぼり。なーんみょーほーれんげーきょーー

12/9 13:33

安住坊。イチイではないですがご立派なご神木。　このあたりでカケスが騒いでました。

12/9 14:04

見えたぜ身延市街！　ここらへんの山から下界見えるのが最高なんだよなぁ…。　　と思ってましたがどうみても岩間の町ですねあれ。

12/9 14:41

南アルプス方面も見えるには見えるんですがよくわかりません。笊・布引でないことはたしか。

12/9 14:48

明浄坊まで来ればもうちょっと！　道も楽になってきて時間的にもだいぶ猶予があるので心にも余裕が出ました。

12/9 14:57

もはやなにかよくわからない東屋。ゴミ箱をひっくり返したもの…？

12/9 15:29

軌道？　表参道に通じるものだったのかな。

12/9 15:31

奥の院の脇から失礼しま〜す。こっちも泊まってみたいな。

12/9 15:33

しめ岩とひょっこり富士！　今までも木々の間にたま〜に見えてたんですが、より一層雲にお隠れになってしまいました。ちなみに朝は笠雲でした。

12/9 15:33

車で来るのは知っていたけれど、やっぱり実物見るとちょっと気圧される…。

12/9 15:43

あやしの森。

12/9 15:51

とかいってたら本当に妖しくなってきた！

12/9 15:51

表参道が冥府の門に見える。

12/9 19:30

そして極楽の入口。ここで既に暖かい。霧がかってから急に気温が下がったのでありがたや…。

12/9 16:02

そして極楽極楽。ストーブサイコー！　いやあ電気ってすばらしいもんですね。これもお釈迦様の施しゆえ…

12/9 16:47

一の池は凍結してました。四の池は明日のハイライト！

12/9 16:48

精進料理。野菜好きな私には嬉しいけれども薄味なのであまりご飯が進まず味噌汁でかきこむ。味噌は貝っぽい出汁だったけどもそんなはずはないし、昆布のえぐみがあるわけでもないしなんだろう…？

12/9 19:40

夜にはガスも晴れ素晴らしい夜景。富士と富士市街。月が分裂してますね…。

12/9 19:40

甲府市街も遠景が雲がかっていて幻想的。金峰方面かな？

12/10 6:37

朝のおつとめ抜け出しちゃいました☆　ホントは最後まで拝したかったけれども道中不安なので…。お世話になりました。

12/10 6:37

みんなやってるやつ。

12/10 6:38

未だ太平洋より登らず。

12/10 6:39

朝は関東山地もキレイに見えました。

12/10 6:49

さて七面…あっ間違えた…。今回2回道間違えましたがいずれも七面山付近です。いい子はちゃんと右に曲がること！　このあたり鹿の通り道っぽい。

12/10 6:53

ジスイズアオクトパス！！！！！！！！

12/10 6:54

そろそろご来光かなー？

12/10 6:54

弩級の迫力ナナイタガレ。

12/10 7:01

のすぐ淵を登っていく。急登だし正直怖くて足がプルプルしました。

12/10 7:08

おはようございます！！！！！！

12/10 7:08

この草の切れ目すぐ下ナナイタガレで足プルプル中。

12/10 7:27

七面山。おだんごがないですね…。

12/10 7:33

ウヘヘワシは悪い子なので右へいっちゃう！

12/10 7:35

本当の七面山山頂（1989m）。なんもなし。多くは元に戻ってるみたいですがこの期間は普通に先に進めます。

12/10 7:46

池みたいなくぼ地。

12/10 7:56

到着、希望峰！　この前後やや急登でした。

12/10 7:56

おちょぼ口の双耳峰である笊が岳とその左側に布引山、その左（奥）の平なのが上河内山、そこからは自信ないけども青笹挟んで光かな？　すぐ右側は赤石＆悪沢かな？

12/10 7:57

右側に最高点北岳から繋がる白根三山！　行きたいなぁ〜。中央の冠雪部は塩見岳あたりでしょうか？

12/10 7:58

視野角広めに。なんだかんだ今年も冠雪少なめですね。

12/10 8:16

なんだか歓迎されている、倒木地獄へと…。

12/10 8:22

富士もちょっとだけ。だいぶ日も上がりましたね。今日は暖かいので霞が不安。

12/10 8:48

倒木ワクワク…でもあんまり大したことない…？

12/10 8:59

1964m地点。ここからはじまる〜？

12/10 9:07

と思ったら巻き道の開発とピンクテープの設置が手厚い！

12/10 9:09

倒木地獄をはためにヒョイヒョイ軽快なペースで。住職さんも天狗の如く飛ばすんだろうなぁ。

12/10 9:14

安心安全。ファミ通の攻略本よりよっぽど信頼感あります。

12/10 9:17

これはまぁ…跨ぐか！

12/10 9:31

左、右、左！

12/10 9:39

この瓶のようなゴムのような謎のものが地面に埋まってる場所だけピンテなく倒木にふさがれたりしてちょっとわかりづらかったですが、右に撒いてから思いっきり左に折れていくときちんと合流出来ました。

12/10 9:51

多分1796m地点？　私はわざわざピーク目指してコースの通り迂回しましたが、目印もなんもないのでみんなの足跡通り直進してしまった方がいいです。

12/10 10:09

多分四の池。池どころか他レコにあったドラム缶すら見当たらず、三角点のおかげでここかな？と思った次第。

12/10 10:10

そして四の池から上がちょっと道わかりづらいんですが、そのまま急斜面直登してください。この倒木の上にピンクテープあります。

12/10 10:13

ここらでカロリー補充。潰れに潰れたメロンパン…悲しい…。

12/10 10:21

雪でちょっと歩きにくいです。でも凍ってるわけじゃないのでノーアイゼン。

12/10 11:02

もうちょっと！　もうちょっと！

12/10 11:04

着いた〜〜〜展望イマイチッおだんご復活ッ！　希望峰からずっとないわけではないんですがあるともいえないこんな感じです。

12/10 11:23

しかしながら少し下れば安倍山塊の絶景。そうだよこれが見たかったんだ！

12/10 11:24

奥にあるもっこりが山伏かな？　あそこの避難小屋にも泊まりたいですね。

12/10 11:25

もっこりの後ろに平らに見えるのが伊豆山地。この気温なのにしっかり見えてて嬉しい！

12/10 11:50

これを待ってました、富士山と篠井山のツーショット！！　篠井ちゃんちゅっちゅ愛してる。

12/10 11:52

確かにザレているけれども、脅されていたほどではないかんじ。

12/10 11:56

自然と歩幅は狭くなるけれども十枚山から成島ほどよりは全然イケちゃう。

12/10 12:06

岩登り（下り）はこの程度のが3つほど。肘折に比べれば鼻ホジホジ

12/10 12:16

どこだろう…P1964m手前から身延山〜赤沢宿の登山路に接続する尾根かな？

12/10 12:17

じ、邪魔…！　これは巻かないと。

12/10 12:19

場所わかりにくいですがここが多分富士見平ですね。

12/10 12:19

下部温泉から五老峰通って毛無に登れる稜線かな…。あそこもチャレンジしてみたいんだよなぁ…！

12/10 12:39

やまがら！

12/10 12:49

（あっ…）

12/10 13:06

こうやって抉れて地層が見える地形の登山道ってどうやってできるんでしょう。人工…？

12/10 13:08

わーい滑り台だ！

12/10 13:21

駆け抜ける！

12/10 13:30

らくルートにある梅ヶ島温泉の手前にバス停があります。もちろんそこから下ってすぐにも梅ヶ島温泉入口のバス停があります。

12/10 14:17

先程パンx3でカロリーの暴力摂取したばかりなので軽めに鹿のタタキとおでんx2で！　温泉は無色無臭、微硫黄味のアルカリ泉でした。

12/10 14:43

温泉滝と源泉の岩屋？　梅ヶ島温泉HPにあるアレですがちょっと小さすぎる気がする…。

撮影機器：

SC-51B samsung

装備

個人装備

長袖シャツ ソフトシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 着替え 靴 ザック ザックカバー 行動食 非常食 飲料 地図（地形図） コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 ファーストエイドキット ロールペーパー 保険証 携帯 時計 タオル ストック 携帯トイレ ゲイター 目出し帽 チェーンアイゼン

感想

Barklay

12/9
夕方0℃(霧発生)
風　たまに微風
消費水量　1200ml

12/10
朝1℃　昼過ぎ15℃
風　ほぼなし
消費水量　1000ml

　もはや恒例となった12月の安倍周辺トレッキング。2日で行けて程々に手応えがあって絶景が拝めると、クセになってしまいました。南アルプスも見えるのでそのうち深南部にも足を伸ばしたいなぁなんて。
　しかし今回は調べているうちにバスの時間が悪い、倒木地獄、八紘嶺からの下りが道が悪い等心配要素がやや多め。とはいえ現地を見た限りでは倒木地獄はほぼほぼ巻道が確保されており、ピンクテープも豊富だった(ただし1864mからはやや頻度が少なく発見に時間かかるかも)ので特に苦労することもなく、八紘嶺からの下りも多少ザレてるくらいで今までに比べたら(十枚からの下りとか高ドッキョウからの下りとか)鼻歌まじりにホイホイ乗り越えられる程度のものでした。というか月山肘折ルートがきつすぎて…。バスの時間だけはどうにもなりませんが、並のペースの方ならなんだかんだ12:15着でも食事(17:00)前にお風呂に入るくらいはできるかも。ただしお風呂は入れ替え制なのでやはり無理かも…。私は駅から登山口までの車道12kmを130分で詰めたので登りの足がキツかったです。
　敬慎院について、お風呂はありますがシャワーはほぼ出ません。洗面台の蛇口にお湯が出るものがひとつだけあります。室内は暖房つけ放題なこともあってとても温かいです。精進料理は美味しいのですが当然ながら味が薄めでごはんを2杯食べるのにとにかく味噌汁をかきこみました。おつとめ後の宝物も是非見せていただくことをおすすめ。消灯は9時ですが実際に消えるわけではないので9時過ぎでも喋る輩がいたりして、しかも丸聞こえなのでイラッとするかもしれません。富士山を見るならご来光より夜のほうがおすすめ。甲府と富士市街の煌めきに挟まれ沈黙する富士山はなんともいえぬ良さがあります。全体的に山小屋という感じはありませんね。ただしお坊さんも含め皆登山スキルはかなりにあるみたいでした。修行走参加する人もいるのかな…。ちなみに梅ヶ島温泉で聞いた話だと、住職さんがトレラン(!?)で山を超えておでんを食べに来ては即帰っていくそうです。半端ねえ…。