【赤岳】真教寺尾根から県界尾根へ


- GPS
- 09:26
- 距離
- 11.1km
- 登り
- 1,337m
- 下り
- 1,336m
コースタイム
- 山行
- 7:47
- 休憩
- 1:39
- 合計
- 9:26
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
【トイレ】 ・赤岳頂上山荘(チップ制100円/回) 【危険個所】 真教寺尾根、県界尾根とも、頂上直下はガレ場の為、要注意。 真教寺尾根はクサリ場の連続で急勾配、県界尾根は足場が悪い箇所多し。 |
写真
感想
八ヶ岳の最高峰赤岳。過去に二度ほど登頂したことがあるけれども、いずれも宿泊したもの。
日帰りルートを調べてみると美濃戸からのものが多いけど、清里や野辺山からのルートもある。
お盆の時期はサンメドウズ清里からのパノラマリフトが7時から早朝営業していることを知っていたので、これを利用することを前提に計画を立ててみる。
ところが、今年のお盆の時期、あいにくの悪天候。前線が下がってきていて、大気の状態が不安定。お昼頃から必ず雨か雷雨の予報。で、行く気が萎える。
ところが、この日は偶然にも好天に恵まれそう。で、慌てて出発。
<県道終点〜賽ノ河原>
いろいろ調べてみると、県道終点から大門沢を進み、賽ノ河原へ直登するのが最短ルート。但し、大門沢から賽ノ河原へはルート不明瞭との情報もあり、いささか迷う。
ヤマレコの情報も確認し、ルートを失ったら直登すればよいと判断し、このルートを進む。
案の定、途中から登山道ロスト…。笹をかき分け、倒木を乗り越え、取りあえず尾根に出る。出たところが、賽ノ河原。大門沢への道標がある地点より50mほど清里寄りだった。
<賽ノ河原〜牛首山>
牛首山までは樹林帯の登山道。普通の勾配が続く。途中、南側の展望が開け、富士山と南アルプスが一望できる。ここまでは淡々と歩くのみ。
<牛首山〜赤岳>
牛首山を過ぎるとしばらくは緩い上り坂が続く。こんなに楽ちんでいいのだろうかと思えるくらい。後の難路を考えれば天国のよう。大げさだけど。
空が開けてきて、立ち枯れ帯を抜けると、いよいよ岩場+鎖場の連続急登が始まる。
後半は高度感もプラスされ、途中降りてくる人とすれ違ったが、ある女性は「怖い…。」と一言漏らしていた。確かに下りは怖いかも。
こちらは登りなので、ひたすら上を見ながら岩を両手両足で掴みながら登る。途中、花が多かったのはお慰み。
稜線に出たところで、身体異常。両足の甲と裏が若干攣り気味。
それでも、真教寺尾根分岐から山頂までは、鎖と梯子があるけど、ここまでの難路と比較すれば普通の道と思えるくらい楽。だから、頑張れたかも。
<赤岳〜大天狗>
稜線に出たあたりで、さらに軽い頭痛。少し気持ち悪さも。
山頂では食事を取らず、水分補給のみ。
北峰の赤岳山頂小屋に移動して、さらに小休止。
ヘリが上がってきた直後らしく、小屋番たちが狭い山頂で作業中。
北峰からは、横岳、硫黄岳の眺めが素晴らしい。
結局、食事を取らずに、下山。
県界尾根は真教寺尾根に比較すれば、それほど勾配はきつくない。しかも、ハイマツの中なので高度感は薄れる。
それでも、前半は足場が悪く鎖続き。後半は梯子の連続という感じ。
<大天狗〜下山>
大天狗に近づくと傾斜が緩やかになり、落ち着いた下山になる。
大天狗で大休止。少し食事も。
小天狗まではホントに緩やかな下り、ルンルン気分(死後?)で下れる感じ。
但し、小天狗から急な下り。疲れた足に堪える。大門沢に下りるまではひたすら我慢の下山。大門沢でまた大休止。
あとはルンルンというわけにはいかず、持久戦の思いで県道終点地点まで歩く。
【まとめ】
去年の夏から温めていたこの計画。天気に振り回されて日程が難しかったけど、結果的には大成功。
事前の調査も十分したしたことも良かったし。
失敗、想定外も当然あったけど、まずは登れてよかったし、苦しみながらも楽しんだ。
そして、あの真教寺尾根を登ったという自信も大きいかな。あれを登れば、他のところは十分対応できそうな感じ。
いや、山は油断が禁物。自信過剰はよくないし。今まで通り事前の調査と慎重さは忘れないようにしないと。
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