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Yamareco

記録ID: 504407
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
中央アルプス

空木・木曽駒(駒ヶ池→池山尾根→空木岳→木曽駒ヶ岳→千畳敷)

2014年09月03日(水) 〜 2014年09月04日(木)
 - 拍手
GPS
32:00
距離
22.4km
登り
3,296m
下り
1,495m

コースタイム

1日目
山行
5:20
休憩
0:25
合計
5:45
10:14
46
11:17
11:20
36
11:56
11:56
16
12:12
12:21
22
12:43
12:43
16
12:59
12:59
39
13:38
13:38
38
14:16
14:20
36
14:56
15:05
27
15:32
15:32
27
2日目
山行
8:48
休憩
1:04
合計
9:52
5:05
5
5:10
5:16
53
6:09
6:15
22
6:37
6:45
76
8:01
8:11
75
9:26
9:36
65
10:41
10:41
69
11:50
11:50
7
11:57
11:57
18
12:15
12:22
42
13:04
13:04
1
13:05
13:05
2
13:07
13:07
18
13:25
13:25
8
13:33
13:33
16
13:49
13:56
10
14:06
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12
14:18
14:18
6
14:24
14:24
2
14:26
14:36
2
14:38
14:38
19
14:57
天候 9/3(水)麓曇り、尾根上ガス後小雨
9/4(木)小雨後雨、強風、展望皆無
過去天気図(気象庁) 2014年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
駒ヶ根駅から伊那バスしらび平行きで駒ヶ池にて下車。毎時2本運行されています。
駒ヶ池バス停は菅の台バスセンターの隣なので、バスセンターの駐車場に車を置いて周回してくる人も居ました。

帰りは駒ケ岳ロープウェイ経由で下山しました。こちらもバスと同様にこの時期は毎時2本運行され、しらび平から駒ヶ根駅行きのバスと接続しています。
コース状況/
危険箇所等
空木岳へ続く池山尾根登山道は大変よく整備されており、大地獄小地獄以外は非常に歩きやすい道でした。
大地獄小地獄も急な梯子や階段、鎖場が多数設置されていますが、特に問題なく進めました。

空木岳〜極楽平までの稜線上は分岐も少なく迷いにくいのですが、檜尾岳の後くらいで支尾根に踏み込んだ形跡があり、少し迷わされました。
晴れていれば迷いっこないのですが、ガスの中だと意外と方向感覚が失われます。
この辺りは岩場が続き、特に熊沢岳の前後はかなり切り立った岩のある所もあるので、雨の時はよく滑り注意が必要でした。

千畳敷〜木曽駒ヶ岳
大変多くの方が登られる登山道です。中小の岩が転がっておりますが、よく整備されており危険な箇所はありません。
その他周辺情報 一泊目は駒峰ヒュッテに宿泊しました。
当初一泊目は空木平避難小屋に宿泊する予定だったのですが、予定よりも若干早く到着できたので山頂に程近いこちらの小屋に予定変更しました。
山小屋ですが小屋番の方が居ないこともあり、宿泊時も不在で代金は料金箱に入れることになります。2階建ての広々とした綺麗な小屋で、ゆったりとしたスペースで寝られて快適でした。小屋番の方が不在だったため、ビールやバッジを買えなかったのが残念。

山小屋ではありませんが、下山後は麓から飯田方面に南下した市田という町にある朝恵旅館に宿泊。二食付き3,500という超破格宿でした。
飯田線駒ヶ根駅。駅前停車中のしらび平行きのバスに乗り込みます。切符は売っていましたが、いつの間にか駅は無人駅扱いになっていてずいぶん寂れてしまった印象でした。
飯田線駒ヶ根駅。駅前停車中のしらび平行きのバスに乗り込みます。切符は売っていましたが、いつの間にか駅は無人駅扱いになっていてずいぶん寂れてしまった印象でした。
菅の台バスセンターの一つ手前、駒ヶ池にて下車。ここから少しの間、登山口まで車道を歩きます。
菅の台バスセンターの一つ手前、駒ヶ池にて下車。ここから少しの間、登山口まで車道を歩きます。
空木平登山口。人気も車通りも無くひっそりとした中にあります。
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空木平登山口。人気も車通りも無くひっそりとした中にあります。
いよいよ登山という雰囲気。鬱蒼としていて、いかにも熊でも出そうな雰囲気です。
いよいよ登山という雰囲気。鬱蒼としていて、いかにも熊でも出そうな雰囲気です。
登山口付近にたくさんキノコが生えてました。ずっと雨続きなので、これから先も数メートルおきにキノコが生えています。いかにも毒々しいですが、手前のムラサキナギナタタケは食べられるようです。
登山口付近にたくさんキノコが生えてました。ずっと雨続きなので、これから先も数メートルおきにキノコが生えています。いかにも毒々しいですが、手前のムラサキナギナタタケは食べられるようです。
登山道の雰囲気。途中まで遊歩道となっていて、特に歩きやすい道です。
登山道の雰囲気。途中まで遊歩道となっていて、特に歩きやすい道です。
林道を跨ぎます。ここが地図上にある空木岳登山道取付地点のようです。
林道を跨ぎます。ここが地図上にある空木岳登山道取付地点のようです。
道にはそこかしこにキノコが散らばっています。登山をやめてキノコ狩りにすればよかった。
道にはそこかしこにキノコが散らばっています。登山をやめてキノコ狩りにすればよかった。
お菓子のようなキノコ。キイボカサタケ?と言って、食毒事例がある怪しいキノコらしいです。
お菓子のようなキノコ。キイボカサタケ?と言って、食毒事例がある怪しいキノコらしいです。
空木岳登山道第二取付地点。ここが現在車で来れる限界なので、あちこちに車が置かれています。
空木岳登山道第二取付地点。ここが現在車で来れる限界なので、あちこちに車が置かれています。
第二取付地点から入った所にお地蔵さんがありました。道中の安全とお天気を祈りました。
第二取付地点から入った所にお地蔵さんがありました。道中の安全とお天気を祈りました。
林道終点に出ました。しかし現在は林道が途中で通行止めとなっているため、ここまで車で入ってくる事は出来ません。
林道終点に出ました。しかし現在は林道が途中で通行止めとなっているため、ここまで車で入ってくる事は出来ません。
この地点ではまだまだ下界を見下ろすことが出来ます。上もこんな感じならいいなと思っていましたが。【以降のパノラマ写真は元サイズをクリック頂けますと、より大きな画像でご覧いただけます】
この地点ではまだまだ下界を見下ろすことが出来ます。上もこんな感じならいいなと思っていましたが。【以降のパノラマ写真は元サイズをクリック頂けますと、より大きな画像でご覧いただけます】
ここからが登山道、という雰囲気です。登山ポストもここに設置されています。
ここからが登山道、という雰囲気です。登山ポストもここに設置されています。
しばらく登ってタカウチ場の分岐。池山経由で行く元気は無いので、巻き道を通ります。
しばらく登ってタカウチ場の分岐。池山経由で行く元気は無いので、巻き道を通ります。
百名山らしく、道は終始に渡りしっかりと整備されていました。
百名山らしく、道は終始に渡りしっかりと整備されていました。
池山小屋付近の水場。非常によく冷えていて美味しい水でした。ここで小休止。これから遊歩道経由と登山道経由に別れます。
池山小屋付近の水場。非常によく冷えていて美味しい水でした。ここで小休止。これから遊歩道経由と登山道経由に別れます。
登山道経由を進む。だんだんとガスの中に入ってきました。嫌な予感です。
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登山道経由を進む。だんだんとガスの中に入ってきました。嫌な予感です。
シロトマヤタケ?神経毒を持つ毒キノコらしいです。
シロトマヤタケ?神経毒を持つ毒キノコらしいです。
尻無。ここから再び道は一本になります。やっと2000mに近づいたという所。
尻無。ここから再び道は一本になります。やっと2000mに近づいたという所。
木々の合間から青空は見えません。
木々の合間から青空は見えません。
大地獄付近になると、梯子や階段、鎖場といった急登が連続します。
大地獄付近になると、梯子や階段、鎖場といった急登が連続します。
土がついていて今一判然としませんが、これは有名なベニテングダケでしょうか。
土がついていて今一判然としませんが、これは有名なベニテングダケでしょうか。
大地獄の急登。一つ一つはそれほど急という訳ではありません。
大地獄の急登。一つ一つはそれほど急という訳ではありません。
大地獄の鎖場。湿っているので滑りやすいです。
大地獄の鎖場。湿っているので滑りやすいです。
青空が見えてきて安堵。しかしこれが今回行程中のラスト青空でした。
青空が見えてきて安堵。しかしこれが今回行程中のラスト青空でした。
迷い尾根を過ぎ、今度は小地獄の急登急落。
迷い尾根を過ぎ、今度は小地獄の急登急落。
小地獄の急登の様子。
小地獄の急登の様子。
分厚い雲が立ち込めてきました。そして行く先はその中です。
分厚い雲が立ち込めてきました。そして行く先はその中です。
空木平避難小屋と駒石との分岐点。予定では空木平避難小屋に行く予定だったのですが、早く着いたので駒石経由で駒峰ヒュッテへと向かいます。
空木平避難小屋と駒石との分岐点。予定では空木平避難小屋に行く予定だったのですが、早く着いたので駒石経由で駒峰ヒュッテへと向かいます。
森林限界を突破しましたが、危惧していたように視界は非常に悪いです。
森林限界を突破しましたが、危惧していたように視界は非常に悪いです。
ガスの中の駒石。よくわかりません。
ガスの中の駒石。よくわかりません。
駒峰ヒュッテに到着しました。山頂すぐ手前ですが、雨も降り始めてなんだか行くのも億劫になってしまったので、この日はここで切り上げる事にします。
駒峰ヒュッテに到着しました。山頂すぐ手前ですが、雨も降り始めてなんだか行くのも億劫になってしまったので、この日はここで切り上げる事にします。
小屋内、二階就寝用スペース。一階は自炊用のスペースがあります。そこまで混んでいなく、のびのびと眠れました。
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小屋内、二階就寝用スペース。一階は自炊用のスペースがあります。そこまで混んでいなく、のびのびと眠れました。
八ヶ岳の時と同じように鍋ラーメンを作りました。この日は途中で日本酒を調達する暇が無かったので、自宅から米焼酎を持参しました。
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八ヶ岳の時と同じように鍋ラーメンを作りました。この日は途中で日本酒を調達する暇が無かったので、自宅から米焼酎を持参しました。
明日の天気が晴れますように、と願いを込めて鐘を鳴らしました。
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明日の天気が晴れますように、と願いを込めて鐘を鳴らしました。
翌朝は前日以上のガス。おまけに雨も降っていて早くも帰りたいという気分になります。この日は終日カッパ着用でした。
翌朝は前日以上のガス。おまけに雨も降っていて早くも帰りたいという気分になります。この日は終日カッパ着用でした。
空木岳山頂の様子。ご来光の時間帯ですが、この天候では流石に誰も居ません。
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空木岳山頂の様子。ご来光の時間帯ですが、この天候では流石に誰も居ません。
木曽駒ヶ岳方面へ稜線を歩き始めます。道はこんな感じで大小の岩がゴロゴロしています。
木曽駒ヶ岳方面へ稜線を歩き始めます。道はこんな感じで大小の岩がゴロゴロしています。
駒峰ヒュッテから先行して出発していた、自分と同じく千畳敷まで向かうパーティに追い付きました。
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駒峰ヒュッテから先行して出発していた、自分と同じく千畳敷まで向かうパーティに追い付きました。
反対に、木曽殿山荘から空木平を経て池山方面へ下りるパーティ。以後千畳敷まで、すれ違ったのは2〜3組、追いついたのは1組という寂しい登山でした。
反対に、木曽殿山荘から空木平を経て池山方面へ下りるパーティ。以後千畳敷まで、すれ違ったのは2〜3組、追いついたのは1組という寂しい登山でした。
木曽殿山荘にて登山バッジを購入。小屋の人によると、一週間くらいこんな天気が続いてるらしいです。
木曽殿山荘にて登山バッジを購入。小屋の人によると、一週間くらいこんな天気が続いてるらしいです。
木曽殿山荘から一登りで東川岳。これから先のピークも、ずっとこんな感じの何も見えません。
木曽殿山荘から一登りで東川岳。これから先のピークも、ずっとこんな感じの何も見えません。
滑りやすい岩の道を降りていきます。ズルっと落ちそうになります。
滑りやすい岩の道を降りていきます。ズルっと落ちそうになります。
熊沢岳の前後は特に大きな岩が多く、この区間での難所です。
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熊沢岳の前後は特に大きな岩が多く、この区間での難所です。
熊沢岳。何も見えないので、東川岳との違いがよく分かりません。
熊沢岳。何も見えないので、東川岳との違いがよく分かりません。
道端に花が咲いていましたが、全体的に花は少なかったです。眺望なし花なしで良い所なしの登山です。
道端に花が咲いていましたが、全体的に花は少なかったです。眺望なし花なしで良い所なしの登山です。
細い稜線を歩いてきます。この辺りからカメラのレンズが曇り始めたので、スマホで撮ることにしました。
細い稜線を歩いてきます。この辺りからカメラのレンズが曇り始めたので、スマホで撮ることにしました。
檜尾岳山頂。付近には避難小屋があります。
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檜尾岳山頂。付近には避難小屋があります。
険しい岩の道。ガスでよく見えないので分かりませんが、晴れていたら相当なスリルでしょう。
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険しい岩の道。ガスでよく見えないので分かりませんが、晴れていたら相当なスリルでしょう。
この付近では踏み跡が乱れていて、間違って支尾根に入り込んでしまいそうになりました。晴れていれば行く先なんて一目瞭然なのでしょうが。
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この付近では踏み跡が乱れていて、間違って支尾根に入り込んでしまいそうになりました。晴れていれば行く先なんて一目瞭然なのでしょうが。
極楽平。雨に加え風も強くなり始め、宝剣岳を経由するには危険だと判断し、一旦千畳敷まで降ります。
極楽平。雨に加え風も強くなり始め、宝剣岳を経由するには危険だと判断し、一旦千畳敷まで降ります。
千畳敷。時間的に早く着きすぎてしまったので、暇つぶしに大荒れの木曽駒ヶ岳へ登ることにします。
千畳敷。時間的に早く着きすぎてしまったので、暇つぶしに大荒れの木曽駒ヶ岳へ登ることにします。
千畳敷カールのあたりはこの時期でも花が見事です。
千畳敷カールのあたりはこの時期でも花が見事です。
八丁坂の様子。さすがに今までの道とは違い登山者も多いです。しかし天候の悪化した今から登るという人はあまり多くは無いようでした。
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八丁坂の様子。さすがに今までの道とは違い登山者も多いです。しかし天候の悪化した今から登るという人はあまり多くは無いようでした。
伊那前岳方面への分岐、乗越浄土。ここで再び稜線上に出ます。好天ならば、木曽駒ヶ岳へ登った後ロープウェイを利用せず伊那前岳を経由して北御所登山口に直に下りるつもりでした。
伊那前岳方面への分岐、乗越浄土。ここで再び稜線上に出ます。好天ならば、木曽駒ヶ岳へ登った後ロープウェイを利用せず伊那前岳を経由して北御所登山口に直に下りるつもりでした。
宝剣山荘。帰りにここでバッジを買いました。
宝剣山荘。帰りにここでバッジを買いました。
中岳山頂。この悪天候の中では、流石に人の姿も見られなくなってきました。
中岳山頂。この悪天候の中では、流石に人の姿も見られなくなってきました。
頂上山荘付近の分岐。もうひと登りで木曽駒ヶ岳です。
頂上山荘付近の分岐。もうひと登りで木曽駒ヶ岳です。
大荒れの木曽駒ヶ岳の山頂。風も強くいい加減寒いので適当に写真を撮ったら帰ります。
大荒れの木曽駒ヶ岳の山頂。風も強くいい加減寒いので適当に写真を撮ったら帰ります。
乗越浄土から降り始めた所で、一瞬千畳敷カールが見渡せるくらいに雲が流れました。これが今回の登山のベストビューです。
乗越浄土から降り始めた所で、一瞬千畳敷カールが見渡せるくらいに雲が流れました。これが今回の登山のベストビューです。
ロープウェイを降りてバスを待っている所。しらび平の付近も雨が降っていました。
ロープウェイを降りてバスを待っている所。しらび平の付近も雨が降っていました。
持参した焼酎を飲み尽くしてしまったので、駒ヶ根で日本酒を購入。伊那の酒といえば黒松仙醸や夜明け前が有名ですが、この今錦も最近注目されつつある日本酒です。
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持参した焼酎を飲み尽くしてしまったので、駒ヶ根で日本酒を購入。伊那の酒といえば黒松仙醸や夜明け前が有名ですが、この今錦も最近注目されつつある日本酒です。
朝恵旅館の夕食。二食付き3,500円とは思えない食事の充実ぶりに感動。登山帰りなのでお櫃に入ったご飯を余裕で平らげました。
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朝恵旅館の夕食。二食付き3,500円とは思えない食事の充実ぶりに感動。登山帰りなのでお櫃に入ったご飯を余裕で平らげました。

感想

一週間くらい前から天気の様子を見て延ばし延ばしにしていましたが、ようやく麓の天気が晴れと出たので、そこで見切って行ってきました。
もともと木曽駒空木は先月始めの男体山の時の計画をそのまま流用したもので、その時も天気が安定せず北関東への登山に変更したという経緯があります。
結果として二日間に渡りガスや雨で眺望は皆無でした。


【一日目】
始発列車を乗り継いで飯田線の駒ヶ根駅に10時前に到着。10時発のバスに乗り込んで駒ヶ池のバス停に降りました。麓の天気はそこそこ晴れていたのですが、眼前の山々は完全に雲が上に覆い被さっており、否応なく不安な気分にさせられます。
仕方なしとそのまま歩みを進めます。10時過ぎのスタートと非常に遅いですが、この日は山頂付近の空木平避難小屋、余裕があれば駒峰ヒュッテに泊まるつもりだったので、それほど時間はかかるまいとの目論見でした。

道中は連日のぐずついた天気によってキノコが蔓延っており目を楽しませてくれます。しかし進むに連れてだんだんと厚くなる雲の層。空木平と駒石の手前くらいで判断に迫られますが、ある程度時間に余裕があったのと、仮に翌日天気が悪化した場合空木平に宿泊していると山頂まで行くのも面倒くさくなりそのまま帰ってしまう恐れがあるので、それだと何しに来たのか分からないのでその戒めとして山頂目前の駒峰ヒュッテに宿を決めました。

駒峰ヒュッテはだいたい10人より少し多い程度で余裕がありました。すれ違った人から空木平に向かう登山者が多いと聞いたので、じゃあ空いているこっちにしようと考えたのも要因一つです。お陰でのびのびと寝られ快適に過ごせました。


【二日目】
しかし二日目。外の様子は相変わらずガスに覆われており、日の出を待ってからの出発となりましたが雨も降っています。最初から雨具を付けての出発です。
ご来光を楽しめるはずの時間帯に空木岳の山頂に着くも、分厚いガスの中では留まる登山者も皆無で、誰もいない山頂を独り占め。小屋で千畳敷に向かうグループがいたのと、幸い風はそこまで強くなかったのとで、予定通り千畳敷方面へと進むことにしました。

特に見るものもなく、ただ険しいだけの山道を歩きながら極楽平へ。この地点では既に木曽駒ヶ岳まで縦走する気はなく、そのまま千畳敷のロープウェイ乗り場に降りてしまいました。やや風が強くなってきていて宝剣岳を経由するのは危険という事もありました。
千畳敷に着いたのが昼過ぎ。このまま降りて宿に着くと少し早く着きすぎてしまいチェックイン出来ないかもしれない。考えた結果、まだまだロープウェイの最終まで時間がありそうなので、当初予定していた木曽駒へ千畳敷からピストンすることになりました。

千畳敷の付近こそ登山者の姿は多く見られますが、それより上となると天候が悪化しているからかその姿は見られません。風も更に強く留まると寒さを感じます。木曽駒に着いた時も寒いので適当に写真だけ撮って帰りました。

千畳敷のロープウェイ乗り場で寒いのにソフトクリームを食べたりして一服してからしらび平まで降り、乗り継いで途中お酒を買ったりしながら駒ヶ根駅へ。飯田線で南下して市田駅へ向かい、予定の宿に無事到着しました。

翌日は鳳来寺山などの飯田線沿線を観光しつつ、東海道線経由で帰宅しました。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-504871.html


【感想】
終始眺望は望めず、本当にただきついだけで楽しめる要素のあまり無い登山となりました。目を楽しませてくれたのは行きのキノコ観察くらいでしょうか。
晴れていれば絶景だったのでしょうが、気分的にも中央アルプスもうしばらくいいやという感じです。

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無雪期ピークハント/縦走 中央アルプス [2日]
木曽駒ヶ岳・宝剣岳〜空木岳
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5

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