立山周回(雄山〜大汝〜真砂岳〜別山)
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- GPS
- 07:07
- 距離
- 11.8km
- 登り
- 1,071m
- 下り
- 1,078m
コースタイム
- 山行
- 5:24
- 休憩
- 1:44
- 合計
- 7:08
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカーと高原バスを乗り継いで室堂まで約1時間10分ほど 始発時間、最終便は日によって異なるので注意 |
コース状況/ 危険箇所等 |
稜線は岩場続きで標高も2700〜3000m、空気が薄いためペース配分に注意 一の越から雄山への登りで踏み跡多数あり、どれに従えば楽なのかその踏み跡の 先の方まで見通して選択したい。 |
写真
感想
好天に恵まれた立山に行ってきました。
今回は2年前のリベンジじゃないですけど、反時計回りで雄山・大汝・真砂
別山・雷鳥沢とぐるっと1周してきました。
朝5:40に立山駅に到着。ケーブルカーの始発は6:00と思っていたのが実は
思い込みで、7:00始発とのこと。いきなり調査不足で1時間列に並ぶ。
でもまあ次々に人が並んで長い行列になり、結果的に早くから並ぶことに
よって7:10のチケットが買えました。
チケットを購入した後少し時間があったので、写真でも撮ろうかとデジカメを
構えた瞬間、メモリーカード未挿入の警告が!!
あちゃー、やってもうた!メモリーカードを忘れてくるという大失態。
すぐさま売店で店員に聞いてみるもメモリーカードは無い!という返事。
近くにコンビは無さそうだし、もうそんな時間も無い。しょうがないので
スマホで撮るかと諦めました。
時間が来てケーブルカーに乗る。美女平から高原バス。接続は非常にスムーズで
待ち時間は5分ほど。
50分バスに揺られて室堂ターミナルに8:10到着。なんというスムーズさ!
始発が1時間遅かったが、ロスタイムは最小限ですんだ。ありがたい。
室道ターミナルの売店で再度メモリーカードを探すと、あった!ありました!
よかった!(価格は電器屋さんの5倍ですがもちろん速攻で購入)
早速外に出て出発です。おおー最高の天気!
この日は朝から天気が良く、結局室道まで帰ってくるまで終始視界良好の
最高の日でした。
まずは一の越へ向かいます。2年前は浄土山の方からまわりましたが
今回は確実に周回したいので、一の越から行きます。
ほぼ同時に50人ぐらいでしょうか、団体さんも出発しており、これはまずいと
思って、歩道を早足で抜かせてもらいました。
団体さんを抜き去ったあとはゆっくり歩いて息を整えます。途中雪渓が出てきて
9月なのにまだこんなに雪が残っているのにびっくり。歩道に少しだけかかって
いました。問題なく通過。
朝一番のためか人も少なくて快適です。自分のペースで登って一の越に到着。
うーん最高の天気で眺めがいい!
軽く補給して雄山へ取り付きます。結構急で岩がごろごろしていて登りにくい。
またそこらじゅうに踏み跡があって、変なところへ行くとさらに登りにくい
ルートになってしまう。
先の方まで良く観察して適切なルートをとります。それでも時折間違えて
とんでもない段差を登って体力を消耗します。
前回より人が圧倒的に少なくて渋滞も無く山頂到着。ここもまだ人が少なく
存分に景色を堪能できました。
遠くの山が色々見えます。あまり詳しくないですが、槍ヶ岳、薬師岳、白山も
うっすらと見えます。そしてなんと富士山がもっとうっすらと見えました!
ここまで順調にほぼ予定時間通り、でも時間節約のため、祈祷はパスして
大汝への銃走路へ。
剣岳が見えてきました。本当に今日は視界が良くて、雲が上がってくる気配も
ありません。
そして大汝に到着。3015m、富山県最高峰です。
大汝休憩所近辺でちょっと早い昼食。いつものように山専ボトルに熱湯とカップ麺
で簡単に。これも時間節約のためです。
おなか一杯になって出発です。次は真砂岳。
結構下って、2年前にエスケープした大走り分岐。体力・時間ともに問題なしで
迷うことなく真砂方面へ。ここから初めて歩くルートです。
途中さらに真砂山頂を巻く分岐があって、ほどなく真砂岳山頂に到着。すばらしい
景色!!いや本当に今日はいい日です。
次は別山です。ここからの登り返しがきついという情報を事前に得ていたので
覚悟して登ります。うん、たしかにきつい!ゆっくりゆっくり歩幅も小さく、
でもリズムは崩さないように登ります。
そして別山に到着。ここは結構広くて多くの人で賑わっています。そして剣岳を
間近で見られる北峰へ。
おおー、すばらしい!剣沢キャンプ場から立ち上がる剣岳が間近に見れます。すごい!
それにしても険しい山です。まさに岩の殿堂と呼ばれるにふさわしい荒々しさ。
デジカメでズーミングすると山頂は沢山の人で賑わっています。恐らく皆さん
成し遂げた達成感とこのお天気で感動の瞬間を味わっているのでしょう。
私にはまだまだ無理ですが、2年前にはここに来ることができませんでしたので
レベルは低いですが、私もまた達成感と感動でいっぱいです。
たっぷりと剣岳をはじめとする眺望を満喫し、別山へ戻ります。
さて、いよいよ終盤です。次は剣御前へ向かいます。
ここからの銃走路は高度感たっぷりで足がすくみます。怖い。慎重に慎重に通過。
途中大走りルートが良く見えます。依然として高曇りで視界をさえぎるものが無く
最高です。
そして剣御前に到着。ここで一息。ここからも剣岳が良く見えます。
ここは剣岳や別山へ向かう分岐点となっており、多くの人で賑わっていました。
さてここから一気に雷鳥沢まで降ります。このルートは上りも下りも人が多くて
やや渋滞気味。1時間ほどで雷鳥沢に到着。結構疲れました。
キャンプ場を通過して、最後の試練!?室道までの登り返し。覚悟はしていましたが
やっぱりきつい!さらにスローペースで1歩1歩登る。
みくりが池温泉まで来て、たまらずコーラを購入。疲れていて一気に飲めず、休憩。
地獄谷の硫黄臭がすごい。
室堂まであとちょっと。休憩してちょっと回復。
そして室堂ターミナルに到着。やった、念願の立山3山周回。ほぼ自分の設定した
時間通りでした。
最高の天気で2年前のリベンジを果たせて大満足。帰りのバスは暴睡でしたが、
弥陀ヶ原はガスが出ていたようです。どうも夕方からお天気が崩れたようです。
何て運がいいのでしょう!
今回は夏休みも終わり紅葉にはまだ早いというちょっと中休み的な時期で
人が少なく、何といっても天気が最高でした。こんな日があるから登山て
いいなー、とやみつきになってしまいます。
今回はコースレイアウトを念入りに調べて、前回の経験も踏まえペース配分
できたので、思いのほかスムーズに歩けました。やはり事前の準備が大変重要
だと思います。
先週の白山は行動時間14時間超、今回7時間で約半分、疲労度が全く違います。
翌日の筋肉痛もごくわずかでした。
累積獲得標高ももちろん違いますが、行動時間に比例して疲労していく
という当たり前のことを実感しました。これは休憩してもその回復はごく
わずかで、休憩時間が長かろうと短かろうと結局時間に比例して疲労します。
次回以降、これらのことを踏まえて計画して行こうと思います。
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