ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 505283
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
剱・立山

立山 〜 夏の終わりの立山登拝、そして剱に会いに

2014年09月06日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
--:--
距離
12.0km
登り
1,021m
下り
1,023m

コースタイム

日帰り
山行
6:30
休憩
1:30
合計
8:00
8:30
45
室堂ターミナル
9:15
9:15
45
一ノ越
10:00
10:30
20
雄山
10:50
10:50
15
大汝山
11:05
11:05
40
富士ノ折立
11:45
12:00
40
真砂乗越
12:40
13:00
40
別山北峰
13:40
13:55
65
別山乗越
15:00
15:00
40
新室堂乗越
15:40
15:50
40
雷鳥沢ヒュッテ
16:30
室堂ターミナル
天候 晴れ のち 曇り
過去天気図(気象庁) 2014年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車 ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
駐車場;立山駅周辺 (無料,1000台以上)

アルペンルート;この日はケーブルカー始発が7:00で、7:10(臨時)に乗車。美女平からの高原バスはケーブルカー到着に合わせての運行だった。
コース状況/
危険箇所等
○ 室堂〜雄山
一ノ越までは石畳の道。途中、一箇所だけ雪渓があったが、距離が短く問題なし。雄山への登りも特に問題はないが、人が多いため、落石などに注意。

○ 雄山〜別山
一部に急な岩場の上り下りがある。稜線は風の強い箇所あり。
8時半、室堂ターミナルを出発。この時は、雄山から別山に縦走して、翌日、奥大日岳の予定でしたが…
8時半、室堂ターミナルを出発。この時は、雄山から別山に縦走して、翌日、奥大日岳の予定でしたが…
雄山に登りはじめる前にミクリガ池に寄って行きます。少し雲が多めだけど、いい天気。剱御前の背後に、少しだけ剱岳が顔を覗かせていますね。
4
雄山に登りはじめる前にミクリガ池に寄って行きます。少し雲が多めだけど、いい天気。剱御前の背後に、少しだけ剱岳が顔を覗かせていますね。
さて、雄山に向けて出発です。イワイチョウの草紅葉が始まっていました。
2
さて、雄山に向けて出発です。イワイチョウの草紅葉が始まっていました。
左手に別山・剱御前を眺めながら。あそこまで歩いて行きますよ。
左手に別山・剱御前を眺めながら。あそこまで歩いて行きますよ。
もう花の季節は終わりかと思ってましたが、まだまだ、たくさん咲いていました。
ウサギキク
もう花の季節は終わりかと思ってましたが、まだまだ、たくさん咲いていました。
ウサギキク
ヨツバシオガマ
一ノ越まで石畳の道が続きます。
1
一ノ越まで石畳の道が続きます。
花の道は続きます。
ミヤマキンポウゲ かな?
花の道は続きます。
ミヤマキンポウゲ かな?
ヤマハハコ
ミヤマアキノキリンソウ
ミヤマアキノキリンソウ
一箇所だけ、雪渓が残っていましたが、全く問題なし。もうすぐで消えちゃいそう。
一箇所だけ、雪渓が残っていましたが、全く問題なし。もうすぐで消えちゃいそう。
振り返ると室堂平の向こうに、大日三山の稜線がどっしりと。
1
振り返ると室堂平の向こうに、大日三山の稜線がどっしりと。
登りはじめて30分でこの風景は、反則的に思えちゃいます(苦笑) 祓堂で大所帯の団体さんを抜くことができました。
1
登りはじめて30分でこの風景は、反則的に思えちゃいます(苦笑) 祓堂で大所帯の団体さんを抜くことができました。
一ノ越から雄山の山頂を見上げます。ここからは急な登りに。
一ノ越から雄山の山頂を見上げます。ここからは急な登りに。
何度も荷揚げのヘリが行き交う一ノ越山荘の背後にに龍王山。
3
何度も荷揚げのヘリが行き交う一ノ越山荘の背後にに龍王山。
室堂平と大日岳。
1
室堂平と大日岳。
山頂に向けて最後の登り。
山頂に向けて最後の登り。
雄山の斜面の肩に剱岳が。早く全景を見たい。
1
雄山の斜面の肩に剱岳が。早く全景を見たい。
1時間半での登頂でした。
1時間半での登頂でした。
三角点からの眺望。薬師岳。手前の緑の平原は五色ヶ原。赤い屋根の山荘もはっきり見えますね。
4
三角点からの眺望。薬師岳。手前の緑の平原は五色ヶ原。赤い屋根の山荘もはっきり見えますね。
槍穂から常念岳、燕岳方面。その背後には南アルプス、八ヶ岳、富士山まで見えていましたが、写真だと厳しいかな…
1
槍穂から常念岳、燕岳方面。その背後には南アルプス、八ヶ岳、富士山まで見えていましたが、写真だと厳しいかな…
望遠で槍ヶ岳、穂高のみなさん。
1
望遠で槍ヶ岳、穂高のみなさん。
御前沢の氷河の向こうに見えるのは、鹿島槍に五竜岳。
2
御前沢の氷河の向こうに見えるのは、鹿島槍に五竜岳。
参拝料(500円)を納めて雄山神社峰本社に。
2
参拝料(500円)を納めて雄山神社峰本社に。
写真撮影を快諾してくださった神主さんとお社。ご祈祷していただき、登山の安全を祈ります。
3
写真撮影を快諾してくださった神主さんとお社。ご祈祷していただき、登山の安全を祈ります。
頂上から見る室堂平の全景。道路がない時代、麓からここまでずっと歩いて来た人たちの思いって、どんなだったのでしょうね。
1
頂上から見る室堂平の全景。道路がない時代、麓からここまでずっと歩いて来た人たちの思いって、どんなだったのでしょうね。
さて、参拝の後、別山に向けて出発。岩場が多くなるので慎重に。
さて、参拝の後、別山に向けて出発。岩場が多くなるので慎重に。
別山に至る稜線。その向こうに剱岳の頭の部分。
2
別山に至る稜線。その向こうに剱岳の頭の部分。
大汝休憩所。観ていませんが、映画「春を背負って」の舞台ですね。
大汝休憩所。観ていませんが、映画「春を背負って」の舞台ですね。
岩をよじ登って大汝山からの眺望。眼下に黒部湖。
1
岩をよじ登って大汝山からの眺望。眼下に黒部湖。
富士ノ折立から内蔵助カールへ。
1
富士ノ折立から内蔵助カールへ。
カールに沿った鞍部から後立山の眺望。右から鹿島槍。五竜岳、唐松岳、白馬槍。白馬岳は見切れてしまった…
カールに沿った鞍部から後立山の眺望。右から鹿島槍。五竜岳、唐松岳、白馬槍。白馬岳は見切れてしまった…
降りてきた富士ノ折立からの下りを見上げる。
降りてきた富士ノ折立からの下りを見上げる。
近くに見えて、でも、なかなか近づかない別山。最後の登りは、なかなか骨が折れそうです…
近くに見えて、でも、なかなか近づかない別山。最後の登りは、なかなか骨が折れそうです…
急坂を登り切り、別山・南峰からついに剱岳の全景。これが見たかった。圧倒的な存在感に息を呑みます。
2
急坂を登り切り、別山・南峰からついに剱岳の全景。これが見たかった。圧倒的な存在感に息を呑みます。
北峰まで足を伸ばしました。
白馬三山
1
北峰まで足を伸ばしました。
白馬三山
鹿島槍と五竜岳
そして、剱岳。惚れ惚れとしてしまう姿。しばらくの間、眺めていました。
2
そして、剱岳。惚れ惚れとしてしまう姿。しばらくの間、眺めていました。
別山乗越に向かうと剱沢を見渡すようになり、また違った剱岳の風景に。
2
別山乗越に向かうと剱沢を見渡すようになり、また違った剱岳の風景に。
この日は剱御前小舎で休憩して、雷鳥平に下ります。ルートは雷鳥坂でなく、少し遠回りになるけど、新室堂乗越経由です。正面には、奥大日岳に続く稜線。
この日は剱御前小舎で休憩して、雷鳥平に下ります。ルートは雷鳥坂でなく、少し遠回りになるけど、新室堂乗越経由です。正面には、奥大日岳に続く稜線。
歩いて来た立山の稜線を見ながら。
歩いて来た立山の稜線を見ながら。
ニガナっぽいけど、あなたのお名前は?
ニガナっぽいけど、あなたのお名前は?
このルート、綿毛になったチングルマがたくさん。チングルマ好きとしては、花の時期に歩いてみたい。
1
このルート、綿毛になったチングルマがたくさん。チングルマ好きとしては、花の時期に歩いてみたい。
でも、数箇所だけ咲いているところもありました。遅くまで雪が残ったのかな?
でも、数箇所だけ咲いているところもありました。遅くまで雪が残ったのかな?
やっぱり可愛いです。
やっぱり可愛いです。
タテヤマリンドウ
2
タテヤマリンドウ
奥大日岳に続く、気持ちのいいトレイル。この続きは翌日、と、この時は思っていたけど…
奥大日岳に続く、気持ちのいいトレイル。この続きは翌日、と、この時は思っていたけど…
雷鳥平を見下ろして。地獄谷の噴煙も見えます。
雷鳥平を見下ろして。地獄谷の噴煙も見えます。
テン場を望遠。
新室堂乗越から立山を眺めながら下ります。
新室堂乗越から立山を眺めながら下ります。
さて、「今日は雷鳥沢ヒュッテに泊まろう」と考えていたのですが、なんと予約でいっぱいで宿泊できず… 最終17:05のバスには間に合いそうなので、仕方なく室堂に向かいます。ということで、さよなら雷鳥沢の写真。
2
さて、「今日は雷鳥沢ヒュッテに泊まろう」と考えていたのですが、なんと予約でいっぱいで宿泊できず… 最終17:05のバスには間に合いそうなので、仕方なく室堂に向かいます。ということで、さよなら雷鳥沢の写真。
室堂までの登り返しはきつかった… 時間には余裕ができたので、ミクリガ池で写真を撮る。
1
室堂までの登り返しはきつかった… 時間には余裕ができたので、ミクリガ池で写真を撮る。
午後は曇りがちだったけど、ここに来て、青空も見えてきたし。雷鳥沢で夕焼け、見たかった…
午後は曇りがちだったけど、ここに来て、青空も見えてきたし。雷鳥沢で夕焼け、見たかった…
最終バスの30分前に室堂のターミナルに到着。臨時の16:40に臨時のバスが出て、少しだけ早く帰れました。
最終バスの30分前に室堂のターミナルに到着。臨時の16:40に臨時のバスが出て、少しだけ早く帰れました。

感想

今年の夏の天候不順で、夏休みに予定していた白馬三山縦走は中止。他の週末も休みの日はことごとく天気が悪く、結局、8月はどこにも登れずじまい。そして、やっと訪れた好天予報の週末、1泊で立山の周回を計画しました。室堂から雄山に登拝し、別山まで縦走。憧れの剱岳を眺めて、翌日、奥大日岳に足を伸ばして室堂に戻る予定でした。しかし、実際には、このとおりとはいかず…

9月の1週目ともなれば、もう空いているかなと思っていましたが、朝の立山駅は結構、混んでました。この日のケーブルカー始発は7:00でちょっと遅め。でも、6時前には切符売り場に列ができはじめ、6時すぎに並んだら、臨時便の7:10発となりました。美女平で接続する高原バスは適宜、出発しているようでした。

寝不足気味で、バスの中でウトウトしていたら、室堂に到着。玉殿の湧水の水汲みしてから出発です。出発前にミクリガ池に立ち寄り、草紅葉が始まったイワイチョウの草原を抜けて雄山に向かいます。石畳の道の脇には、まだまだ花がたくさん咲いていました。一ノ越から山頂はまでの急登はちょっときついけど、雄大な室堂平やその背後の大日三山、そして、後立山の眺望を楽しみながら。

雄山へは1時間半での登頂でした。あまりにお手軽すぎるけど、山頂の神社でご祈祷していただくと、清々しい気持ちに。まだ、道路もない時代、麓からずっと歩いて登って来た人たちの思いには及ばないだろうけど、この山の神々しさを感じることができました。

登拝の後、大汝山、富士ノ折立、真砂岳を巡って、別山までの稜線を縦走。別山の頂上まで来て、やっと全景を見ることができた剱岳。その圧倒的な存在感に、思わず息を呑みます。本当に惚れ惚れとしてしまう姿。いつかは登ってみたいという気持ちもあるけど、憧れのまま眺めているだけでもいいかな。

さて、この日は剱御前小舎に泊まって、翌日、奥大日岳へ、と思っていましたが、小屋は団体さんが入っているそうで、ひとり布団1枚は厳しいかもという混雑。ネットの予約状況で混んでいそうなことは予測していたので、雷鳥沢に下りてヒュッテに泊まる代案に予定変更。

雷鳥坂でなく、ちょっと遠回りになるけど傾斜は緩そうな新室堂乗越経由で雷鳥沢へ。今日、ぐるっと歩いてきた立山を眺めながら、花も結構、咲いていて、のんびり下っていきました。

そして、雷鳥沢ヒュッテに着くと想定外の事態に…。予約でいっぱいで今日は泊まれないとのお返事…。ここまでの混雑とは思っていなかった。受付のお兄さんに「まだバスありまので」と言われて、がっくりと肩を落とす僕。最終は17:05室堂発。現在時刻15:50。余裕はありそうだけど、ここで終わりと思っていたので、気持ちを入れ替えるのが…。とはいえ、結構、疲れていたので、どのくらい掛かるかわからないし、急いで再出発。

雷鳥沢から室堂の登り返しが、なんとしんどいことか。時間を気にしながらの登山って、精神的に良くないです…。必死に登って、ミクリガ池に戻ると、30分は余裕ができました。最後に、曇りがちだった空に青空も見えてきて、池の向こうの剱御前が明るく光っていました。雷鳥沢で夕焼けを見たかったなと、ちょっと恨めしい気持ちでバスターミナルに向かいました。結局、16:40に臨時のバスが出て、少しだけ早く帰れました。

最後はバタバタしてしまったけど、でもまぁ、夏の終わりに、いい山旅ができたかな。またいつか来ようと、離れていく立山の風景をバスの車窓から眺めながら、今回の山行を思い返したのでした。

※ ブログもぜひ↓
http://blog.livedoor.jp/o_chiku/archives/40193933.html

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1135人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 剱・立山 [4日]
技術レベル
3/5
体力レベル
5/5
無雪期ピークハント/縦走 剱・立山 [日帰り]
予定
利用交通機関:
技術レベル
1/5
体力レベル
1/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら