721 リベンジ達成!蝶ヶ岳(長塀尾根往復)



- GPS
- 56:00
- 距離
- 33.9km
- 登り
- 2,257m
- 下り
- 2,245m
コースタイム
- 山行
- 6:05
- 休憩
- 0:49
- 合計
- 6:54
- 山行
- 5:16
- 休憩
- 0:59
- 合計
- 6:15
- 山行
- 4:39
- 休憩
- 0:22
- 合計
- 5:01
1/2 中の湯12:17→12:28沢渡(タクシー3,240円)
天候 | 31日 快晴、1日 快晴のち風雪、2日 風雪のち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
12/31 沢渡6:32→6:44中の湯バス停(タクシー3,340円) 1/2 中の湯12:17→12:28沢渡(タクシー3,240円) 沢渡の民宿灯で入浴後、沢渡13:17(松本行き特急バス)14:23松本。青春18きっぷ利用で帰京。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険個所は無し。 1/1の夜の風雪で、徳澤→上高地間はラッセル。疲れた・・・ |
その他周辺情報 | 沢渡の民宿灯。入浴料300円。ビール販売有り。 |
予約できる山小屋 |
蝶ヶ岳ヒュッテ
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
雨具
ゲイター
ネックウォーマー
バラクラバ
毛帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
アイゼン
ピッケル
ビーコン
スコップ
ゾンデ
行動食
非常食
飲料
水筒(保温性)
ガスカートリッジ
コンロ
食器
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ナイフ
カメラ
テントマット
シェラフ
ヘルメット
|
---|---|
共同装備 |
調理用食材
ポール
テント
|
感想
2020年1月のリベンジを今回トライ。
前回は、徳澤幕営で、長塀尾根往復2泊3日で挑戦したが、ラッセルに時間を食ってしまい、さらに頂上目前でルートを見失ったこともあり、断念。 今回は、幕営地点をチューダイ広場に変更してアタックの時間を確保する計画とした。
12月30日、青春18きっぷを利用して松本まで。高尾駅の集合時間直前に中央快速線が遅れるトラブルがあったものの、無事高尾始発の予定の電車に無事間に合う。太平洋側は晴天のため、中央東線からの車窓は真に素晴らしく、白く輝く八ヶ岳や、南アルプスを楽しく眺めながら松本に到着。
バスターミナルの地下のスーパーで翌朝の食糧と行動食を調達し、最終の高山行き特急バスで沢渡に向かう。
沢渡では、最早おなじみの民宿灯に宿泊。夕食付きで5千円以下と激安。
電子レンジ、湯沸かしポットあり。
12月31日
6時半に予約したタクシーで中の湯の釜トンネル入り口へ。所要10分ほどで到着。トンネル前で支度していると山岳警備の方が計画書の提出を求めてきたので手渡す。
今年は雪が多いので気を付けてとのアドバイスをいただく。これはまたラッセルかと不安がよぎる。
前回と異なり天気が良いため、途中、焼岳、穂高、明神、いずれもバッチリ見えた。4時間強で徳澤に到着。徳澤からは急登を幕営装備を抱えてエッチラオッチラ登る。きつい。前回は夏道にうっすら積雪だったのが、今回は直登の冬道。
チューダイ広場の看板が見当たらず、幕営跡のあったここかもというところを通過してしまうが、20分ほどの標高2080m付近の小平地に幕営。
水を作ったり、ミニおせち(卵焼き 板わさ)をいただいたりしながら楽しく夕食(味付けしてきたお肉の炒め物、ビーフン炒め)ごちそうさまでした!
夜は8時頃には寝てしまった。
意外と寒くなかったが風はそれなりに吹いていて、時折木から落ちる雪の音で目が覚める。
1月1日
入山前の天気予報で今日の午後から天気が崩れてくる予報だったので、今晩は徳澤に幕営地を移すことに決定。したがって14時には大みそか幕営地から徳澤への出発リミットとなり、そうなると山頂往復後、12時過ぎにはテントに戻りたい。そうすると出発は6時半頃、折り返しリミットは10時と決めた。
5時起床。準備は6時過ぎに終わるも、風が強く、明るくなるまでは出発を待つ。
6時半に出発。風は冷たいものの、気温はやや高め、昨夜の積雪もさほどでもなく、風で吹き溜っているところが多少ある程度。 前回に比べると、サクサク登れる。
前回、チューダイ広場から中間点までは1時間25分かかっていたところ、今回は1時間強。中間点から長塀山まで1時間45分が、1時間9分と大幅に時間短縮している。 はじめは、この時間設定では今回も登頂できないのではと思っていたが、長塀山の辺りで下りの方とすれ違い、これでトレース確保。メンバー全員「これはいける!」との希望が出てくる。
長塀山からラッセルに苦しんだ前回の半分の時間で森林限界の前回敗退地点に到着。当時は見覚えのあるテープから左手に踏み跡があって、それが途中でぷっつりと無くなってしまい、前回は見えているのに、時間切れで断念。今回は、タイムリミットまであと40分、しかも右手の尾根に登る踏み跡もしっかりとついている。
これは、Victory Roadだ!
尾根に上がると風は強いが歩けないほどではなく、風雪が時々舞い上がるも、天気は良好。遠くに常念岳が見える。
尾根上のハイマツ帯の積雪をラッセルしつつ、頂上へ・・・そしてついに到着!
私は2回目にして初の冬季登頂成功だが、他メンバーは3回目、4回目。感激もひとしおであるが、風が冷たい!寒い!
記念写真を撮って早々に下山開始。
下りも快調に進み、11時半前に昨晩の幕営地に戻ってきた。皆で協力し、手早くわずか20分で撤収。重い荷物を抱え、急こう配の下りを慎重に下る。
13時前に徳澤に到着。トイレ近くに踏み固めた跡をGETして、設営。
明るいうちから早速ビールで乾杯。登頂を祝う。今日の夕飯はきのこなべ。ショウガ入りの薩摩揚げを焼いたりして、おいしく楽しい夜を過ごし、7時半頃就寝。
夜半頃から風がかなり強くなり、雪も降ってテントに当たる音がする。
3時頃もっとも風が強くなり、その後は弱まってきたが、翌朝は雪がもっさりと降り積もっていた。
1月2日
5時起床、昨夜のキノコ鍋の残りをいただき、6時過ぎには出発準備もできたが、トイレから明神、上高地方面へのトレースが昨夜の雪で埋まっている・・・
これは、昨日蝶ヶ岳に登って降りてきて幕営している団体さんの後がいいねと少し待ってみるが、出発しそうな様子もない。
明るくなってきたところで、仕方なく撤収を開始。そして、7時15分出発。
案の定、徳澤を出てすぐにラッセル・・・荷物も重いしつらい・・・。
途中ソロの方に先行していただくが、こちらの方がパワフル、4人で交代ラッセルよりも早い・・・そして明神から先もまだラッセル。
小梨平でようやくラッセルからは解放されたが、その後も雪は多く、踏み抜きしやすい道が続く。
トンネルに入りようやく雪との格闘もおさらば。12時半前には中の湯バス停に着き、予約したタクシーで沢渡に戻り、民宿灯で入浴、ビールで乾杯して無事の帰還を祝った。
13時17分のバスで松本に戻り、1時間半の待ち時間を一杯やって、電車を待つ。帰りも当然青春18きっぷ利用の普通列車なのでこうなってしまった。
2回目にして登頂成功。同行の皆さまお世話になりました。
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