栂池ロープウェイから白馬乗鞍岳、白馬岳、白馬鑓ヶ岳、鑓温泉


- GPS
- 18:16
- 距離
- 22.8km
- 登り
- 1,952m
- 下り
- 2,115m
コースタイム
- 山行
- 4:07
- 休憩
- 0:26
- 合計
- 4:33
- 山行
- 9:05
- 休憩
- 0:42
- 合計
- 9:47
天候 | 1日目:曇りのち雨 2日目:晴れ 3日目:晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特に荒れている場所はありませんでした。 |
その他周辺情報 | 鑓温泉(500円) |
写真
感想
1日目: 曇りがちな空のもと出発。前日の雨もあり道はやや濡れがち。天狗原は霧のためあまり景色は見えないが雰囲気は出てそれもまた美しい。急な岩場に難儀しながら登る。これを雨の中下るのは怖いだろうなと思った。雪田を越えて山頂が近づくと雨が降り出した。高山病による頭痛が出て苦しくなってきた。白馬乗鞍岳の頂上で写真を撮って白馬大池山荘を目指す。雨は本降りとなる。道が岩場なので気をつけながら歩を進める。目の前に山荘が見えてるのになかなかたどり着かない。山荘に着いた頃には雨は土砂降りとなりテント泊をする気力も出ないので山荘泊まりにする。濡れた装備をストーブそばで乾かし休憩。しばらくするとツアーの団体客が到着し、乾燥室がごった返す。カップ麺の夕食を取り就寝。
2日目: 昨日の雨は止み、晴れた。早々に目を覚ましたが他人の迷惑を考え朝食をとったあと、乾かした装備を回収することにした。これが裏目となる。朝食後、戻るとツアー客で乾燥室がごった返しになってるのでしばらく待つ。装備を回収すると、カッパが乾かした場所にない。懸命に探すと誰かにハンガーから外されて下の洗濯物掛けに掛けられている。そしてレイングローブが見当たらない。自分のザックの中も探すがない。結局みつからなかった。誰かが持って行ってしまったのだろう。気分が暗くなるが仕方ない。山荘を出発する。しばらくすると高山病による頭痛が始まりペースが落ち始める。景色は良好で目の前にたたずむ雪倉岳の光と影のコントラストが鮮やかな光景にしばしうっとりとする。夏の山の美しさはこうでなくては!などとひとりごちる。小蓮華山の頂上を越え三国境に着いた頃には頭痛が本格的になる。そそり立つ白馬岳の頂上に息を飲みシャッターを切る。痛みに耐えながら白馬岳の頂上に立つ。無理矢理に笑顔を作り記念撮影。頂上山荘のレストランでカレーライスを食べる。さっきまでの頭痛が消えた。水や行動食を取りながら歩いてはいるのだが、三食が足りてなかったのかもしれないなと思う。休憩を取ったあと、杓子岳へと向かう。再び頭痛が始まる。杓子岳の足元に着いた頃には元の激しい頭痛になっていた。頂上に登る気力がなくなったので巻き道を迂回する。白馬鑓ヶ岳には巻き道がないので泣く泣く登る。痛みに耐えながら頂上に立つ。唐松岳へ行こうと思っていたが、この体調では不安である。鑓温泉へと向かうルートに変更して下山する。途中、長い鎖場になっているので注意書きどおり用心しながら気を張り詰めてやりすごす。鑓温泉の建物がみえてホッとするがそこからもけっこう長い。到着してテントを張り夕食を取って就寝する。風呂は明日の朝に入ろう。
3日目: 晴れる。起床してテントをたたむ。ザックに詰めた後、温泉にはいる。雲海と朝日と山、そのどれもが美しい。このように贅沢な風呂はなかなかあるまい。風呂のお湯が私の細胞を活性化させる。高度が下がったからか頭痛は引いた。鑓温泉を出て下山を開始する。2000mから下って植物相はどんどん豊かになっていくので気持ちが明るくなってくる。途中、落石の多そうなガレ場に出会い肝を冷やしながら渡る。さらにクマと思しき糞が道に落ちてるのに気づく。周りを見渡すといかにも生息してそうな植物相だった。遭わないように願いながら先を急ぐ。長丁場の道であるが下りなのでさしたる難儀を覚えず猿倉山荘に到着する。白馬駅行きのバスはなさそう。相乗りできないかとタクシーのほうを見ると同じように相乗り客を求める方がいたので同席させてもらい駅へと向かう。白馬駅から松本駅へと電車に乗り、そこから高速バスへと乗り今回の山行を終了した。
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