白根三山



- GPS
- 32:00
- 距離
- 21.3km
- 登り
- 2,866m
- 下り
- 2,183m
コースタイム
5:40 農鳥小屋 ー 6:45 間ノ岳 ー 7:40 中白根山 ー 8:05 北岳小屋 ー 9:25 北岳 ー 10:10 肩ノ小屋 ー 11:45 御池小屋 ー 13:10 広河原
過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
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アクセス |
利用交通機関:
自家用車
広河原〜奈良田はバス。 1030円プラス、協力金100円。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
おおむね良好。 稜線上の早朝や夕方は、手元の温度計で2度とか。 テント内で7度。 モンベルの#3シュラフとシュラフカバー。それにユニクロのライトダウン着てちょうど良い感じでした。 |
その他周辺情報 | 農鳥小屋、テント1張り1000円。 水場は往復30分くらいの下にあり。 トイレは紙と、夕暮れ以降はライトと、勇気が必需です。 |
写真
感想
久びさの晴れの休日で、しかも連休。
前夜入りして仮眠しようと思って行ってみると、かなりの数の車が駐車場に停まってました。
奈良田に遅く着いたので、広河原への始発バスを諦め、少しでも長く寝て出発しました。なので農鳥から北岳に回るルートにしました。
6時に起きると、駐車場には人がいませんでした。
始発バスに並ぶのに早い時間から人が動き出すので、5時ちかくになると物音で自動的に起こされてしまいます。
ゆっくり用意して、車道歩きからスタート。
大門沢小屋までは沢と林間歩きで、展望はないものの気分良く歩けます。
そこから大門沢下降点までは辛い辛い上り。
展望がない分、心身ともに疲れます。
早く稜線に上がりたいと頑張りますが、そう簡単には進みませんでした。
いよいよ黄色い塔が見えて稜線に出たと安心したら、進行方向に更なる高みが農鳥岳です。
イメージでは、上りから解放され楽しい稜線歩きだったのに。
3000メートルそろい踏みの三山ですが、ヘコんでるところとの差は計算外でした。あわよくば北岳山荘までと思ってたのですが、農鳥小屋でストップします。
これが良い結果になり、後に分かった事なのですが、快適なテン場と静かな夜が楽しめました。とは言え、噂の農鳥小屋。
西農鳥岳から見下ろした時間が15時少し前。
オヤジさんに怒鳴られるかなぁと思いながら下りて行きましたが、スタッフが小屋の外でテン泊の受付をしてくれ、オヤジさんは中にいて少し残念でした。
スタッフの彼に真相を聞いてみると、「少しは丸くなりましたよ〜」と。
山での常識を逸脱した行為に対して怒鳴るのであって、ある意味で山に居てほしい大切な方だと。
スタッフの彼の人柄と話ぶりを聞いただけの判断ですが、そう思いました。
そんな彼の話だと、暗くなって到着する人がいたり、子供連れて遅く発つ人がいたり、けっこう無謀な人が多いとの事。
「夕方に小屋にきて、これから先に進む〜」なんて話の瞬間にオヤジさんが通りかかり、「これから先に進む(怒)?」と怒鳴られました。
テン場は、正面に遠く甲府方面の街。
左から鳳凰三山〜間ノ岳〜農鳥岳〜富士山。
夕日は背中方面に沈みますが、遠くの夜景や星空、月明かりに富士山のシルエットや日の出。
おまけにブロッケンまで見れて、ご近所のテントの方とも和やかに過ごせました。
2日目は間ノ岳から。
ここは上っても上っても、延々と高いところが出てくる感じ。
気の遠くなるようなピークで、精神的にかなり疲労しました。
うって変わって中白根山。
間ノ岳からは、意外とあっさり行けました。
あとは北岳を残すのみ。
そう思って下を見ると、かなり下に北岳小屋と、その向こうに大きく北岳。
もうアカン。
北岳小屋で美味しいもの食べて元気に北岳へ。
小屋に着いてみると、食料出し尽くして何もできないと。
昨夜は人が凄かった様です。
ほんと、トイレは恐怖ですが、農鳥小屋で泊まって良かった。
北岳は見た目辛そうですが、途中に鎖のスパイスがあって意外と楽しく上がれました。
これで今回の三山の稜線は終了。
広河原のバスに乗れるように、安全に下るだけ。
でしたが、なかなか辛い下りでありました。
南アルプスの天然水とかの爽やかなイメージで行ったのですが、なかなかに歩きごたえのあるコースで汗ダクでした。
「辛い」とか言ってますが、思い返せば素晴らしいコースでした。
景色も出来事も、天気も人にも恵まれ、よい2日間だったです。
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