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Yamareco

記録ID: 513420
全員に公開
ハイキング
白神山地・岩木山

岩木山(岩木山神社→岩木山→嶽温泉)

2014年09月17日(水) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
11.2km
登り
1,451m
下り
1,160m

コースタイム

日帰り
山行
4:10
休憩
1:37
合計
5:47
7:57
1
岩木山神社バス停
7:58
8:08
42
8:50
8:50
5
8:55
8:55
8
9:03
9:10
33
9:43
9:53
33
10:26
10:35
16
10:51
10:56
4
11:00
11:00
10
11:10
11:10
10
11:20
11:58
6
12:04
12:04
5
12:09
12:13
19
12:32
12:46
57
13:43
13:43
1
13:44
嶽温泉前バス停
天候 麓晴れ、頂上曇のちガス
過去天気図(気象庁) 2014年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
イトーヨーカドーにある弘前バスターミナルから弘南バスの枯木平行きに乗車し、約1時間で百沢コースの登山口のある岩木山神社に到着します。概ね2時間に一本くらいの頻度で走っているため、それほど時間を気にすることなく下りてきました。

帰りは嶽コースで嶽温泉に下山。同様の弘前枯木平線のバスで弘前市街に向かいました。バス停付近は温泉街となっており店も多く、帰りはこちら経由の方がバスの待ち時間を潰しやすいかもしれません。
コース状況/
危険箇所等
百沢コースは途中焼止まり避難小屋までは延々と緩い勾配の樹林帯を進みます。危険箇所は特にありません。
そこから先は山頂まで岩場地帯で、一部沢を遡上する箇所もあるため雨天時はちょっと危険かもしれません。山頂周辺も勾配は緩くなるものの同じようなガレ場なので、最低限の注意は必要でしょう。

嶽コースは殆ど危険箇所はありませんが、下の方は泥が固まったような道で異様に滑ります。慣性に逆らわずに滑り降りた方が楽に下りられます。
その他周辺情報 利用しませんでしたが、嶽温泉には日帰り入浴が可能な温泉も何軒かあるようです。
イトーヨーカドーに隣接している弘前バスターミナル。ここ発着でも、殆どのバスは駅前のバス停を経由していきます。
イトーヨーカドーに隣接している弘前バスターミナル。ここ発着でも、殆どのバスは駅前のバス停を経由していきます。
バスの車内から見た岩木山。曇りとのことでしたが、今のところはとても晴れていて登山日和のように思えます。
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バスの車内から見た岩木山。曇りとのことでしたが、今のところはとても晴れていて登山日和のように思えます。
岩木山神社で下車します。一緒にバスを降りた左の人と追い抜き追い抜かされ繰り返してるうちに、結局山頂まで一緒に登ることになりました。とてもペースが速くて驚愕。負けじと必死に付いて行きました。
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岩木山神社で下車します。一緒にバスを降りた左の人と追い抜き追い抜かされ繰り返してるうちに、結局山頂まで一緒に登ることになりました。とてもペースが速くて驚愕。負けじと必死に付いて行きました。
岩木山神社の鳥居と参道。奥には岩木山の山頂が見えます。標高差はおよそ1,500mと、結構なものです。
岩木山神社の鳥居と参道。奥には岩木山の山頂が見えます。標高差はおよそ1,500mと、結構なものです。
岩木山神社の境内。かなり大きめの規模の神社で、津軽国一宮(新一宮)とされるようです。それだけ岩木山の山岳信仰は盛んだったということでしょうか。奥の楼門は江戸時代初期の建築で重文に指定されています。
岩木山神社の境内。かなり大きめの規模の神社で、津軽国一宮(新一宮)とされるようです。それだけ岩木山の山岳信仰は盛んだったということでしょうか。奥の楼門は江戸時代初期の建築で重文に指定されています。
岩木山神社の拝殿。神仏分離前は百沢寺本堂とされており、どこか密教寺院のような雰囲気があります。こちらも江戸初期の建築で重文指定です。
岩木山神社の拝殿。神仏分離前は百沢寺本堂とされており、どこか密教寺院のような雰囲気があります。こちらも江戸初期の建築で重文指定です。
境内の脇に奥宮登拝口とあり、そこを進むと岩木山の登山道に入ります。しばらくは背の高い木々に囲まれた樹林帯を歩きます。
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境内の脇に奥宮登拝口とあり、そこを進むと岩木山の登山道に入ります。しばらくは背の高い木々に囲まれた樹林帯を歩きます。
ちらちらと岩木山が視界に入ります。上の雲が取れてくれないかなとか考えながら上ってました。
ちらちらと岩木山が視界に入ります。上の雲が取れてくれないかなとか考えながら上ってました。
桜林公園。花見のスポットで、キャンプ場もあります。
桜林公園。花見のスポットで、キャンプ場もあります。
岩木山百沢スキー場の側を登っていきます。周囲は刈られており、岩木山全体の山容がよく見えます。
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岩木山百沢スキー場の側を登っていきます。周囲は刈られており、岩木山全体の山容がよく見えます。
少し上った所の脇に登山道への道が分岐しています。
少し上った所の脇に登山道への道が分岐しています。
しばらく進んだ所が登山口となります。登山ポストはここにはなく、神社の近くにあります。
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しばらく進んだ所が登山口となります。登山ポストはここにはなく、神社の近くにあります。
ある程度進んだ所、七曲り。暫くの間は樹林帯を延々と歩きます。
ある程度進んだ所、七曲り。暫くの間は樹林帯を延々と歩きます。
カラスの休場。目印となるような所が立て札とともに一定間隔で点在しています。
カラスの休場。目印となるような所が立て札とともに一定間隔で点在しています。
鼻コクリ。まだ展望はありません。
鼻コクリ。まだ展望はありません。
姥石の手前でやっと岩木山の姿を視界に入れることが出来ました。だいぶ近づきましたが、標高差はまだまだといった所です。
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姥石の手前でやっと岩木山の姿を視界に入れることが出来ました。だいぶ近づきましたが、標高差はまだまだといった所です。
姥石。かつては岩木山は女人禁制で、女性はここから先は登ることが許されなかったらしいです。
姥石。かつては岩木山は女人禁制で、女性はここから先は登ることが許されなかったらしいです。
だいぶ高い所に来たような感覚です。木々もだんだんと開けてきました。
だいぶ高い所に来たような感覚です。木々もだんだんと開けてきました。
そろそろ振り返ると景色も良くなってきました。
そろそろ振り返ると景色も良くなってきました。
焼止まり避難小屋。ブロック積みで、ちょっとオンボロな感じで雰囲気があります。
焼止まり避難小屋。ブロック積みで、ちょっとオンボロな感じで雰囲気があります。
焼止まり避難小屋から先は、一転して岩ゴロゴロの急登となります。今年は8月までこの付近に雪渓が残っていたのだとか。
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焼止まり避難小屋から先は、一転して岩ゴロゴロの急登となります。今年は8月までこの付近に雪渓が残っていたのだとか。
津軽平野をバックに登っていきます。百沢コースは岩木山登拝の為のルートなので、比較的通行量の多い登山コースのようです。
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津軽平野をバックに登っていきます。百沢コースは岩木山登拝の為のルートなので、比較的通行量の多い登山コースのようです。
こんな所に水量豊富な沢があります。岩木山はかなり遅くまで雪が残るようで、それが地中に溶けて豊富な伏流水となり、今頃でもあちこちから湧き出しているようです。
こんな所に水量豊富な沢があります。岩木山はかなり遅くまで雪が残るようで、それが地中に溶けて豊富な伏流水となり、今頃でもあちこちから湧き出しているようです。
津軽平野の視野もだんだんと広くなってきました。もうだいぶ上に上ったという感じです。
津軽平野の視野もだんだんと広くなってきました。もうだいぶ上に上ったという感じです。
錫杖清水。冷えていてとても美味しいです。飲み過ぎてお腹を冷やしてしまいました。
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錫杖清水。冷えていてとても美味しいです。飲み過ぎてお腹を冷やしてしまいました。
この付近から勾配はやや緩めになります。
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この付近から勾配はやや緩めになります。
種蒔苗代に到着しました。ここから鳳鳴ヒュッテ、そして岩木山の山頂まで残りあと僅かです。
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種蒔苗代に到着しました。ここから鳳鳴ヒュッテ、そして岩木山の山頂まで残りあと僅かです。
種蒔苗代には池塘があり、その周辺にはやはりリンドウが咲いていました。景色の良い所です。
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種蒔苗代には池塘があり、その周辺にはやはりリンドウが咲いていました。景色の良い所です。
鳳鳴ヒュッテ。中の様子を見ようと扉を開けようとしたものの、立て付けが悪く開閉に苦労していました。古い避難小屋のようです。
鳳鳴ヒュッテ。中の様子を見ようと扉を開けようとしたものの、立て付けが悪く開閉に苦労していました。古い避難小屋のようです。
山頂方面の登り。それほど勾配は急ではありませんが、此処から先は桁違いに登山者も多く落石には注意が必要です。
山頂方面の登り。それほど勾配は急ではありませんが、此処から先は桁違いに登山者も多く落石には注意が必要です。
鳳鳴ヒュッテを上から。背後にはまるで壁のように白神山地が左右に延びています。【以降のパノラマ写真は元サイズをクリック頂けますと、より大きな画像でご覧いただけます】
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鳳鳴ヒュッテを上から。背後にはまるで壁のように白神山地が左右に延びています。【以降のパノラマ写真は元サイズをクリック頂けますと、より大きな画像でご覧いただけます】
山頂が見え、最後の上りを進みます。もうこの時期だと風が冷たくTシャツでは少々肌寒いです。
山頂が見え、最後の上りを進みます。もうこの時期だと風が冷たくTシャツでは少々肌寒いです。
日本海が近いのでよく見えます。山から見る海というのもなかなか良いものです。
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日本海が近いのでよく見えます。山から見る海というのもなかなか良いものです。
山頂の広場に到着し、岩木山神社奥宮へ。右手のロープに囲われた所では、なにやら新しい奥宮を建造中でした。
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山頂の広場に到着し、岩木山神社奥宮へ。右手のロープに囲われた所では、なにやら新しい奥宮を建造中でした。
岩木山山頂の三角点。最初どこだか分からず、探しまわってしまいました。
岩木山山頂の三角点。最初どこだか分からず、探しまわってしまいました。
三角点付近からの360度パノラマ写真。やはり完全な独立峰で遮るものが全く無いため、非常に開放感があります。
三角点付近からの360度パノラマ写真。やはり完全な独立峰で遮るものが全く無いため、非常に開放感があります。
岩木山神社奥宮。崖のような所に建っています。
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岩木山神社奥宮。崖のような所に建っています。
神社より東側180度。広々とした津軽平野の全体をひと目で視界に収める事が出来ます。
神社より東側180度。広々とした津軽平野の全体をひと目で視界に収める事が出来ます。
真東の方角の山。おそらく八甲田山かと思われます。
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真東の方角の山。おそらく八甲田山かと思われます。
南東方向の気になる山。最後まで何の山だろうと疑問でしたが、どうやら十和田湖周辺の十和田山や戸来岳のようです。
南東方向の気になる山。最後まで何の山だろうと疑問でしたが、どうやら十和田湖周辺の十和田山や戸来岳のようです。
山頂に到着してしばらくすると周囲がガスに覆われてきました。寒いので早めに退散します。
山頂に到着してしばらくすると周囲がガスに覆われてきました。寒いので早めに退散します。
山頂から降りて鳳鳴ヒュッテと岩木山山頂方面の登り。
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山頂から降りて鳳鳴ヒュッテと岩木山山頂方面の登り。
リフト乗り場が見えてきました。
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リフト乗り場が見えてきました。
そのまま鳥海山方面へ進むとリフト乗り場があります。使わないで下りる場合、その途中で分岐する登山道に入ります。
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そのまま鳥海山方面へ進むとリフト乗り場があります。使わないで下りる場合、その途中で分岐する登山道に入ります。
八合目までの登山道。所々で岩が湿っていて滑りやすい道でした。
八合目までの登山道。所々で岩が湿っていて滑りやすい道でした。
八合目の様子。大きな休憩所があり、中には売店やトイレなどがあります。そこでバッジを購入しました。
八合目の様子。大きな休憩所があり、中には売店やトイレなどがあります。そこでバッジを購入しました。
リフト乗り場の脇に嶽温泉方面の登山道があります。こちらのコースが下から登る際の最短ルートです。
リフト乗り場の脇に嶽温泉方面の登山道があります。こちらのコースが下から登る際の最短ルートです。
嶽コースは上の方を除いて延々樹林帯を歩くため、眺めはそれほど良くありません。
嶽コースは上の方を除いて延々樹林帯を歩くため、眺めはそれほど良くありません。
道幅は広くとても歩きやすい道です。固まりかけの泥道で滑りやすいですが、岩も少なくすっ転んでも安全です。
道幅は広くとても歩きやすい道です。固まりかけの泥道で滑りやすいですが、岩も少なくすっ転んでも安全です。
巨木の森方面への分岐。巨木の森へは片道20分ほどの距離。
巨木の森方面への分岐。巨木の森へは片道20分ほどの距離。
羽黒温泉への分岐。羽黒温泉方面は藪が蔓延っており、いまいち道筋が判然としていませんでした。
羽黒温泉への分岐。羽黒温泉方面は藪が蔓延っており、いまいち道筋が判然としていませんでした。
百沢コースには岩木山神社がありますが、こちらにも少し小規模ながらも登山口に付近に稲荷神社が置かれています。
百沢コースには岩木山神社がありますが、こちらにも少し小規模ながらも登山口に付近に稲荷神社が置かれています。
嶽コース登山口。奥に岩木山が聳え立ちます。ガスは取れたようです。
嶽コース登山口。奥に岩木山が聳え立ちます。ガスは取れたようです。
嶽温泉の街並み。左のトイレ前にバス停が置かれています。バスの時刻まで微妙に時間が余ってしまったのですが、お店が沢山あって時間を潰すには丁度いい所です。
嶽温泉の街並み。左のトイレ前にバス停が置かれています。バスの時刻まで微妙に時間が余ってしまったのですが、お店が沢山あって時間を潰すには丁度いい所です。
嶽温泉名産「嶽きみ」と呼ばれるとうもろこしのボイル。普段食べているとうもろこしとは比較にならないほどの甘さでした。何店舗かで食べたり地方発送したりすることが出来ます。
嶽温泉名産「嶽きみ」と呼ばれるとうもろこしのボイル。普段食べているとうもろこしとは比較にならないほどの甘さでした。何店舗かで食べたり地方発送したりすることが出来ます。
弘前市街へ向かうバスが入ってきました。
弘前市街へ向かうバスが入ってきました。
午後は弘前の市内を少しぶらぶら歩きました。弘前城は現存12天守の内の一つで、その中でも最北、最東端にあります。かつては「御三階櫓」と呼ばれ、天守というより櫓のような雰囲気。
午後は弘前の市内を少しぶらぶら歩きました。弘前城は現存12天守の内の一つで、その中でも最北、最東端にあります。かつては「御三階櫓」と呼ばれ、天守というより櫓のような雰囲気。
日没前、五能線の車窓から本日登った岩木山の山容を捉えました。分厚い雲が山頂にのしかかっています。
日没前、五能線の車窓から本日登った岩木山の山容を捉えました。分厚い雲が山頂にのしかかっています。
五能線、鯵ヶ沢駅で下車しました。岩木山の今回登ったコースのぐるっと裏側で、こちらからも登ることが出来るようです。
五能線、鯵ヶ沢駅で下車しました。岩木山の今回登ったコースのぐるっと裏側で、こちらからも登ることが出来るようです。
割烹水天閣にて鰺ヶ沢名物のヒラメの漬け丼(ご飯大盛り)に舌鼓を打ちました。ヒラメは微妙に時期外れですが、取れたてのヒラメを贅沢にも漬けダレに漬け込んでおり、淡白なヒラメとの相性も抜群でとても美味しく頂けました。一緒に頼んだお酒は地元鰺ヶ沢の地酒「安東水軍」の原酒で、甘美でノビの良い味わいに思わず頬が緩んでしまいます。3連続登山の締めくくりとしては文句なしのごちそうでした。
割烹水天閣にて鰺ヶ沢名物のヒラメの漬け丼(ご飯大盛り)に舌鼓を打ちました。ヒラメは微妙に時期外れですが、取れたてのヒラメを贅沢にも漬けダレに漬け込んでおり、淡白なヒラメとの相性も抜群でとても美味しく頂けました。一緒に頼んだお酒は地元鰺ヶ沢の地酒「安東水軍」の原酒で、甘美でノビの良い味わいに思わず頬が緩んでしまいます。3連続登山の締めくくりとしては文句なしのごちそうでした。

感想

東北登山旅行

9/14(土)早池峰山
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-513418.html

9/15(日)〜9/16(月)岩手山・裏岩手縦走路から八幡平
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-513419.html

9/17(火)岩木山
この記事


東北登山、第三弾は岩木山に登りました。最後なので比較的楽そうな所と選びましたが、それでも頂上まで1,500m程度の標高差と今までの登山とたいして変わらないものの、今まで背負い続けていた大荷物を宿に置けるので格段に楽になりました。

まず弘前駅のバスターミナルから枯木平行きのバスに乗車。バスターミナルでは同じく岩木山神社から登る人がおり、この方とは山頂までほぼ同行しました。また、帰りのバスでも一緒になりました。

岩木山神社は規模の大きい神社で、現代になってから新一宮として津軽国一宮とされています(ややこしいのですが、津軽国という令制国は存在しませんでした。分割前の東北地方の東半分を占めていたものと区別するためにそのように呼ばれているようです。また、もともとの陸奥国一宮は鹽竈神社、都都古別神社、石都々古和気神社の三社であったとされ、それぞれ主張しています)
現在の拝殿は江戸時代初期の建築ですが当初は本来百沢寺本堂として使われていて、明治の神仏分離令に伴いお寺の本堂を神社の拝殿に改造し転用したものです。そのため内部は今でも密教寺院本堂の構造となっているようです。
御朱印を頂こうとしましたが、社務所の営業時間が8時半からだったので断念しました。

岩木山神社の拝殿前から横に逸れた所に岩木山への登山道があり、そこから桜林公園、スキー場の脇を通って樹林帯に入ります。焼止まりまでは緩い上り坂が延々と続き、空荷で身軽となったことで調子に乗って飛ばしていたらバテてしまいました。

焼止まりから先はかなり本格的な急登で、手を使わなくてはならないような所も多いです。ある程度進むと錫杖清水という湧き水が滾々と湧き出てきており、家でお茶にするためにポリタンクに満タンまで汲んで行きました。

錫杖清水から少し先に種蒔苗代。そこから登ると鳳鳴ヒュッテとなります。この付近からの景色は良いです。ここから八合目からの車組と合流し、登山道は賑わいを見せています。

岩木山の山頂は到着した当初は曇りつつも眺望が良く、津軽平野、日本海。そして白神山地や八甲田山、十和田湖方面の山々まできっちり360見渡すことの出来る好展望でした。しかし、しばらくすると急に雲が登ってきて視界が悪くなり、風が強く寒かったので正午ごろに降り始めることにしました。

八合目まで降りて一気に嶽コースを下ります。背後に展望のあった百沢コースと違い、こちらは大部分が樹林帯なので眺望が無くさっさと先に進みます。しかし道の状態は泥が中途半端に固まったような道が延々と続き非常に滑りやすく、何度か尻餅をつきつつ嶽の温泉街に辿り着きました。

嶽の温泉街では買い食い出来るような所が多く、茹でたトウモロコシやソフトクリームなどを食べつつ時間を潰しました。特にトウモロコシは「嶽きみ」というブランド化されたもののようで、非常に甘みが強く食べて驚きました。帰って調べてみるとかなり有名なものらしく、メディアでの紹介も多いようでした。

その後はバスに乗って弘前へ。この日は五能線で深浦の方まで向かう予定だったのですが、乗車予定の列車まで数時間待つため弘前市街を観光したり、土産を買ったりして過ごしました。

深浦からその後は日本海側をゆっくり2日間。地酒を飲み比べたり、酒田の魚市場を見学したりしつつのんびりと帰路につきました。


【感想】
最終日ということで気楽な登山という事でしたが、焼止まり以降の急登は思ったより険しく感じました。それまでの緩い登りで飛ばし過ぎたから疲れてしまったのかもしれませんが。
眺望は麓との標高差が大きく山頂付近は高度感がありました。景色は抜群なのですが、贅沢を言えばもう少し日が差してくれれば北海道など遠くまで見渡すことも出来たろうになと思いました。

色々ありましたが、これにて大きなトラブルもなく今回の3連続の登山を締めくくることが出来ました。北東北の山々と一概に言えど眺望や雰囲気などは山ごとに違い、どの山もそれぞれ楽しむ事が出来ました。

今度はその近くだとやはり鳥海山に行ってみたい所ですが、いつになるでしょうか。慌てずにその機会を待ちたいと思います。

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この記録に関連する登山ルート

ハイキング 白神山地・岩木山 [日帰り]
技術レベル
3/5
体力レベル
3/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

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