北アルプス 双六〜笠縦走 〜紅葉 稜線歩き ご来光 雷鳥さん なんでもありの三日間〜


- GPS
- 18:50
- 距離
- 38.7km
- 登り
- 3,388m
- 下り
- 3,396m
コースタイム
- 山行
- 6:20
- 休憩
- 1:06
- 合計
- 7:26
- 山行
- 5:43
- 休憩
- 0:31
- 合計
- 6:14
- 山行
- 5:05
- 休憩
- 0:04
- 合計
- 5:09
天候 | 快晴。 日中は半袖ポロのみ,朝晩は長袖T+半袖ポロ+マイクロフリース+ダウンジャケット。 |
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過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
出発前日の金曜日の18:30ごろには6台分ぐらいの空きスペースしかありませんでした。 また,路上駐車はありませんでした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
新穂高登山センターで登山届および下山届を提出。 迷うようなところやクサリ場等のような場所は一か所もありません。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
行動食
非常食
調理用食材
飲料
ハイドレーション
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ライター
地図(地形図)
ヘッドランプ
ファーストエイドキット
常備薬
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
ストック
カメラ
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感想
まずは御嶽山で被害に合われた方のご冥福をお祈りするとともに,被害に合われた方にお見舞い申し上げます。
毎年登るお山なので色々考えます。
今年の夏はとにかく山に登れず。
天気が安定した9月は連休や土日に仕事が入り,晴れなのに山に行けず。
むりやり平日休みを取ろうと思っても,週間天気予報がいまいちだから仕事を入れると晴れやがり。
仕事入れちゃったから休めないし。
フラストレーションがたまって,その他のこともありダブルブッキングしちゃったりいまいち仕事で本調子にならない。
で,木曜日予定で香川県高松市で仕事。
金曜日や土日は台風抜けて晴れそうだし。
高松から無理やり戻って双六山荘から鷲羽岳を眺めながら酒を飲んでやる。
一泊二日だけど無理やり行ってやる。
と思ったら,金曜日に翌週月曜日のアポが延期。
なら,と月曜日も急きょ休みにして二泊三日の北アルプス縦走を計画。
西鎌尾根で槍ヶ岳を目指して今年の7月の忘れものをとり行くか。
はたまた去年の夏の忘れものを鷲羽さんに取に行くか。
雨で断念した,今年の夏の縦走計画だった双六〜笠に回るか。
う〜む,一気に選択肢が増えました。
<1日目>
まずは一泊二日の予定で予約を入れちゃったし,鷲羽さんを眺めながら酒を飲みたいって一番の目的に向かって双六岳へGo!!
ただ,今年はなんだか早起きができません。
なんやかんやで7時40分ごろスタート。
去年の2時間おしだし,到達できるのか?
わさび平小屋を越え,長い左俣林道歩き。
夏と違って花はないけど,紅葉がきれいです。
行きはいいんです,ワクワクしてるから。
長い林道歩きを経てから小池新道にとりつきガリっと登ります。
去年の夏はテン泊装備だったけど,今回は小屋泊装備。
軽いからか,はたまた知ってるからか,足取り軽く登れます。
このコースは定期的にわさび平小屋・小池新道の取り付き・秩父沢の水・シシウドヶ原・鏡池の逆さ槍・鏡平小屋の中華そば・弓折乗越からの眺望・どーんとひらける鷲羽さんの眺望とイベントいっぱい。
次のあそこを目指せって感じで疲れはしても目標がある。
楽しいす。
べらぼうに楽しいす。
特に鏡平小屋を越えて弓折中段までは紅葉の樹林帯,それ以降はドカンとした眺望見ながらの登りです。
で,〆は双六小屋の前で鷲羽さんをぼーっと眺めながら雪渓の雪解け水で持って上がったウィスキーの水割り。
しこたま飲んでやりました(笑)
で,夜も小屋泊で布団一枚頂いて,ぐっすり眠りました。
いびきかいてすみません。
<2日目>
西鎌尾根を上がって槍に向かうか。
はたまた鷲羽さんをピストンして,鏡平小屋で鏡池の逆さ槍を見るか。
諸々悩んだ1日目でしたが,稜線歩きだけを楽しもうと笠に回ることに。
もう,イイだけ槍穂を眺めながら歩いてやる(笑)
気持ちのいいことだけをしようと,昨年登った双六岳のピークはサボり(笑)
笠への稜線歩きをスタートです。
標高2600m超えの稜線はきついです。
稜線なんだからアップダウンなるのあたりまえなんですが。
想像以上のアップダウンに「槍や鷲羽さんより楽やろ?」と甘い考えを持った自分を呪い。
でもずっと槍穂を眺めながらのお散歩です。
弓折乗越までは昨日歩いた道だから知ってましたが。
弓折乗越からの登り返しと下り。
大ノマ乗越からの登り返しと下り。
秩父平からの山腹登りからの笠の稜線に上がる登り。
きつかったぁ。
コースタイムで歩けません。
おなかすきすぎて随分早くに双六小屋の小屋弁食べちゃいました。
初小屋弁,うまかったす。
でも笠の稜線に出たらまた眺望開けて気持ちいい。
ただ,最後のテン場からの登り300mほどがきつい。
何とかヘロヘロになりながら到着し,とりあえずビール。
またもや,以前に行ったことのある笠ヶ岳のピークに行く気が失せ。
とにかく槍穂と焼岳・乗鞍・噴煙上げる御嶽を眺めながら飲んじゃいました。
笠ヶ岳の小屋はテント場に雪渓の雪解け水の水場があるからと思っていたらもはや涸れ切って雨水が飲料水。
僕はおなかが弱いので心配でウィスキーストレートで飲み続け。
しかもテン場と小屋の距離と高低差に驚き。
今年の夏にテントで来なくて良かったです。
あの距離と標高差,僕はトイレに行きたくなって動き出したらテン場から小屋のトイレまで間に合いません(笑)
ここは小屋泊にしようと想いつつ,またもや布団一枚頂いてぐっすり寝て。
<3日目>
今日は笠新道を下るだけ。
明日仕事なんでなるべく早く家に帰って身体を休めようと。
で,朝美味しいご飯を頂いてご来光を見て。
でも,おなかの具合と相談し7時スタート。
もうピークに行くのがめんどくさくなっちゃって笠ヶ岳のピークはほっといて,稜線を歩気をスタート。
やっぱり標高2600m以上の稜線はきついです。
想ったほどスピードも出ず,コースタイム以上かかって笠新道の分岐へ。
でも,途中で雷鳥さんにワンサカお会いし。
今年は雷鳥さんの当たり年,来年また。
笠新道への分岐から稜線の最後部へ上がって見降ろしたら結構な急斜面。
二年前にここを登ったんだと想いながら下りましたがホントビックリするような傾斜。
杓子平までは一気に下りてあと平坦みたいな感じで笠の稜線を見上げながら降りましたが,杓子平からは樹林帯のひたすら長い下り。
で,間にベンチや小屋とか何もないのでとにかく一人ぼっちの戦いです。
足もヘロヘロ,石を踏んだら転げやがって転倒すること2回。
なんとかかんとか降りて来た時に左俣林道が見えた時の喜びったらなかったです。
いやぁ,笠新道はつらい。
笠ヶ岳山荘も10月15日宿泊分で今シーズンの営業を終了するようです。
僕の北アルプスも完全に最終戦。
でも最終戦にどえらい景色を見させて頂き,ピークに行かなくてただ稜線歩きをし飲んでるって不真面目なコースを堪能でき最高でした。
やっぱりピークハントだけよりもお山の上でとんでもない景色を見ながら飲む方が楽しいです。
来夏の計画を立てはじめます。
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