鈴鹿セブンマウンテン日帰り縦走《1day》


- GPS
- 15:24
- 距離
- 52.3km
- 登り
- 4,784m
- 下り
- 4,744m
コースタイム
- 山行
- 14:16
- 休憩
- 0:57
- 合計
- 15:13
天候 | ▲藤原岳〜釈迦ヶ岳 暴風🌀、濃霧(ホワイトアウト) ▲釈迦ヶ岳〜雨乞岳 曇り後晴れ ▲御在所岳 晴れ ▲鎌ヶ岳、入道ヶ岳 快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2023年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
車回収 バス、電車(2時間32分) ¥1,650円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
▲藤原岳 強風にガス、視界なし。 道を知っていなければ歩けない。 ▲藤原岳下り 急登の下りは前日の雨で泥だらけ。 コケないように細心の注意を払った。 ▲藤原岳〜竜ヶ岳 一部の区間では、ガスで完全にホワイトアウト。視界は2メートル、足元しか見えない。 本来は動かずビバークするレベル。 何回か通ったことがあっても、ライトに浮かぶ蛍光テープが無ければ遭難したと思われる。 ここでは正直やめたくなったが、逃げ場がないので続行した。 ▲竜ヶ岳 身体を風下に持ってかれそうになる危険な暴風。自身の経験での富士山も表銀座も真っ青。 ▲竜ヶ岳〜釈迦ヶ岳 暴風、視界なしに変化なし。 フードを被らなければ、帽子もライトも吹っ飛ぶレベル。 終始フードを被る夜間山行は、メンタルやられ鬱になる。 ▲釈迦ヶ岳〜雨乞岳 日が昇り、風も弱まり、ようやくフードが外せた。それと共に気分も回復。 根の平峠〜キャンプ適地まで、鈴鹿トレイルの醍醐味。存分に楽しんだ。 沢水は前日の雨で増水。コクイ谷出合の直進路は必ず浸かる。 ▲雨乞岳〜御在所岳 特筆無し ▲鎌ヶ岳〜入道ヶ岳 鈴鹿南部のトレイル。細かなupdownが、これでもかと続く。この長さが一般的では無いのか、人が少ない。しかし今日のような快晴の日には眺望が抜群であり、今回このトレイルの魅力を再認識した。 |
その他周辺情報 | 椿大神社バス停 喫茶 参道 (カツカレー&コーヒー) |
写真
感想
鈴鹿7Mt.縦走、ようやく満足のいく結果が残せた。去年の挑戦に比べれば、かなり成長出来たと思う。今年に入ってから、この日のために研究を重ね、トレーニングを積んできた。走力が上がっているのは実感出来るものの、実際、鈴鹿7Mt.縦走でどこまでやれるのかは未知数だった。目標に、速い人が口にする13時間というのを掲げてみたが、さすがにこれは身の程知らずだった。次の目標は15時20分のバスに間に合うこと。これは余裕を持って達成出来た🎉 喜ばしい。
私はまだ伸びる。来年に向けて頑張ろう。
ところで、私の知る限り、鈴鹿7Mt.縦走は、日帰りできる最も過酷なトレイルである。距離が長く、標高差が4千5百を超えるので、補給を含めた走力を試すには、最高のメルクマールとなる。チャレンジしてみました程度の想いでは、達成不可能。本物トレランナー
は別だが、本気で取り組まないと、御在所岳より先へは進めない。
今回、私も御在所岳では弱気になった。
だからこのトレイルは面白い。
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今回、藤原岳に登頂した時点で、ガスに覆われ、視界はなかった。
撤退が頭をよぎったが、仕事の関係上、今日を逃すと次がない。どうしても0時スタートの鈴鹿7Mt.縦走をやって、自己タイムを知る必要があったので続行した。
撤退できないのは登山者として失格だ。
わかってはいるが出来なかった。
藤原岳で視界がなければ、その先もない。
あの藤原岳〜竜ヶ岳区間でそれはマズい。
ガスの白い闇に覆われてメンタル限界で、撤退しなかった事を悔いたが、踏み込みすぎていて逃げ場がない。これが雪山なら死ぬかもしれない。
点在する蛍光テープに救われ何とか竜ヶ岳に辿り着けたが、蛍光テープが無かったらと思うと恐ろしい。石榑峠で誰か迎えに来てくれたら撤退したと思う。それほどメンタルをやられていた。
今後は、藤原岳でガスなら撤退。
テンクラ暴風予報なら最初から登らない。
鈴鹿7Mt.縦走、天候不良で今年は出来なかった、ぐらいでいこうかなと思います。
雨乞岳〜御在所岳区間では、脚に疲れが来て弱気になった。給水をケチったのがひとつの原因ではないかと考えている。
目標タイムに遅れていたし、私より先に鈴鹿7Mt.縦走を達成されているMaiboboboさん(女性)に、Timeで遅れを取りたくなかったので、時間を稼ぐために、御在所岳自販機をパスする事を考えていた。自販機に行かないとなると、水分を節約しなければならない。
柿の種をパッサパサに感じ、受け付けなかったのは水切れのサインだ。
結局、後半の地獄を恐れて自販機に行くことになったが正解だった。
今後は御在所岳自販機を規定ルートとして盛り込み、水はケチらないようにしたい。
鎌ヶ岳〜入道ヶ岳区間では、疲れが嘘のように超回復した。これは初めて体験する人体の不思議だ。鈴鹿トレイルが長大だからこそ新しい自分を知ることが出来た。
また、終盤のイワクラ尾根の地獄のupdownを心配していたが、普段から低山で細かいupdownをトレーニングしているので、そこまで辛いとは感じなかった。
普段のトレーニングが功を奏し、この区間で失速しなかったことで、15時間を切る事が出来た。
◉来年に向けて
藤原岳〜釈迦ヶ岳間はずっとフードを被り、走れていない。また、先週走っているのにも関わらず、石榑峠〜釈迦ヶ岳でルートロスした。やはり夜間は分が悪い。
この事は次のTime更新への希望へと繋がる。
15時間は切れるので、今度は2時スタートにする。竜ヶ岳登頂前にライトが不要となるはずだ。あとは17時20分のバスに間に合えばいい。
スタート時刻の調整のために、自分の走力を知る必要があったので、今回は無理をする事となった。
鈴鹿7Mt.縦走は、未知との自分に出会える最高のトレイル。
トライ中はしんどくて、そんな事は思いませんけどネ(笑)
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※携行品
ヘッドライト 2個
保冷バッグ
その他
補給食
自作エナジードリンク 500g×3本
(約2,000kcal)
ポカリスエット500ml×1本
柿の種(ほぼ食べず)
サプリメント
アミノプロテイン
マルチミネラル
ビタミンBミックス
給水
ハト峰 1.5リットル
御在所岳自販機 1.0リットル
重量4kg弱
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