記録ID: 5416707
全員に公開
積雪期ピークハント／縦走
塩見・赤石・聖
聖岳・芝沢ルート敗退(1泊2日)
2023年05月22日(月) 〜
2023年05月23日(火)
greenpower
- GPS
- 32:00
- 距離
- 26.6km
- 登り
- 2,184m
- 下り
- 2,169m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
1日目
- 山行
- 10:20
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 10:20
7:35
32分
北又渡発電所駐車場
9:48
9:48
54分
易老渡駐車場
13:31
13:31
87分
ガレの上
15:51
15:51
16分
標高2,000m地点
16:40
16:40
25分
標高2,200m地点
17:05
17:05
20分
西沢三角点
17:55
2日目
- 山行
- 6:55
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 6:55
6:11
6:11
17分
西沢三角点
6:28
6:28
26分
標高2,200m地点
7:02
7:02
26分
標高2,000m地点
8:38
8:38
26分
ガレの上
10:31
10:31
4分
易老渡駐車場
12:15
北又渡発電所駐車場
| 天候 | 05/22(月)→はれ/雨 05/23(火)→雨 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2023年05月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
■アクセス→中央道・飯田IC〜90分。 ■駐車台数→10台。 ■トイレ→なし。 ■水場→なし。 ■登山ポスト→なし。 ■24時間利用→可能。 ※落石の撤去が必要な場合があり、軍手とスコップを持参。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
■北又渡発電所駐車場(きたまたど・668m) 上記のアクセス欄を参照して下さい。 聖岳・光岳に登る場合は芝沢ゲート駐車場を利用しますが2月末に落石を撤去できずに北又渡発電所から先へ進めず、4月の光岳の下山時に大きな落石があり芝沢ゲートまで進む決断ができません。 2日目は台風が接近して林道赤石線で落石・崩落する可能性が高く帰宅できない可能性があるので北又渡発電所〜芝沢ゲートまで安全第一で片道1.3kmを歩きます。 下山時に北又渡発電所と芝沢ゲートの区間で倒木があり、人力では撤去ができず芝沢ゲートには1台の車がありました。登山者が芝沢ゲート駐車場に取り残される可能性があるので飯田市役所(土木課)に電話して、即対応してもらい感謝です。 芝沢ゲートを3回訪れて毎回、飯田市役所(土木課)に電話しているのでとにかく林道赤石線は厄介です。 ■芝沢ゲート(712m) 北又渡発電所駐車場から約30分で芝沢ゲートに到着です。 国道152号線(上島バス停)〜易老渡の区間は落石・倒木が多く特に危険です。 仮設トイレが2台(電気・水道・紙なし)ありますが、どちらもトイレ内に虫が数百匹いて利用するには勇気が必要です。 登山ポストがあります(用紙・ペン有り) 芝沢ゲートから易老渡まで片道4.6kmあり、自転車を利用する登山者がいますが(飯田市役所は自転車の通行を禁止している)特にデポした小型・折り畳み自転車の盗難被害が増えているので注意が必要です。 ※別称→芝沢ゲート駐車場と呼ばれます。 ■易老渡(いろうど・880m) 芝沢ゲートから約95分で易老渡に到着です。 分岐点になり直進→聖岳へ向かい、右折(渡渉)→光岳へ向かいます。 易老渡は危険な落石エリアなので、100m先の易老渡駐車場で休憩しましょう。 ■易老渡駐車場(883m) 易老渡から約10分で易老渡駐車場に到着です。 仮設トイレ(電気・水道なし、紙あり)と雨やどり処と登山者カード投函所(登山ポスト→用紙・ペン有り、消費期限切れの水)があります。 駐車台数20台の駐車場がありますが、芝沢ゲートが封鎖されているので利用できません。 ※別称→易老渡登山口と呼ばれます。 ■便ヶ島(たよりがしま・970m) 易老渡駐車場から約55分で便ヶ島に到着です。 厳密には便ヶ島(森林公園)に便ヶ島登山口と聖光小屋があると言えます。 聖光小屋(営業→03/01〜11/12、予約がない場合は管理人が不在)とテント場(40張り・500円)と休憩棟と炊事場と外トイレ(電気・水道・紙あり、有料100円)と公衆電話(100円硬貨のみ・通話20秒)があります。 聖光小屋とテント場と外トイレの水道は利用可能です。 聖光小屋には駐車台数40台の駐車場がありますが、芝沢ゲートが封鎖されているので利用できません。 芝沢ゲートから便ヶ島まで自転車が利用でき、往復15.4kmを自転車→約1時間、徒歩→約5時間かかり、4時間も短縮できるならば自転車の利用は十分に有利です。 北又渡発電所駐車場〜便ヶ島までの林道は準備運動になり、便ヶ島から本格的な登山道です。便ヶ島〜西沢渡まで危険な崩落地で落石・倒木・崩落・滑落に注意、遠山川が近く沢音で落石や熊の出没に気付きにくいので最大の注意が必要です。 ※便ヶ島・便ヶ島登山口・聖光小屋は同じとします。 ■西沢渡(にしさわど・1,100m) 便ヶ島から約90分で西沢渡に到着です。 人力では修復がほぼ不可能な荒れたトラバースの登山道を進むと、西沢渡の渡渉地点です。 上流側に木製の橋と下流側に新型のロープウェイが設置されています。 木製の橋は一本橋ではなく2本を連結した橋になり、両側がワイヤーとロープで固定されています。木製の橋はGW連休に水没していましたが、おそらく復旧されて1日目は通過できました。しかし2日目は台風の影響で増水して橋の半分が水没、連結部の石の土台が流されて橋を渡る時に重さで沈み滑りやすいので注意が必要です。 下流側にある新型のロープウェイは、滑るロープを腕力だけで対岸に渡る仕組みで重労働です。5m移動しましたが対岸に渡るには約10分掛かりそうなので、引き返して上流側の木製の橋を渡りました。 晴天時の西沢渡の渡渉は全く問題ありませんが、悪天候では木製の橋が流失する可能性があります。翌日の下山時まで増水と木製の橋が流失していないかと心配が消えませんでした。 万が一、橋が流失してもロープウェイがあるので安心感はありますが重労働になるので避けたいものです。 西沢渡を渡渉して緩斜面を登ると、西沢渡キャンプ指定地の廃屋があります。廃屋の右側裏から回り込んで細尾根の岩場になり、薊畑分岐まで標高差1,304mの急登が続きます。廃屋は幕営・ビバーク適地になり緊急時には利用できます。西沢渡が最終水場になり聖平小屋のテント場まで水場がないので、しっかり沢水を補給しましょう。 ■ガレの上(1,365m) 西沢渡から約80分でガレの上に到着です。 西沢渡から細尾根の岩場になり、登山道は落ち葉・木の根・ガレ場で滑りやすくロープや滑落防止ネットが設置されています。 2日目は雨の下山路で滑りやすく危険なので聖平小屋〜聖光小屋までチェーンスパイクを使用しました。ガレの上には道標がありません。 西沢渡から登山道は樹林帯で展望はありませんが、標高1,500mを超えると上河内岳側の稜線が見えますが、台風の影響で稜線は雲で隠れ始めて雨が降っているように見えました(薊畑分岐の手前で雨) 南岳と上河内岳の稜線上で14時から静岡県警のヘリコプターが20分間ホバリングしていました。 ■大木の広場(1,770m) ガレの上から約90分で大木の広場に到着です。 小さな平坦地になり、休憩適地・幕営適地になります。 大木の広場の手前にイラモミの大木の下の広場(1,690m)がありますが、大木の広場とは異なります。 ここで水切れになり両足が痙攣(原因→高い気温と水不足)して大失速、聖平小屋まで約3時間掛かります。西沢渡〜聖平小屋まで飲料水は1L〜2Lは必要です。 ※別称→標高1,800m地点と呼ばれます。 ■標高2,000m地点(1,990m) 大木の広場から約55分で標高2,000m地点に到着です。 標高2,000m近くになると極端に環境が変化します。気温20℃→12℃・風速5m〜7mになりいつ雨が降り出してもおかしくない天気になり半袖シャツでは寒くなります。 16時過ぎには、芝沢ゲート〜光岳〜聖岳を周回して下山する登山者と情報交ました(上河内岳〜聖平小屋に雪渓あり) 標高2,000m〜2,200m地点は苔むした倒木帯です。 ■苔平(こけだいら・2,020m) 標高2,000m地点から約15分で苔平に到着です。 登山道は苔に覆われた岩場や木の根が多く転倒しやすく、2日目は雨を含んだ苔に覆われた岩場と木の根はとても滑りやすく注意が必要です。 ■標高2,200m地点(2,179m) 苔平から約30分で標高2,200m地点に到着です。 標高2,000m〜2,200m地点は苔むした倒木帯ですが、登山道の倒木は撤去されています。 しかし、森林限界が近く疎林帯になるので通過するには倒木に注意が必要です。 16時42分頃に静岡県を震源とする震度5弱の地震があり、細尾根の岩場で緊急地震速報のアラームが鳴り驚きましたが揺れは感じませんでした。5月は全国各地で震度5の地震が発生しているので注意が必要です。 ■西沢三角点(2,314m) 標高2,200m地点から約25分で西沢三角点に到着です。 登山道から約10m離れた場所に三角点が設置されていますが、展望がなく立ち寄る登山者は少なく見落とす事があります。 ■薊畑分岐(あざみばた・2,404m) 西沢三角点から約25分で薊畑分岐に到着です。 晴天時には聖岳や上河内岳の稜線が見える展望地ですが、崩落地にある分岐点・三股の分岐点になり注意が必要です。 薊畑分岐から標高差144mを下り、聖平小屋に向かいます。 樹林帯を抜けて雨になり風が強くなりますが、聖平小屋まで約30分なので防水対策は取らずに進みます。 ※別称→薊畑と呼ばれます。 ■聖平小屋分岐(2,269m) 薊畑分岐から約20分で聖平小屋分岐に到着です。 三股の分岐点になり左折→聖平小屋、直進→上河内岳へ向かいます。 聖平小屋分岐は薊畑分岐と岩頭のコルにある平坦地になり、分岐点から聖平小屋の手前まで木道があります(すれ違い不可) ※別称→聖平と呼ばれます。 ■聖平小屋(2,260m) 聖平小屋分岐から約10分で聖平小屋に到着です。 手前に聖平冬期小屋(開放中)、奥に聖平小屋(閉鎖中)、下段にテント場と水場と外トイレ(未確認)があります。 雨で日没直前の到着なので、水場の確認と水汲み(2往復→3L)をしてから冬期小屋へ向かいます。 先週の南アルプス・茶臼小屋よりひどく汚れていて、多くのゴミが放置されていました(公式ツイッターで告知あり) 全ての窓が開いていて(網戸も開放)、砂埃と虫が多くいましたが拾ったタオルで板間を水拭きしました。 サンダルは整理整頓されておらず邪魔なので、出入口の外にある下駄箱に収納しました。床には散乱したコンロ台と食べ残しの残飯があり、ネズミが食べていました。また夜中に2階の板間 or 梁をネズミが走り回っていたので、食料の管理には注意が必要です(ネズミがいるのでヘビもいる可能性あり) 2023年の聖平小屋の営業→07/16(日)〜09/23(土)で素泊まりのみ、小屋泊(定員→50名)とテント泊(30張り→1名2,000円)はどちらも予約が必要です。 聖平冬期小屋の備品→ほうき3本・ちりとり・モップ・スコップ・コンロ台・ハンガー・消化器・善意の箱(協力金箱)・サンダル・長靴があります。 夜から雨が強くなり増水・落石・崩落が気になり、疲れていますが眠れません。雷雨が予報通り雪になれば3時から聖岳に登れるように2時に起床しますが、結局22時〜翌4時まで土砂降りの雷雨で敗退決定です。 暴風雪ならば無理をして聖岳を目指しましたが、登頂できても暗闇の夜間歩行で増水・落石・崩落を回避できないと判断しました。実際に山に登らなければ天候は判断できないと言われますが、台風の山行はおすすめできません。 ■聖平小屋(2,260m) 2日目のスタートです。 再び4時に起床しますが、変わらず激しい雷雨なので下山します。04時30分過ぎに雨が弱くなり始めたので、急いで朝食と荷作りを済ませます。 聖平小屋から薊畑分岐まで約30分の疎林帯の稜線歩きになり、雷から樹林帯へ避難する為に急いで向かいます。標高2,200m〜2,400m・気温6℃・風速10m〜15mで薊畑分岐の手前でみぞれになりました。 おそらく小聖岳(2,662m)より下部の標高2,500m辺りから、聖岳(3,013m)まで雪が降ったと考えられます。 下山路は滑りやすく危険なので、登山靴(夏用)とチェーンスパイクを装着して、休憩なしで北又渡発電所まで7〜8時間を目指して下山します。 ■聖平小屋分岐(2,269m) 聖平小屋から約10分で聖平小屋分岐に到着です。 ■薊畑分岐(あざみばた・2,404m) 聖平小屋分岐から約25分で薊畑分岐に到着です。 薊畑分岐の手前でみぞれになります。 ■西沢三角点(2,314m) 薊畑分岐から約15分で西沢三角点に到着です。 ■標高2,200m地点(2,179m) 西沢三角点から約15分で標高2,200m地点に到着です。 ■苔平(2,020m) 標高2,200m地点から約25分で苔平に到着です。 ■標高2,000m地点(1,990m) 苔平から約10分で標高2,000m地点に到着です。 ■大木の広場(1,770m) 標高2,000m地点から約25分で大木の広場に到着です。 標高1,700mになると増水した遠山川の沢音が聞こえてきて、西沢渡で渡渉できるか不安になります。 ■ガレの上(1,365m) 大木の広場から約70分でガレの上に到着です。 ■西沢渡(にしざわど・1,100m) ガレの上から約25分で西沢渡に到着です。 上流の木製の橋は流失していませんが、橋下の岩が流されて渡る時に沈みます。増水していますが沢水は濁っておらず0.5L補給します。 下流の新型のロープウェイは、中央部へ風で流されていました。 ■便ヶ島(たよりがしま・970m) 西沢渡から約50分で便ヶ島に到着です。 ※便ヶ島・便ヶ島登山口・聖光小屋は同じとします。 ■易老渡駐車場(883m) 便ヶ島から約35分で易老渡駐車場に到着です。 ■易老渡(いろうど・880m) 易老渡駐車場から約5分で易老渡に到着です。 ■芝沢ゲート(712m) 易老渡から約75分で芝沢ゲートに到着です。 前日にはなかった登山者と思われる車が1台あります。北又渡大橋の手前で倒木が林道を塞いでいて、人力では撤去できません。このままでは芝沢ゲートから脱出できない可能性があり、台風の影響もあり落石や崩落の危険があるので飯田市役所(土木課)に電話しました。 昼過ぎの早い時間だったので即対応してもらい、下栗の里を通過した所で飯田市役所の車とすれ違いました。2月・4月・5月と芝沢ゲートを訪れて落石があり、飯田市役所に3回も電話しています。今回の山行は台風の影響があったので、安全第一で北又渡発電所駐車場を利用しました。おそらく今後も芝沢ゲートまで進入する事はなく、北又渡発電所駐車場から聖光小屋まで自転車を利用すると思います。 北又渡発電所駐車場から国道152号線に到着するまで落石の危険があり、当日は3回落石を撤去しながら帰宅しました。万が一に備えて車に軍手・スコップ・ノコギリを積んでいれば小規模な落石・倒木は対処できる可能性があり、災害に遭った場合はスマートフォンが圏外になので国道152号線まで約20kmを歩く事になります。 芝沢ゲート〜国道152号線までの林道赤石線は、狭くすれ違いが困難なので、19ヶ所の待避場があります。飯田市役所(土木課)だけで落石の除去や対応には限界があるので、全ての待避場に軍手・スコップ・竹ほうき・鋸を設置してもらえると登山者・釣り人が対応可能になります(クラウドファンディング or 寄付・協力金) ■北又渡発電所駐車場(668m) 芝沢ゲートから約30分で北又渡発電所駐車場に到着です。 2日目は台風で厳しい状況でしたが、これで無事に山行が終了です。 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 ★その他の注意点 聖岳・芝沢ルートの区間は距離→31.2km(北又渡〜聖岳)・標高差→2,345m・コースタイム→12時間55分(無雪期)になりますが、日帰りが可能です(無雪期の場合・山滑走を除く) 残雪期に日帰りで登頂するには雪質・積雪量・天候・体調・装備・気力・長距離を歩ける体力が必要です。 ★冬期小屋のゴミ放置・不法侵入について 築17年と新しい聖平冬期小屋ですが、聖岳は人気があるので登山者もゴミも必然と多くなります。 SNSでは聖平冬期小屋のゴミ放置、水晶小屋・三俣山荘の不法侵入があり魔女狩りが始まりそうな雰囲気です。冬期に水晶岳を目指す素人はおらず、複数パーティーでは他人の視線が気になりゴミは捨てられないので単独 or 2人組の可能性が高いです。 聖平冬期小屋には乾電池も多く捨てられていて、乾電池を持ち帰る体力がない事に脱帽します。 はっきり言ってゴミとし尿問題に解決作はありません。各自で持ち帰る事が簡単でお金が掛からない方法です。 ★林道赤石線について 国道152号線上島トンネル〜北又渡発電所〜芝沢ゲート〜易老渡の区間は落石・崩落で通行止めに度々なります。 入山前の天気予報に注意して、これから梅雨や台風の時期に通行するのは非常に危険です。 破損したガードレール・法面・落石防護ネット・道路を見れば危険地帯だと認識できます。 聖岳に危険はありませんが、林道赤石線はとても危険です。 ★芝沢ルート(易老渡〜光岳)について 聖岳は芝沢ゲートの先にある易老渡駐車場と聖光小屋駐車場が利用できないので、行程の半分以上(北又渡〜便ヶ島→往復15.4km)が長い林道歩きになり山行距離は27km〜30kmになります。 積雪期を除いて聖岳は難易度が高くありませんが終始、晴天時でも増水・落石・崩落の心配から解放されません。 便ヶ島まで整備されて車で乗り込めたら、簡単に登頂できても達成感は半減するでしょう。 無雪期の軽装備で日帰りも可能ですが相当な覚悟が必要です。 ★積雪量について 国道152号線の道路に全く雪はありませんが、最新の天気予報を確認して下さい。 聖岳・芝沢ルートは北又渡発電所〜聖平小屋まで雪はありませんが、05/27(土)・30(火)・31(水)と降雪予報があります(05/26(金) 08時現在) 標高2,000m・2,500m・3,000m地点で、環境が大きく変わるので注意が必要です。 登りでは雪が降らなくても下りで雪が降る場合もあり、少しでも安全に登山できる装備をする事で登頂確率が上がります。 ★登山ポストについて 聖岳・芝沢ルートには登山ポストが3つあります。 �ー蚤凜押璽� ��易老渡駐車場 �Ｊ悒�島にあり、全てに用紙・ペンがあります。 登山計画書は事前にオンライン提出が可能です。 ★聖岳について 聖岳の登山ルートは�ー蚤凜襦璽� ��茶臼岳登山口ルート ��聖沢登山口ルート �だ山拇貳�根ルート �ダ崟亞戮�ら縦走ルートがあり、�´△�多く利用されます。 ★水場について 地図では聖岳・芝沢ルートには水場が2つあります。 西沢渡まで上記の2つを含めて12ヶ所の水場があります(写真添付) 芝沢ゲート手前〜易老渡の林道沿いに6つ、易老渡〜西沢渡の林道沿いに6つの水場があります。他に聖光小屋のテント場・炊事場の水道と西沢渡(渡渉地点)と聖平小屋のテント場の水場(15ヶ所あり)が利用可能です。 今回は0.5L担ぎ上げて沢水を3.75L補給、合計4.25L(食事含む)で残りは0.6L残りました。 西沢渡(最終水場)〜聖平小屋のテント場(標高差1,160mの急登)まで水場がないので、聖平小屋まで必要な沢水を補給しましょう。 水場が多いにも関わらず当日は水切れと高い気温で両足が痙攣して、コースタイムより140分遅くなり大失速しました。結果として西沢渡でプラス1Lの沢水を補給していれば、コースタイム通り聖平小屋に到着できたと反省点です。 ★駐車場について 聖岳・芝沢ルートには4つの駐車場があります(写真添付) �ー蚤凜押璽斑鷦崗�(45台) �∨緬�渡発電所駐車場(10台) �０從慧話鷦崗�(20台) �だ燦�小屋駐車場(40台)がありますが、芝沢ゲートより先には一般車両が進入できないので���い詫�用できません。 駐車場は人気がないので、貴重品の管理と車上荒らしに特に注意が必要です。 ★山小屋の営業について 聖岳・芝沢ルートには聖光小屋(冬期小屋→なし)と聖平小屋(冬期小屋→あり)があります。 聖平冬期小屋の協力金額は指定されていませんが、1人→1,000円〜2,000円が相場です。 日帰りでも、緊急時に備えてツェルトを必ず持参しましょう。 ★マーキングについて 聖岳・芝沢ルートには各所に道標やピンクテープがあり道迷いする場面が少ないです(北又渡発電所〜聖平小屋) 聖岳に登頂していないので、薊畑分岐から聖岳は未確認です。 残雪期になり雪解けが進み、落枝と共に落ちた古いテープは回収済みです。 ★天候や服装について(ヒル＋虫) 聖岳・芝沢ルートの6〜7割が樹林帯になり、降雪後は落雪・落氷が発生するのでザックカバー・ゲイター・タオル・合羽・着替えがあると快適です。 標高3,000mを超える山域になり、樹林帯は暗く寒い環境なので防寒・防風対策が必要です。 当日は気温6℃〜23℃あり、平均気温は11℃です。 悪天候では装備や服装のレイヤリングに気を配り、5月末まで降雪予報に注意が必要です。 1日目は気温が20℃を超えて、顔に虫がまとわり付くので防虫ネットを使用しました。2日目は雨で長く危険な下山路なので休憩を取りませんでしたが、西沢渡の渡渉を終えて沢水を補給する時に2匹のヒルがズボンに付着していました。 芝沢ルートでは虫・ヒル対策に注意が必要です。 ★幕営適地について 聖岳・芝沢ルートには樹林帯に3つの幕営適地がありますが、全体的に少ない印象です(聖光小屋と聖平小屋のテント場は除く) 幕営する場合は携帯トイレを持参して、必ずゴミを持ち帰りましょう。 ★熊の出没について 聖岳は熊の生息地になり、想像以上に身近に熊がいます。既に熊は冬眠から目覚めています。 北又渡発電所から西沢渡まで沢沿いを歩くので、沢音で熊の気配や存在に気付くのが遅れるので注意が必要です。 ★山バッジについて 残雪期は多くの山小屋が冬期閉鎖して、山バッジが購入できません。聖岳の山バッジは2種類の販売が確認できます。 �＼燦�小屋 �∪司疹�屋で営業している時に販売しています。 ★北又渡発電所駐車場まで国道152号線・林道赤石線の自動車の運転は、動物の飛び出しや落石が多いので注意が必要です。 また一般道・林道・登山道の崩落・土砂災害・台風による交通規制や様々な注意報(雷・大雨・大雪・雪崩)に注意が必要です。 ★聖岳・芝沢ルートでは、スマートフォンの電波が6〜7割入りました(時期・天候・機種による) 光橋〜ガレの上では電波が不安定になり、山頂に近づくにつれて電波が繋がりやすくなります。 聖平小屋分岐では電波が入りますが、聖平小屋・テント場・小屋の内部は圏外でした。 暑さ・寒さ・高所の影響でバッテリーの消耗がとても早いので、予備のモバイルバッテリー(充電ケーブル含む)が必要です。 ★当日の聖岳・芝沢ルートでは登山者のすれ違いは1日目→6名、2日目→0名です。 日照時間が長くなりましたが日帰りでは装備・服装・天候が重要です。 特に単独登山者はセルフレスキューとルートファインディング能力が必要になり、ツェルトと地図とヘッドランプの携帯が必須です。 ★ヘルメット・ウインドシェル(上)・ストックを全行程で使用しました。 アプローチシューズを北又渡発電所駐車場〜聖平小屋の登りで使用しました。 チェーンスパイク・登山靴(夏用)・ハードシェル(上)を聖平小屋〜聖光小屋の下りで使用しました。 12本爪アイゼン・ピッケル2本は携帯しましたが不使用です。 ★緊急時の連絡先 �＾て邨抻―陟�0260-25-0110(代表) ★今回の山行の危険箇所 �々馥�152号線〜北又渡発電所→落石・崩落。 �∨緬�渡発電所〜芝沢ゲート→落石・崩落。 �Ｊ悒�島〜西沢渡→落石・滑落。 �だ沼�渡の渡渉→増水・橋の流失。 �ツ垢づ仍各擦農司疹�屋に到着できない準備が必要。 ★北又渡発電所駐車場(1日目)→07時35分に気温16℃、聖平小屋→17時55分に気温10℃、聖平小屋(2日目)→05時20分に気温6℃、北又渡発電所駐車場→12時15分に気温14℃です。 気温の温度差が大きく紫外線が強く、体調管理や服装選びが難しくなります。 当日の日の出→04時28分、日の入り→19時02分と活動時間は長くなり、日の出と日の入り1時間前にはヘッドランプが必要です(ルートは樹林帯が長く日陰が多いため) ★聖岳・芝沢ルートでは、北又渡発電所駐車場〜標高1,800m地点までガレ場・ザレ場の急登は落石に特に注意が必要です。 単独行なので鳥の鳴き声・荒い呼吸・風の音・水の音しか聞こえません。 落石を発見した場合は、後続の登山者に恥ずかしがらず大声で「ラーク」と知らせてあげましょう。 ★聖岳・芝沢ルートにはトイレが4つあります。 �ー蚤凜押璽�(電気・水道・紙なし) ��易老渡駐車場(電気・水道なし、紙あり) ��聖光小屋のテント場のトイレ(電気・水道・紙あり) �だ司疹�屋の外トイレ(未確認)必ず紙おむつ・携帯トイレを持参しましょう。 ★登山ではスマートフォンなど電子機器に頼りすぎてはいけません。バッテリーのリチウムイオン電池は暑さや寒さに弱く、すぐに使えなくなります。 電池切れ・故障・紛失を想定してアナログ機器も併用して使えるようにしましょう。 地図・コンパス・ルート・分岐点など登山計画書の作成時点から覚えて緊急事態に備え、登山記録を残して次の登山に活かしましょう。 登山では技術・知識・経験が全く通用しない場面に直面します。 ★残雪期でも先行者の踏み跡があるからといって100%安心しないで下さい。その踏み跡が正解とは限りません。また登山道や踏み跡が草木で隠れて道迷いしやすい状況です。 ピンクテープ・道標・赤旗を目印にして、道に迷ったら分かる所まで戻るのが鉄則です。 ★標高・距離・気温・天候・風速・写真撮影・ルート工作・危険箇所の確認をしながら登るので、コースタイムより遅くなります。 登山ルート・距離・歩行時間は参考程度にして下さい。 ★登山の出発前に、車のルームライトや灯火類の消し忘れによるバッテリー上がりに注意が必要です。 また登山で車の鍵の紛失や落し物は致命傷になり、探し出すのは極めて困難です。こまめに落し物やジッパーの開閉を確認しましょう。 しっかり貴重品は管理して、荷物のデポなどで盗難の被害に注意が必要です。 ★登山では、食事(行動食)・水作り(水汲み)・トイレ・着替え・装備の着脱など季節を問わず面倒で後回しになりがちです。 これらは早めに済ませて落石・滑落・雪崩など危険回避に神経を使いましょう。 ★残雪期ですが強い紫外線を浴びて重度の日焼けや、紫外線の照り返しで視力低下による怪我や事故に注意が必要です。 日焼け止めクリーム・リップクリーム・サングラス・ゴーグル・バラクラバがあると便利です。 ★今回の山行 南アルプス深南部に通い続ける中で、聖岳を外す訳にはいきません。日帰りで聖岳のみでは勿体ないので、当初は1日目に上河内岳→聖平小屋・2日目に聖岳〜兎岳〜奥聖岳を予定していましたが、台風の影響があり見送ります。 直前で1日目に聖平小屋・2日目は天候次第で聖岳 or 標高が低い上河内岳を計画しましたが、やはり色気が出てしまい24時出発で1日目に聖岳〜兎岳〜奥聖岳→聖平小屋・2日目に下山を強行しようとしましたが眠気に勝てませんでした。 現実的に1日目に聖平小屋・2日目に聖岳ピストンで下山予定でしたが雷雨で敗退が決定です。出発が07時35分では遅く、3時〜4時に出発していたら天候が悪化する前に聖岳に登頂できた可能性があります。 今回は通常より3kgの軽量化をしましたが、水分の配給に失敗して水不足と高い気温で両足が痙攣して大失速しました。西沢渡〜聖平小屋まで3時間も急登で水切れになり厳しい状況でした。 今回は聖岳に登頂できませんでしたが、台風の悪天候・体調不良でも30kmを17時間で歩く事ができました。改めて増水・落石・崩落の怖さを体験して、梅雨前に貴重な山行ができました。 再び無雪期や積雪期を問わず、南アルプス深南部に通い縦走したいです。南アルプス深南部に通った事で30kmの山行に順応してきて、長い距離に対する抵抗感が減りました。 ★駐車場の10km圏内はガソリンスタンドやコンビニがなく、とても不便なエリアです。 場所によって車中泊の禁止・火気厳禁など禁止事項があるので注意が必要です。 長く細かい説明になりましたが『安全第一』で聖岳を楽しんでください。 |
| その他周辺情報 | ■飯田市・ほっ湯アップル ■営業時間→11:00〜21:00(最終受付20:30) ■休館日→第2・第4月曜日 ■料金→大人600円、小人300円、3歳未満0円。 |
写真
テント泊装備→17.05kg(1,000m)
※水→0.5L含む。
※水→0.5L含む。
便ヶ島→7.8km、易老渡→5.9km(687m)
※北又渡発電所からの距離。
※北又渡発電所からの距離。
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※大便器2台→電気・水道・紙なし。
※大便器2台→電気・水道・紙なし。
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※大量の虫がいて利用するには勇気が必要。
※大量の虫がいて利用するには勇気が必要。
4月の落石エリア(785m)
※撮影日→2023年04月18(火)
※撮影日→2023年04月18(火)
�＾從慧話鷦崗譴硫樟潺肇ぅ�(883m)
※利用可能、別称→易老渡登山口。
※利用可能、別称→易老渡登山口。
��易老渡駐車場の仮設トイレ(883m)
※電気・水道なし、紙あり。
※電気・水道なし、紙あり。
衛生公衆電話あり(883m)
※聖光小屋のテント場に公衆電話あり。
※聖光小屋のテント場に公衆電話あり。
便ヶ島(たよりがしま・970m)
※別称→便ヶ島登山口・聖光小屋。
※別称→便ヶ島登山口・聖光小屋。
聖岳の山バッジ(970m)
※聖光小屋から本格的な登山道が始まる。
※聖光小屋から本格的な登山道が始まる。
トレイルランナーの自転車(970m)
※徒歩→約200分、自転車→約30分。
※徒歩→約200分、自転車→約30分。
登山ポスト(970m)
※用紙・ペン有り、飲料水(消費期限切れ)
※用紙・ペン有り、飲料水(消費期限切れ)
聖光小屋のテント場(970m)
※休憩棟・炊事場・トイレあり。
※休憩棟・炊事場・トイレあり。
テント場の公衆電話(970m)
※100円専用(通話→20秒)・Edy可能。
※100円専用(通話→20秒)・Edy可能。
�▲謄鵐半譴離肇ぅ�(970m)
※小便器2台、電気・水道あり。
※小便器2台、電気・水道あり。
聖光小屋(970m)※2023年→営業03/01〜11/12(小屋泊のみ予約制、シャワー無料、予約が無い日は管理人は不在)
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5/22 10:55
聖光小屋(970m)
※2023年→営業03/01〜11/12(小屋泊のみ予約制、シャワー無料、予約が無い日は管理人は不在)
※2023年→営業03/01〜11/12(小屋泊のみ予約制、シャワー無料、予約が無い日は管理人は不在)
2つ目のトンネル(1,017m)
※西沢渡まで崩落地で落石・滑落に注意。
※西沢渡まで崩落地で落石・滑落に注意。
危険エリア(1,032m)
※聖光小屋〜西沢渡→落石・倒木・滑落・崩落あり。
※聖光小屋〜西沢渡→落石・倒木・滑落・崩落あり。
ロープウェイの注意事項(1,100m)
※荷重制限→150kg。
※荷重制限→150kg。
新型のロープウェイ(1,100m)
※対岸まで5分〜10分掛かり、腕力が必要(ロープが滑る)
※対岸まで5分〜10分掛かり、腕力が必要(ロープが滑る)
�∪沼�渡の渡渉地点(1,100m)
※翌日は増水して橋が半分水没。
※翌日は増水して橋が半分水没。
道標(1,101m)
※薊畑まで標高差1,313mの急登の始まる。
※薊畑まで標高差1,313mの急登の始まる。
�＼沼�渡キャンプ指定地(1,168m)
※登山道は小屋の右裏側にあり。
※登山道は小屋の右裏側にあり。
ギンリョウソウ(1,329m)
※花期→06月〜07月・銀竜草。
※花期→06月〜07月・銀竜草。
道標(1,406m)
※細尾根の岩場→落ち葉・木の根・ガレ場で滑りやすい。
※細尾根の岩場→落ち葉・木の根・ガレ場で滑りやすい。
ホバリングするヘリコプター(1,616m)
※南岳と上河内岳の間→約20分間。
※南岳と上河内岳の間→約20分間。
光岳から周回して易老渡へ下る登山者(2,018m)
※テント泊装備→30kg。
※テント泊装備→30kg。
�♂�畑分岐(あざみばた・2,404m)
※1→芝沢ゲート、2→聖平小屋、3→聖岳。
※1→芝沢ゲート、2→聖平小屋、3→聖岳。
聖平小屋(2,260m)
※青→聖平冬期小屋の入口。2023年→営業07/16〜09/23営業(素泊りのみ・テント泊共に要予約)
※青→聖平冬期小屋の入口。2023年→営業07/16〜09/23営業(素泊りのみ・テント泊共に要予約)
聖平冬期小屋(2,260m)
※小屋内の窓が全て開いていて虫だらけ。
※小屋内の窓が全て開いていて虫だらけ。
1階の板間(2,260m)
※4畳→ソロテント3張り、雑魚寝→4名、高さ→150cm。
※4畳→ソロテント3張り、雑魚寝→4名、高さ→150cm。
2階の板間(2,260m)
※4畳→7部屋、高さ→200cm以上。
※4畳→7部屋、高さ→200cm以上。
放置されたゴミ(2,260m)
※下山時に回収済み(残飯にネズミあり)
※下山時に回収済み(残飯にネズミあり)
掃除用具 & 備品(2,260m)※ほうき3本・ちりとり・モップ・スコップ・コンロ台・ハンガー・消化器・善意の箱(協力金箱)・サンダル・長靴。
5/22 18:35
掃除用具 & 備品(2,260m)
※ほうき3本・ちりとり・モップ・スコップ・コンロ台・ハンガー・消化器・善意の箱(協力金箱)・サンダル・長靴。
※ほうき3本・ちりとり・モップ・スコップ・コンロ台・ハンガー・消化器・善意の箱(協力金箱)・サンダル・長靴。
聖平冬期小屋の下駄箱(2,260m)
※乱雑に放置されていたので下駄箱に収納。
※乱雑に放置されていたので下駄箱に収納。
水場で3Lの沢水を補給(2,260m)
※合計4.25L(補給→3.75L)→残り0.5L(下山時)
※合計4.25L(補給→3.75L)→残り0.5L(下山時)
台風で強まる雨(2,260m)
※22時〜翌4時まで土砂降りの雷雨で、下山が心配で眠れない。
※22時〜翌4時まで土砂降りの雷雨で、下山が心配で眠れない。
暖かく快適な聖平小屋(2,260m)
※2階 or 梁にネズミがいる。
※2階 or 梁にネズミがいる。
見納めの聖平冬期小屋(2,260m)
※台風→暴風雨で敗退決定。
※台風→暴風雨で敗退決定。
夏靴＋チェーンスパイク(2,260m)
※聖平小屋〜聖光小屋まで装着。
※聖平小屋〜聖光小屋まで装着。
雨の聖平小屋のテント場(2,260m)
※北又渡発電所まで続く雨。
※北又渡発電所まで続く雨。
聖平小屋分岐を通過(2,269m)
※風速15m・みぞれ・気温→6℃。
※風速15m・みぞれ・気温→6℃。
30分で全身ずぶ濡れ(2,371m)
※7時間の下山路は歩き続けても寒い。
※7時間の下山路は歩き続けても寒い。
薊畑分岐を通過(2,404m)
※風速15m・みぞれ・気温→6℃。
※風速15m・みぞれ・気温→6℃。
�”弦�1,800m地点を通過(1,770m)
※別称→大木の広場。
※別称→大木の広場。
��標高1,800m地点を通過(1,770m)
※別称→大木の広場。
※別称→大木の広場。
西沢渡キャンプ指定地を通過(1,168m)
※幕営・ビバーク可能。
※幕営・ビバーク可能。
水没した渡渉地点(1,100m)
※橋下の岩が流されて渡る時に沈む。
※橋下の岩が流されて渡る時に沈む。
沢水→0.5Lを補給(1,100m)
※台風で増水したが濁らず飲料可能。
※台風で増水したが濁らず飲料可能。
増水した遠山川(1,100m)
※堰堤から落ちる沢音が大きいので恐怖心が生まれる(増水時の水深→膝〜太股)
※堰堤から落ちる沢音が大きいので恐怖心が生まれる(増水時の水深→膝〜太股)
風で流されたロープウェイ(1,100m)
※寄せるのも移動するのも重労働。
※寄せるのも移動するのも重労働。
前日より崩れている落石(1,080m)
※岩壁の上部は崩れる可能性が非常に高い。
※岩壁の上部は崩れる可能性が非常に高い。
落石が発生(1,071m)
※大きい沢音と雨音で落石に気付きにくい。
※大きい沢音と雨音で落石に気付きにくい。
土砂降りで落石に注意(1,055m)
※落石は沢音と雨音で確認が遅れるので常に斜面を見上げる(西沢渡〜聖光小屋)
※落石は沢音と雨音で確認が遅れるので常に斜面を見上げる(西沢渡〜聖光小屋)
��危険ポイントの下部(1,039m)
※滑落した場合は遠山川まで100m落ちる。
※滑落した場合は遠山川まで100m落ちる。
2つ目のトンネルを通過(1,017m)
※赤→聖岳、黄→上河内岳が晴天時に見える。
※赤→聖岳、黄→上河内岳が晴天時に見える。
便ヶ島登山口を通過(970m)
※聖光小屋・便ヶ島・便ヶ島登山口は同じ。
※聖光小屋・便ヶ島・便ヶ島登山口は同じ。
便ヶ島を通過(970m)
※芝沢ゲートまで7.7km、北又渡発電所まで8.9km。
※芝沢ゲートまで7.7km、北又渡発電所まで8.9km。
慣れた林道赤石線のロード(883m)
※北又渡発電所まで5.8km(約100分、自転車→約20分)
※北又渡発電所まで5.8km(約100分、自転車→約20分)
自転車の危険ポイント(826m)
※細いタイヤは溝にはまり、金属部分は滑りやすい。
※細いタイヤは溝にはまり、金属部分は滑りやすい。
楽しみが全くない下山路(741m)
※落石・崩落の危険が2日間消えない。
※落石・崩落の危険が2日間消えない。
台風で入山した登山者(712m)
※倒木で芝沢ゲート駐車場から脱出不可能→飯田市役所へ連絡済み。
※倒木で芝沢ゲート駐車場から脱出不可能→飯田市役所へ連絡済み。
林道赤石線の倒木(697m)
※北又渡と芝沢ゲートで1番の悪路、人力で撤去は不可能(飯田市役所が即対応)
※北又渡と芝沢ゲートで1番の悪路、人力で撤去は不可能(飯田市役所が即対応)
北又渡大橋から眺める北又渡発電所駐車場(669m)
※赤→登山者用、青→発電所用。
※赤→登山者用、青→発電所用。
聖平冬期小屋のゴミの不法投棄(1,000m)
※聖平小屋の公式ツイッター。
※聖平小屋の公式ツイッター。
装備
| 個人装備 |
ヘルメット
ツェルト
ヘッドランプ
温度計
風速計
モバイルバッテリー10000mAh4個
ちり紙
携帯トイレ
地図
登山計画書(控)
腕時計
ザック60L
スマートフォン2台
ボールペン
マスク
ゴミ袋
現金
ココヘリGPS
ザックカバー
タオル
ワイヤー
ストック
サングラス
熊鈴
帽子
防虫ネット
合羽
ウィンドシェル(上)
登山靴(夏用)
インナーシャツ(半袖)
靴下(冬用)
長ズボン
ハードシェル(上下)
バラクラバ
タイツ(夏用)
手袋
ベースレイヤー(長袖)
冬用グローブ
ゼリー飲料4個
パン3個
ちくわ
おにぎり2個
粉末アミノ酸4本
ハンバーグ(100g)2個
お汁粉(150g)2個
豚汁(240g)2個
カップ麺2個
チェーンスパイク
ピッケル2本
12本爪アイゼン
ゴーグル
アタックザック22L
ウエストバッグ
寝袋
テントマット
着替え4点(靴下・下着・肌着・長袖シャツ)
水0.5L
ガス缶
ガスコンロ
マッチ
ライター
メスティン
わりばし
ニトリルゴム手袋
アプローチシューズ
ラジオ
細引き5m
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|---|
感想
■2023年/聖岳・芝沢ルート敗退(1泊2日)
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■2023年05月22日(月) はれ/雨
※聖岳・芝沢ルート 登り
北又渡発電所駐車場 07:35 668m 16℃
芝沢ゲート 08:07 712m 18℃
易老渡 09:40 880m 23℃
便ヶ島 10:42 970m 22℃
聖光小屋 10:43 975m 22℃
西沢渡 12:10 1,100m 22℃
ガレの上 13:31 1,365m 21℃
大木の広場 14:58 1,770m 16℃
標高2,000m地点 15:51 1,990m 13℃
苔平 16:07 2,020m 13℃
標高2,200m地点 16:40 2,179m 13℃
西沢三角点 17:05 2,314m 11℃
薊畑分岐 17:25 2,404m 10℃ 雨
聖平小屋分岐 17:47 2,269m 10℃
聖平小屋 17:55 2,260m 10℃
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■2023年05月22日(月) 雷雨
水汲み(2回) 17:55〜18:10 10℃
小屋の掃除 18:10〜18:35 内11℃
荷作り 18:35〜18:55 外9℃ 内14℃
夕食 18:55〜19:40 外9℃ 内11℃
自由時間 19:40〜21:40 外7℃ 内11℃
消灯 21:40 外7℃ 内11℃
※外→屋外の気温、内→屋内の気温。
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■2023年05月23日(火) みぞれ/雨
※聖岳・芝沢ルート 下り
起床 02:00 外6℃ 内10℃
着替え・荷作り・朝食 02:00〜05:20
聖平小屋 05:20 2,260m 6℃
聖平小屋分岐 05:28 2,269m 7℃
薊畑分岐 05:55 2,404m 6℃ みぞれ
西沢三角点 06:11 2,314m 6℃ 雨
標高2,200m地点 06:28 2,179m 8℃
苔平 06:54 2,020m 8℃
標高2,000m地点 07:02 1,990m 7℃
大木の広場 07:28 1,770m 10℃
ガレの上 08:38 1,365m 12℃
西沢渡 09:04 1,100m 14℃
聖光小屋 09:56 975m 12℃
便ヶ島 09:57 970m 12℃
易老渡 10:35 880m 13℃
芝沢ゲート 11:48 712m 15℃
北又渡発電所駐車場 12:15 668m 14℃
着替え 12:15〜12:25
実家 12:25〜15:55 1,000m 16℃
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■光岳と茶臼岳に続いて聖岳を目指すが
翌日は台風で厳しい状況は間違いない。
今回は上河内岳・兎岳・奥聖岳も登りたい。
本当は兎岳避難小屋に泊まりたいけれど
快適な宿泊地は必然と聖平小屋となる。
位置的に小聖岳に避難小屋があれば最高。
登りは水切れで大幅に遅れて小屋に到着。
日没〜翌朝まで雷雨であまり眠れない。
増水・落石・崩落の危険が全く消えない。
聖岳の山頂より生きて下山する選択を優先。
30kmを17時間歩いて一座も登頂なしだが
悪天候・体調不良でも長距離を歩けた。
改めて自然の怖さを再確認できた山行。
南アルプス深南部の山は自分が試される。
梅雨前にとても良い経験ができて満足。
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■体重→61.0kg 荷物→17.05kg
■日の出→04:28 日の入り→19:02
■距離→29.4km(片道→14.7km)
■時間(合計)→17時間15分
(登り→10時間20分、下り→06時間55分)
■休憩時間→00時間00分
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飯田市役所への連絡誠にありがとうございました。
閉じ込められた登山者とは、まさに自分。。まさか、車の走行する林道にそんな危険が潜んでいるとは全くの盲点でした。駐車場からは電波が繋がらないですし（ドコモ）、下山後に途方に暮れていたと思います。道路を管理、整備くださる関係者の方にも本当に感謝ですね。
初めまして、長野県の中山です。
私も山行記録を見た時に、福井県と記載されていたので確信しました。無事に南アルプス深南部を周回して、下山できて安心しました。
05/22(月)と24(水)は晴れて聖岳に登れるコンディションだったので、無理をして22日に登るべきでしたが何度も通う山域になるので再び挑戦します。
今度はどこかの山頂でお会いしましょう。
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