赤岳


- GPS
- 10:41
- 距離
- 12.3km
- 登り
- 1,311m
- 下り
- 1,324m
コースタイム
- 山行
- 8:23
- 休憩
- 3:04
- 合計
- 11:27
過去天気図(気象庁) | 2023年05月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
大学の同期と八ヶ岳登山。
彼もまた大学時代に寝食を共にした“一流のアルピニスト”であり、"戦友”である。
しかし、登山前日、集合場所に現れたのは、“一流のアルピニスト”というには程遠いかつての体格には程遠い彼の姿だった...
しかし、登山というもの、太っていても登れれば関係ない。
近くのコテージに泊まり、早朝からの登山に備える。
いざ、八ヶ岳へ入山。まずは樹林帯を進む。
大学時代に10日以上、30キロ以上の荷物を背負って北アルプスに籠った経験のある私からしたら全く問題ないレベル。行者小屋付近から雪が多くなり、アイゼンとストックを使用。いざ赤岳へ!と向かった。
が、しかし、急登も急登。難易度の高いコースで異変を感じる。地図で確認したところ、雪で分岐がわからなくなってしまったため“バリエーションルート”に迷い込んでしまったようである。
しかし、私は“一流のアルピニスト”。
あらゆる選択肢を瞬時に思いつき、比較検討し、最善策を打ち立て実行できる。
ルート誤りをしたことは、猛反省すべきで、山の神様には土下座すべき案件であり、今すぐにでも土下座したいところだか、通常のルートに復帰することが最優先。
いくつかの候補をIQ150以上(知らんけど)の私が瞬時に思いつき、その中からそのままルートを突っ切ることを選択し、無事通常ルートに復帰することができた。
ルート復帰できたことに一時の安堵、そして反省。さあ、切り替えて山頂を目指そうとしたところ、私の戦友を見るとバテバテになっているではないか...
やはり、彼の体重ではこの高山に対応できず酸欠状態になっているのであろう。いや、そんなはずはない!彼もまた大学時代に寝食を共にしあらゆる困難をも乗り越えた“戦友”であり、“一流のアルピニスト”である。きっと今日という日のために鍛錬を重ねてきたに違いない。
だか、彼のペースに合わせることもできず、私は先に赤岳まで行って待っていることを選択。しかし、幾度待っても彼は上がってこない。彼に期待しすぎてしまっていた自分と、変わりきってしまった彼の体型を思い出し、悔しさで涙を堪えているところ、ようやく彼の姿が現れた。
山頂で少しのんびりし、下山をする。今回は反省点の多い山行であった。反省できるということは、まだ私は強くなれるということ。成長の余地が残っていることに喜びを感じつつ、次の登山へと備えるのであった。
ということでゴールデンウィークで今年は雪は少なかったとはいえ、10本爪以上のアイゼン、ストックは必須だと思いますよ。山頂付近はガレ場で雪で危ない箇所もあるので、ヘルメットもあった方がいいかなと思います。道に迷ったので、回るルートよりそのまま行くルートの方がオススメかなと思います。
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