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Yamareco

記録ID: 545584
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

焼岳(三十ン年?ぶりに山頂へトライ...)

2014年11月10日(月) [日帰り]
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GPS
07:33
距離
11.5km
登り
1,340m
下り
1,322m

コースタイム

05:30 焼岳登山口出発
06:49 広場(小休止) 06:53
07:51 北峰と南峰の鞍部
08:10 北峰山頂(小休止) 08:20
08:24 焼岳小屋下降点
09:02 中尾峠
09:07 展望台
09:14 焼岳小屋
09:16 新中尾峠
09:28 展望台
09:33 中尾峠
10:31 稜線・北峰取り付き点(小休止) 10:47
10:58 火口湖
11:07 北峰と南峰の鞍部
11:55 広場
13:00 焼岳登山口帰着
天候 晴天(ドピーカン)
過去天気図(気象庁) 2014年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
往路:松本市内−国道158号−中の湯(釜トンネル分岐)−安房峠ゲート−焼岳登山道入口駐車場
復路:焼岳登山道入口駐車場(13:30)−安房峠ゲート−国道158号−松本IC−中央自動車道−諏訪SA(小休止)−双葉SA(小休止)−首都高−都内(16:50)

11月10日早朝、国道158号線安房峠は、安房トンネル手前のゲートは開いていて焼岳登山道入口までは行けましたが、岐阜方面へは冬期通行止めで抜けられません。

安房トンネル手前の安房峠へのゲートは、11月10日11:00に冬期閉鎖で締められました。帰路、車のワイパーにゲートを開けて出るようにメモが挟まっていて施錠はされていませんでした。中の湯温泉は冬期も営業をしているので、ゲートは開けられると思いますが、施錠されるのかは不明ですので問い合わせてからお出かけ下さい。
コース状況/
危険箇所等
※焼岳登山道入口−広場
ほぼ樹林帯の登山道で危険箇所はないと思います。降雨後のため、至る所に水溜まりがあり、登山道に水が流れている箇所がありました。水捌けは悪そうなので、降雨後は防水性のよいハイカットの登山靴がよろしいかと...

※広場−焼岳北峰
鞍部に近づくにつれてガレてきますが、特に危険箇所はないと思います。鞍部から北峰の取り付きへのトラバースは、浮き石に気をつける程度で問題ないと思います。取り付きから北峰山頂途中で噴気孔から硫黄臭のする火山性ガスが噴き出しているので、素早く通過しましょう。

※焼岳小屋分岐−中尾峠
急峻なガレ場を下ります。降雨後、火山岩のガレ場はそれほど滑りませんが、火山灰が固まったような場所は滑りやすいので注意が」必要です。
中尾峠まで降りてくると焼岳小屋までは歩きやすい登山道です。
当時の焼岳周辺の地図ですが、焼岳への登山道は記載されていません。「頂上は登山禁止」と書かれています。
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当時の焼岳周辺の地図ですが、焼岳への登山道は記載されていません。「頂上は登山禁止」と書かれています。
朝5時半です。まだ暗いのですが登山道に入ります。中尾峠まで行って上高地に下る予定でしたが、登山口に注意書きがあり、「橋撤去」と書かれています。まずは山頂まで行ってから考えます。
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朝5時半です。まだ暗いのですが登山道に入ります。中尾峠まで行って上高地に下る予定でしたが、登山口に注意書きがあり、「橋撤去」と書かれています。まずは山頂まで行ってから考えます。
眩しい太陽が霞沢岳の辺りから顔を出しました。霞沢岳の輪郭が見えるので、ガスは上がったようです。
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眩しい太陽が霞沢岳の辺りから顔を出しました。霞沢岳の輪郭が見えるので、ガスは上がったようです。
広場まで登ってきて小休止です。広場から見上げた焼岳の北峰と南峰です。残念ながら赤くは染まりませんでした。焼岳上空は雲ひとつない青空です。
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広場まで登ってきて小休止です。広場から見上げた焼岳の北峰と南峰です。残念ながら赤くは染まりませんでした。焼岳上空は雲ひとつない青空です。
下界には雲海が広がっています。
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下界には雲海が広がっています。
下堀沢の出合まで登ってきました。噴煙が見えてきました。
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下堀沢の出合まで登ってきました。噴煙が見えてきました。
2300と大岩に書かれた地点まで登ってきました。北峰からは盛んに噴煙が上がっています。
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2300と大岩に書かれた地点まで登ってきました。北峰からは盛んに噴煙が上がっています。
乗鞍岳が見えてきましたが山頂はガスの中です。手前の山は白谷に赤棚かな。
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乗鞍岳が見えてきましたが山頂はガスの中です。手前の山は白谷に赤棚かな。
北峰と南峰のコルに着きました。下に火口湖が見えます。
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北峰と南峰のコルに着きました。下に火口湖が見えます。
噴気孔が近いです。真っ青な空に真っ白な噴煙は何ともきれいです。
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噴気孔が近いです。真っ青な空に真っ白な噴煙は何ともきれいです。
この噴気孔の下を巻くように北峰の東側に廻ると北峰山頂への取り付きがあります。
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この噴気孔の下を巻くように北峰の東側に廻ると北峰山頂への取り付きがあります。
北峰の取り付きに回り込むと北側の視界が開けます。久しぶりの穂高です。やはり焼岳から見る穂高は近いですネ。三十ン年ぶりに山頂にトライした甲斐がありました。
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北峰の取り付きに回り込むと北側の視界が開けます。久しぶりの穂高です。やはり焼岳から見る穂高は近いですネ。三十ン年ぶりに山頂にトライした甲斐がありました。
穂高をアップに...やはり焼岳から見る吊尾根は一番かも知れません。
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穂高をアップに...やはり焼岳から見る吊尾根は一番かも知れません。
北峰の山頂が目の前です。山頂へは正面を登って行きますが、山頂へ登る前にチョット散歩をしてきます。
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北峰の山頂が目の前です。山頂へは正面を登って行きますが、山頂へ登る前にチョット散歩をしてきます。
北峰から東の方向に少し来ました。大正池から見えるピークですが、盛んにガスが出ていてこれ以上先には行けそうもありません。逆光ですが正面は霞沢岳です。
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北峰から東の方向に少し来ました。大正池から見えるピークですが、盛んにガスが出ていてこれ以上先には行けそうもありません。逆光ですが正面は霞沢岳です。
アップで、硫黄臭が強くこれ以上は危険です。先端の下辺りが大正池でしょう。
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アップで、硫黄臭が強くこれ以上は危険です。先端の下辺りが大正池でしょう。
振り返ると南峰です。南峰は立入禁止のようですが、禁止と書かれた看板などは見かけませんでした。火山性ガスは出ていないようですので崩壊でしょうか。
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振り返ると南峰です。南峰は立入禁止のようですが、禁止と書かれた看板などは見かけませんでした。火山性ガスは出ていないようですので崩壊でしょうか。
先ほどまでガスっていた槍のガスが取れ始めました。
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先ほどまでガスっていた槍のガスが取れ始めました。
アップにしてみると槍の穂先が姿を現しました。こちらもライブで見るのは久しぶりです。
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アップにしてみると槍の穂先が姿を現しました。こちらもライブで見るのは久しぶりです。
北峰の取り付き点に戻って山頂に登ります。途中にあるこの噴気孔からは音を立ててガスが噴き出しています。岩に「キケン」と書かれています。
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北峰の取り付き点に戻って山頂に登ります。途中にあるこの噴気孔からは音を立ててガスが噴き出しています。岩に「キケン」と書かれています。
焼岳北峰山頂です。もちろん誰もいません。山頂での最初の仕事は山頂標を立てること。雲海がいい感じです。
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焼岳北峰山頂です。もちろん誰もいません。山頂での最初の仕事は山頂標を立てること。雲海がいい感じです。
北峰山頂からみた南峰です。ここから見ると南峰の方が低いように感じます。
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北峰山頂からみた南峰です。ここから見ると南峰の方が低いように感じます。
そして南峰の奥には加賀の白山です。
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そして南峰の奥には加賀の白山です。
北西の方向には笠ヶ岳から抜戸岳の稜線です。
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北西の方向には笠ヶ岳から抜戸岳の稜線です。
見ていて飽きませんネ。
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見ていて飽きませんネ。
久しぶりの槍穂に乾杯!ただし帰りの時間が短いので呑まずに持ち帰ります。ノンアルを入れるのを忘れました。
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久しぶりの槍穂に乾杯!ただし帰りの時間が短いので呑まずに持ち帰ります。ノンアルを入れるのを忘れました。
槍ヶ岳のアップ!
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槍ヶ岳のアップ!
笠ヶ岳のアップ!
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笠ヶ岳のアップ!
山頂から南峰とのコルを覗き込みます。山頂からは噴気孔は見えませんでした。
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山頂から南峰とのコルを覗き込みます。山頂からは噴気孔は見えませんでした。
ガスが流れ始めました。中尾峠から西穂の稜線が見えてきました。
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ガスが流れ始めました。中尾峠から西穂の稜線が見えてきました。
新穂高ロープウェイが見えました。雲海の下だった中尾峠が見えてきたので、焼岳小屋まで下ってみることにしました。
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新穂高ロープウェイが見えました。雲海の下だった中尾峠が見えてきたので、焼岳小屋まで下ってみることにしました。
中尾峠への下降点には「焼小屋」と書かれていました。
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中尾峠への下降点には「焼小屋」と書かれていました。
覗き込むとなかなか急峻な下りです。岩場は滑りませんが火山灰が固まったような場所は濡れていると滑りやすいです。
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覗き込むとなかなか急峻な下りです。岩場は滑りませんが火山灰が固まったような場所は濡れていると滑りやすいです。
眼下に中尾峠と展望台が見えてきました。
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眼下に中尾峠と展望台が見えてきました。
中尾温泉と書かれた分岐道標があります。当時の記憶は定かではありませんが、ここから峠沢に沿って上高地に下ったように思います。峠沢を覗きに行くとロープが張られていました。
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中尾温泉と書かれた分岐道標があります。当時の記憶は定かではありませんが、ここから峠沢に沿って上高地に下ったように思います。峠沢を覗きに行くとロープが張られていました。
展望台から見た割谷山の稜線。焼岳小屋はこの下にあります。
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展望台から見た割谷山の稜線。焼岳小屋はこの下にあります。
焼岳小屋です。既に営業は終了して、戸締まりされています。トイレも使用できません。
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焼岳小屋です。既に営業は終了して、戸締まりされています。トイレも使用できません。
上高地へ下る登山道にはロープが張られ、登山口にあった注意書きと同じものが貼られていました。
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上高地へ下る登山道にはロープが張られ、登山口にあった注意書きと同じものが貼られていました。
地図に記載されている新中尾峠は焼岳小屋のすぐ上にありました。ここからも中尾へ下れるようですが、当時は二つも峠はなかったように思います。
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地図に記載されている新中尾峠は焼岳小屋のすぐ上にありました。ここからも中尾へ下れるようですが、当時は二つも峠はなかったように思います。
シラビソの中に建つ焼岳小屋と不気味な溶岩ドーム、当時の記憶が蘇ります。ほとんど変わっていないように思います。
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シラビソの中に建つ焼岳小屋と不気味な溶岩ドーム、当時の記憶が蘇ります。ほとんど変わっていないように思います。
さて山頂に戻ります。焼岳の展望台と焼岳山頂です。
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さて山頂に戻ります。焼岳の展望台と焼岳山頂です。
展望台から見た焼岳山頂。ここから見る溶岩ドームは迫力がありますが不気味でもあります。大正池に向かって火砕流でえぐられた沢は当時と変わらないような気がします。
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展望台から見た焼岳山頂。ここから見る溶岩ドームは迫力がありますが不気味でもあります。大正池に向かって火砕流でえぐられた沢は当時と変わらないような気がします。
展望台から中尾峠に下ります。苔の類が何ともきれいです。展望台もあちこちから水蒸気が上がっているので、温かいのでしょうか...
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展望台から中尾峠に下ります。苔の類が何ともきれいです。展望台もあちこちから水蒸気が上がっているので、温かいのでしょうか...
中尾峠から見た笠ヶ岳と抜戸岳の稜線です。朝方多少吹いていた風も収まり最高の天気です。
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中尾峠から見た笠ヶ岳と抜戸岳の稜線です。朝方多少吹いていた風も収まり最高の天気です。
雲海の下だった上高地も完全にガスが取れました。奥には大滝山から蝶ヶ岳の稜線が見えています。
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雲海の下だった上高地も完全にガスが取れました。奥には大滝山から蝶ヶ岳の稜線が見えています。
上高地をアップにしてみると、特徴ある赤い屋根、帝国ホテルが見えます。五千尺ホテルは見えますが河童橋は残念ながら陰で写っていません。
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上高地をアップにしてみると、特徴ある赤い屋根、帝国ホテルが見えます。五千尺ホテルは見えますが河童橋は残念ながら陰で写っていません。
稜線付近まで登り返してきました。東側の雲海は消えました。
西穂山荘や焼岳小屋が見えます。
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稜線付近まで登り返してきました。東側の雲海は消えました。
西穂山荘や焼岳小屋が見えます。
西穂のラーメン屋をアップで!焼岳までラーメンの出前をお願いしたいところですが、食べに来いってか...
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西穂のラーメン屋をアップで!焼岳までラーメンの出前をお願いしたいところですが、食べに来いってか...
焼岳小屋もアップで!
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焼岳小屋もアップで!
お腹が空きましたので早めの昼食です。毎度質素なカップラーメンですが、寒くなるとご馳走です。
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お腹が空きましたので早めの昼食です。毎度質素なカップラーメンですが、寒くなるとご馳走です。
帰りは北峰の基部をトラバースしていきますが、この胸壁のような大岩、触ると温かいです。活きている山という感じです。
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帰りは北峰の基部をトラバースしていきますが、この胸壁のような大岩、触ると温かいです。活きている山という感じです。
北峰と南峰のコルまで戻って来ましたが、時間があるので火口湖(正賀池)まで降りてみます。
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北峰と南峰のコルまで戻って来ましたが、時間があるので火口湖(正賀池)まで降りてみます。
火口湖に降りる前に爆裂火口を覗いていきます。
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火口湖に降りる前に爆裂火口を覗いていきます。
爆裂火口の縁に立っていますが、足元は安定していて崩れるようなことはなさそうです。
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爆裂火口の縁に立っていますが、足元は安定していて崩れるようなことはなさそうです。
覗いてみると火口は結構深いです。
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覗いてみると火口は結構深いです。
正賀池まで下りて来ました。水面は凍っています。
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正賀池まで下りて来ました。水面は凍っています。
正賀池から見上げた北峰。
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正賀池から見上げた北峰。
正賀池から見上げた南峰。
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正賀池から見上げた南峰。
北峰と南峰のコルまで登ってきました。乗鞍岳もガスが取れてクリアに見えます。
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北峰と南峰のコルまで登ってきました。乗鞍岳もガスが取れてクリアに見えます。
笠ヶ岳も見納めです。笠ヶ岳は一度しか登ったことがないので、再度訪れたい山です。
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笠ヶ岳も見納めです。笠ヶ岳は一度しか登ったことがないので、再度訪れたい山です。
南峰の噴気孔の写真を撮って下山します。いい青空でした。
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南峰の噴気孔の写真を撮って下山します。いい青空でした。
下山方向です。雲海もだいぶ少なくなりました。
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下山方向です。雲海もだいぶ少なくなりました。
霞沢岳は徳本峠から一度登った記憶はありますが、六百山は登ったかどうかの記憶がありません。
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霞沢岳は徳本峠から一度登った記憶はありますが、六百山は登ったかどうかの記憶がありません。
下掘沢の縁から山頂を見上げます。
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下掘沢の縁から山頂を見上げます。
広場まで降りてきました。焼岳も見納めです。
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広場まで降りてきました。焼岳も見納めです。
穂高にはガスがかかることはなく、終日見えていました。
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穂高にはガスがかかることはなく、終日見えていました。
この車は土に戻ろうとしているのでしょうか...
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この車は土に戻ろうとしているのでしょうか...
登山道入り口まで戻って来ました。
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登山道入り口まで戻って来ました。
朝出発時には他に車はありませんでしたが、2組が後から登られたようです。
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朝出発時には他に車はありませんでしたが、2組が後から登られたようです。
登山口を少し下ると吊尾根がきれいに見えました。まだ好天は続いているようです。
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登山口を少し下ると吊尾根がきれいに見えました。まだ好天は続いているようです。
2号カーブの上辺りでしょうか、明神と東稜がきれいに見えました。
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2号カーブの上辺りでしょうか、明神と東稜がきれいに見えました。
車のワイパーにメモが挟んでありました。安房峠入り口のゲートは来るときは開いていましたが、ゲートを締めたようです。
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車のワイパーにメモが挟んでありました。安房峠入り口のゲートは来るときは開いていましたが、ゲートを締めたようです。
メモ書きのようにゲートは締められて紐が掛けられていましたが施錠はされていませんでした。ゲートを開けて車を出し締めておきました。
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メモ書きのようにゲートは締められて紐が掛けられていましたが施錠はされていませんでした。ゲートを開けて車を出し締めておきました。
今日の11:00にゲートを締めたようです。中の湯温泉は冬期も営業しているようですから、温泉までは除雪されるのでしょうか。
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今日の11:00にゲートを締めたようです。中の湯温泉は冬期も営業しているようですから、温泉までは除雪されるのでしょうか。

感想

焼岳は北アルプスで遊んでいた当時、山頂への登山は禁止の山だった。
西穂から下ってくると、焼岳小屋だったか中尾峠だったか定かではないが、登山禁止の立て看板がいくつかあって、ロープが張られていた記憶がある。
しかし展望台から見上げた焼岳は溶岩ドームが印象的であり、山頂からの吊尾根の眺めは最高だと言われていた。当時、登ったという人の話を聞いたり、若気の至りもあり、禁止は承知の上で何度か登ろうと計画を立てたが、結局実現しないまま時が流れた。

11月9日(日)、お世話になった叔父の一周忌法要が松本で行われた。
現在、自分の中では北アルプスは入山ご法度の山ではあるが、御嶽山があんなことになり、今後は活火山への登山は厳しくなることはあっても緩まることはないだろう。
そこで叔父さんには申し訳ないが、一周忌法要に託けて焼岳登山を企てた。

妄想の中では中尾峠手前の展望台から見る溶岩ドームと、山頂から見る吊尾根が交錯していた。
これを満足するためには、田代橋から治山道を登り焼岳小屋から中尾峠へ、山頂に登り下堀沢からりんどう平に下りト伝に降りる周回を企てた。
持っている地図が古かったので、最新版の山と高原地図を購入した。
ところが新しい地図にはト伝からの登山道が載っていない。現在は新中の湯ルートとして安房峠の途中に登山口がある。
そして最新のヤマレコでは、上高地からの治山道は橋を撤去され通れない。
橋なんかあったかしら?ハシゴはいっぱいあったけど...
当時は峠沢の砂防工事が行われていたので、工事用の道路もあったはず。
いろいろ迷ったが、まずは焼岳山頂を第一に、天候を見て中尾峠に下る、上高地に下れなければ時間と相談して西穂のラーメン屋によって玄文沢沿いを下る。

前日の一周忌法要、松本はほぼ終日雨だった。法要後の酒宴はマツタケ三昧。いとこ達とも話が弾みチョット飲み過ぎた。
念のため、タイヤは前日スタッドレスに交換しておいた。
なんと25年ぶりぐらいに走る飛騨街道、トンネルが増えて車幅は広がり走りやすい。ちょうど安房トンネルの工事に着手した頃だった。

雨で道路は濡れていたが、それほど気温は低くなく、登山道入り口の駐車場まで凍結はなかった。
ただ登山道は下堀沢の出合まで水溜まりや泥濘が多く歩きにくかった。
それでも広場から見上げた焼岳は、雲ひとつない真っ青な空のなかに際立っていた。
平日のためか山頂では人に会うこともなく、青空と冠雪した山々、360度の展望を満喫した。
うわさ通り、焼岳から見る吊尾根は素晴らしい。
朝、一面に広がっていた雲海も徐々になくなり、中尾峠や上高地も見えだしたので、焼岳小屋まで下ってみることにした。
久しぶりに見上げた展望台からの溶岩ドームも懐かしく素晴らしいものだった。

とにかく素晴らしい天気で、三十ン年ぶりの焼岳山頂成就でした。
これで北アルプス唯一未踏だった焼岳に登れたので、大半は登ったかな...
しばらくしたら、記憶を辿りながら今一度ゆっくりと歩いて見たいものです。

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