木曽駒ヶ岳〜宝剣岳〜檜尾岳(↑ロープウェイ↓檜尾尾根)
- GPS
- 12:43
- 距離
- 13.5km
- 登り
- 828m
- 下り
- 2,295m
コースタイム
- 山行
- 5:57
- 休憩
- 1:31
- 合計
- 7:28
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
菅の台バスセンター駐車場〜しらび平駅:バス830円(片道) しらびそ平駅〜千畳敷駅:ロープウェイ1370円(片道)※利用日によって運賃は異なります。 バス、ロープウェイのチケットは菅の台バスセンターのチケット売り場で購入できます。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
千畳敷から浄土乗越まではチェーンスパイクを持っていったが使わずに登れた。 ルート上の宝剣岳前後と濁沢大峰の先は歩行に気を使うが、ゆっくりと安全に進んだ。 濁沢大峰から先残雪が2箇所あったが、チェーンは使わずに脇の草木を掴んで歩いた。 檜尾尾根にも残雪が1箇所あったが同じく草木伝いで歩いた。 |
その他周辺情報 | コンビニ:駒ヶ根ICを降りて左折(菅の台バスセンターと反対方向)し1つ目の信号の交差点にセブンイレブン有 温泉:こまくさの湯700円(食事セット1200円)菅の台バスセンター駐車場から車で2分 |
写真
感想
山岳会メンバーでの山行。
メンバーさんと平日の小屋泊での山行を企画し、幾つか挙がった中から木曽駒ヶ岳〜宝剣岳〜檜尾岳のコースに決まった。
台風1号が南で発生し停滞してやきもきしていたが、スピードが上がり土曜日には通過して一安心した。しかし今度は前線の谷の通過で水曜日が悪そうと引き続き天気予報と睨めっこ状態だった。
前日には予報もかなり良くなって決行が決まり、夜に集合して途中のPAで仮眠を取る。
出発からPAまでは雨に降られていたが、朝起きると雨も上がっていた。
菅の台バスセンター駐車場に着き始発のバスに乗るためにバス停に荷物を置く。
さすが平日で空いていて前から2番目だった。
6:45 出発30分前にチケット売り場が開きバスとロープウェイのチケットを購入した。
ロープウェイは往復であれば各種割引が適用になるようだが、我々は片道利用なので恩恵を受けることができなかった。
7:15 バスが到着し乗車。
道中に綺麗な川が見え、白い岩肌に青く澄んだ水がぶつかりながら流れていた。
しらび平に到着しロープウェイ乗り場にて少し待つ。我々はバスを一番に降りたが前に環○省のスタッフが並んでいた。(ここまで車で上がってきた上に先頭を確保か…クッ)
8:00 ロープウェイに乗車し発進した。
先頭にいた環○省スタッフ4名がまたしても正面を陣取る…。交通費は官持ちだろうし、仕事で良く登るのだろうから良い景色は他のお客さんに譲ったらどう?と度量の狭い自分は心の中で呟く。
8:07 千畳敷駅到着。
高度順応の為30分ほど休憩する。
天気が良くてホテルのデッキからの景色が最高過ぎる。西側には千畳敷カールに宝剣岳が聳え、東側には南アルプスオールスターズに富士山。もうこれだけでも満足だった。
8:37 千畳敷駅〜宝剣山荘
一応ちゃんとスタートする。
念の為軽アイゼンorチェーンスパイクを持ってきたが、先週の記録よりも更に融雪が進んだようで、それらを使うことなく宝剣山荘まで上がった。
珍しくMさんが少しキツそうだった。やはり荷物が重かったのか、そういえば一緒に歩いてて初めて辛そうなMさんを見た気がする。
宝剣山荘〜木曽駒ヶ岳
荷物をデポして木曽駒ヶ岳へ向かう。
身体が軽くなりあっという間に中岳を通過し木曽駒ヶ岳へ到着。御嶽山がめっちゃデカく見える。
山頂は多少風があるものの天気が良く景色も良い。山頂にて少々休憩。少し頭が痛いとJさん、Kさんから漢方を貰って飲む。
木曽駒ヶ岳〜宝剣山荘〜宝剣岳
中岳を巻いて宝剣山荘へ戻り宝剣岳へ。
また重い荷物を背負っての岩場登りで、重量差で中々しんどい。難所は難所だが慎重に進めばなんて事は無いが神経は使う。
山頂の岩に登っている記録があったが、思ったよりもスマートで小ぶりな岩で怖くて上がれなかった。
ここまで先導のKさん、良いペースで引き続き先頭をお願いする。Jさん薬が効いたようで復調。Mさんも元気。
宝剣岳〜R2三ノ沢岳分岐
大きいザックが邪魔くさいが慎重に降る。
胎内くぐりに差し掛かって振り向くと(日本版?)トロルの舌があった。
危うく通り過ぎるとこで、クロスしたカップルに立ってもらい一枚撮れた。
気持ち良さげな稜線が奥に見えるがそこまでなかなかたどり着かず。
R2〜R5
ルート上一番気持ち良い稜線歩き。
先程見えていた稜線だ。
途中で雷鳥にも出逢えてラッキー!!( ̄▽ ̄)
R5〜R6濁沢大峰〜R7
R6への登り返しが少しキツい。
岩場になってきて地図上には!マークが着いている。宝剣を歩いてきたらこちらはどうってことないのだが、SLのKさんから「こういう所のほうが危ないからね、気を付けて行こう」とアラートを頂く。有難い。
R7〜R8檜尾岳〜檜尾避難小屋
R7の鞍部で小休止し最後の登り。周りは少しガスってきた。
ガスの切れ間にピークらしきものが何度か現れるが中々着かない。メンタルをエグられる。
やっと頂上に到着したが皆ヘロヘロ。
近くに檜尾避難小屋が見えて安堵感がハンパなかった。
檜尾避難小屋
手前のテン場で小屋の関係者さん達が作業の片付けをしていて今日は避難小屋に泊まるとの事だった。
水場はアイゼンを着けて降りるが、水場が雪から出ているか分からないとのことだった。
降りても出てないと仕方がないので残雪を運んできて水作りをした。
水が出来たらMさんとJさんが手際よく料理を作ってくれた。
きゃらぶき、切り干し大根の煮物、ウインナー、焼肉、豚汁と美味しい料理にお酒も進んだ。
トイレに出ると既に辺りは暗くなり始めていて、遠くに夕焼けが見えた。
小屋はリニューアルされたばかりで中はとても綺麗で、外のトイレ2つも綺麗だった。
2階で眠る準備をするが、我々4人だけだったので広く使えた。
ちなみに作業の方達は小屋関係者しか入れない1階奥での泊まりだった。営業小屋がオープンするとそちらも開くようだ。
作業員の方達はヘリポート、テン場のトイレ設置等を行っているとのことだった。(作業お疲れ様です!)
翌朝5時に起きて小屋から出るともう陽は上がっていた。
正面には南アルプスオールスターズと富士山が顔を出している。今日もいい天気のようだ。
豚汁にご飯を入れて雑炊にして魚の甘露煮、お漬物、お新香と朝ごはんをしっかりと食べられて幸せだ。
出発準備と小屋の掃除を済ませて、協力金箱へお金を納めて出発だ。(お世話になりました!○┓)
外に出ると作業員の方も出発する所だった。今日はロープウェイまで行き下山とのこと。
ちょうどラジオ体操をする所だったので一緒に南アルプスと富士山を見ながら身体を動かした。
人生で一番気持ちのいいラジオ体操認定💯
檜尾避難小屋〜檜尾橋〜駐車場
作業員の方達とお別れをして我々は檜尾尾根を降り始めた。
途中残雪があるとのことだったが先導してくれているKさんがステップを作って歩きやすくしてくれた。
昨日の小屋までの道のりは花が少なかったが、今日はイワカガミやマイヅルソウ、ゴゼンタチバナ、ユキザサなどが沢山見られた。
長い降りを終えて車道に出てバス停に着く。30分ごとにバスがあるので終盤も時間を気にせずに降りれたのが嬉しい。
バスに乗り駐車場へと着いた。駐車場から直ぐ近くにあるこまくさの湯で汗を流してお昼を食べて帰りの高速に乗る。
中央道がスムーズ過ぎて怖い、千葉まであっという間に戻ってこれてまだ明るい。
平日ってこんなに楽なの?!癖になりそう。
次は何処にしようかなぁ?行くのはやっぱり平日かな( ̄▽ ̄)ニヤリッ
そういえば小屋から見えた空木岳がまたカッコよかった。
空木も行きたかったなぁとKさんが言っていた。
確かにあそこまで行くと降りるのがめちゃくちゃ勿体なかった。自分がもう一日休みを取ってればなぁ…なんて山で後悔。
今度は空木にも行きたいな。
ちょっとシンドいけどまた皆行ってくれるかな???🤔💭
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