また山に行きたくなる。山の記録を楽しく共有できる。

Yamareco

記録ID: 572599
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
東海

二王山〜見月山縦走〜「安倍奥の上級者コース?」でトホホの道迷い〜

2015年01月10日(土) [日帰り]
 - 拍手
Junjapa その他1人
GPS
--:--
距離
15.3km
登り
1,459m
下り
1,646m

コースタイム

日帰り
山行
6:50
休憩
1:25
合計
8:15
6:40
60
湯の森BS
7:40
7:50
40
最初のガレ(920m地点)
8:30
8:50
15
二王山
9:05
9:05
15
椎ノ木尾根分岐
9:20
9:20
70
二王峠
10:30
10:50
95
八森山
12:25
12:35
55
三星峠(峠上で15分ロス)
13:30
13:55
60
見月山
14:55
見月茶屋
天候 快晴。午後から西風がでた。
過去天気図(気象庁) 2015年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
[往路]東伏見02:20=用賀=04:30新清水SA(待合せ・仮眠)05:15=新静岡IC=05:55平野集落・見月茶屋(見月山登山口;NJ車デポ)06:00=06:25湯の森集落(二王山登山口)
[復路]14:55見月茶屋15:05=15:20湯の森集落(Junjapa車ピックアップ)=15:35梅ヶ島温泉・黄金の湯(こがねのゆ)16:30=新清水SA(食事)=用賀=東伏見21:00
コース状況/
危険箇所等
■コースタイム(事前情報)
・この地域に明るい静岡・踏岳会のKさんに標準コースタイムの問合せをしたところ、以下の情報を頂きました。
湯ノ森(3:00)二王山(0:40)二王峠(0:45)栗ノ木(1029P)(0:55)八森山(1:30)三星峠(1:30)見月山(1:10)見月茶屋 <合計9:30(休憩時間含まず)>。

<今回のコースタイム(参考です)>
湯ノ森(1:40)二王山(0:30)二王峠(1:10)八森山(1:35)三星峠(0:55)見月山(1:00)見月茶屋 <合計6:50(道迷い15分含む・休憩時間含まず)>。

■水場情報
水は三星峠を東に5〜10分下ったなだらかな場所。幕営可。
その他周辺情報 ■日帰り湯
・「黄金の湯」(こがねのゆ)(新東名・新静岡ICより50分)
〒421-2301 静岡県静岡市葵区梅ヶ島5342-3 054-269-2615(フロイコー!)
・1時間以内の入浴は400円(通常は700円)とリーゾナブル
・冬時間(12月〜3月末)は16:30で終了(16:00札止め)なので注意
(夏時間は午後5時半まで)
 温泉の人の話では、冬場は奥地ということもあり特に週日は人が少なく、そのため、営業時間を短くしているとのこと。
■歩数 35765歩
湯の森集落に着きました。右にバス停があります。左のビルが農協。手前のNJさんの左に指導標がたてかけてあります。その前の道を左にはいります。
2015年01月10日 06:38撮影 by  iPhone 5, Apple
1/10 6:38
湯の森集落に着きました。右にバス停があります。左のビルが農協。手前のNJさんの左に指導標がたてかけてあります。その前の道を左にはいります。
バス停からの梅ヶ島大橋方面。右側にある道がヘアピンをして河原に下っていく道です。その路傍にクルマを停めさせてもらいました。
2015年01月10日 06:38撮影 by  iPhone 5, Apple
1
1/10 6:38
バス停からの梅ヶ島大橋方面。右側にある道がヘアピンをして河原に下っていく道です。その路傍にクルマを停めさせてもらいました。
角の指導標。立てかけてあるあたりが、よい!
2015年01月10日 06:39撮影 by  iPhone 5, Apple
1/10 6:39
角の指導標。立てかけてあるあたりが、よい!
すぐに道の左側にこの指導標も。迷う人がおおいんでしょうね。
2015年01月10日 06:39撮影 by  iPhone 5, Apple
1/10 6:39
すぐに道の左側にこの指導標も。迷う人がおおいんでしょうね。
倉庫?のところにも可愛い指導標。ここで舗装道路から離れて、山道に入っていきますよ。たしかにこれではわかりにくい。
2015年01月10日 06:40撮影 by  iPhone 5, Apple
1
1/10 6:40
倉庫?のところにも可愛い指導標。ここで舗装道路から離れて、山道に入っていきますよ。たしかにこれではわかりにくい。
小尾根にのるとすぐ右に石碑が。歴史がある道であることを感じさせてくれます。
2015年01月10日 06:46撮影 by  iPhone 5, Apple
1/10 6:46
小尾根にのるとすぐ右に石碑が。歴史がある道であることを感じさせてくれます。
小尾根から広い尾根に登るとそこにも親切な指導標。降りてきて直進する人がいるのかも。
2015年01月10日 06:50撮影 by  iPhone 5, Apple
1
1/10 6:50
小尾根から広い尾根に登るとそこにも親切な指導標。降りてきて直進する人がいるのかも。
安倍奥の山が見えてきました。いいぞ〜!
2015年01月10日 07:02撮影 by  iPhone 5, Apple
1
1/10 7:02
安倍奥の山が見えてきました。いいぞ〜!
きれいな植林帯を通ります。
2015年01月10日 07:18撮影 by  iPhone 5, Apple
1/10 7:18
きれいな植林帯を通ります。
やがて通称820mの伐採帯。
2015年01月10日 07:27撮影 by  iPhone 5, Apple
1/10 7:27
やがて通称820mの伐採帯。
鹿柵の左側が皆伐されていますね。その分、展望もいいです。
2015年01月10日 07:26撮影 by  iPhone 5, Apple
1/10 7:26
鹿柵の左側が皆伐されていますね。その分、展望もいいです。
十枚山に朝日が当たります。素晴らしい!
2015年01月10日 07:27撮影 by  iPhone 5, Apple
4
1/10 7:27
十枚山に朝日が当たります。素晴らしい!
これも伐採帯の展望です。安倍奥の奥。雪をまとった八紘嶺方面の展望です!
2015年01月10日 07:31撮影 by  iPhone 5, Apple
4
1/10 7:31
これも伐採帯の展望です。安倍奥の奥。雪をまとった八紘嶺方面の展望です!
下草のない、きれいな植林帯を行きます。NJさん、?絵になってますよ〜。
2015年01月10日 08:17撮影 by  iPhone 5, Apple
1/10 8:17
下草のない、きれいな植林帯を行きます。NJさん、?絵になってますよ〜。
二王山頂上直下の分岐につきました。朝日が差し込んできました。
2015年01月10日 08:30撮影 by  iPhone 5, Apple
1
1/10 8:30
二王山頂上直下の分岐につきました。朝日が差し込んできました。
分岐です。
2015年01月10日 08:31撮影 by  iPhone 5, Apple
1/10 8:31
分岐です。
小高く盛り上がったところが二王山の頂上。でも本当の頂上は、三角点の方です。そちらの方がちょっと高いのです。
2015年01月10日 08:31撮影 by  iPhone 5, Apple
2
1/10 8:31
小高く盛り上がったところが二王山の頂上。でも本当の頂上は、三角点の方です。そちらの方がちょっと高いのです。
二王山頂上でまずは記念撮影です!
2015年01月10日 00:59撮影 by  VG170 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/10 0:59
二王山頂上でまずは記念撮影です!
頂上で一息いれます。雪がないのが何よりです。本日の縦走路でここが一番標高が高い(三角点を除く)ので、以降もきっと雪がないのでしょう。
2015年01月10日 08:32撮影 by  iPhone 5, Apple
2
1/10 8:32
頂上で一息いれます。雪がないのが何よりです。本日の縦走路でここが一番標高が高い(三角点を除く)ので、以降もきっと雪がないのでしょう。
頂上の樹間から、八紘嶺の方をのぞいています。
2015年01月10日 08:33撮影 by  iPhone 5, Apple
1/10 8:33
頂上の樹間から、八紘嶺の方をのぞいています。
これも頂上の樹間からのぞき見です。
2015年01月10日 08:33撮影 by  iPhone 5, Apple
1/10 8:33
これも頂上の樹間からのぞき見です。
頂上の表示。思い切って三角点ピークを頂上にすればいいのにって思います。低いピークが頂上なんてね!?
2015年01月10日 08:33撮影 by  iPhone 5, Apple
4
1/10 8:33
頂上の表示。思い切って三角点ピークを頂上にすればいいのにって思います。低いピークが頂上なんてね!?
それで三角点ピークへは、このような案内があります。三角点ピークを往復します。頂上付近は、純平原的な地形が広がり、どこでもテントを張れそう。地図で見るよりかなり広い印象です。
2015年01月10日 08:40撮影 by  iPhone 5, Apple
1
1/10 8:40
それで三角点ピークへは、このような案内があります。三角点ピークを往復します。頂上付近は、純平原的な地形が広がり、どこでもテントを張れそう。地図で見るよりかなり広い印象です。
二王山の三角点ピークにつきました。三等兵のようです。これより南には道がないとの注意書きがありました。ヤブを漕いでいけばいけそうですし、昔は地図上では道があったようですね。我々はまっすぐ戻ります。
2015年01月10日 08:43撮影 by  iPhone 5, Apple
4
1/10 8:43
二王山の三角点ピークにつきました。三等兵のようです。これより南には道がないとの注意書きがありました。ヤブを漕いでいけばいけそうですし、昔は地図上では道があったようですね。我々はまっすぐ戻ります。
三角点ピークからの展望。樹間に笹山?が見えました。威風堂々です。
2015年01月10日 08:43撮影 by  iPhone 5, Apple
2
1/10 8:43
三角点ピークからの展望。樹間に笹山?が見えました。威風堂々です。
『この先は上級者コースになります。戻ってください』。われわれは上級者ではないし健脚者でもない・・・けれど、ここを歩きに来た者なので。すみません、細心の注意をして行かせていただきます!(汗)。
2015年01月10日 08:54撮影 by  iPhone 5, Apple
2
1/10 8:54
『この先は上級者コースになります。戻ってください』。われわれは上級者ではないし健脚者でもない・・・けれど、ここを歩きに来た者なので。すみません、細心の注意をして行かせていただきます!(汗)。
二王山頂上からは明瞭な道が続きます。15分ほど下ると椎ノ木尾根(その南に流れる椎ノ木沢から命名されたか)への分岐です。地形図でいう1170m地点です。この尾根の記録も見ました。
2015年01月10日 09:05撮影 by  iPhone 5, Apple
1/10 9:05
二王山頂上からは明瞭な道が続きます。15分ほど下ると椎ノ木尾根(その南に流れる椎ノ木沢から命名されたか)への分岐です。地形図でいう1170m地点です。この尾根の記録も見ました。
ちょっとボケてますが、このような好もしい植林帯を行きます。
2015年01月10日 09:14撮影 by  iPhone 5, Apple
1/10 9:14
ちょっとボケてますが、このような好もしい植林帯を行きます。
椎ノ木尾根分岐から15分で、モノラックの軌道が現れます。もうすぐで二王峠です。
2015年01月10日 09:19撮影 by  iPhone 5, Apple
1/10 9:19
椎ノ木尾根分岐から15分で、モノラックの軌道が現れます。もうすぐで二王峠です。
二王峠に到着。1/25000地形図の・1003を過ぎたところで指導標もあります。ここからモノラックの軌道と下山道は、奥仙俣へと下っていきます。歴史の道ともお別れです。ここから一般道でなくなるハズですが、八森山(△1044.4)への指導標も写真のようにしっかりあります。
2015年01月10日 09:20撮影 by  iPhone 5, Apple
1/10 9:20
二王峠に到着。1/25000地形図の・1003を過ぎたところで指導標もあります。ここからモノラックの軌道と下山道は、奥仙俣へと下っていきます。歴史の道ともお別れです。ここから一般道でなくなるハズですが、八森山(△1044.4)への指導標も写真のようにしっかりあります。
このような平成教育委員会の指導標も上級者向けに。
2015年01月10日 09:20撮影 by  iPhone 5, Apple
1
1/10 9:20
このような平成教育委員会の指導標も上級者向けに。
やぁ、快晴だ! 素晴らしい景色が広がっています。二王峠を過ぎたあたりのカヤトから西を望みます。
2015年01月10日 09:23撮影 by  iPhone 5, Apple
3
1/10 9:23
やぁ、快晴だ! 素晴らしい景色が広がっています。二王峠を過ぎたあたりのカヤトから西を望みます。
二王峠を過ぎた1010mコブの頂上には作業小屋がありました。このあともあまり登り降りのない明瞭な道がずっと続いていました。
2015年01月10日 09:27撮影 by  iPhone 5, Apple
1/10 9:27
二王峠を過ぎた1010mコブの頂上には作業小屋がありました。このあともあまり登り降りのない明瞭な道がずっと続いていました。
1/25000地形図の・1029は栗木山(くりのきやま)と呼ばれています。その頂上手前からササが出てきます。で直下で突然、このテープの通せんぼ。むこうに赤テープが見えているのに。遭難事故でも起こったからでしょうか。やむ無く右上のヤブっぽい尾根道に上がりましたが要するに尾根上を外さなければ良さそう。
2015年01月10日 09:47撮影 by  iPhone 5, Apple
1/10 9:47
1/25000地形図の・1029は栗木山(くりのきやま)と呼ばれています。その頂上手前からササが出てきます。で直下で突然、このテープの通せんぼ。むこうに赤テープが見えているのに。遭難事故でも起こったからでしょうか。やむ無く右上のヤブっぽい尾根道に上がりましたが要するに尾根上を外さなければ良さそう。
・1029の頂上にこのような指導標がありました。栗木山です。「くりのき」と読むようです(「静岡県登山・ハイキングコース143選」(静岡県山岳連盟編))
2015年01月10日 09:49撮影 by  iPhone 5, Apple
1
1/10 9:49
・1029の頂上にこのような指導標がありました。栗木山です。「くりのき」と読むようです(「静岡県登山・ハイキングコース143選」(静岡県山岳連盟編))
・987で左に直角に曲がり、次の鞍部からはしばらく痩せ尾根を進みます。歩きスマホなどやらなければ(笑)問題ありません。幅広の植林帯となって長ーい尾根がずっと続き、その斜面が尽きたところが八森山の頂上三叉路です。
2015年01月10日 10:47撮影 by  iPhone 5, Apple
2
1/10 10:47
・987で左に直角に曲がり、次の鞍部からはしばらく痩せ尾根を進みます。歩きスマホなどやらなければ(笑)問題ありません。幅広の植林帯となって長ーい尾根がずっと続き、その斜面が尽きたところが八森山の頂上三叉路です。
その三叉路から左に30歩ほど歩くと、三角点の山名表示板があります。 八森山頂上でお決まりの記念撮影です!
2015年01月10日 02:52撮影 by  VG170 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
1/10 2:52
その三叉路から左に30歩ほど歩くと、三角点の山名表示板があります。 八森山頂上でお決まりの記念撮影です!
あたりは植林帯とササで展望はありません。
「それ、どこ?」と間違いなく聞かれるマイナーな安倍山稜のピークです。
2015年01月10日 10:29撮影 by  iPhone 5, Apple
2
1/10 10:29
あたりは植林帯とササで展望はありません。
「それ、どこ?」と間違いなく聞かれるマイナーな安倍山稜のピークです。
八森山を過ぎると雪の山の景色が見えました。どこの山でしょうか。
2015年01月10日 10:57撮影 by  iPhone 5, Apple
1
1/10 10:57
八森山を過ぎると雪の山の景色が見えました。どこの山でしょうか。
八森山を過ぎると、すぐに鹿柵があって鹿柵の右を並行して歩きますが、もう一度鹿柵が現れて通せんぼされます。鹿柵のむこう側にテープが見えたので、鹿柵を力づくでまたいで向こう側にいきました。これこそ上級者向きのコース!この写真は、1/25000地形図の・973で口仙俣へ下山する道の分岐がありました。
2015年01月10日 11:09撮影 by  iPhone 5, Apple
1
1/10 11:09
八森山を過ぎると、すぐに鹿柵があって鹿柵の右を並行して歩きますが、もう一度鹿柵が現れて通せんぼされます。鹿柵のむこう側にテープが見えたので、鹿柵を力づくでまたいで向こう側にいきました。これこそ上級者向きのコース!この写真は、1/25000地形図の・973で口仙俣へ下山する道の分岐がありました。
明瞭な道が続きます。・1004を50m登って50m下ると地形図の小さな950mの等高線(計曲線)で囲まれたピークが上落合への分岐。上落合への道を見ましたが、ほぼヤブに包まれて道形はハッキリしません。緊急用に使えるのかも知れませんが。
2015年01月10日 11:37撮影 by  iPhone 5, Apple
1
1/10 11:37
明瞭な道が続きます。・1004を50m登って50m下ると地形図の小さな950mの等高線(計曲線)で囲まれたピークが上落合への分岐。上落合への道を見ましたが、ほぼヤブに包まれて道形はハッキリしません。緊急用に使えるのかも知れませんが。
このような植林帯の道が続きます。これは道も明瞭だし、難しそうな三星峠への下りも大丈夫だ!と会話をした・・・がそれが甘かった。
2015年01月10日 11:37撮影 by  iPhone 5, Apple
1/10 11:37
このような植林帯の道が続きます。これは道も明瞭だし、難しそうな三星峠への下りも大丈夫だ!と会話をした・・・がそれが甘かった。
テープが続きますので、それに従います。幅の広い尾根をずんずん薄い踏み跡に従って下りますが、テープが急にまばらになりました。踏み跡も続いているようではっきりしません。少し先を見ると南西にテープがひとつ。それは明らかに方向が違う。左手を見ると何本かテープがあってそちらがあっていると三星峠に向けて南南東に下りましたが、それもテープがなくなりました。ここで道をロスト。いったい三星峠はどこだ?
2015年01月10日 11:48撮影 by  iPhone 5, Apple
1/10 11:48
テープが続きますので、それに従います。幅の広い尾根をずんずん薄い踏み跡に従って下りますが、テープが急にまばらになりました。踏み跡も続いているようではっきりしません。少し先を見ると南西にテープがひとつ。それは明らかに方向が違う。左手を見ると何本かテープがあってそちらがあっていると三星峠に向けて南南東に下りましたが、それもテープがなくなりました。ここで道をロスト。いったい三星峠はどこだ?
GPSがないので目の前に見えている見月山から北に延びる壁のような送電線ピークを地形図に置いて自分たちの位置を確認します。が、だいたいの場所しかわからない。樹林が濃いので三星峠の峠状の地形も見渡せない。どうも南に来すぎているし、下り過ぎてもいる。「戻ろう!」と北にトラバースして小尾根状をもう一度せっせと登り返した。すると偶然、この表示が! 「栗駒」へ下る道を、逆に登ってきてこの分岐に到着したことになった。ほっ! でも小尾根が栗駒への道とは思えないくらい曖昧だったけど。
2015年01月10日 12:13撮影 by  iPhone 5, Apple
2
1/10 12:13
GPSがないので目の前に見えている見月山から北に延びる壁のような送電線ピークを地形図に置いて自分たちの位置を確認します。が、だいたいの場所しかわからない。樹林が濃いので三星峠の峠状の地形も見渡せない。どうも南に来すぎているし、下り過ぎてもいる。「戻ろう!」と北にトラバースして小尾根状をもう一度せっせと登り返した。すると偶然、この表示が! 「栗駒」へ下る道を、逆に登ってきてこの分岐に到着したことになった。ほっ! でも小尾根が栗駒への道とは思えないくらい曖昧だったけど。
すぐとなりの木にはこの表示。すなわちここが八森山→三星峠の栗駒集落への分岐だった。正確な場所まで戻れたことになった。この三叉路を八森山の尾根へ念のため戻ってみる。
2015年01月10日 12:13撮影 by  iPhone 5, Apple
3
1/10 12:13
すぐとなりの木にはこの表示。すなわちここが八森山→三星峠の栗駒集落への分岐だった。正確な場所まで戻れたことになった。この三叉路を八森山の尾根へ念のため戻ってみる。
三叉路から尾根上に戻ると写真の「3本テープの木」があった。この木は八森山からの尾根の左側(東側)寄りにある。このあたり尾根は広く、尾根のど真ん中にも堂々と青いテープがある。下ってきたものにとっては大変紛らわしい。おそらく我々は、その青いテープを目にこの分岐を行き過ぎた結果、三星峠→栗駒集落に下る道がこの尾根を横切る場所にぶつかった。だから不可解なテープ群を目にしたということになりそうです。
2015年01月10日 12:15撮影 by  iPhone 5, Apple
2
1/10 12:15
三叉路から尾根上に戻ると写真の「3本テープの木」があった。この木は八森山からの尾根の左側(東側)寄りにある。このあたり尾根は広く、尾根のど真ん中にも堂々と青いテープがある。下ってきたものにとっては大変紛らわしい。おそらく我々は、その青いテープを目にこの分岐を行き過ぎた結果、三星峠→栗駒集落に下る道がこの尾根を横切る場所にぶつかった。だから不可解なテープ群を目にしたということになりそうです。
上の木を過ぎて10歩ほど歩くとこの指導標がある。ここで直角に左折して10歩下ると三叉路。そこを三星峠は左折、栗駒集落は右折。つまり八森山から下ると、三星峠はちょうどUターンするような形で峠へと下っていくことになる。1/25000地形図上での栗駒の道は昔のもので(というのもその場所がガレてしまい付け替えられた形で)地形図の表示の60m〜80mは上をトラバースする形になっているようです。なお三叉路から三星峠へは急な下りでした。
2015年01月10日 12:14撮影 by  iPhone 5, Apple
2
1/10 12:14
上の木を過ぎて10歩ほど歩くとこの指導標がある。ここで直角に左折して10歩下ると三叉路。そこを三星峠は左折、栗駒集落は右折。つまり八森山から下ると、三星峠はちょうどUターンするような形で峠へと下っていくことになる。1/25000地形図上での栗駒の道は昔のもので(というのもその場所がガレてしまい付け替えられた形で)地形図の表示の60m〜80mは上をトラバースする形になっているようです。なお三叉路から三星峠へは急な下りでした。
三星峠へと下る途中、これから向かう見月山が大きくみえました。まだだいぶんあるなぁ!
2015年01月10日 12:18撮影 by  iPhone 5, Apple
1/10 12:18
三星峠へと下る途中、これから向かう見月山が大きくみえました。まだだいぶんあるなぁ!
三星峠へ着きました。地形図に記載がありませんが、・785のポイントです。地形図には北の沢沿いに中平に降りていく道の記載がありますが、明瞭ではなく廃道かも知れません。
ミシュランの三ッ星はOKだが、この峠は冴えない(苦笑)。
静岡・踏岳会の方の情報によると北に行くとよい水場があるそうです。
2015年01月10日 12:29撮影 by  iPhone 5, Apple
4
1/10 12:29
三星峠へ着きました。地形図に記載がありませんが、・785のポイントです。地形図には北の沢沿いに中平に降りていく道の記載がありますが、明瞭ではなく廃道かも知れません。
ミシュランの三ッ星はOKだが、この峠は冴えない(苦笑)。
静岡・踏岳会の方の情報によると北に行くとよい水場があるそうです。
三星峠から150mほどを汗して登ると送電線の切り開きが見えてきます。空真っ青だけど足も上がらなくなってこっちも真っ青?
2015年01月10日 12:50撮影 by  iPhone 5, Apple
1/10 12:50
三星峠から150mほどを汗して登ると送電線の切り開きが見えてきます。空真っ青だけど足も上がらなくなってこっちも真っ青?
送電線からの西望。風が強くなってきました。
2015年01月10日 12:52撮影 by  iPhone 5, Apple
1/10 12:52
送電線からの西望。風が強くなってきました。
二本並行している送電線のちょうど真ん中に分岐があって、中平へと下れるようです。こちらは巡視路を兼ねているのか明瞭な道と見ました。
2015年01月10日 12:54撮影 by  iPhone 5, Apple
1/10 12:54
二本並行している送電線のちょうど真ん中に分岐があって、中平へと下れるようです。こちらは巡視路を兼ねているのか明瞭な道と見ました。
目の前に見月山のピークが見えてきました。う〜ん、足が進まない! NJ氏はさくさくと先に行ってしまった。強!
2015年01月10日 13:11撮影 by  iPhone 5, Apple
1/10 13:11
目の前に見月山のピークが見えてきました。う〜ん、足が進まない! NJ氏はさくさくと先に行ってしまった。強!
見月茶屋から見月山縦走路にたどりつくポイントには、こんな表示が。う〜ん、テープは多いし、表示もあるけど。
2015年01月10日 13:34撮影 by  iPhone 5, Apple
1/10 13:34
見月茶屋から見月山縦走路にたどりつくポイントには、こんな表示が。う〜ん、テープは多いし、表示もあるけど。
13:30。やっと見月山の頂上に着きました。NJさんの記念撮影。あとは下るだけ。ヒートテックと毛シャツとフリース3枚を突き刺して冬の風は吹き付けてきます。寒っ! 早く下って温泉入ろ。
2015年01月10日 13:53撮影 by  iPhone 5, Apple
2
1/10 13:53
13:30。やっと見月山の頂上に着きました。NJさんの記念撮影。あとは下るだけ。ヒートテックと毛シャツとフリース3枚を突き刺して冬の風は吹き付けてきます。寒っ! 早く下って温泉入ろ。
これが見月山の三角点。
2015年01月10日 13:53撮影 by  iPhone 5, Apple
1
1/10 13:53
これが見月山の三角点。
頂上は細長い。頂上一帯は植林帯で風情がない。自然破壊のような気さえした。一度登ればよい静岡百山のひとつです。
2015年01月10日 13:55撮影 by  iPhone 5, Apple
1
1/10 13:55
頂上は細長い。頂上一帯は植林帯で風情がない。自然破壊のような気さえした。一度登ればよい静岡百山のひとつです。
壁のような下山道を注意してくだりました。膝を痛めそうな下り。過去の記録には不明瞭な場所もあるとのことでしたが、テープ類も豊富にあり問題ありません。見月茶屋の北側に沢が流入していますが、その橋のたもとが見月山登山口です。表示はなく、さりげなく口を開けています。
2015年01月10日 14:55撮影 by  iPhone 5, Apple
1/10 14:55
壁のような下山道を注意してくだりました。膝を痛めそうな下り。過去の記録には不明瞭な場所もあるとのことでしたが、テープ類も豊富にあり問題ありません。見月茶屋の北側に沢が流入していますが、その橋のたもとが見月山登山口です。表示はなく、さりげなく口を開けています。
見月茶屋の北に流入する沢とそれを渡る橋。この右側に登山口が。
2015年01月10日 14:55撮影 by  iPhone 5, Apple
1
1/10 14:55
見月茶屋の北に流入する沢とそれを渡る橋。この右側に登山口が。
梅ヶ島への道と見月茶屋。この右側の駐車場の端っこに停めさせてもらいました。ありがとうございました!
2015年01月10日 14:57撮影 by  iPhone 5, Apple
1
1/10 14:57
梅ヶ島への道と見月茶屋。この右側の駐車場の端っこに停めさせてもらいました。ありがとうございました!
見月茶屋の前から安倍川をへだてて安倍川左岸の山を見上げました。真富士山だと思います。心配だった雪もなく天気もよくヤブもなくと三拍子そろって。一部で道迷いもあったけれど無事下りてこれました。NJさんに感謝です。
2015年01月10日 14:59撮影 by  iPhone 5, Apple
1
1/10 14:59
見月茶屋の前から安倍川をへだてて安倍川左岸の山を見上げました。真富士山だと思います。心配だった雪もなく天気もよくヤブもなくと三拍子そろって。一部で道迷いもあったけれど無事下りてこれました。NJさんに感謝です。
<おまけ>ぽかぽか、梅ヶ島温泉・黄金(こがね)の湯で温まりました。お湯はトロ〜ン。いかにもアルカリ性のお湯という感じです。
2015年01月10日 16:16撮影 by  iPhone 5, Apple
1
1/10 16:16
<おまけ>ぽかぽか、梅ヶ島温泉・黄金(こがね)の湯で温まりました。お湯はトロ〜ン。いかにもアルカリ性のお湯という感じです。
ナトリウム・炭酸水素塩温泉
2015年01月10日 16:17撮影 by  iPhone 5, Apple
1/10 16:17
ナトリウム・炭酸水素塩温泉
pHは9もある!
2015年01月10日 16:17撮影 by  iPhone 5, Apple
1/10 16:17
pHは9もある!
黄金(こがね)の湯の入浴券。1時間以内だと400円で入れます!
1
黄金(こがね)の湯の入浴券。1時間以内だと400円で入れます!

感想

■感想■
三連休は、小川山に行こうと思っていました。瑞牆山荘に問い合わせると、トレースはないし、1mは雪が積もっていて、二人では難しいと言われました。トレースは期待していませんでしたが、積雪が1mもとは思いませんでした。なんでも小屋主もチェーンを持っていないので里に下ろうにも下れなくて困っているとのこと。”危うきには近寄らず”、ムリしてラッセルすることもなかろうということで小川山は次回としました。

今回のコースはスタートとゴールが静岡百山2座であり、それを繋ぐ明瞭な尾根が物好きな自分には魅力的な地形を提供してくれています。1/25000地形図でも破線はありません。縦走の記録も少なく、トレランで5時間で抜けたという資料もあれば、八森山の頂上でテントを張ったという記録もあって、日帰りか一泊なのかギリギリまで悩んでいました。雪があったら日帰りは困難になるのだろうとテント・シュラフを準備して出かけましたが、雪がなさそうだったので、思い切って日帰りにして山に入りました。

結論からいうと雪さえなければ日帰りコースであろうと思います。今回、三星峠で迷ってしまい、技術不足と装備不足(GPSなど)が反省材料でしたが、北上コースとすれば、それも基本的に問題はないと思いました。

 南下コースにしたのは同行したNJ氏から、効率的に駆け抜けるのであれば二王山から見月山が下り基調となって良いのでは?と意見があったからですが、実際、その通りでした。
翌日NJ氏からは、下記のメールをもらいました。
「疲労は残っているものの今日の目覚めは清々しいものでした。殺伐とした日常の中で、年を重ねた自分でも自信を取り戻すことができるのだと幸せを噛み締めています。いつもそんなチャンスを与えてくれる貴殿に感謝です」
こちらこそ、ありがとうございます。

■山行記録■
05:55 2台で平野の見月茶屋前に到着。NJ車を見月茶屋前の駐車場の下流側ギリギリに駐車させてもらう。NJ車をここでデポしjunjapa車で湯の森に向かう。06:05見月茶屋発。06:20 湯の森集落に到着。バス停の反対側、梅ヶ島大橋の下をヘアピンで河原に降りていく道があり、その脇に駐車。薄明かりの中、荷造りをする。

06:40発。湯の森からバス停の反対側、造里集落への道をたどる。角に二王山の導標がたてかけてあるのを尻目に40mほど歩くと左側にトタン板の倉庫があって、左に入るよう指導標がある。鹿柵をまたぎ登山届のポストをすぎるといよいよ山に分けいる。冬の早朝の凍てついた世界。霜でカチカチになった路面をゴトゴト音をさせながら登る。一泊か日帰りかギリギリまで迷ったあげく、テント・シュラフは置いてきた。ツエルトやコンロ、食糧は二日分もっているが今日中に見月山から降りたい。幸運にも雪はなさそうだ。小尾根の山腹が終わるとすぐに尾根上となり、右に石碑を見ながら登るとさらに一段上の幅広の尾根に乗る。道は明瞭だ。古いガイドブックには入島からの道を合わせるとの記述もあるが、その地点と思しき分岐には「←湯の森」の指導標が立っており、小径も落ち葉に埋まって通る者はなさそうだ。・620で高度計の標高を合わせた。右手をみると八紘嶺だろうか、雪がついた白い峰に朝陽があたってことのほか美しい。標高約790m〜850m地点で左側斜面の樹木が皆伐されている伐採帯を通過する。十枚山が広い山腹に目いっぱいの朝の光を受けて眩しい。

07:40 最初のガレが現れる標高920m地点で休憩。日があたって暖かい。おまけに今日は快晴だ! 鳥が啼く。07:50発。少し傾斜の緩んだ気持ちのよい尾根道をさくさく進むと、やがて頂上直下の奥仙俣への道に合わせる。頂上へは右に一分だった。

08:30 二王山頂上着。頂上の標識がある。展望はよくない。樹間から安倍奥の山々が望める。三角点を往復する。三角点ピークの方が高いのにどうしてここが頂上になっているのだろう? 8:50発。

歩き始めると「上級者向けの山」との表示があり遭難が多発しているからここから戻るようにとの警告がある。う〜ん(苦笑)、この縦走をやりに東京から来ているので止めるわけにはいかない。注意に注意を重ねていきます!と心に誓う。明瞭な道を下り、15分で椎ノ木尾根への分岐。さらに15分で、二王峠。二王峠のすぐ手前でモノラックの軌道がではじめる。二王山は二王峠から来ているという。二王峠とは、梅ヶ島入島・湯の森と奥仙俣を結ぶ往古の道が大儀であり、峠で二王立ちしてしまったということからついた名前らしい。しかし二王峠はここではなく頂上直下のあそこが峠であっただろう。ここから一般路を離れるが、ご丁寧に八森山への指導標もついている。道は良さそうだ。雪もない。ここから三星峠の手前まではほぼ平坦な縦走路がずっと続く。が、樹林で覆われており、展望を楽しむプロムナードというわけではない。1010mのコブの頂上には作業小屋がありその脇を通り過ぎる。しばらくはとりとめもない明確な登山道をテープに導かれながら淡々と進む。・1029(栗木山)の手前でササの道となる。頂上手前でどういうわけか、縦走路がテープで通せんぼされている。遭難でも起きたのか。稜線側に迂回する。頂上には表示がある。道はしっかりしている。・987で尾根は90度左折して痩せ尾根となってくる。注意して歩けば問題ないだろう。道はゆっくりと登りに転じ、まだかなあと思いつつ植林帯を歩くと最後は八森山頂上三叉路になる。右はこれから行く見月山への道。左は渡(ど。珍しい集落の名前)への下山路となる。渡への道を30歩ほど歩くと八森山の頂上三角点。

10:30八森山頂上着。少しゆっくりする。写真を撮って10:50発。すぐに鹿柵が出て迂回すると、もう一度鹿柵が出てくる。登山道を邪魔するように張ってあるので、それを押し下げてまたいで前進する。980m地点の幅広い尾根で道を失った。右上の尾根上に出ると再びしっかりした踏み跡。

・973で、口仙俣への小径を分ける。指導標もある。・1004は手前で右山腹をからむトラバースが続く。そのままトラバース道が続くので適当なところから尾根上に戻る。尾根上にテープあり。50m登って50m下るコブ。その南の950mの等高線で囲まれているピークから上落合への小径を分ける指導標がある。しかし導標はあれど道ははっきりしない。もう廃道なのであろうか。さらに地形図の930mコブを越えて、ずんずん下っていく。「この分だと、問題なく三星峠へと降れそうだね」などと軽口を叩く。地形図からいくと、この下りが一番のネックと見ていた。地形が複雑で3本も似たような小尾根が下降する尾根から低く派生しているし(その3つ目の尾根の先が峠となるわけだが)、顕著な尾根からその切れ込んだコルに下るのは下降ポイントを同定するのが難しい。

うちにテープも途切れはしないがまばらとなり、左寄りに歩くが南西にテープがある。そっちは違う。南東方面のテープ群をいくと、斜面は下っているがテープがなくなった。おかしい。この先に三星峠はあるのか。しばらく地形図とにらめっこをするがよく分からない。樹林で見通しがきかず、三星峠の峠状のたわみも確認できない。
少し南に来すぎているようだ。少しトラバース気味に北に戻ろう。また少し登ろう。
樹林に囲まれたわずかな小尾根上に出てもう一度、にらめっこをする。この小尾根を下ったら三星峠では?とNJ氏がいう。しかし先に峠がある確証もない。とにかく戻ろうと小尾根上を戻ってひたすら登ると、突然、「←栗駒」の文字の入った指導標が!
あれ? そのとなりに木には「三星峠→」の導標も。あ、そうか、ここが八森山→三星峠の縦走路の栗駒への分岐なんだ。(でも分岐ポイント的には、三星峠→栗駒集落に下降する直進道に尾根から下ってきた道が直角に突きささる三叉路の形で合流する)
この分岐点へあたかも栗駒集落から登ってくるようにして来たことになる。
やはり通り過ぎていた。しかし、どうして分岐を見失った?
念のため尾根上に戻ると尾根には紛らわしいテープ類が多すぎる。「3本テープの木」(写真)が下り口の目印のようだったが、別のテープを信じて直進してしまい、三星峠→栗駒の下山道がこの尾根を東西に横切るポイントまで下ってしまったと推定された。それで東西に散在していて、それがゆえに我々を混乱させたテープ群が説明出来る。慎重に注意して下るべきだったと反省。おそるべし「上級者コース!」(笑)
でも、「迷ったら戻れ」をNJ氏も自分もあまり自説にこだわることなく実践出来たのは良かったことだと思った。

三星峠へは、尾根上で直角に左折し、尾根東の三叉路をさらに左折して急な下りを経て峠へと降り立つ。(三叉路を右折はむろん栗駒集落への道)すなわち尾根からはUターンするような形でくだっていくのが正規の道のようだ。

12:25 三星峠着。峠の憩いというより道迷いから戻れた安堵があった。でもここから送電線ピークへの壁の登りもあってゆっくりできない。地形図にある峠から北に伸びる沢すじの道は廃道のようだ。はっきりした道が認められない。ミシュランの三つ星は素敵だが、ここの三星は冴えない(笑)。正午を過ぎて風がでてきた。12:35発。

送電線が2本走るピークに向けて喘登する。風が出てきた。送電線は刈り込まれていて景色がよい。2本の送電線のちょうど間で、上平への小径が下っていっている。おそらく巡視道だろう。ゆるやかに登っていると、見月山が見えてきた。あと少しだけれど足が出ない。手前のコルからは、鹿柵が現れてそれに沿って足を騙しだまし登っていくと、植林帯の中の見月山の頂上に導かれた

13:30見月山頂上。まだ陽は高いのに、まるで樹林帯の中で夕暮れのような雰囲気。おまけに寒風が汗をかいた体に吹き付けてくる。長居は無用だ。13:50発。

少し戻って「←見月山」の表示のところが下山口。これも表示がないので知らないとわからない。もっとも縦走する人前提で指導標は作られていない。下から登ってきて往復する人は下り口は分かっているハズの前提なんだろう。下調べの大切さだ。
迷いやすいと心配していた壁のような下りもしっかりした踏み跡とテープ類に助けられ、さくさくと下れた。
14:55に見月茶屋に降りたった。NJ氏と固い握手。青空が広く高く見えた。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:2268人

コメント

二王山〜見月山
なるほど、静岡百山二座をつなぐ縦走ですか。junjapaさんの実力からすれば、上級者コースも、なんら問題ないのでは?

いずれ、テントを担いで行って、二王山にでも張ろうかと思い、お気に入りいれさせて頂きました。(現時点でまだ一つ星ですが・・・)

最後に温泉に入るのがこの時期のお楽しみですね。車2台の威力でしょうが、定期バス利用だとちょっと時間配分に工夫がいるかも知れませんね。(単独行で湯上りにビールをたしなむには、公共機関利用が前提なので・・・)
2015/1/12 8:59
ありがとうございます
nomoshinさん、静岡百山がふたつ対峙していて、それをつなぐ尾根がたおやかに続いている。「登って来いよ!」 と言っているように思えて前からプランを考えていました。あまり縦走の記録は多くなく、またこの時期、雪のこともあるので、テントか日帰りかさんざん悩みましたが、思い切って日帰りで行ってみました 。道はしっかりしているので、地図さえ読めれば日帰りコースということなんでしょうね。でも八森山の頂上でテントを持ってゆっくりビール を飲んだり、梅ヶ島温泉でいっぱい というのもまたオツなものです。
2015/1/12 13:21
おつかれさまです
見月山〜二王山はカシミールにも線を引いてあって、
いつか歩きたいルート、、ですので大変興味深く拝見させていただきました。
やはり三星峠周辺は、尾根を乗り換えるような感じで分かりにくいのでしょうか。
私はお守りのGPSを持って行きます(笑
2015/1/12 17:42
三星峠への下り
三星峠から栗駒への道。
たしかに地形図の破線よりも80mくらい上部を通ってるんですよね。
地形図の破線が通っているあたりは大きくガレているのですが、そのガレが地形図に出ていなくて・・・。

自分が行ったときは、たまたま(ホントにたまたま)ピンクテープが密集している所が目に留まり、迷わずに済みました。そして、そこから破線路まで下ろうとしたら・・・・・ほとんど下らないうちに三星峠から栗駒への道へ合流してしまい「あれっ」と思いました。

色々と思い出しながら楽しく読ませていただきました。
ありがとうございました。
2015/1/13 23:48
ittaさん、ありがとうございます
ittaさん、コメントありがとうございました。いろいろと安倍川周辺を歩き回られているittaさんなら、手近な場所ではないかと思いますが、あの地形は、ちょっと、難しい場所ですね。ガスが出ておらず、送電線の地形が見えたのでまだ自分たちはラッキーだったのかも知れません。GPSは、「やまログ」というアプリを持っていったのですが、どういうわけか、二王山周辺を表示してくれませんでした
それで当日は諦めた次第です。自分にとっての初GPSだったんですが・・・(泣)。平地に戻ってもう一度トライしたらきちんと表示してくれました。なんでだろう??? と思っています。
2015/1/14 0:24
malembeさん、ありがとうございます。
ありがとうございます。そうだったんですか 。何となくそう思ったのですが、裏付けが取れて良かったです。あの三叉路から峠まではかなり高度を下げました。どう考えても25000地形図はあっていないなーと思っていました。そうですかあのトラバースはやはりガレが発達していたんですね。よく見ないまま下ってしまいました。GPSがないと道探しの楽しみが楽しめるのですが、それも限りがありますかね。これからはしっかりしたGPSを持っていきたいと思っています。
2015/1/14 0:29
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら