鹿島槍ヶ岳 扇沢から八峰キレット五竜遠見下山

2023年07月16日(日) 〜 2023年07月18日(火)

• GPS: 20:25
• 距離: 24.8km
• 登り: 2,838m
• 下り: 2,718m

コースタイム

1日目

• 山行: 3:40
• 休憩: 0:09
• 合計: 3:49

11:57 扇沢駅
12:10 12:10 柏原新道登山口
13:25 13:25 ケルン（柏原新道）
13:34 13:39 駅見岬
14:38 14:38 水平岬
15:12 15:16 富士見坂
15:46 種池山荘

2日目

• 山行: 6:48
• 休憩: 1:09
• 合計: 7:57

6:36 種池山荘
7:33 7:38 爺ヶ岳南峰
7:56 7:57 爺ヶ岳中峰
8:19 8:19 爺ヶ岳北峰
8:52 8:52 冷乗越
9:24 9:24 冷池山荘
9:32 9:33 冷池山荘テント場
10:33 10:40 布引山
11:32 12:17 鹿島槍ヶ岳
12:58 13:01 鹿島槍ヶ岳北峰
14:17 14:24 八峰キレット
14:33 八峰キレット小屋

3日目

• 山行: 8:10
• 休憩: 0:25
• 合計: 8:35

4:27 八峰キレット小屋
6:11 6:11 北尾根ノ頭
7:58 8:02 五竜岳
9:06 9:23 五竜山荘
9:27 9:28 遠見尾根分岐
9:31 9:31 白岳
10:29 10:29 西遠見山
11:04 11:05 大遠見山
11:36 11:36 中遠見山
11:54 11:54 小遠見山
12:41 12:41 地蔵の頭
12:45 12:47 アルプス第1ペアリフト終点
13:02 白馬五竜アルプス平

天候

概ね晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

■白馬五竜エスカルプラザの道路を挟んだ向かい側にある山小屋宿泊登山用駐車場に駐車。
エスカルプラザから神城駅まで無料のシャトルバスがあるが今回は徒歩で。
神城駅（JR大糸線）→信濃大町駅（路線バス）→扇沢駅
■帰りは8人乗りゴンドラ「テレキャビン」でエスカルプラザ。

コース状況／危険箇所等

■鹿島槍ヶ岳北峰から五竜岳までは上級者コースなので急峻な岩場や崩落個所などが多数有り足場の確保に苦労した。

その他周辺情報

■種池山荘１泊２食14,000円/人
10時から12時頃まで種池名物の焼きたてピザ1,400円を注文できる。この日は１日50枚限定。
■八峰キレット小屋１泊２食16,000円/人
急峻な谷間に立つ山小屋でその立地条件からスキルの高い登山者が多かった。
朝食を弁当に変更したところ今だけということで鰻重弁当だった。
■白馬八方温泉「八方の湯」
登山の後はここ。

写真

7/16 9:27

五竜エスカルプラザと道路を挟んだ向かい側にある山小屋登山専用駐車場に停める

7/16 10:29

時間があったので無料のシャトルバスを使わず徒歩で神城駅へ　そこからJR大糸線で信濃大町駅へ

7/16 11:06

信濃大町駅で昼食として駅そばを食べる

7/16 11:51

信濃大町駅から路線バスで扇沢駅　バスは複数台で運行しているようで満席ではなかったが一定の乗客が乗った段階で定刻より15分早く出発

7/16 12:00

扇沢駐車場から歩き始める

7/16 12:08

3連休2日目の柏原新道登山口付近の駐車場は満車で1台も停める余地が無い

7/16 12:11

柏原新道登山口　12時過ぎに出発する登山者は少ない

7/16 12:51

登りやすいように石を組んである柏原新道

7/16 14:29

雨が当たってきたので合羽を着る

7/16 14:56

すぐに晴れて熱くなったので合羽を脱ぐ

7/16 15:09

マイズルソウ

7/16 15:41

チングルマ

7/16 15:41

キバナノコマノツメ

7/16 15:46

今夜の宿　種池山荘に到着 スリッパ番号は69番と70番

7/16 16:47

ずっと登りだった柏原新道にお疲れ乾杯

7/16 17:34

種池山荘小屋内部の様子　1人1人のスペースがゆったり確保されており布団も快適

7/16 18:04

種池山荘の夕食

7/17 5:04

遠くに霞む富士山

7/17 5:57

種池山荘の朝食

7/17 6:38

鹿島槍ヶ岳に向けて出発

7/17 6:41

朝日を浴びるチングルマ

7/17 6:41

雲ひとつない青空

7/17 6:43

種池山荘周辺はお花畑が広がる

7/17 7:12

種池山荘の後ろには立山三山や剱岳など立山連峰が望める

7/17 7:34

爺ヶ岳南峰頂上　後ろに冷池山荘と鹿島槍ヶ岳が見える

7/17 7:34

爺ヶ岳南峰頂上

7/17 7:45

コマクサ

7/17 8:08

立山連峰

7/17 8:54

冷池山荘の向こうにこれから向かう布引山と鹿島槍ヶ岳を望む

7/17 9:01

キバナシャクナゲ

7/17 9:11

冷池山荘で休憩

7/17 9:37

アカモノ

7/17 9:38

鹿島槍ヶ岳の前に立ちはだかる布引山をまず制する

7/17 9:55

キヌガサソウ

7/17 10:05

イワツメクサ

7/17 10:15

歩いてきた稜線を振り返る　種池山荘が建っている稜線の左側に爺ヶ岳南峰、中央峰、北峰

7/17 10:30

布引山への道

7/17 10:32

布引山山頂で雷鳥親子に遭遇　足元から雛が突然顔を出した　雛は3羽確認した

7/17 10:35

布引山山頂　後ろは鹿島槍ヶ岳南峰

7/17 10:36

布引山山頂　後ろは立山連峰

7/17 10:47

イワベンケイの赤い実

7/17 10:56

ハクサンチドリ

7/17 10:57

ヤマハハコ

7/17 11:01

いよいよ鹿島槍ヶ岳へ

7/17 11:32

鹿島槍ヶ岳南峰山頂

7/17 11:32

鹿島槍ヶ岳南峰山頂

7/17 11:42

南峰山頂でカップ麺で昼食

7/17 11:42

南峰山頂の様子

7/17 12:17

鹿島槍ヶ岳南峰から北峰へ向かう　南峰山頂直下からいきなり岩稜地帯となる

7/17 12:34

ミヤマクワガタ　昆虫ではない

7/17 12:50

吊尾根の分岐で北峰へ向かう

7/17 13:00

鹿島槍ヶ岳北峰はガスってしまいトンボが舞う姿が良く見える

7/17 13:17

八峰キレットに向けて歩く

7/17 13:23

鹿島槍ヶ岳から八峰キレットは岩稜地帯が続く

7/17 14:09

慎重に足場を選ぶ

7/17 14:15

吊るされた看板に「ここがキレット・・・」と書いてある一本橋を渡る

7/17 14:15

急峻な崖に挟まれ足場が狭く正にキレット！という雰囲気が漂う

7/17 14:16

鎖を掴んで通過

7/17 14:18

崖っぷちの道はまだまだ続く

7/17 14:22

足場の狭い鎖場

7/17 14:26

足場に架けられた板が斜めっていることに不満を漏らしながら通過
通れたのだから感謝しなさい！

7/17 14:28

道は更に狭く険しさを増す

7/17 14:29

突然八峰キレット小屋が眼下に現れる　よくもこんな所に建てたものだ

7/17 15:31

キレット小屋の前はこんな感じで下を見ると単管を組んで休憩場所を確保している

7/17 16:59

八峰キレット小屋の夕食でお疲れ乾杯　今夜の宿泊者は20人位だったかな？　布団は湿った感じがあって蒸し暑かった

7/18 4:23

早朝4時半にはほとんどの登山者が出発準備を整えている

7/18 4:23

まだ薄暗い中をヘッデン点けて出発

7/18 4:30

振り返ると鹿島槍ヶ岳北峰がそびえる

7/18 4:32

夜明け前の幻想的な空

7/18 4:56

ガシガシ鎖場を登る

7/18 5:08

朝露に濡れた岩に滑らないように慎重に足を置く

7/18 5:08

左側には常にどっしりと構える剱岳を見ながら歩く

7/18 5:20

ラスボス的な雰囲気の五竜岳

7/18 5:34

口の沢のコル

7/18 5:38

繊毛が生えているのでチシマギキョウ

7/18 5:43

後ろに鹿島槍ヶ岳南峰と北峰

7/18 6:01

北尾根の頭

7/18 6:02

五竜岳がどっしりと構えている

7/18 6:15

崩れてザレっぽい所を慎重に歩く

7/18 6:21

登山道のイワヒバリは近くまで寄っても逃げない

7/18 6:42

ガレた急登

7/18 7:06

G5の鎖場

7/18 7:12

鎖を掴んで慎重に進む

7/18 7:18

歩いてきた稜線を振り返ると昨日歩いた鹿島槍ヶ岳がもうあんなに遠くに

7/18 7:56

五竜岳山頂付近

7/18 7:58

五竜岳山頂へは縦走路から横へ少しそれる

7/18 8:19

五竜岳の下り

7/18 8:33

昨日に続き五竜岳でも雷鳥と遭遇

7/18 8:34

2羽いたうちの1羽の目の上が赤かったのでつがいと思われる

7/18 8:46

五竜山荘に到着

7/18 9:03

八峰キレット小屋の朝食弁当の鰻重

7/18 9:03

強風を避けるため山荘の横で鰻重弁当を食べる

7/18 9:22

食べ終わり遠見尾根へ向かう

7/18 9:30

コバイケイソウ

7/18 9:45

ハクサンフウロ

7/18 10:40

西遠見から五竜岳を望む

7/18 12:41

地蔵の頭この後アルプス平駅からテレキャビンに乗る

7/18 14:47

帰りに寄った日帰り温泉「八方の湯」

撮影機器：

サイバーショット DSC-RX100 SONY

感想

sunvito

北アルプス百名山で唯一未踏で残っていた鹿島槍ヶ岳。

せっかく鹿島槍ヶ岳に行くのならピストンじゃつまらないので八峰キレットまで足を伸ばすこととして扇沢から入山し鹿島からキレットを経由して五竜に至り遠見で下りる2泊3日の計画とした。

鹿島槍ヶ岳北峰から五竜岳までは上級者コースとされており急峻な岩稜地帯で足場の危険な箇所が何ヵ所もあるため常に緊張を強いられ体力の消耗にさらに拍車がかかって想像以上に疲れ北アルプスの奥の深さを思い知らされた。

宿泊した種池山荘や八峰キレット小屋などコロナ禍にあって従来の宿泊者定員の半分以下の受け入れで営業しているため宿泊料金が跳ね上がってしまっているがいろいろ工夫して頑張っており山小屋は無くてはならない存在なのでやむを得まい。

1回の山行で2度も雷鳥に出会えたのは今回が初めて。布引山では子育てにいそしむ雷鳥親子、五竜岳ではつがいと思われる2羽と出会った。

これで北アルプスの百名山はコンプリート。