笠ケ岳(笠新道)〜双六岳〜鏡池


- GPS
- 15:12
- 距離
- 45.1km
- 登り
- 3,551m
- 下り
- 3,545m
コースタイム
- 山行
- 13:22
- 休憩
- 1:47
- 合計
- 15:09
天候 | 快晴 13時過ぎからは、断続的に降雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
鍋平園地駐車場 |
コース状況/ 危険箇所等 |
鍋平園地〜新穂高 緊張感を持って歩く必要あり。 笠新道 よく整備されていて歩きやすいが、楽では無い。 笠ヶ岳〜双六小屋 稜線 快走路であるが、長い。 一部(秩父平〜弓折岳)ハイマツ等をくぐる面倒な領域がある。 (抜戸岳〜秩父岩)の間が最高の景色を拝めるので、この区間は是非再訪したい。 双六岳〜鏡平池〜新穂高 水場は双六小屋、鏡平山荘、ワサビ平子屋、笠新道登山口(無料)と、豊富にある。 |
その他周辺情報 | 平湯の森 烏(カラス)の行水に800円(入浴料+ロッカー代)は贅沢。 |
写真
感想
笠ヶ岳は、左右に裾野を伸ばし見事な山容をしている。穂高から見える、西にでんと構える長大な笠ヶ岳を眺めるにつけ、登りたいという気持ちが強くなった。ジャンに行った時、もう次に登る山は決まっていた。
笠ヶ岳だ。
笠新道ができる前の笠ヶ岳へのアクセスは、双六小屋か、クリヤ谷であったらしい。
クリヤ谷は廃道寸前。
昔人が通った双六小屋へも、稜線伝いに是非行ってみたい。距離は40、標高は3,000を超えるが不足は無い。
心配なのは日射による暑さだ。
今日はこの間のジャンとは違って、日射は弱く、時折冷たい風もそよいでいた。
雨には降られたが、上々の縦走だった。
笠新道は、地味に長い。そう感じてしまうのは鍋平から1時間以上も暗闇を歩いているからかもしれない。黙々と高度を上げる。
登山開始直後から、ずっと鈴の音が聞こえている。遠いのか近いのか。
鈴の音は先を行っている。おかしい。追いつかない。1時間以上もチリンチリンとやられ続け、地味に苦痛。前にいるのは速い奴に違いない。絶対に追いついてやると思うがホント追いつかない。これは初めての経験だった。
森林限界が近づき、上が見通せる場に出た。
見上げると数メートル高いところに居たのは、女性。マジかっ!
半ズボンに、キャップ、hairテール、有名人の、ぼっ〇かと思った。
しばらく言葉を交わし、自分が先行した。
鈴の音はあとを追ってくる。どうやら数百m離れても聞こえる代物らしい。
後ろが気になりつつ、笠ヶ岳初登頂。
貸切の山頂は格別だった。
山頂から少し下ったところで、彼女が登ってきた。貸切だと告げると喜んでいたが、写真を取れないから、俺にまた登れと言う。
スケベ心を出して危うく2回登頂しそうになったが、そこは堪えた。
写真は穂高連峰を背景にその場で撮ってあげました。
双六小屋への縦走開始
秩父岩あまりまでに見る、槍ヶ岳、笠ヶ岳は、まさにここでしか見られない絶景。
1人で、なんじゃこりゃっ!と、絶叫しきり。
この場に留まり、ずっと眺めていたい、そう思わせる芸術の領域に踏み込んでいた。
ガスの影響を受けない9時頃までには、この地にいたいところである。
秩父岩を過ぎると、双六小屋への道程は、自分的には消化試合だった。双六岳登頂は、キツいおまけのようなもの。双六小屋へ来た以上、登らねばの思いだけで登頂した。この地は北アルプス深部への入口であるから登っておいて良かったと思う。
下山してしばらくすると雨が降ってきた。
今日は沢山の人と言葉を交わしたが、一泊で笠をやった後、鏡平から新穂高まで帰路に着く健脚婦人2人組の語った言葉が印象的だった。
表銀座、裏銀座もいいけど、この笠の稜線も何か名前が付いていてもいいぐらいの絶景だ
との事だが、全く同感だ。
私も秩父岩のところで同じ事を考え、渋谷?とか変なことを考えていた。
いつか短めの工程で、笠、秩父岩ピストンをやりたい。
鏡平山荘から林道を経ての新穂高は、距離があり、単調だ。
初めて通ったが、この道は北アルプス深部をやるには避けては通れない。
淡々と消化した。
今日はソロ女性が多かったが、林道にもいた。俺の姿を見ると走って逃げ出したが、俺が歩いた方が速い(笑)
若く見えるが1個下。
北アルプス連投をやっている変わり種で明日も登るらしい。
楽しく会話して、新穂高まで時間はかかったがあっという間だった。
今年の夏は、充実している。
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