記録ID: 5824176
全員に公開
アルパインクライミング
甲斐駒・北岳
北岳バットレス第4尾根 -Bガリー大滝-
2023年08月11日(金) 〜
2023年08月12日(土)
山梨県
morita
その他1人 - GPS
- 15:06
- 距離
- 9.9km
- 登り
- 1,729m
- 下り
- 1,724m
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標高グラフを拡大コースタイム
1日目
- 山行
- 8:47
- 休憩
- 3:29
- 合計
- 12:16
18:14
2日目
- 山行
- 1:28
- 休憩
- 0:03
- 合計
- 1:31
9:37
ゴール地点
| 天候 | 一日を通して晴天 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2023年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
タクシー 自家用車
予約済の乗り合いタクシー1500円（バスより40円だけ高いが到着が早い） |
| コース状況／ 危険箇所等 |
※Bガリー上の草付き踏み跡からCガリーへのトラバース部 微妙な3mスラブを登った場所にフィックスロープが木に結んである それ以上は登らず、そこからトラバースして尾根を乗越しする ※城塞ハングの残置ハーケンはグラグラ |
| その他周辺情報 | 広河原山荘のビールは450円 白根御池小屋のビールは600円 |
写真
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5:15
芦安をタクシーで出発
6:00
広河原を出発
久しぶりのテン泊装備と登攀具は重い
芦安をタクシーで出発
6:00
広河原を出発
久しぶりのテン泊装備と登攀具は重い
7:50
小屋に到着
幕営準備しようとするも、ヘリ到着の為テント張りは✖だった
場所取りだけして登攀準備をする
小屋に到着
幕営準備しようとするも、ヘリ到着の為テント張りは✖だった
場所取りだけして登攀準備をする
9:40
相方にかなり遅れてボルダー岩に到着
高山病に熱中症と脱水の症状も出はじめた
眠い・頭が痛い・だるい
相方にかなり遅れてボルダー岩に到着
高山病に熱中症と脱水の症状も出はじめた
眠い・頭が痛い・だるい
ここで10分ほど休憩
ノーシンホワイト錠（アセトアミノフェン）と
アミノバイタルを服用
有圧呼吸法を繰り返して症状を和らげる
ノーシンホワイト錠（アセトアミノフェン）と
アミノバイタルを服用
有圧呼吸法を繰り返して症状を和らげる
ここから登山道を外れてピラミッドフェースを仰ぎながら
BC間尾根上の草付き踏み跡をたどっていく
速度が出せず相方の姿は遥か彼方で見えなくなった
BC間尾根上の草付き踏み跡をたどっていく
速度が出せず相方の姿は遥か彼方で見えなくなった
10:45
相方にかなり遅れてBガリー大滝に到着
4尾根を目指す先行の男女パーティーがフリーソロで登って行った
相方にかなり遅れてBガリー大滝に到着
4尾根を目指す先行の男女パーティーがフリーソロで登って行った
11:05
登攀開始
予定ではこちらもロープを使わないはずだったが
今の状態でフリーソロを登ったら落ちそうなのでロープをお願いした
登攀開始
予定ではこちらもロープを使わないはずだったが
今の状態でフリーソロを登ったら落ちそうなのでロープをお願いした
11:40
大滝1Pを登ったあたりで症状が改善し元通り
つるべに切り替え2P目をリードし大滝を終了
B大滝の体感は��+か��-はあった
大滝1Pを登ったあたりで症状が改善し元通り
つるべに切り替え2P目をリードし大滝を終了
B大滝の体感は��+か��-はあった
右岸の藪中にある踏み跡を辿ると
小ルンゼ状にフィックスロープがある
ルンゼの最後は写真の微妙な3mスラブ
体感��
小ルンゼ状にフィックスロープがある
ルンゼの最後は写真の微妙な3mスラブ
体感��
ここからトラバースの踏み跡がある
先行していた男女パーティーは道を違えたらしく
かなり上部の草付きを彷徨っているのが見えた
先行していた男女パーティーは道を違えたらしく
かなり上部の草付きを彷徨っているのが見えた
踏み跡を下り気味に2.3分進むとすぐにCガリーに到着
指す先にヒドゥンガリーのザックリした切れ込みがみえる
指す先にヒドゥンガリーのザックリした切れ込みがみえる
Cガリーは落石地獄だということなので小走り気味に抜ける
対岸の「4オネ」赤ペンキは消えかかっていたが
他にも「4」の文字が書いてある岩もあった
対岸の「4オネ」赤ペンキは消えかかっていたが
他にも「4」の文字が書いてある岩もあった
12:03
登攀開始
ここではロープ・フラットソールを使わず
苔を避けながら左上目指してトラバース気味に登った
体感��-
登攀開始
ここではロープ・フラットソールを使わず
苔を避けながら左上目指してトラバース気味に登った
体感��-
12:10
ヒドゥンガリー上から1分で4尾根1Pの取り付きに到着
先行パーティーも居ないのでゆっくり準備
ヒドゥンガリー上から1分で4尾根1Pの取り付きに到着
先行パーティーも居ないのでゆっくり準備
12:301P目ツルっとしたクラックからやさしいスラブ
登攀開始
自分もここリードしたかったが、こちらが言い出す前に
相方から「ここやらせてくれ」と言われてしまったのでお譲りした
12:30
1P目ツルっとしたクラックからやさしいスラブ
登攀開始
自分もここリードしたかったが、こちらが言い出す前に
相方から「ここやらせてくれ」と言われてしまったのでお譲りした
1P目ツルっとしたクラックからやさしいスラブ
登攀開始
自分もここリードしたかったが、こちらが言い出す前に
相方から「ここやらせてくれ」と言われてしまったのでお譲りした
クラック上部はフィストより広かったのでグーパンできず
左のカチを拾いながら登った
ところでこの後もジャミンググローブは必要なかった
左のカチを拾いながら登った
ところでこの後もジャミンググローブは必要なかった
2P目
階段状スラブ〜歩き
スラブ後、踏み跡が右側にあったが巻道と勘違い
間違って直登し
ピラミッドフェース側に登ってしまった
階段状スラブ〜歩き
スラブ後、踏み跡が右側にあったが巻道と勘違い
間違って直登し
ピラミッドフェース側に登ってしまった
13:11
2P目終了
白い岩のクラック下部にカム♯3と残置ハーケンで終了点とした
間違いルート��+
正規ルート��
2P目終了
白い岩のクラック下部にカム♯3と残置ハーケンで終了点とした
間違いルート��+
正規ルート��
4P目
リッジ〜三角垂壁〜マッチ箱
10mほど登ると三角形の垂壁がでてくる
本来は三角垂壁前でピッチを切ってビレイしたほうが安全
リッジ〜三角垂壁〜マッチ箱
10mほど登ると三角形の垂壁がでてくる
本来は三角垂壁前でピッチを切ってビレイしたほうが安全
7P目
リッジトラバース〜城塞ハング
トラバース部は手ガバなので怖いことはない
トラバース��+
リッジトラバース〜城塞ハング
トラバース部は手ガバなので怖いことはない
トラバース��+
15:22
城塞下で一度ピッチを切って仕切り直し
ここまでほぼガスも出ず晴天のまま来れた
城塞下で一度ピッチを切って仕切り直し
ここまでほぼガスも出ず晴天のまま来れた
チムニーの中に入り込み、左足を一段あげるまでが核心かも？
写真のように右奥にガバがある
写真のように右奥にガバがある
一段登った後も左右のガバを探しながらのぼる
左手側にはあまりなかったかもしれないのでプッシング
左手側にはあまりなかったかもしれないのでプッシング
最後、体をチムニー内に入り込ませず
外側の足場を見つけて使えれば
簡単に乗越せる
外側の足場を見つけて使えれば
簡単に乗越せる
15:45
7P目終了
最後までガスに巻かれず登攀できた
登山道まで草付きと岩場を歩く
7P目終了
最後までガスに巻かれず登攀できた
登山道まで草付きと岩場を歩く
最近は源流釣りばかり行っている。
酒のアテはいつもイワナ・ヤマメと山菜ばかりでさすがに食傷気味。
疲れた体にレトルト物は美味しすぎた
酒のアテはいつもイワナ・ヤマメと山菜ばかりでさすがに食傷気味。
疲れた体にレトルト物は美味しすぎた
装備
| 個人装備 |
アミノ酸+クエン酸混合飲料1.5ℓ<br />アミノバイタルパーフェクト×2<br />高山病用頭痛薬
|
|---|---|
| 共同装備 |
カム0.5から3<br />1Pで使用のみ
|
感想
計画
昨年から話していた企画だったが、昨年は荒天の為中止
今回も台風6.7号の動きが不安だったので偵察無しの初日初見でトップアウトし下山する計画にした。サブ案として2日目の登攀も視野に入れていた
その為にアプローチのみ念入りに調べ、一番簡単そうなBガリー大滝からのルートを選んだ。
実行
前日のヤマテン含めた天気予報は午後もガス無の晴天続き予報
白根御池小屋で幕営準備をした後9時前に出発したが、道迷いすることもなく、渋滞する時間でもない為、広河原からのアプローチに6時間、4尾根本体は3時間15分でトップアウトすることができた。
反省点
自分の体力や体調について客観視できていなかったこと
前回3000m峰に登ったのは3年以上前であるのに高山病を軽視していたこと
ふだんから酒タバコ漬けでたいした運動をしていないのに、自分より15も若いクライマーについていけるだろうと勘違いしていたこと
行かれる方は体調管理を万全にしていってください
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