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Yamareco

記録ID: 5887190
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖

笊ヶ岳(老平ピストン)

2023年09月01日(金) [日帰り]
 - 拍手
体力度
8
2〜3泊以上が適当
GPS
09:23
距離
24.1km
登り
3,540m
下り
3,524m
歩くペース
とても速い
0.40.5
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:54
休憩
1:29
合計
9:23
4:04
4:07
18
4:25
4:26
34
5:00
5:24
19
5:43
5:45
44
6:29
6:29
41
7:10
7:14
64
8:18
8:32
38
9:10
9:32
37
10:09
10:13
40
10:53
10:57
24
11:21
11:21
25
11:46
11:49
12
12:01
12:08
29
12:37
12:37
12
12:49
12:50
13
13:03
13:03
1
13:04
ゴール地点
林道の下り(復路)は大体走っています。
天候 快晴!
過去天気図(気象庁) 2023年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
老平駐車場(6台程度)に駐車しました。
平日AM2時頃の到着で他に車はありませんでした。
コース状況/
危険箇所等
※特別危険を感じるような箇所はありませんでした。
・林道終点〜広河原までのルートは、片側が切れ落ちている箇所や足場が悪い箇所が連続するため、(特にナイトハイク時は)通行注意です。
・ルートは明瞭で所々ピンクテープが設置されています。
・広河原渡渉点は、増水時は通行困難になる可能性があります。
その他周辺情報 登山口付近のヴィラ雨畑(日帰り入浴700円)で入浴しました。
AM3時半過ぎ。
老平登山口を出発します。
AM3時半過ぎ。
老平登山口を出発します。
よく揺れる吊り橋。
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よく揺れる吊り橋。
渡渉後の取り付きはジグザグの急登。
朝日が昇り、背中に強い日差しを受けます。
渡渉後の取り付きはジグザグの急登。
朝日が昇り、背中に強い日差しを受けます。
尾根に乗ると、山の神の祠があります。
尾根に乗ると、山の神の祠があります。
炭焼き用の木材搬送のためのワイヤーでしょうか。
至る所に残置されています。
炭焼き用の木材搬送のためのワイヤーでしょうか。
至る所に残置されています。
ブナ林にシラビソ等の針葉樹林が混じり始めます
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ブナ林にシラビソ等の針葉樹林が混じり始めます
あたりはシラビソ林。
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あたりはシラビソ林。
傾斜がなだらかになると、桧横手山に到着しました。
樹林帯の中の通過点、といったところ。
傾斜がなだらかになると、桧横手山に到着しました。
樹林帯の中の通過点、といったところ。
再び急登になります。
再び急登になります。
所々にトリカブトの花。
所々にトリカブトの花。
木々の間から後方に富士山の展望がありました。
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木々の間から後方に富士山の展望がありました。
ガレ場に出ると上河内岳の展望。
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ガレ場に出ると上河内岳の展望。
ガレ場で開けると風が強く涼しい。
ガレ場で開けると風が強く涼しい。
上河内岳と聖岳。
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上河内岳と聖岳。
標高は2,500mを超え、布引山に到着しました。
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標高は2,500mを超え、布引山に到着しました。
少し休憩。
パンパンのランチパックは定期。
少し休憩。
パンパンのランチパックは定期。
最低鞍部に向かって緩やかに下っていきます。
最低鞍部に向かって緩やかに下っていきます。
ここで笊ヶ岳山頂が姿を現します。
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ここで笊ヶ岳山頂が姿を現します。
最低鞍部からは約200mの登り返しになります。
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最低鞍部からは約200mの登り返しになります。
登り切ると展望が開け、笊ヶ岳山頂!
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登り切ると展望が開け、笊ヶ岳山頂!
小笊と奥には富士山。
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小笊と奥には富士山。
南ア北部の展望。
塩見岳、仙丈ヶ岳、白峰三山、鳳凰三山。
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南ア北部の展望。
塩見岳、仙丈ヶ岳、白峰三山、鳳凰三山。
アップで。
先日歩いた笹山のピークも手前に見えているはずですが確信持てません。
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アップで。
先日歩いた笹山のピークも手前に見えているはずですが確信持てません。
西方面は、聖、赤石、荒川三山の展望。
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西方面は、聖、赤石、荒川三山の展望。
赤石、荒川、塩見の組み合わせも撮ってみました。
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赤石、荒川、塩見の組み合わせも撮ってみました。
塩見岳。
これも久々に先日歩いたばかりです。
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塩見岳。
これも久々に先日歩いたばかりです。
荒川三山。
赤石岳。
上河内岳と中央奥が光岳のはず。
もう最後に登ったのは10年以上前です。
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上河内岳と中央奥が光岳のはず。
もう最後に登ったのは10年以上前です。
深南部の峰々。
いずれも未踏のエリアです。
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深南部の峰々。
いずれも未踏のエリアです。
奥秩父方面の展望。
奥秩父方面の展望。
何となく三つ峠あたりかな、と思って撮ってみましたが。
はっきりとは分からず。
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何となく三つ峠あたりかな、と思って撮ってみましたが。
はっきりとは分からず。
再び、山頂と富士山。
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再び、山頂と富士山。
この日は裾野までよく見えていました。
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この日は裾野までよく見えていました。
笊ヶ岳山頂の三角点は山頂道標のやや手前、ハイマツの株元の目立たない場所にありました。
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笊ヶ岳山頂の三角点は山頂道標のやや手前、ハイマツの株元の目立たない場所にありました。
元来た道を下ります。
元来た道を下ります。
小さなコフタバランは咲き終わり。
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小さなコフタバランは咲き終わり。
再び布引山へ。
ガレ場奥には富士山。
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ガレ場奥には富士山。
倒木に垂れ下がるサルオガセ。
倒木に垂れ下がるサルオガセ。
桧横手山で小休止。
ここを過ぎれば急下りが続きます。
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桧横手山で小休止。
ここを過ぎれば急下りが続きます。
山の神。
このあたりまで来ると気温も上がり熱気に包まれるかのよう。
山の神。
このあたりまで来ると気温も上がり熱気に包まれるかのよう。
広河原が見えてきました。
広河原が見えてきました。
渡渉点。
水は澄んでいて水量豊富。
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渡渉点。
水は澄んでいて水量豊富。
朝はスルーしていましたが、ヌスビトハギが多く咲いていました。
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朝はスルーしていましたが、ヌスビトハギが多く咲いていました。
分かりづらいですが、切り立った岩には苔やシダ、ミズやイワタバコ等々。
瑞々しい斜面に沿って進みます。
分かりづらいですが、切り立った岩には苔やシダ、ミズやイワタバコ等々。
瑞々しい斜面に沿って進みます。
天然のシャワー。
暑い時は気持ち良いですが、足元には十分注意です。
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天然のシャワー。
暑い時は気持ち良いですが、足元には十分注意です。
問題の橋。
「この橋の端を通るべし!」
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問題の橋。
「この橋の端を通るべし!」
タマゴの部分をよく見なかったのですが、たぶんタマゴタケ。
笠が開いても色鮮やかです。
タマゴの部分をよく見なかったのですが、たぶんタマゴタケ。
笠が開いても色鮮やかです。
再び、よく揺れる吊り橋を渡ります。
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再び、よく揺れる吊り橋を渡ります。
林道に出る手前にある建屋は、炭焼き小屋として使われていたのでしょうか。
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林道に出る手前にある建屋は、炭焼き小屋として使われていたのでしょうか。
林道に出ました。
林道終点には林業関係の車が1台。
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林道に出ました。
林道終点には林業関係の車が1台。
歩いてきた上部を望む。
見るからに暑そうです。
歩いてきた上部を望む。
見るからに暑そうです。
よく写真で見る素掘りのトンネル。
よく写真で見る素掘りのトンネル。
程無くして林道ゲートへ戻ってきました。
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程無くして林道ゲートへ戻ってきました。
老平駐車場は登山者3台、社用車3台。
この停め方だと6台でMAXですね。
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老平駐車場は登山者3台、社用車3台。
この停め方だと6台でMAXですね。
下山後はヴィラ雨畑で入浴。
誰もおらず、閑散としていました。
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下山後はヴィラ雨畑で入浴。
誰もおらず、閑散としていました。
自販機で購入し、一人乾杯!
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自販機で購入し、一人乾杯!
干ばつの影響で水が少ないのかと思いましたが、雨畑ダムは堆砂でもともと貯水量は殆ど無いみたいです。
干ばつの影響で水が少ないのかと思いましたが、雨畑ダムは堆砂でもともと貯水量は殆ど無いみたいです。
国道52号沿いのラーメン店、麺や響(ひびき)でラストオーダー前の遅お昼。
期間限定の冷製ラーメンは、さっぱり系のスープに刻んだカリカリ梅の酸味。登山後には絶妙な味でした。
帰りは時間があったので、のんびり下道で帰宅しました。
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国道52号沿いのラーメン店、麺や響(ひびき)でラストオーダー前の遅お昼。
期間限定の冷製ラーメンは、さっぱり系のスープに刻んだカリカリ梅の酸味。登山後には絶妙な味でした。
帰りは時間があったので、のんびり下道で帰宅しました。

感想

9月1日(金)は夏休み消化でお休み。
天気良く、暫く雨も降っていなさそうだったので、これまで温めていた笊ヶ岳へ。
割と直近で笹山登山のため奈良田へ遠征したばかりですが、そこはまあノリで。
笊ヶ岳は山梨百名山や二百名山の中でも難易度の高い山ということもあり、これまで敬遠していた山の一つですが、今回満を持して歩いてみることにしました。

AM3時半過ぎに老平を出発。
林道終点からは斜面を巻きながら(さながら黒部の水平道を想起させるような)登山道を進みます。
途中、岩から沁みだした水が頭上から流れ落ちる箇所があります。
足元は濡れて足場は悪く、さらに崖側は切れ落ちており、上部のシャワーに気を取られうっかりすると危うい場所がありました。
広河原の渡渉点あたりに着く頃はまだ薄暗く、ピンクテープを見失いルートロス。
結局、本来より上流の渡れそうなところから適当に渡渉し正規ルートへ戻ることに。
渡渉点より上にもピンクテープがあったので騙されました。
先行者はおらず、渡渉後に尾根に入ってからは終始クモの巣(糸)に引っ掛かりながらの登り。
幸いだったのはこの日は比較的風が強く、樹林帯の尾根道でも適度に風が抜け、内容の割には歩きやすい内容でした。
布引山で休憩し、その後も樹林帯歩き。
最低鞍部へ標高差180mほど下り、さらに笊ヶ岳へは約200mの登り。
登り切った山頂は展望が開けており、富士山や南アルプス南部の峰々が望めました。
この日は平日ということもあり、往復の間に行き会った登山者は2人のみ。
内容の濃さとは裏腹に静かな山歩きでした。

今回笊ヶ岳は初めて登りましたが、登ってみて感じたこと。
難易度が高いと言われる理由を、私なりに思いつくままにつらつらと書きなぐってみました(読み飛ばし推奨)。
①登山口までのアクセスが長い
 とは言え、奈良田と比べればだいぶ近い印象
 中部横断道が開通してから多少は楽になったか
②老平の駐車台数が少ない
 詰めて停めてもMAX10台は難しい
 満車だとさらに下に停めることになりアプローチが長くなる
③前半は林道→登山道(巻き道、危険個所あり)→渡渉点の流れで、ナイトハイクしにくい
 笹山のようにスタートからダイレクト尾根をぐいぐい登れるルートと異なり、暗闇だと慎重にならざるを得ない箇所が序盤に多くある
 十分明るくなってからのスタートでは、日帰りの場合は行動時間に制限がかかる
 日の長い梅雨時期は天候の悪化や増水のリスクが伴う等コンディションを選ぶ
④登り尾根は東斜面で、晴れれば朝日を背中に受ける
 急登が続く中、朝からとにかく暑い!
⑤樹林帯で展望が無い(山頂以外の見どころが少ない)
 植生は変化に富むのですが、あくまで樹林帯という枠内での話です
 視界が開け、休憩に適するような場所はほぼありません。
⑥ルート上に倒木がやや多い
 上り下りともブレーキになるので意外と消耗します
⑦広河原以降に水場が無い
 ③と④に関連して、夏場の日中だと余計に水を積む必要がある
 (今回は風が涼しかったので大体3Lうち2Lくらいの消費で済みました)
⑧エスケープルートが無いor限られている
 椹島に降りるかランカン尾根を下るか(全然エスケープにならないですね。。)
⑨CTは16時間強
 そもそも行程が長い

とは言え、全体に歩きごたえあって、山頂では展望のご褒美。
私自身非常に楽しめた内容でした。
でもまあ、多分当分来ることはないかな、と思います。

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