燕岳・餓鬼岳・唐沢岳


- GPS
- 25:39
- 距離
- 28.4km
- 登り
- 3,183m
- 下り
- 3,647m
コースタイム
- 山行
- 3:18
- 休憩
- 0:47
- 合計
- 4:05
- 山行
- 8:45
- 休憩
- 1:19
- 合計
- 10:04
- 山行
- 10:20
- 休憩
- 1:56
- 合計
- 12:16
天候 | 晴れ 最低気温10.36℃ 9/1 04:56 最高気温25.39℃ 8/31 13:05 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
松本前泊 Hotel M Matsumoto 大糸線 松本05:56-穂高06:28 330円 中房線 穂高駅6:40-中房温泉7:35 1500円 8/30 B運行 復路 アルプス第一交通 ワイルドクロスパークGAIA-信濃大町駅 4040円 信濃大町18:08-東中野23:59 18きっぷ |
コース状況/ 危険箇所等 |
唐沢岳 高瀬湖側の巻道のザレと稜線への攀じ登りに気を使った。 白沢 最終水場から上:ザレで滑りやすい箇所がある。 最終水場から下:徒渉が多い。桟道はよく整備されているが、老朽化も目立つ。水場はたくさんあり水の心配はいらない。 |
その他周辺情報 | 燕山荘テント場 2000円 水 1L@200円 x2.5 ビールL 900円 x2 大雪渓 650円 餓鬼岳小屋テント場 2000円 水 1L@200円 x3 ビール 600円 x2 大雪渓 600円 大町市総合福祉センター内 公衆浴場鹿島の湯・蓮華の湯 信濃大町駅より徒歩10分 時間なく入れず 榑木川(くれきがわ)信濃大町駅店 7時30分〜18時10分 石臼挽き八割の本格そば つゆがおいしい |
予約できる山小屋 |
中房温泉登山口
|
写真
感想
唐沢岳は餓鬼岳初訪の一泊二日白沢-東沢乗越縦走の折り、初日は餓鬼岳小屋到着が遅く断念、2日目も時間足らずで餓鬼のコブまでで敗退していた。ずっと懸案だった唐沢岳のリベンジと常念山脈の未踏区間:大天井岳-東沢乗越の内、燕山荘-東沢乗越の赤線繋ぎを兼ねて計画した。
3日間で燕山荘泊と餓鬼岳小屋泊で計画した場合、唐沢岳往復を含む一日の行動時間が長くなり、他の2日間の行動時間が短くなる。もうあまり長時間行動をしたくない年なので、当初は1日目東沢乗越までのどこかでビバーク、2日目に唐沢岳往復を組み入れるつもりだったが、windy1日目の予報が午後からまとまった雨予報となり燕山荘テント泊とした。結果雨は降らずに1日目は飲みながらひたすらぼーっと過ごし、唐沢岳往復・白沢下山の3日目はハードな1日となった。
1日目、ひと気のある所は避けてきたので合戦尾根は初めてだった。合戦小屋のスイカのおいしさが一番の印象となった。人の多さにつられてついペースが上がり、燕山荘に着いた時には達成感の無い変な疲れ方をしていた。まだ昼前なのに既に張られ始めていたテント場に焦るも、実際には十二分に余裕があった。時間がありすぎるが何か食べると夕食が入らなそうなので、ビールを飲みながら槍から立山のパノラマ・一ヶ月前に歩いた稜線を眺めてぼーっと過ごす。時々雲が沸き立つが雨は降らなかった。
2日目、最終日は温泉や食事の余裕を持ちたいので、遅くとも10:30餓鬼岳到着なら唐沢岳往復のつもりで4:24早出する。燕岳には先客があった。燕岳から直接北燕岳に向かうルートが暗くて良く分からず手前の分岐に戻った。西側を巻き進むと燕岳からの踏跡と道標があった。北燕岳にも先客があったがこちらの山頂の方が広い。立ち去りがたいが先を急ぐ。北燕岳の東側の巻道はお花畑ですこし藪っぽい。花はほぼ終わり。小さなアップダウンを繰り返した後、稜線に戻ると直に広尾根になった。さらに先に続く広尾根と踏み跡を見送り、東沢乗越への下降点の道標の指す方向の短い梯子を降る。巻き進んで花穂となったチングルマの群生地を戻る様に降り、斜面の九十九折れとなった。ナナカマドの大きな赤い実が印象的だった。浸食された痩せ尾根に出ると尾根筋を降るようになった。笹が出て登山道を隠すようになると間もなく東沢乗越に着いた。漠然と此処でビバークしようしていたのだが笹の無い場所は少なかった。前回の様子は覚えていなかった。どこまで続くか分からないが東沢への道形があった。
この先の前回の印象は開豁な東沢岳での休憩の際の有明山で続く稜線、剣ズリ下巻きのシラビソ林が不安だった事、露出間のある桟道が気持ち好かった事など断片のみ。東沢岳への等高線の詰まった区間は稜線の南側の巻き登りで笹で藪っぽい、全く覚えていなかった。稜線に復帰した後勾配が緩むとハイマツ帯となり展望が開けた。尾根が広がり岩ゴロとなると東沢岳の北端にでた。山頂は今回は見送る。2508m峰までいくつもの岩塔の巻きや直登で時間が掛かった。2508m峰で正面の剣ズリと南西に見える崩壊地を見ながら、どうやって登るのかと考えていた。降り切った稜線鞍部から長い巻きに入る。見えていたザレは横断した。2644m峰北西尾根に梯子で登りかえした。露出間のある場所とは此処だった。その後も一時稜線に出るも巻きは続いた。餓鬼岳小屋に着き設営が済んだのは13:15。唐沢岳は翌日に持ち越しとし、早朝行動の為の偵察に出かけ、2620m圏峰の西側の巻道は暗いと判りにくいだろうことを確認した。
3日目、ツェルトと不用品をデポして4:08出発。前日気になった箇所ではやはり迷った。餓鬼のコブまでの鞍部で夜明け。前回到達点のコブまで問題なし。2390m最低鞍部までいくつかの岩塔の下巻きがあり、白砂のザレなどを下降する。滝ノ沢源頭の崩壊地を見て登りに掛かり、2483m峰を巻いて平坦地となった後、草付きの急坂となりハイマツの煩い西側を巻いた後、ロープのある急な土溝を登る。岩のバンドの上を通過した後、東側を下巻きアオノツガザクラが一株あった。ロープあるザレで稜線に出るが、すぐに高瀬湖側に巻き、40m程下降する。長い巻き降りとアリジゴクの様な白砂で帰りが心配になる。登りは岩と立木を手掛かり足掛かりにした急な攀じ登りで稜線が近づくとザレとなり滑りやすい。ザレに咲く一輪のコマクサが印象的だった。
稜線に出ると此処が山頂かと思ったが標識など何もない。左を見ると此処より高い岩塔が二つ、見ると向かう踏み跡もある。気乗りせずに向かった末端には黄色い山名標柱と三角点があった。展望はこの上ない。
時間が押しているので急ぎ戻る。餓鬼のコブの大猿の家族を追い払う、やはり登山道真ん中のの糞はこいつらだったか。餓鬼岳展望台への登り返しでハイマツの中のハナゴケとクロマメノキの実が印象的だった。一つ齧ってみだが余りおいしくはなかった。
10:18テント場戻り約6hやはりコースタイムより遅いが、白沢口までエアリアでは4h10、11:00発で16:00には着けると思っていた。撤収してランチの後、小屋にタクシーの予約について確認すると、コースタイムは最終水場まで2h30、水場から2h30との事。エアリアとの最終水場からのコースタイムの差が気になったが、数年前の台風の影響云々が記憶の片隅にあったのでルートが変わったのだろうかと考え小屋のタイムに従うことにした。おそらくコースタイム以上に掛かるだろうから5hでは無理だが、携帯が通じるという最終水場で調整することにして16:00白沢登山口で予約した。
白沢口からのルートは白沢の様子が素晴らしかった事、桟道や橋があった事、アルプス第一交通の看板が途中の立木にあった事ぐらいしか覚えていなかった。餓鬼岳小屋からのトラバース径と続く九十九折れ道に前途に不安を感じた。百曲を過ぎた平坦な尾根は平穏だったが、大凪山からの急下降は尾根や沢筋を乗換ながら延々九十九折れが続き歩きにくく、いよいよ疲れた。
漸く最終水場に着くと14:23で3h30近く掛かっていた。さらに3h30なら18:00なので、終電の信濃大町18:08にも間に合わない。いくらなんでもエアリアタイム1h30が3h30にはならないだろうとタクシー予約変更は17:30と電話した。ここからも急ぎとなる、再訪を期待していた白沢の様子を楽しむ余裕はなくなった。沢岸にでると出た所とこちら側のほんの先にピンクテープはあるそこには径はない。見える範囲の対岸にはピンクテープはなく、取り付ける場所もない。朧気ながらではあるが記憶とのあまりの違いに面食らってしまった。こんなに不明瞭だったか?気を取り直して一般ルートの前提を除外して考えると、このまま右岸の沢岸を進むしかない。すると進んだ先にピンクテープがあった。後は合理的なルートに進むとピンクテープが現れるようになり、ルートファインディングによる遅延の懸念は消え、濡れない徒渉を楽しんだ。やはり白沢は美しい所だった。しかしこんなにワイルドな徒渉を繰り返しただろうか。もっと沢岸がルートになっていたような気がするがこんなに高巻きが多かっただろうか。定かでなないものの、16:30約2hで登山口に着いた。自身の遅さから勘案すればコースタイム1h30超が妥当なところだろう。
タクシーの約束の時間には1時間もある。途中で携帯が繋がる事を期待して歩く。一向に入感はないが途中、白沢を渡る橋の所で沢に降りて体を洗い着替えた。ワイルドクロスパークGAIAの所で漸く入感あり、ここでタクシーを待った。
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8/30
07:38 登山口
九十九折れの急登の後1650mで主尾根に乗って勾配が緩んで、
08:09 第一ベンチ 1670m すぐそばの水場は沢だった。まだ補充には早いので見に行かず。
九十九折れの急登の後、ケーブル施設を見て勾配が緩んで、
08:38 842m峰 第二ベンチ 暫く緩い尾根が続く。
08:58 1960m 樹林の切れ目より横通岳、東天井岳を望む。 手前のコブは北中川谷・南中川谷中間尾根の2392m峰か
2290mで緩んだ後勾配が増して、
10:08 2340m 常念山脈の稜線に特徴的な尖った岩が見える。行ったことがないので定かでないがあれが蛙岩の辺りか。
10:14 2380m 合戦小屋 おのぼりさんなのでスイカを頂く。とてもおいしい。これまでのアウェイ感が消えて好印象。30分休憩
10:45 発
2400mから九十九折れに登って、
10:53 2430m 樹林の切れ間より 横通岳 東天井岳 大天井岳
10:57 2450m 槍と小槍がのぞく
10:59 2460m 松本平方向の展望が開け富士山を遠望。 前常念 横通岳 東天井岳 大天井岳
11:03 合戦沢ノ頭 △2488.2m 初めて北方の展望が開け、雲間に剣ズリ辺りが見えた。ここからは山頂直下を除いて平坦な径が続く
11:05 2510m 雲が切れ東沢岳から有明山に延びる尾根を見る。
11:14 2550m 森林限界を越えてハイマツと花崗岩の尾根
11:18 2580m 初めて燕岳が見えた。
11:20 2590mより テント場が見えた。まだ午前中なのに結構張られていて焦る。
11:28 2630m 合戦小屋でも目立ったが、ここのナナカマドの実は大きい。
11:29 2630m 燕山荘が見えた。
11:31 2630m 大天井岳と槍ヶ岳
11:34 2650m 東沢岳から有明山に延びる尾根 剣ズリ 餓鬼岳 奥には火打・妙高辺りを望む。
巻道に入り御花畑となるがそろそろシーズンは終了
ヤマハハコ トリカブト オンタデ アザミ属 ウメバチソウ
12:43 山荘で受付を済ませ設営完了 山荘側のテント場には結構張られていたが燕岳側には余裕があった。
12:45 疲労感強く 2704m峰でパノラマを眺める。一か月前に歩いた稜線。
13:02 山荘周辺の散策へ行くとイルカっぽい岩はたくさんある。コマクサはまだ残る。
大天井への縦走路 雲掛かる槍 松本平の眺め 横通岳に隠れていた常念が漸く姿を見せた。 烏帽子岳の奥に五色ヶ原から立山
14:24 26.7℃ 52%
14:37 テント場戻り 合戦尾根と有明山 燕岳から唐沢岳への縦走路を望む。奥に雨飾・火打・妙高・高妻
水2L発 燕山荘2.5L購入
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8/31
03:00 起床 結露なし
04:26 テント手形を返却して山荘前を出発 満月だが雲が多め 松本平の夜景
04:43 10.9℃ 52% 湿度が低いのでテントの結露も草露もない。
04:54 燕岳 △2763.0 先客2名あり 直接北燕岳へ通じる径が見えないので手前にあった分岐に戻る。松本平の灯 富士山 八ヶ岳 南アルプス
05:02 燕岳の西側を巻き切ったころ山頂への分岐(道標と白砂の径)が現れた。
05:04 2730m 白砂の径を北燕岳に向かう。四阿山と浅間山の凄い朝焼けを見る。
05:10 縦走路から外れた北燕岳への分岐
05:12 北燕岳 2750m 地形図で2750m圏にあるので標高2723mは間違いではないか。360度パノラマ。東沢乗越への縦走路は巻き径だが、見ると岩稜上にも踏み跡があるような気がする。
05:18 2740m 分岐に戻り巻降り径を行く。お花畑だが秋の気配が濃い。
セリ科の何か アザミ属
05:24 2700m最低点まで降ると四阿山と浅間山の間からご来光。朝日に染まる花崗岩の岩塔を見上ぐ。
05:34 コアエアシェルを脱ぐ 12.7℃ 49%
05:39 2740m圏岩峰の手前2720m 登り返した稜線の北燕岳側には道標があった。2740m圏岩峰は西側を巻く。
05:41 2720m 巻き終えると広尾根となる。
05:48 2720m 広くなだらかな白砂の展望の径はハイマツでは隠され勝ち。テント跡あり。
05:56 2710m 東沢乗越下降点道標。ハイマツの切れ目の梯子で一段降ると白砂の裸地に出て緩い白砂の斜面をトラバース。東沢乗越の落ち込みが見えて来た。東沢岳は常念山脈と有明山へのジャンクションピークだ。
06:01 2690m 花穂となったチングルマ群生地の中を戻るように降る。ウメバチソウ
06:04 2660m ハイマツとナナカマドの藪っぽい径の後、急な木段が現れる。
06:10 2620m 左に湯ノ沢峠のようなザレを見ながら降る。
ミヤマアキノキリンソウ キイチゴ属
06:22 2530m 右側が崩壊した痩せ尾根で東沢乗越への尾根に乗り勾配が落ち着く。富士山 八ヶ岳 南アルプスを望む。
06:26 2520m ダケカンバ林 東沢岳から東餓鬼岳と剣ズリまで望む。
06:33 2480m シラビソ
06:41 2410m シラビソとコメツガ、ナナカマド
06:50 2340m 笹が登山道を隠す。コメツガの巨木が多い。
07:03 東沢乗越2253m 中房温泉方向はしっかり踏まれている。東沢岳方向も下道は明瞭。中房方向と東沢岳方向の間に道標が朽ちて倒れている。東沢方向にも踏み跡あり、一張程度のスペースあり。小休憩後キャップ被る。AL2215(-38) CAL2253
07:20 2260m コメツガとシラビソ
07:27 2310m 尾根を外し右の笹窪斜面を登るようになる。
07:33 2340m 尾根筋に復帰して樹間に来し方の北燕岳稜線が見えた。尾根筋は少し藪っぽい。
07:51 2420m 尾根は右に曲がってハイマツとシャクナゲの径となり、展望が開ける。
燕岳 北燕岳 2740m圏岩峰 東沢乗越へ尾根を降ろす2723m峰 左奥は横通岳 東天井岳 2723m峰の右奥に野口五郎から船窪岳第二ピーク 後ろに立山と剣岳
07:57 2440m シラビソ林
08:00 2460m東沢岳山頂直下より 展望 燕岳 北燕岳 2740m圏岩峰 東沢乗越へ尾根を降ろす2723m峰 左奥は常念岳 横通岳 東天井岳 大天井岳 裏銀座から針ノ木の稜線 立山の稜線 剣ズリ 唐沢岳と餓鬼岳
08:05 2470m 文字の消えた標柱のある東沢岳北西端より山頂方向を見る。剣ズリまで続く岩峰群と餓鬼岳を一望する。四阿山 浅間山 大凪山の尾根の向こうに 雨飾・火打・妙高・高妻
08:16 2460m 降って東沢岳から東餓鬼岳への尾根を振り返る。
08:19 2460m 展望 裏銀座から針ノ木の稜線 剣ズリへの稜線 南沢と四阿山 浅間山 東餓鬼岳の右奥に富士山
08:24 2460m 岩塔はほぼ巻く
08:31 2460m 一番大きい岩塔
08:36 2470m 小さいものは直登する。
08:39 2470m 2500m圏峰への登りでシラビソ林となる。
09:02 2480m 2500m圏峰の西側を巻く 登山道が見える2508m峰と剣ズリを望む
09:09 2470m 高度を落としシラビソ林に入る。
09:14 2490m 好展望地 四阿山と浅間山の並びが美しく何度も同じ写真を撮ってしまう。
燕山荘 燕岳 北燕岳 2740m圏岩峰 東沢乗越へ尾根を降ろす2723m峰 裏銀座から針ノ木の稜線
09:17 2508m峰 剣ズリを望みなんとなく巻道が見える。三ツ岳から不動岳
09:36 2430m 鞍部に降ってコメツガ・シラビソ林となり尾根が広がる
09:43 2420m 岩に突き当たって左に降る巻道へ
09:46 2400m 2508m峰から見えたザレを横断する
09:57 2410m 餓鬼岳小屋圏内になったか「よく来た餓鬼岳」注意標識が初めて現れる。
10:00 2430m 2580m圏峰西尾根を乗越すための登りに掛かり岩の基部を巻く。
10:04 2450m 2580m圏峰西尾根を乗越
10:14 2490m 西尾根の北側を巻き登り。見上げると白い岩峰
10:17 2510m シラビソ林の中、勾配が増して根っこが張り出した径を登る。
10:32 2570m 樹林帯を抜け岩に掛かる梯子が見える。裏銀座
10:34 2570m 先ほど見た梯子を登り 燕山荘 燕岳 北燕岳 2740m圏岩峰 東沢乗越へ尾根を降ろす2723m峰 左奥に大天井岳 樅沢岳・双六岳 後ろに抜戸岳・笠ヶ岳
10:42 2600m 2644m峰北西尾根の乗越に道標あり。 唐沢岳の後ろ針ノ木岳・蓮華岳 奥に立山・剣岳
10:52 2600m トラバースに入り桟橋が連続する。コケモモの赤い実
11:01 2600mのトラバース径が続く
11:29 2610m圏峰直下
11:38 2590m 鞍部を隔てて2610m圏峰を振り返り
11:41 2590m 稜線から2600m圏峰直下の西側の巻きへ。
11:52 2530m シラビソ林へ降る。AL2524(-6)
12:00 2550m 樹林帯を出て稜線近くまで高度を上げる。餓鬼岳が近づく。
12:14 2580mで稜線に復帰、小屋の赤い屋根が見えて来た。 クロマメノキ
12:27 2600m テント場を通過して餓鬼岳小屋到着 テント受付
13:13 2630m 設営後、翌日の唐沢岳の為の偵察に行き、森林限界を抜けると白ザレとハイマツの中に祠あり。剣ズリの稜線は大町市側から雲が上がってきた。
13:16 餓鬼岳 △2647.3 黄色標柱、祠と三角点あり AL2630(-17.3)
13:33 2600m鞍部 展望 鹿島槍 右奥に雨飾・火打・妙高・高妻
13:46 2620m 白砂の裸地 コマクサの葉が点在
13:48 2610m樹林帯を抜けて唐沢岳下降点 餓鬼のコブから唐沢岳を望む。
13:49 2610m 先に進むと白砂の展望地 三ツ岳の後ろに薬師岳が覗く。
餓鬼岳を振り返り 遠望する八ヶ岳と南アルプスの間に富士山
13:57 2610m 戻って白砂の裸地 餓鬼岳を望む 巻道が見えるが残念ながら通行止め 裸地の末端はロープのある岩場
14:24 2630m 戻って餓鬼岳直下の祠の所 餓鬼岳登山道のある2235m峰と大凪山と大町を見下ろす。 遠く四阿山 浅間山
14:38 テント場戻り
水2.6L発 餓鬼岳テント場残1L 3L購入
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9/1
02:55 起床 11.2℃ 67% 結露なし
04:06 唐沢岳へ出発 本日も満月 大町の明かり
04:47 2610m 下降点より唐沢岳を望む
04:56 2550mより 飾・火打・妙高・高妻の朝焼け これより樹林帯に入る。
05:08 2450m 樹林帯に入った後、暫くして勾配が落ち着き東側が明るくなる。
05:10 2450m ヘッデンを外す。四阿山と浅間山の朝焼け 12.9℃ 78%
05:23 2490m 餓鬼ノコブの肩 四阿山からご来光 西餓鬼岳を振り返る
展望 双六から野口五郎・三ツ岳 唐沢岳 船窪岳から針ノ木岳 後ろに立山・剣 鹿島槍
05:37 2440m シラビソ林に入る
05:47 2420m 2410m鞍部から登りに転じ稜線に復帰する。
05:51 2410m 展望 槍ヶ岳から野口五郎 2483m峰と唐沢岳
05:56 2390m最低鞍部 滝ノ沢源頭の崩壊地を見て登りに転じる。
06:00 2410m 平坦になる。
06:19 2470m 2483m峰を巻いた降り オオシラビソと唐沢岳
06:30 2500m 急な登りの後、ハイマツが張り出した西側をトラバースする。
06:31 2500m ロープのある急な土溝となる。
06:34 2520m 岩のバンド上を巻く。コメツガ
06:42 2570m 東側に乗越す。唐沢岳山頂付近が間近。
06:48 2580m 唐沢岳の稜線を西側に乗越す。
展望 常念岳から槍ヶ岳 鷲羽岳から南沢岳
06:54 2540m 白ザレを巻き降る。
07:07 2600m 四つ足の攀じ登りの後、稜線に出て山頂方向を見る。展望
白ザレにコケモモの実
07:13 唐沢岳△2632.5 常念山脈北端のに屹立する唐沢岳標柱を見る。三角点あり。
07:16 戻る。
07:25 帰路2600m 最初に稜線に登り着いた地点
07:35 帰路2560m 急斜面を降ってトラバース径に着地
07:41 帰路2610m 登り返しすぎてルートミス
07:59 帰路2530m 岩のバンド
08:03 帰路2530m 草の中の急坂
08:07 帰路2470m 痩せ尾根
08:40 帰路2410m 餓鬼のコブへの登り 岩塔を巻く
08:43 帰路2410m コメツガ林を巻く
08:53 帰路2430m 岩を巻く
09:02 帰路2490m 急な岩場の登り
09:08 帰路2490m 餓鬼のコブの肩
09:14 帰路2440m 最低鞍部
09:32 帰路2550m 森林限界。樹林帯を出てハイマツ帯となり展望が戻る。 唐沢岳 三ツ岳から船窪岳第二ピーク 薬師 立山 AL2551(+1) ハナゴケ クロマメノキ
09:45 帰路2610m 唐沢岳下降点戻り
09:48 帰路2620m 白砂の裸地より 剣ズリから常念まで 槍ヶ岳 八ヶ岳と南アルプスの間の富士山
09:56 帰路2600m 樹林帯、干上がった池塘の鞍部から老朽化した梯子を登る。
10:09 帰路2630m 餓鬼岳の肩
10:13 帰路△2647.3 餓鬼岳
10:21 テント場戻り撤収
11:00 ランチ後出発
11:01 11:00出発 2600m 細いトラバース径
11:11 2550m 2590mで一時的に尾根に乗った後ここから斜面のつづら折れとなる。
11:21 2460m 小尾根を乗越して反対側へ
11:28 2420m 小尾根を乗越て沢の右岸をつづら折れで降る。
11:41 2310m 水平にトラバースした後、沢身に百曲り入口の標識があった。下流に四阿山を遠望する。
11:46 2300m ほぼ水平にトラバースして行く。
11:50 2270m 尾根に乗って右に乳川谷北沢の崩壊地を見る。
11:54 2250m ほぼ水平なコメツガ林の尾根が続いた後、いくつかのコブや倒木を越える。
12:47 2079m峰 ここが大凪山ではないのか
13:01 2040m圏 尾根が二分する点に大凪山の黄色標柱があった。登山道は険しい谷筋に降りてゆく。
13:23 1850m 小尾根から沢筋へ移るザレて滑りやすい径。
13:45 1690m 小尾根の乗換を繰り返し土径となる。
14:20 1450m 最終水場 支沢のことだった。再訪だがすっかり忘れている。
14:29 1450m 最終水場 橋は傾き使用不可。少し下流を渡渉して残置ロープでザレを這い上がる。
14:38 1370m 沢身に出る。左岸への渡渉点はない。右岸のすぐ前のピンクテープの所にも道はなく、暫く思案してそのまま沢岸を進むものと判断した。
14:44 1360m 左岸へ渡渉 靴を濡らす水量ではない。
14:48 1340m 徒渉点から滝を振り返る。
14:56 1300m 魚止メの滝 魚止メの滝黄柱あり 砂防提車道まで1h
15:06 1260m 左岸へ徒渉 水量は靴を濡らすほどではなかったが、雑に歩いて濡れた。
15:07 1260m 左岸 老朽化した桟橋でもそのおかげでルートがはっきりする。
15:13 1220m ピンクテープを目指して右岸へ徒渉
15:24 1200m 枝沢を渡る
15:29 1170m 右岸に桟道が続く。
15:34 1160m 残置ロープで下って支沢を越す。
15:49 1130m 黄色標識 1130m 支沢を渡る
15:52 1110m 支沢を渡る お初のシラヒゲソウを多数見るようになるが、カラスウリのように見えてそそられず写真は撮らず仕舞い。
15:53 1100m 1100m 幅の狭い一枚板の桟道をへつる。
15:56 1090m 支沢を渡る。
16:10 1050m 堰堤前で鉄パイプ橋で左岸へ渡り踏み跡を追う。
16:16 1040m 白沢登山口車道終点 993m標高点まで更に歩く。
水2.L唐松岳へテント場発 テント残置1L 下山1.7L発
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