八方尾根 暁紅一刻（唐松岳）

2023年09月02日(土) [日帰り]

• GPS: 10:28
• 距離: 12.3km
• 登り: 1,303m
• 下り: 964m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:40
• 休憩: 1:40
• 合計: 10:20

距離 12.3km 登り 1,303m 下り 973m

3:39 黒菱駐車場
4:39 八方池山荘
5:22 石神井ケルン
5:32 第2ケルン
5:39 5:40 八方ケルン
5:51 5:55 第三ケルン
5:57 5:58 八方池
6:29 6:30 下の樺
7:10 7:17 扇雪渓
7:36 8:02 丸山
9:03 9:06 唐松岳頂上山荘
9:34 9:50 唐松岳
10:14 10:45 唐松岳頂上山荘
11:47 11:49 丸山
12:05 12:08 扇雪渓
12:41 下の樺
13:04 13:05 八方池
13:15 八方ケルン
13:21 13:29 第2ケルン
14:02 八方池山荘

天候

高曇りからのガス。ガス前は遠望あり。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

ガラガラの黒菱駐車場に夜半に着きました。３時半ではまだ余裕でした。週末限定の早朝リフトの始発が今日から５時に遅くなってます。

コース状況／危険箇所等

唐松山頂小屋さんではペットの販売以外の水の提供はありません。それと、外トイレ使用料300円になります。小屋さんのオリジナルTシャツは、見た感じだいぶ在庫薄そうでした。

その他周辺情報

カフェテリア黒菱の一階トイレは夜も開放されてます。その入口にサントリー・ペプシ系の自販機とガチャ一台。リフトハウスの下にコカコーラ系自販機。

写真

9/1 23:29

明るい月夜に黒菱林道をクルマでのぼります。お山ばっちり見えてて期待大。見えてる星は左からヘルクレス・りゅう・そして逆さになった大熊の後ろ足。

9/2 3:47

日の出の1時間半前に歩き出しました。最初の坂道で，白馬村の灯りの向こうに、かに座にいる金星が昇ります。右上にプロキオン。もう薄明が始まっていました。長野市の灯りが山のすきまに。

9/2 4:19

愛と美の女神（金星）が朝を連れてくる。的な光景。
...ロマンチック？になってます？(^^;

9/2 4:41

ぼんやりお山が見えてきます。

9/2 4:46

さしもの金星も，太陽の光に埋もれそうになってきました。それを一緒に見送る高妻山と妙高山。

9/2 4:59

お山がはっきりしてきました。

9/2 5:03

ぉぉ。

9/2 5:08

ふりむくと　太陽に追われる月。

9/2 5:09

見えてうれしい今日の富士山。
八ッより低く見えるのは地球は丸いから、ってわかる。。。

9/2 5:10

ぅぉ。ほんの数分の間にこの色。

9/2 5:12

とんでもない色。

9/2 5:10

山肌に雲の色が反射してます。

9/2 5:14

行く先も。

9/2 5:16

日輪はすぐあそこに。この時、

9/2 5:17

お山の先端が一番先に光って，そこから地球の影がぐいぐい降りてきます。神秘。

9/2 5:19

そして，

9/2 5:19

ここにも光がとどき，

9/2 5:21

自分の影が映ってよかった...　（ポーの一族

9/2 5:21

左側も明るくなって。

9/2 5:19

ここを境に，色が急速に

9/2 5:30

白くなっていきます。

9/2 5:32

ほら。お山も，

9/2 5:37

空も。

この一時間で見たものは、「普遍の無常」というものかなと...

9/2 5:40

八方ケルンくんにSF映画のタイトルバックになってもらいました。ジャーン♪

9/2 5:58

ありがたいことに水鏡の眺めの

9/2 5:56

恵みもいただき，唐松岳にのぼっていきます。

9/2 7:59

丸山ケルンにつきました。今日は夏には珍しく、雲があっても視程がきき、上越〜奥只見の山々まで見えました。a越後駒ヶ岳、b中ノ岳、c巻機山、d平ヶ岳、e鳥甲山、f燧ヶ岳、g苗場山、h至仏山、i茂倉・一ノ倉。d/e間の手前の丸い山は台倉山です。

9/2 8:02

自分の登りとともに富士山もじわじわ昇ってきます。ゴゴゴゴ…と音がします。（空耳

9/2 7:43

不帰Iを前景に，天狗の大下り。ほんと怖そう。

9/2 8:19

いや〜すんごいお山ですね... これはリアルですか幻術ですか…

9/2 8:20

白馬村の盆地から松本平を経て左に曲がり富士山に至る、本州横断のフォッサマグナを見通しですー。

9/2 8:55

まもなく主稜です。唐松沢の奈落を隔てて不帰IIと天狗。すんごい...

9/2 9:02

この最後の短い階段がいつものわくわく。

9/2 9:10

どーん。

9/2 9:36

よたった足どりで山頂へ。すごく混んでて、ひと気の比較的少ない古い方の標識を一瞬のスキに撮影してすぐ離脱します(^^;

9/2 9:43

後立山の南端を守る蓮華・針ノ木の向こうに槍穂。山頂まで来ないと見えないんすよね…

9/2 9:49

いつも気になるこの標示。3メートル先くらいまで足を踏み入れる冒険に出ましょう(^^;

9/2 9:46

左奥に富山湾を見下ろす主稜線。すっ　ご　いー。

9/2 9:44

天狗の大下りを正面から。

9/2 9:46

唐松沢に落ちる不帰II北峰。

9/2 9:58

下山ですー。氷河認定された唐松雪渓を見おろしてみる。

9/2 10:15

山頂小屋さんの鐘と一緒に窓に映る逆向き唐松岳。

9/2 10:44

不帰III近景の見納めです。

9/2 10:45

雲が湧く時間になりました。

9/2 13:05

綿菓子の雲　なごみの八方池。

9/2 14:06

赤文字が日射で消えかかって、受難時期が長く続いてることを物語ります。先週右に掲示が出ていたトイレ閉鎖中の告知は消えていました。整備ありがとうございます。八方池山荘前の売店さんのソフトクリームも復活してました。

9/2 14:10

グラードクワッドリフト脇のわりと上のほうにあるオリンピックレガシーの標示。

※滑降競技のコース設定には選定から競技当日までさまざまな経緯というか曲折とか物語があると後日知りました。

9/2 14:16

こちら女子滑降スタートハウスのレガシー。たぶんここを通るみんなが、このありありな廃墟感になにか感じてるんじゃないかなと。。

9/2 14:37

黒菱レストハウスの一階トイレ前にひっそりとある「村ガチャ」マシーン。村男のグッズが出るらしいです。500円。

金色に光る地衣類。高い山にきたんだなぁと思わせます。

ギリがんばってたコマクサ。

イワギキョウ少し。

しおれる2分前のトウヤクリンドウ。花付き良いねー。

途中の草原ではアザミやタムラソウの赤、キリンソウの黄色が、消しゴムで消したようにきっぱりなくなっていました。神様の消しゴムはとても性能が良いらしい。残っていてくれるのはセリ科の白。

探して、ぎりぎり花びらが少し残ってるクロクモソウをはっけん。

先週見たハッポウタカネセンブリの白いものはつぼみだとその時は思ってましたが、もしか実なのか？と、めっちゃ気になってました。で，，，

先週よりもまるで咲いていない！、ってことは、これは実だったんすね… 検索すると、じゃんじゃん咲いてるよ、のレコは8/1〜20ごろのものが多いので、もう花期は終わってたようです。（検索性能の高いヤマレコは、山のデータベースとしてほんと優秀ですね◎）

まだ少しがんばってくれてるクモマミミナグサと、

ミヤマタネツケバナ。

イワショウブはリフトの下にもたくさん咲いていました。

ぐっと数が減ったミヤマコゴメグサ、もう先週の半分以下くらいに激減してました。このきれいな株に見送られて今日はおひらき。ありがとうございました。

撮影機器：

DMC-GF5 Panasonic

DSC-RX100 SONY

iPhone SE (1st generation) Apple

感想

blueblu

登り口から山頂まで、ハイカーさんたちの笑いさざめく声があちこちで絶えません。その中にまじって自分も歩ける幸せをかみしめます。