記録ID: 5913880
全員に公開
アルパインクライミング
槍・穂高・乗鞍
北穂高岳・滝谷ドーム中央稜
2023年09月08日(金) 〜
2023年09月09日(土)
kame3ma
その他1人
体力度
8
2〜3泊以上が適当
- GPS
- 19:58
- 距離
- 39.1km
- 登り
- 2,488m
- 下り
- 2,544m
コースタイム
1日目
- 山行
- 7:53
- 休憩
- 1:12
- 合計
- 9:05
天候 | 1日目:曇り・ガス 15時頃から30分ほど小雨 翌朝岩への影響無し 2日目:晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2023年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
土曜の朝5時だとまだ空きスペースがありました。 ここから2人組の登山者とタクシー相乗りで上高地へ。1,150円/人。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■取り付きまで 奥穂側へ進み、ドームを過ぎると現れる鎖場の先から右側へ外れます。 一番濃い踏み後を辿り、クライムダウンで高度を下げつつ進むと懸垂地点。 50mでギリギリ。 着地後は水平に踏み後を少し進んでからやや登り、回り込んだ先が取り付きです。 ■1P目 凹角の右壁沿いに上ります。ハーケンはいくつもあり。 上部にあるチムニーは奥に入り込み過ぎないよう注意。 いったん中に入ってから、「く」の字の姿勢で腰を壁に当てつつずり上がりで突破。 この時チムニー内でザックを下ろしてぶら下げました。 終了点は以後すべてペツルのハーケンが2つです。 ■2P目 目の前左側を登り、リッジ沿いに直上。ハーケン多数。やや右側の位置取り。 最後、フレークからフェースへ移るところは細かいカチを拾う。 ■3P目 歩き区間。ロープを出すと屈曲してロープアップしづらいです。 上を見つつ歩き、4P目の目印の岩が見えた場所から3mほど登ると取り付きです。 ハンガー2つ。 ■4P目 凹角右側を登ります。最初はピンをとらずに左側から5mほど上がり、右側へ。 ハーケンや残地カムがあります。 最後、ハング状に飛び出している岩を抱え込むように登り、 その先を右側へ数m進むと終了点。 ■5P目 凹角を登り、上部をまっすぐ進むとハーケンが連打された部分があります。 ここを我々は(やや簡単と言われる)右側へ移りましたが、左右どちらからでも行けそうです。 ■登山道へ 登り切った場所からそのまま進み、乗っ越した先のルンゼを下ると登山道。 登山靴でも歩けますが、合流地点までクライミングシューズの方がよさそうです。 |
その他周辺情報 | ■参考記録 jassmineさんが2019年8圧2日に上げている記録他、下記が参考になりました。 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1952056.html https://www.kojitusanso.jp/tozan-report/detail/?fm=25436 茅ヶ崎山岳会 2023.7.22-24の記録 ■電波 涸沢・北穂のテン場ともにDoCoMoの電波が入りました。 ■北穂のテン場 北峰・南峰のうち南峰付近の縦走路脇に点在。1〜2人のスペースばかり。 設営後10分ほど離れた小屋へ受付しに行く。1人2,000円。 宿泊者やテン泊者は水を無料で頂戴できます。立ち寄り客は500mℓ100円。 |
写真
撮影機器:
装備
共同装備 |
・50mダブルロープ
・カムはマイクロから3番まで持っていきましたが 2と3は不使用。 1も使ってないかも。細かいのが役立ちます。 ・アルヌンは2人で12本持っていきました。 |
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感想
夏の目標の1つにしていた滝谷・ドーム中央稜。
初日は北穂のテン場まで標高差1,600mを、二人で30kgになる荷物を担ぎ上げます。
涸沢から先は200mごとに1回の休憩をはさみ、ヒーヒー言いながらなんとか到着💦
少し雨が降ったものの、日没後は風が出てガスが取れ、満点の星に囲まれるいい天気に。
翌朝、明るくなり始めることに取付き地点へ進み、迷うことなく到着。
各ピッチはハーケンがけっこう残っていて、終了点はペツルのハンガー2つと豪華。
スモールカムも混ぜつつ順調に登り、3時間ほどで5Pを登り切ることが出来ました。
素晴らしい天気と景色の中、3,000mの高所でアルパインクライミング。
数年前の自分では想像すら出来なかったことが実現でき、この数年、
フリーやマルチに連れて行ってくれた奥さんに感謝、感謝です♪
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