ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 5981958
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

鳳凰三山縦走

2023年09月24日(日) 〜 2023年09月25日(月)
 - 拍手
体力度
6
1〜2泊以上が適当
GPS
14:49
距離
25.1km
登り
2,209m
下り
2,515m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
4:45
休憩
3:26
合計
8:11
7:36
7:37
2
7:39
7:51
62
8:53
8:55
41
9:36
9:36
46
10:22
10:23
17
10:40
10:44
26
11:10
13:47
27
14:14
14:43
20
2日目
山行
7:07
休憩
1:29
合計
8:36
4:44
64
5:48
5:48
9
5:57
5:59
14
6:13
6:35
31
7:06
7:08
20
7:28
7:28
39
8:07
8:12
13
8:25
8:43
35
9:18
9:58
82
11:20
11:20
23
11:43
11:43
97
13:20
13:20
0
13:20
ゴール地点
天候 晴れ(2日とも快晴)
過去天気図(気象庁) 2023年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス
行き 甲府駅から夜叉神登山口までバス
帰り 御座石鉱泉から韮崎駅までバス
コース状況/
危険箇所等
夜叉神峠登山口に登山届けポストがあります。
その他周辺情報 夜叉神峠登山口前の夜叉神ヒュッテに前泊しました。
夜叉神峠までは、なだらか道です。
2023年09月24日 07:35撮影 by  SO-41B, Sony
3
9/24 7:35
夜叉神峠までは、なだらか道です。
夜叉神峠に着きました。
北岳と間ノ岳は雲が邪魔ではっきり見えませんでした。
2023年09月24日 07:40撮影 by  SO-41B, Sony
5
9/24 7:40
夜叉神峠に着きました。
北岳と間ノ岳は雲が邪魔ではっきり見えませんでした。
本格的な登山道となり、傾斜も急になってきました。
2023年09月24日 08:11撮影 by  SO-41B, Sony
3
9/24 8:11
本格的な登山道となり、傾斜も急になってきました。
杖立峠のケルン。
2023年09月24日 08:54撮影 by  SO-41B, Sony
2
9/24 8:54
杖立峠のケルン。
2023年09月24日 09:31撮影 by  SO-41B, Sony
9/24 9:31
2023年09月24日 10:08撮影 by  SO-41B, Sony
2
9/24 10:08
辻山に寄り道をしました。山頂三角点は周囲を樹木に覆われ景色も何もないところだと思っていました。
2023年09月24日 10:40撮影 by  SO-41B, Sony
2
9/24 10:40
辻山に寄り道をしました。山頂三角点は周囲を樹木に覆われ景色も何もないところだと思っていました。
昼前に本日の宿泊先、南御室小屋に着きました。
今日は準備運動のつもりです。
5
昼前に本日の宿泊先、南御室小屋に着きました。
今日は準備運動のつもりです。
お昼ご飯は手作りベーグルのホットドッグを頂きました。
カレー風味で美味しゅうございました。
2023年09月24日 11:59撮影 by  SO-41B, Sony
6
9/24 11:59
お昼ご飯は手作りベーグルのホットドッグを頂きました。
カレー風味で美味しゅうございました。
昼食時、辻山にある三角点のわずか先に展望が開けていると聞いて、もう一度登りました。
甲斐駒ヶ岳、仙丈ケ岳、北岳、間ノ岳、雲がかかった農鳥岳が見えました。
2023年09月24日 14:15撮影 by  SO-41B, Sony
4
9/24 14:15
昼食時、辻山にある三角点のわずか先に展望が開けていると聞いて、もう一度登りました。
甲斐駒ヶ岳、仙丈ケ岳、北岳、間ノ岳、雲がかかった農鳥岳が見えました。
夜明け前に出発。
真っ暗な登山道を歩くのは六甲山縦走大会以来です。
2023年09月25日 05:05撮影 by  SO-41B, Sony
3
9/25 5:05
夜明け前に出発。
真っ暗な登山道を歩くのは六甲山縦走大会以来です。
こんなところをヘッドライトの明かりを頼りに歩くのは気を使うでしょうね。
2023年09月25日 05:35撮影 by  SO-41B, Sony
4
9/25 5:35
こんなところをヘッドライトの明かりを頼りに歩くのは気を使うでしょうね。
北岳と仙丈ケ岳に架かるモルゲンルート。
2023年09月25日 05:41撮影 by  SO-41B, Sony
7
9/25 5:41
北岳と仙丈ケ岳に架かるモルゲンルート。
薬師岳を照らすモルゲンルート。
2023年09月25日 05:43撮影 by  SO-41B, Sony
6
9/25 5:43
薬師岳を照らすモルゲンルート。
雲海から富士山が拝めました。
2023年09月25日 05:46撮影 by  SO-41B, Sony
9
9/25 5:46
雲海から富士山が拝めました。
2023年09月25日 06:06撮影 by  SO-41B, Sony
7
9/25 6:06
2023年09月25日 07:06撮影 by  SO-41B, Sony
4
9/25 7:06
賽の河原越しの甲斐駒ヶ岳と仙丈ヶ岳。
2023年09月25日 08:17撮影 by  SO-41B, Sony
5
9/25 8:17
賽の河原越しの甲斐駒ヶ岳と仙丈ヶ岳。
オベリスクです。
地蔵の形に似ているかことから地蔵ヶ岳と名付けられたなったようです。
個人的には、昔のテレビアニメ「巨神ゴーグ」を思い出しました。
2023年09月25日 08:17撮影 by  SO-41B, Sony
8
9/25 8:17
オベリスクです。
地蔵の形に似ているかことから地蔵ヶ岳と名付けられたなったようです。
個人的には、昔のテレビアニメ「巨神ゴーグ」を思い出しました。
オベリスクのふもとを少し登ったら祠と地蔵様がありました。
無事登頂のお礼をしました。
脇からは甲斐駒ヶ岳がそびえ、右側には北アルプスも見えました。
2023年09月25日 08:34撮影 by  SO-41B, Sony
6
9/25 8:34
オベリスクのふもとを少し登ったら祠と地蔵様がありました。
無事登頂のお礼をしました。
脇からは甲斐駒ヶ岳がそびえ、右側には北アルプスも見えました。
鳳凰小屋で休憩し、遅めの朝食を取りました。
2023年09月25日 09:30撮影 by  SO-41B, Sony
6
9/25 9:30
鳳凰小屋で休憩し、遅めの朝食を取りました。
2023年09月25日 11:45撮影 by  SO-41B, Sony
3
9/25 11:45

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 ザック 行動食 飲料 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 保険証 携帯 時計 タオル カメラ ラムネ 虫よけ 熊鈴 歯ブラシ 耳栓 カイロ 塩飴 トレッキングポール

感想

先月、登った北岳から東側に3つの山頂に強い印象を受けました。特に左側の尖った頂に興味を惹かれました。そして今回三山を縦走しました。
山行前日は夜叉神ヒュッテに宿泊。1日目の目的地南御室小屋にはゆっくり歩いて、昼過ぎに着く予定なので、朝食を取って歩き始めました。
スタート前にもトイレしましたが、お腹の具合がいまひとつでした。夜叉神峠小屋のトイレを使用したらスッキリしました。広場からの視界は開けていますが、山々には雲がかかり気味で甲斐駒ヶ岳の山頂は見えませんでした。
夜叉神峠小屋を過ぎると急な登り斜面の本格的な登山道が始まります。この日は翌日の長距離山行の準備運動と考えていたため、トレッキングポールを使わずに歩きました。杖立峠で小休止してゼリー飲料を補給、火事場跡や苺平はほぼ休まずに通過して、辻山に寄り道しました。山頂には三角点がありましたが、他に標識はなく展望もなかったので、そのまま南御室小屋に向かいました。
小屋について、宿泊受付とザックを置いて小屋前のテーブルで昼食にしました。ランチメニューはカレーとベーグルホットドッグがあり、それほどお腹もすいてなかったので、ベーグルホットドッグにしました。ベーグルは小屋で焼かれており、ふっくらしてリングを一周するソーセージとカレー味のキャベツがたっぷり入っており、軽食とはいえ食べ応えがありました。
小屋前の広場にはベンチやテント場があり、鳳凰山登頂の前線基地のような場として落ち着いたところでした。水場には湧水が常に流れています。これぞ南アルプスの天然水です。小屋番の人によると今年は取水制限をする北アルプスの小屋ほどではないが、冬の積雪量や雨量が少ないためか水量が少ないそうです。
のんびりとテーブルについて隣席の方と談話していると辻山からの眺めが良いとのこと。三角点からほんの少し歩いた先に樹木が切り開かれた景色の良い展望が望めるポイントになっていることを聞き、少し休んだあと、空身で辻山まで戻りました。
三角点からほんの30メートルも歩かない先に展望ポイントはありました。真正面には少し雲がかかった北岳から間ノ岳が見えます。農鳥岳も少しだけ山体が望めました。
右側に視線を転じると甲斐駒ヶ岳の尖った山頂となだらかな仙丈ケ岳があります。しばし眺めを楽しみました。
小屋に戻ってテーブルの先ほどの方と互いの山行歴などについて談笑しました。他のテーブルでは酒席を楽しんでいる方もいます。今日あったばかりの人でもすぐ話せるようになるのは山行の良いところですね。陽がかげると寒くなってきたので、小屋に入りました。中は暖房が効いているのか、調理場の熱のせいか暖かでした。
夕飯はビーフシチュー定食。ご飯を少しずつかけながらいただくと大変に美味しく、ご飯をお変わりました。
夕食中には小屋番さんのおしゃべりがありました。ところどころ笑いネタを交えながら山荘の現状について話してくれました。コロナ禍による収益減が回復したところの物価高で経営は大変そうです。今後は宿泊代の値上げも考えているとのこと。この小屋は一泊二食付きで1万円と山荘としてはかなり格安で、夕飯も手が込んでいます。私は1万3000円ぐらいでもいいと思います。小屋番さんはテント場の使用料の値上げも考えていますが、あまり値上げするとテント場以外にテントを張る「闇テン」が増えるのが心配で、「そういった登山者に限ってゴミや焚火の後始末をしっかりしない。余ったご飯を捨てるとクマ取りに来るのでとても危険」というお話でした。登山は自然に入る行為、改めて山を大切にすることを意識させられました。また、翌朝は5時にヘリコプターが資材を運んでくるので、それまで小屋を出発することを勧められました。ヘリが近づいたら小石や枝が飛んで大変危険なので、屋内や樹林帯から出ないように注意を受けました。
その注意に従って、翌朝はまだ、星空の輝く4時半過ぎに出発しました。薄っすらと天の川が見えました。ヘッドライトを点けて歩くのは7年前に六甲山縦走大会以来です。ライトの灯りを頼りになる両手を使って歩くのは慣れないと神経を使いますね。出発したときは息が白い程の寒さでしたが、四肢を使って歩いているとウェア内は熱を帯びてきます。汗冷え前に厚手のシャツを脱ぎました。周囲も徐々に薄明かりが差してきたのでライトも必要なくなりました。
薬師岳に到着、モルゲンルートの白峰三山や雲海に浮かぶ富士山が綺麗でした。この辺から岩稜帯や砂地となりました。
道案内の印を辿って右側に進むと急斜面の下りに入り、青木鉱泉へに道に行きそうになりました。しばらく辺りを歩き回っていると左側に歩いている人を確認。方向を確かめれば簡単な道でした。印と矢印に惑わされました。
薬師岳を過ぎると砂地や岩道の昇降となりました。
鳳凰山の最高峰m観音岳は山頂標識の西側に高所があり、そこを登ると三角点らしき石柱があります。
少し休んだあと、三山の最後、地蔵ヶ岳に進みます。鳳凰小屋への分岐を過ぎると、アカヌケ沢には岩場の登りが始まります。黙々と両手両足を動かしていると修行僧のように無心の境地になる…ということはなく、いつまで続くのか、頂が遠いという思いしか置きません。アカヌケ沢に着くと、地蔵ヶ岳のオベリスクが目の前に現れました。慎重に躓かないように滑らないように気を付けました。
賽の河原に到着、尾根に沿うように並んだ多数のお地蔵様のお顔は一体一体違っていて、衣を羽織っているのもあります。賽の河原で居並ぶお地蔵様越しに甲斐駒ヶ岳を見るのも不思議な気持ちです。
オベリスクの麓まで進むと地蔵と意志を簡単に組んだ社がありました。無事登頂できたことに感謝しました。
岩場からは甲斐駒ヶ岳の右側に大キレット、その場にいた方に借りた双眼鏡を除くとその先にはうっすらと槍ヶ岳の尖った頂が見えました。
賽の河原から鳳凰小屋への道は細かい石や砂場の急斜面で歩くたびに少しずつ靴を地面にめり込みます。反対側から登ってくる人はかなり辛そうでした。
鳳凰小屋につくとスタッフが管弦楽器の練習をしていました。トイレを済ませ、南三室小屋で購入した弁当で遅めの朝食休憩をとりました。
雰囲気の良さそうの小屋ですが、来年は改装のため休業するようです。営業再開後は泊まりたいと思います。
小屋からは傾斜が緩やかな御座石鉱泉への道へ進みました。しばらくはなだらかな登山道でしたが、燕頭山から急斜面となりました。ここを登るのは大変そうですね。木材で鋪装された個所やロープがかかっているところもありました。
西ノ平を少し下った左側斜面の道を歩いてると、30メートルほど前をものすごい速さで黒い動物が駆け下りていきました。犬にしては足が太く、もしや熊かとしんぱいになって、後ろから降りてきた人としばらく一緒に下ることにしました。
御座石鉱泉で、温泉宿のご主人とさきほどの黒い動物のことを話していると確かに熊はいるが、カモシカではないかとこと。考えてみると走り方はそのようにも思えます。熊に合わなくて良かったということにします。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:186人

コメント

お疲れ様でした!
転記にも恵まれて最高の眺めの縦走だったのでは?
北岳から見る鳳凰も素晴らしいですが、鳳凰からの白峰三山もまた素晴らしい景色ですよね。
モルゲンロートの薬師岳が素晴らしい景色でした!
2023/9/26 0:17
1006702さん
コメントありがとうございます。
鳳凰山や地蔵ヶ岳からは周囲を一望出来ました。
先月に登った北岳、その南側の間ノ岳と農鳥岳の白峰三山、少し北側には仙丈ケ岳と甲斐駒ヶ岳、甲斐駒の右側に遠方の北アルプスが見えました。槍ヶ岳の先端まで確認できましたよ。
東側は富士山も見えます。
今年のアルプス山行は天候に恵まれて本当に良かったと思います。
辛かったのは、南御室小屋から薬師岳とアカヌケ沢の頭への登り返しです。特にアカヌケ沢の頭に向かう岩場は「これでもか」というぐらい続くように感じました。
2023/9/27 18:24
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら