谷川岳西黒尾根ー茂倉新道 〜土合・西黒・谷川岳・一ノ倉岳・茂倉岳・土樽〜

2015年03月29日(日) [日帰り]

• GPS: 09:44
• 距離: 14.4km
• 登り: 1,584m
• 下り: 1,642m

コースタイム

日帰り

• 山行: 9:00
• 休憩: 0:44
• 合計: 9:44

5:13 土合駅
5:39 5:39 土合口
8:01 8:01 ラクダのコル
9:17 9:17 谷川岳（トマノ耳）
9:28 9:28 谷川岳
10:35 10:35 一ノ倉岳
11:06 11:36 茂倉岳
12:49 13:03 矢場ノ頭
14:57 土樽駅

天候

晴時々曇　　土樽到着後雨

アクセス

利用交通機関：

自家用車

土合駅に駐車。
土樽駅に下山して、水上方面（上り）で一駅。

コース状況／危険箇所等

西黒尾根〜谷川岳
時間も早かったので雪質は硬め。
尾根に出るまでは踏み抜きもありましたが、第1鎖場あたりから雪が安定していたので登りやすかったです。
前日からずっと晴のおかげでトレース明瞭。これはツいてました。感謝感謝です。
コルから先は、ほぼ直登。
ピッケルのシャフトが刺さらない硬さの場所も多かったので、ピックを積極的に使いました。確実に、慎重にいけば問題ないと思いますが、とにかく正確なトレースが残っていて運がよかったですb

谷川〜一ノ倉
この間も踏み抜きはなし。一ノ倉岳の取りつき以降、目立つ大きなクラックや岩と岩の間の大穴多数。
良く見ながら避けて行けば大丈夫。
右が細くなってくるので、登っていくに連れて左へトラバースしながら登った方が安全。

一ノ倉〜茂倉
雪質が、多少水分を含んだ新雪のようになりました。
アイゼンはすぐ団子になり、足も深く潜るのでワカンを付けました。以後快適

茂倉〜土樽
今回一番の核心部は茂倉から矢場の頭まで。
先日積もった重い雪のすぐ下はザラメ雪。
次の一歩を出すと、新雪が下のザラメのせいで一緒に滑ってしまい、アイゼンも効かず焦る場面が何回か。
雪庇発達箇所も多く、クラックも多数。しかも先日の雪で隠れてる（泣
一歩一歩確実に下りました。
矢場の頭以降も樹林帯の尾根は細く、ツリーホールに雪庇に細心の注意を。
白毛門の樹林帯よりスリリングでした。

以後は広くて程よい下り。グリセードでどんどん下がりました。

その他周辺情報

真澤の湯　500円
小荒井製菓の生ドラ！！ぜひ！！(笑

写真

3/29 4:58

4:45　土合駅着。
構内は登山者の皆様がたくさん。
この日この時間、みなかみ町で一番賑やかだったのはここ以外ないでしょう(笑

歯磨きして出発準備ですb

3/29 5:13

あらかじめパッキングしておいたので、素早くスタート！

が、

車のロックしたか不安になって、踏切まで行って戻ってきました(笑

3/29 5:28

陽が長くなりましたねぇ

スノーシェットのところで早くも明るくなる。

3/29 5:37

ベースプラザもまだ静かです

3/29 5:39

天神平もモルゲン準備

3/29 5:41

指導センターに寄ってカード提出。
中ではシュラフでぐっすりの登山者様多数。
タバコと酒の臭い。
山男の宴会は朝方まで続いたのかな(笑
うらやましいですb

3/29 5:46

センター過ぎて左からいきなり直登。

ではスタート

3/29 6:05

時折踏み抜きますが、硬めで歩きやすい登りです

3/29 6:26

夏道の、木を跨ぐ箇所はすでに出てました

3/29 6:54

これから行くコブと谷川。
テンションあがってきます。
ここらでアイゼン装着

3/29 7:14

雲が空一面に拡がって、やばいなぁと思いながらも、また雲がなくなり晴天になり。

天気が持ってくれて本当に良かったですb
奥は赤城山

3/29 7:42

少しの間、渋川の山岳会の方とお話ししながら登りました。

猛烈に沼田に入れと勧誘されました(笑

スキルアップには必要なんですけどね、悩み中です。

3/29 7:43

第1鎖だけ出てましたが、岩雪MIXを少しでも味わいたく、不使用。

3/29 7:47

雪庇越しに天神平が見えます

3/29 7:49

来た道と、白毛門・笠ヶ岳・朝日岳の朝日山塊。
奥には至仏山。今夏、湯の小屋からテント泊で行ってみたい・・・。

3/29 7:53

振り返るとすごいんですけどね、今日はホントに楽でした。

3/29 8:05

夏道もこの振り返った景色が好きです

3/29 8:05

コルまで来て直登天国を見上げます。
似非ピークを2つまずやりすごします

3/29 8:10

何度も振り返る(笑

3/29 8:30

一つ目やり過ごす。

冬はいいですね、どんどん近くなる気がする(笑

3/29 8:42

うすーい雲が、真っ白な雪面から強風で雪が舞っているように見えました。
見えただけです(笑　　風も弱く雪は硬めです

3/29 8:59

2つ目似非ピークをやり過ごせば

うお！俎嵒が顔を出します

3/29 8:59

朝日山塊がキレイです。

3/29 9:05

肩の広場付近。
傾斜が緩くなり、足も軽くなります

3/29 9:13

主脈稜線と肩の小屋。
オサレ看板は、尻尾が完全に溶けたんですねー

3/29 9:17

肩の小屋は行かずに、広場を抜けて天神尾根と合流し、トマの耳到着です

3/29 9:19

主脈稜線。
もう少し溶けたら、西黒から平標コースで行ってみます。
平標新道から茂倉新道に抜けるコースも考えましたが、まだそこまでの難易度を日帰りできる自信がないです(笑

3/29 9:20

撮影もそこそこ。人の多いトマは長居しません。

3/29 9:28

で、オキの耳。
奥社まではトレース跡がすごいですb

3/29 9:29

トマの耳にオジカ沢へ続く稜線と、そこから俎嵒へ。行ってみたいなぁ。
奥には浅間もボンヤリ見えてました

3/29 9:35

ここも撮影は程々。
奥社に向かい、一ノ倉岳を目指します。

3/29 9:43

途中、風よけの岩があったので、御飯食べましたb

おにぎりとウィダープロテインでエネルギー補給。

3/29 9:44

大好きな茂倉を見ながら、しばし休憩

3/29 9:47

セブンコーヒーとスニッカーズも。

腹減ってたみたいです(笑

3/29 9:51

そして一ノ倉にむけ出発！

3/29 10:06

日差しはきつく、絶えず汗が流れ続けます。

オジカ沢の頭と俎嵒の2枚壁がかっこいいです

3/29 10:29

クラックや岩の隙間に気を付けながら、やや左へトラバースしながら上にむかいます

3/29 10:35

で、たぶんこの辺が山頂(笑

3/29 10:37

万太郎、仙ノ倉、平標方面。
奥には苗場山

3/29 10:40

一番大好き茂倉岳へ進みます

3/29 11:05

ガラッと変わった雪質に合わせ、ワカンを装着して進みます。
一ノ倉、茂倉間はすぐですね

3/29 11:06

到着です！

3/29 11:52

ここからの雪質は最悪・・・。
詳しくはコース状況をご覧になってください。

3/29 12:04

隠れたクラック、滑りやすい雪に苦しめられます。

3/29 12:18

矢場の頭が遠い・・・。

3/29 12:30

こんなとこ通ったのかと驚きながら

3/29 12:49

矢場の頭から茂倉岳と、右は谷川双耳峰

3/29 12:55

ここからの主脈がかっこよかった！！
日差しも雲も良い仕事してくれて、神々しかった！！

3/29 13:14

矢場の頭を過ぎても、今度はクラックとツリーホールが待っています。
この下り、全く気が抜けません。

3/29 13:47

危険個所が終わると広い斜面。
グリセードで下ります。早いですb

3/29 14:08

あともう少し

3/29 14:13

下り切りました！！
あとは右に迂回して

3/29 14:20

あの橋を渡ります

3/29 14:28

橋でワカンとアイゼンを外す

3/29 14:31

ここで踏み抜いてたら、電車に間に合わなかったかも(笑

3/29 14:42

水場発見。
冷たくて気持ちよくて顔を洗います。

3/29 14:49

なんとか15：24に間に合いそう

3/29 14:57

で、到着でーす！
良く頑張った！無事にゴールできました！！

3/29 15:12

待つこと数分

3/29 15:13

今日のナルゲンは、カレー味のえびせんのみ。
やはり混ぜるなキケンってことで(笑

3/29 15:24

電車きましたb

3/29 15:37

土合に到着！愛車確認！！
お疲れ様でしたー！！

撮影機器：

iPhone 5 Apple

D5000 ニコン

装備

個人装備

長袖シャツ 長袖インナー ハードシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 雨具 ゲイター ネックウォーマー バラクラバ 毛帽子 着替え 靴 予備靴ひも ザック ザックカバー アイゼン ピッケル 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 水筒（保温性） ガスカートリッジ コンロ コッヘル 食器 地図（地形図） コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS ファーストエイドキット 常備薬 ロールペーパー 保険証 携帯 時計 タオル ツェルト ナイフ カメラ

備考

日焼け止めとサングラス忘れ！　照り返しで視界不良！下山後顔が真っ赤でした(笑

感想

nikonist_1979

ちょっと時期は遅くなりましたが、ずっと計画を練り続けていた西黒尾根の積雪期、トライすることができました。

西黒尾根は、かなり雪質とトレースに助けられた部分もありましたが、茂倉新道はまさに残雪期の滑りやすくて危険な下りで、トレースも不明瞭な箇所がありながら、集中して確実に下りることができました。

天気にも助けられ、素晴らしい山行を行うことができて感謝しています。