ドキドキ雪岩ミックス北穂高岳に挑戦!
- GPS
- 18:36
- 距離
- 34.5km
- 登り
- 1,840m
- 下り
- 1,760m
コースタイム
- 山行
- 5:15
- 休憩
- 1:12
- 合計
- 6:27
- 山行
- 4:45
- 休憩
- 0:35
- 合計
- 5:20
- 山行
- 7:22
- 休憩
- 0:29
- 合計
- 7:51
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
写真
感想
秋に前穂から北穂まで縦走したかったのですが、雪が付いてしまい見送っていましたが、やっぱりどうしても穂高連峰に登りたくて、北穂だけなら行けるだろうと思い、チャレンジしてきました。
いつものようにマイカーでさわんどまで行って、そこからバスで上高地入り。平日の朝とあって河童橋はとても静か。クリアな景色を眺めながらまずは涸沢に向かいます。
紅葉シーズンが終わった涸沢カールには凛とした空気が漂っていて、小屋を閉める準備の金づちの音だけが響いていました。テント場に雪はほぼありません。その夜はテントは5張りくらいだったと思います。月明かりに照らされた穂高連峰を眺めながら眠りにつきました。
翌朝、条件が揃わなかったのかモルゲンロートは現れませんでしたが、力強い朝日の光がカールに差し込んできました。涸沢ヒュッテでカップラーメンを食べて、いよいよ北穂に向けて出発しました。
涸沢小屋から先もしばらくは雪はなく、整備された歩きやすい道が続きます。ある程度登ると夏道の南稜コースと冬道の北穂沢コースの分岐があるはずですが、分岐がわからず、やむを得ず南稜コースを登ることに。南稜を下ってきた方の話しでは、少しいやらしいところがあるとのこと。
南稜の取り付きからは一気に雪が多くなり、ここで12本アイゼンとピッケルを装着。さらに気を引き締めて進みました。
南稜コースですが、取り付き付近にアイスバーンの急斜面、中盤に道幅の狭いトラバース、この2か所で慎重なアイゼンとピッケルワークが求められました。ビビりながらも、楽しみながら登っている自分がいました。コース全般にわたって岩と雪のミックス。途中雪が少ない一角はアイゼンを外して登りました。
予想よりもずっと時間がかかって稜線に出るころにはガスが。すぐ目の前にある北穂高小屋も見えたり見えなかったり。あともう少しです。
そして北穂高岳に登頂!
生憎ガスが多めで眺望はイマイチでしたが、達成感と安堵感に満たされました。山頂標識を持ち上げている写真を見たことがあったので、真似して記念動画を撮りました!笑
その日は夜まで曇りという予報だったので夕日はあきらめていましたが、小屋で休憩していると徐々に青空が。ダメ元で日の入りタイミングに合わせて山頂に行くと、なんと8割晴れていて、槍の周辺だけガスが残っている状態でした。
そして日の入りに合わせるようにみるみる天気は晴れていき、ついには快晴に!夕日に照らされて赤く染まる槍ヶ岳、大キレット、奥穂高岳、ジャンダルム。写真でしか見たことが無かった光景を目の当たりにして超大感激です!
その後、20名ほどの登山者と共に日の入りを眺めたら、夕食タイムです。自分と同じくソロで登ってきた勇者と共に美味しい生姜焼きをいただきながら談笑しました。
翌朝。予報通りの快晴。
微風が吹く穏やかな山頂から、神々しい日の出と北アルプスの山々を拝みました。多くの方は日の出を見て下山を開始していましたが、自分はしばらく山頂で日向ぼっこしていました。笑
下山は登りでも使うはずだった北穂沢で下りました。かなりの急斜面ではありますが、もっと激しい急斜面をイメージしていたので意外にも怖さは感じず、25℃のポカポカ陽気の中楽しく下山できました。
その後は、涸沢小屋でコーヒーを頂き、デポしたテントを回収し、満たされた気持ちと思い荷物を背負って上高地まで下りました。
今回、初の北穂かつ雪岩ミックスと、自分にとってはチャレンジングな山行でしたが、無事に北穂に登頂でき、非常に良い経験になりました。また、山頂では一生忘れられないほどの絶景を味わうことができました。今後も少しずつレベルアップを図っていき、唯一無二の体験と景色を追い求めていきたいと感じました。
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