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Yamareco

記録ID: 621563
全員に公開
講習/トレーニング
八ヶ岳・蓼科

硫黄岳・東天狗 〜春の雪山!?登山教室に入ってみました〜

2015年04月25日(土) 〜 2015年04月26日(日)
 - 拍手
3120m その他3人
GPS
--:--
距離
11.4km
登り
1,154m
下り
1,158m

コースタイム

1日目
山行
3:50
休憩
0:30
合計
4:20
12:00
55
12:55
40
13:35
13:50
90
15:20
15:35
45
2日目
山行
4:55
休憩
1:00
合計
5:55
7:00
30
7:30
8:00
40
8:40
8:45
35
夏沢峠
9:20
9:30
15
9:45
35
10:20
10:30
40
11:10
15
11:25
11:30
35
12:05
50
12:55
天候 2日とも快晴
初夏の陽気
過去天気図(気象庁) 2015年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車
●交通
 JRで中央本線茅野駅まで

●茅野駅〜桜平〜夏沢鉱泉
 登山教室に送迎が含まれていました
 桜平でキャタピラ車に乗り換え

※唐沢鉱泉分岐から桜平までの林道
 雪はなく、普通車が桜平登山口まで入っていました
 雪融け直後で路面は荒れた感じでした
コース状況/
危険箇所等
●全般的に
・樹林帯
 雪上歩行です
 雪質は、日中は融けて柔らかくなり、朝夕は冷え込みで凍り滑りやすい
 トレースはしっかりとあり、斜度が急な場所は踏跡が階段状になっています
 なだらかな広い場所だと、もし1人だと進行方向を迷いそうな場所がありました
・稜線部
 登山道にほとんど残雪はなく夏道です

※この冬は積雪は多かったそうですが、ここのところの暖かい気候と雨で、
 例年より1ヶ月ほど早いペースで融雪が進んでいるそうです
※今回の教室では、雪上でもすべてノーアイゼン・ストック利用でした
 道中、他の登山者ではアイゼン着用の方も見られました

●夏沢鉱泉〜オーレン小屋〜夏沢峠
・樹林帯の雪上歩行

●夏沢峠〜硫黄岳〜硫黄岳山荘
・夏沢峠からの登り始めの樹林帯に雪上歩行部分あり
 やや急な部分があります
・そこから上はすべて夏道

●夏沢峠〜箕冠山
・樹林帯の雪上歩行

●箕冠山〜根石岳〜東天狗
・日陰のみ部分的に残雪がありますが、ほぼすべて夏道です
・今回は行っていませんが、西天狗への登り返しは雪上でした

●箕冠山〜オーレン小屋
・樹林帯の雪上歩行
予約できる山小屋
オーレン小屋
4/25 1日目
今日は電車を乗り継ぎ、八ヶ岳での登山教室に向かいます
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4/25 1日目
今日は電車を乗り継ぎ、八ヶ岳での登山教室に向かいます
茅野駅から、標高2050mの秘湯、夏沢鉱泉までの送迎付き
桜平からは道に雪があり、キャタピラ車に乗り換えです
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茅野駅から、標高2050mの秘湯、夏沢鉱泉までの送迎付き
桜平からは道に雪があり、キャタピラ車に乗り換えです
準備完了
今夜の宿泊地、硫黄岳を目指して
いざ、行かん!
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準備完了
今夜の宿泊地、硫黄岳を目指して
いざ、行かん!
見えてきました、硫黄岳
見えてきました、硫黄岳
オーレン小屋を通過
こちらも小屋開きされたみたいです
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オーレン小屋を通過
こちらも小屋開きされたみたいです
夏沢峠に向け、雪道の樹林帯を緩やかに登っていきます
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夏沢峠に向け、雪道の樹林帯を緩やかに登っていきます
雪の重みで曲がったのですね
雪の重みで曲がったのですね
夏沢峠です
いい天気で、最高です
硫黄岳に向けて登っていきます
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夏沢峠です
いい天気で、最高です
硫黄岳に向けて登っていきます
夏沢峠からの出だし
雪道の若干急な箇所がありました
ノーアイゼンで進んで行きます
夏沢峠からの出だし
雪道の若干急な箇所がありました
ノーアイゼンで進んで行きます
森林限界を超えると登山道に雪はありません
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森林限界を超えると登山道に雪はありません
上は寒いかもということで、この先でアウター着用
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上は寒いかもということで、この先でアウター着用
明日向かう、天狗岳を振り返る
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明日向かう、天狗岳を振り返る
硫黄岳といえば、山頂に向かって続く大きなケルンも特徴ですね
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硫黄岳といえば、山頂に向かって続く大きなケルンも特徴ですね
爆裂大火口が間近に
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爆裂大火口が間近に
いやー、すごいね
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いやー、すごいね
どれほどの噴火でこうなるんでしょうね
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どれほどの噴火でこうなるんでしょうね
硫黄岳山頂に到着
風もなく穏やか
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硫黄岳山頂に到着
風もなく穏やか
おお、
赤岳、阿弥陀様
その向こうには南アルプスも見えています
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おお、
赤岳、阿弥陀様
その向こうには南アルプスも見えています
甲斐駒、仙丈かな
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甲斐駒、仙丈かな
権現とギボシ
後ろに鳳鳳三山
春霞でぼんやり
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権現とギボシ
後ろに鳳鳳三山
春霞でぼんやり
中央アルプスも見えてはいるんだけどね
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中央アルプスも見えてはいるんだけどね
硫黄岳山荘に向かう途中、
この雪渓で、アイゼン・ピッケルワークを学びました
硫黄岳山荘に向かう途中、
この雪渓で、アイゼン・ピッケルワークを学びました
16:00時過ぎてますが、明るくていいですね
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16:00時過ぎてますが、明るくていいですね
2日前に小屋開きしたばかりの硫黄岳山荘に到着です
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2日前に小屋開きしたばかりの硫黄岳山荘に到着です
入口のボード
トイレやシャワーの水回りは、まだまだこれからみたいです
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入口のボード
トイレやシャワーの水回りは、まだまだこれからみたいです
小屋の入口内部
レトロなストーブです
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レトロなストーブです
皇太子様も以前宿泊されたのだとか
皇太子様も以前宿泊されたのだとか
夕食はスタッフや常連のみなさんと楽しい宴会でした
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夕食はスタッフや常連のみなさんと楽しい宴会でした
ビール、ワイン、お酒も特別サービス
酒が弱いくせに、ついつい進んでしまいました
料理もこの他次から次へと・・・
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ビール、ワイン、お酒も特別サービス
酒が弱いくせに、ついつい進んでしまいました
料理もこの他次から次へと・・・
4/26 2日目
5:00少し前かな
ちょっと早起きして外へ
さすがに寒いね
こんな時間に飛行機が飛んでいました
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4/26 2日目
5:00少し前かな
ちょっと早起きして外へ
さすがに寒いね
こんな時間に飛行機が飛んでいました
出てきました
高山の稜線で朝を迎えるのは、何度経験してもいいものです
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出てきました
高山の稜線で朝を迎えるのは、何度経験してもいいものです
2日目の行程開始
硫黄岳を越えて東天狗に向かいます
夜中は風の音が聞こえましたが、もう穏やかです
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2日目の行程開始
硫黄岳を越えて東天狗に向かいます
夜中は風の音が聞こえましたが、もう穏やかです
山頂より
奥秩父の高峰たち
金峰山の五丈岩がわかります
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山頂より
奥秩父の高峰たち
金峰山の五丈岩がわかります
浅間山左は黒斑山
この他、遠方には尾瀬や日光の山、谷川岳も微かに見えているようでした
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浅間山左は黒斑山
この他、遠方には尾瀬や日光の山、谷川岳も微かに見えているようでした
妙高など北信五岳ですね
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妙高など北信五岳ですね
蓼科山
その向こうに白馬三山

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蓼科山
その向こうに白馬三山

爺〜白馬
後立山の名峰たち
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爺〜白馬
後立山の名峰たち
こちらはおなじみ
槍穂高連峰
朝の展望は空気が澄んでいていいですね
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こちらはおなじみ
槍穂高連峰
朝の展望は空気が澄んでいていいですね
赤岳〜中岳〜阿弥陀岳
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赤岳〜中岳〜阿弥陀岳
横岳〜赤岳
峰の松目
御嶽山
噴煙が微かに見えます
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峰の松目
御嶽山
噴煙が微かに見えます
権現〜ギボシの奥に鳳鳳三山
地蔵ヶ岳のオベリスクが分かります
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権現〜ギボシの奥に鳳鳳三山
地蔵ヶ岳のオベリスクが分かります
南アルプスはより近く見え、迫力あります
甲斐駒〜仙丈
北岳は阿弥陀の後ろに隠れています
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南アルプスはより近く見え、迫力あります
甲斐駒〜仙丈
北岳は阿弥陀の後ろに隠れています
下り始めます
これからむかう天狗方面
まるで初夏の陽気で、早くもアウター脱ぎました
下り始めます
これからむかう天狗方面
まるで初夏の陽気で、早くもアウター脱ぎました
展望を楽しんだら、夏沢峠に向かって下っていきます
やや急な雪の斜面
朝の冷え込みで雪が硬いので慎重に行きます
アイゼンを使っている人たちもみえました
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展望を楽しんだら、夏沢峠に向かって下っていきます
やや急な雪の斜面
朝の冷え込みで雪が硬いので慎重に行きます
アイゼンを使っている人たちもみえました
夏沢峠まで下りました
夏沢峠まで下りました
箕冠山に向けて、緩やかに登り返していきます
箕冠山に向けて、緩やかに登り返していきます
樹林帯の中の箕冠山山頂
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樹林帯の中の箕冠山山頂
根石岳を通過
ここの白いのは白砂ですね
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ここの白いのは白砂ですね
間もなく東天狗
東天狗に到着
今回の行程はここまでです
西天狗への登り返しは雪上のようです
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東天狗に到着
今回の行程はここまでです
西天狗への登り返しは雪上のようです
中央アルプス
八ヶ岳からは、3つのアルプスが同時に見えるのがいいと思います
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中央アルプス
八ヶ岳からは、3つのアルプスが同時に見えるのがいいと思います
南アルプス
ここまで来ると北岳も見えます
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南アルプス
ここまで来ると北岳も見えます
稲子岳
奥に「にゅう」
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稲子岳
奥に「にゅう」
蓼科山も近くなりました
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蓼科山も近くなりました
下には黒百合ヒュッテ
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下には黒百合ヒュッテ
しらびそ小屋も見えます
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しらびそ小屋も見えます
帰りの根石岳より
天狗のこの眺めも見納めです
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帰りの根石岳より
天狗のこの眺めも見納めです
根石岳山荘
赤岳方面のこの眺めも見納めです
根石岳山荘
赤岳方面のこの眺めも見納めです
オーレン小屋に向かって下ります
なだらかで広い場所は、もし1人だと道筋を間違いそうなところも・・・
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オーレン小屋に向かって下ります
なだらかで広い場所は、もし1人だと道筋を間違いそうなところも・・・
オーレ小屋まで下ってきました
オーレ小屋まで下ってきました
夏沢鉱泉までラストスパート
でも油断しないで・・・
少し道を外れると、ズボッ!といきます
夏沢鉱泉までラストスパート
でも油断しないで・・・
少し道を外れると、ズボッ!といきます
夏沢鉱泉まで、無事帰り、登山教室終了です
ここでお風呂と昼食後、茅野駅まで送ってもらいました
皆さん、お世話になりました
夏沢鉱泉まで、無事帰り、登山教室終了です
ここでお風呂と昼食後、茅野駅まで送ってもらいました
皆さん、お世話になりました
桜平でキャタピラ車から乗り換え
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桜平でキャタピラ車から乗り換え
茅野駅の立ち食いそば
特上そば、美味しかったよ
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茅野駅の立ち食いそば
特上そば、美味しかったよ
電車を乗り継いで帰ります
電車を乗り継いで帰ります
名古屋で乗り換えの時に・・・
やっばり、きしめんだがね
名古屋の麺文化に敬意を表して・・・
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名古屋で乗り換えの時に・・・
やっばり、きしめんだがね
名古屋の麺文化に敬意を表して・・・

感想

硫黄岳山荘さんの春の雪山登山教室に参加してみました。

これまでの自分の山歩きは、風の吹くまま気の向くまま?、我流の独学でした。
この冬からは低山の雪山にも行き始めましたが、そろそろ独学の限界も感じており、一度しっかりと学んでみたいと思っていました。

八ヶ岳地区は冬の積雪は多かったのに、4月は暖かい気候と雨で、融雪が異常に早く進んでいるそうです。
例年より1ヶ月早いペースとのことでした。

残雪が少なく、教室の方はどうなることかと心配していましたが、そんな心配は無用でした。
ご経験豊富なプロのガイドさんにご指導いただきながら進む山歩きは、とても充実した楽しい時間となりました。

山歩きに関する技術論の引出の多さは言うに及ばず、リスク管理とか実際の修羅場のお話、さらには自然についてのお話しなど、一つ一つが心を打つものでした。
それらがユーモアを交え、タイミング良くテンポ良く飛び出し、2日間の日程があっという間に過ぎていきました。
とても一度では覚えきれないほど盛りだくさんな内容でしたが、今後の山歩きに生かしながら、場数を踏むことができたらいいなと思います。

今回の教室は、ガイドさん1人と生徒さんは私の他にお2人。
総勢4名の少人数パーティーでした。
マイペースで協調性のない自分が無事に過ごせるのか心配でしたが・・・
ガイドさんはまるで以前からの知り合いであるかのような親しみやすい方。
他の参加者お2人も温厚で紳士的な方で、おかげさまで落ち着いた気分で同行することができました。

また、硫黄岳山荘は4/23の小屋開け後最初の週末ということで、夕食はちょっとした宴会のようになりました。
社長さんやスタッフの皆さんや、小屋開けを手伝われた有志の常連さんたちと一緒に和気あいあいと楽しい一時で、お開きになるまでの4時間があっという間でした。
料理やおつまみに加え、ビール、ワイン、日本酒も特別サービスでいただき、酒が弱い自分もついつい気分良く飲み過ぎてしまうほどでした。

充実した山旅がまた一つ増えました。
感謝したいと思います。

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技術レベル
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