鈴鹿の稜線を繋げたい♪藤原岳〜竜ヶ岳〜石槫峠☆(大貝戸から宇賀渓)


- GPS
- 12:40
- 距離
- 16.4km
- 登り
- 1,680m
- 下り
- 1,584m
コースタイム
- 山行
- 11:30
- 休憩
- 1:10
- 合計
- 12:40
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
自転車
宇賀渓キャンプ場駐車場 (自動車500円、自転車無料、トイレあり) 三岐鉄道 丹生川→西藤原 230円(自転車持込無料) http://www.sangirail.co.jp/contents/annai/sangisen/cyclepass/cyclepass.html |
コース状況/ 危険箇所等 |
《大貝戸登山口⇒藤原岳》 整備された登山道で危険箇所はありません。 《藤原岳⇒治田峠》 藤原岳山頂から急傾斜の尾根を下り、山腹を道幅の狭いトラバースで孫太尾根分岐に至ります。転倒や滑落の危険があり注意が必要だと思います。 治田峠に向かう迷い尾根は、目印と番号看板を気にしていれば通過出来ました。縦走路で最も標高の低い治田峠へは下り基調の道が続きます。 《治田峠⇒竜ヶ岳》 治田峠から登り基調の道が続く中で、銚子岳から静ヶ岳の間に大きく下って登り返す区間があります。銚子岳、静ヶ岳は何れも縦走路は外れているので山頂へ向かうにはピストンになります。治田峠前後の区間は踏み跡が薄く目印が少ない箇所もありました。 《竜ヶ岳⇒石槫峠》 傾斜のあるガレた尾根なので転倒や滑落には注意が必要です。見晴らしが良く、下り初めから峠を走る車道が視認できます。花崗岩が風化した滑りやすい砂礫道がありました。 《石槫峠⇒宇賀渓キャンプ場》 複数のルートがあるようですが、私たちは小峠から長尾滝を経由する道を利用しました。石槫峠から車道を歩き、小峠から山道に入ります。砂山への分岐から長尾滝へ向かい、沢沿いの道を緩やかに下りながら、岩場のロープや梯子等アスレチックのようなコースです。目印は豊富なので迷うような場所はなかったと思います。 |
その他周辺情報 | 阿下喜温泉あじさいの里 大人500円 http://ajisainosato.com/ |
写真
感想
GWは遠征のつもりでしたが、連休中盤のお天気が崩れそうなので、日帰りで鈴鹿の稜線繋ぎを継続しようと思います。
前回歩いた藤原岳から、今回の目的地の竜ヶ岳までを縦走するのに周回ルートは難しそうなので、縦走後の車の回収の為に、竜ヶ岳の登山口になる宇賀渓キャンプ場に自転車をデポすることにしました。
深夜に宇賀渓キャンプ場近くに自転車を置いて、大貝戸登山口休憩所の駐車場に車中泊しました。
まだ人も車もまばらな早朝5時過ぎに、大貝戸登山口休憩所を出発すると、まだ人が入っていなかったからなのか、歩いていく先に鹿が驚いて逃げていきました。
5月に入り新緑が進む大貝戸道を、歩き始めから1時間で五合目を通過、いつものペースです。
先週下った聖宝寺道との合流点の八合目で空を見上げると気持ちのいい快晴ですが、暑くなりそうで2Lの水で持つか少し不安です。
先週は福寿草が残っていた九合目付近には既に花はなく、代わりに沢山のニリンソウが群生していました。
岩が多くなる急登を登って、もう見慣れた感じもする黄色いトイレのある藤原山荘に着きました。
少しの休憩の後、山頂展望台へ向かいます。
晴天で展望が良く、歩いている途中から天狗岩や御池岳がはっきりと見え、藤原山荘から15分ほどで山頂展望台に到着。
山頂から今日の目的地の竜ヶ岳を確認すると、まだかなりの距離がありそうです。
山頂で朝食代わりのゼリーでカロリー補給をして、縦走を開始します。
まずは藤原岳の展望台から南に横移動して、台地の端にあった計測器(?)から右の尾根を下りて行きます。
事前に急な傾斜だとわかっていましたが、遮る木々がないので高度感があり、恐怖感からなかなか足が進みません。
樹林帯に入ると高度感はなくなりましたが、木に掴まっていないと体も支えられない程の急傾斜の尾根が続きます。
尾根を下りていくと、縦走路を番号で示した看板があり、18番と書かれの標板から先は少し傾斜が落ち着きました。
17番を過ぎると尾根を外れて、山腹をトラバースする道になりますが、道幅が狭く、滑落すると危険な高度の斜面です。
暫くで孫太尾根分岐になり、方角を西に変えて、治田峠に向けて下り基調の道が続きます。
途中の迷い尾根は、茨川方面と尾根の分かれる迷い易い場所のようでしたが、付近の標板やリボンの目印が豊富だったので、すんなり通過することができました。
やがて縦走路の中で1番標高の低い治田峠に到着。
時間は10時50分、藤原岳から2時間20分なのでコースタイムの倍かかってしまいました。
余裕を持って早い時間に出発していてよかったですが、まだまだ先は長くこれから登り返しが続く道です。
その後、銚子岳への分岐から縦走路を外れて山頂へ向かいます。
12時ちょうどに誰も居ない銚子岳山頂に着いたのでお昼休憩にしました。
本当は竜ヶ岳でお昼の予定だったんですけどね…
その後、セキオノコバから静ヶ岳分岐になりましたが、静ヶ岳山頂には去年立っているので今日はスルーしました。
そしてここからは去年も歩いた道なので、少し安心です。
治田分岐からクマザザに覆われた稜線を竜ヶ岳へとトレイルを辿ります。
まだ羊の放牧には時期が早かったようですが、なだらかで柔らかそうな山肌を見ながら、14時ちょうどに竜ヶ岳に到着しました。
スタートから殆ど人に会いませんでしたが、竜ヶ岳山頂にはまだ沢山の人が休憩中で、私たちもここからもう登りがない安堵感に浸りました。
見晴らしが良く、風も気持ちのいい頂上で10分ほど休憩をしてから、石槫峠に向けて下山を開始しました。
以前は遠足尾根で下山しましたが、稜線を繋ぐには石槫峠を経由する必要があるので、初めての道で下りることになります。
頂上から稜線を移動して、途中で山腹崩壊の迂回路を通過してから、石槫峠への尾根を下りていきます。
藤原岳からの激下り道ほどではないですが、高度感のある急下りです。
途中で重ね岩と付けられた休憩地を過ぎて、竜ヶ岳から1時間20分で石槫峠に下りてきました。
石槫峠は国道421号線上にある峠ですが、現在三重県側からの通行は禁止されていて、この時も滋賀県側から沢山の車が駐車されていました。
ただ他の方に聞くと三重県側からでも迂回して入ってこれるらしいので、ここに自転車をデポすれば良かったと少々後悔しました。
石槫峠から車道を歩いて行くと小峠入口と書かれた看板があり、ここから山道に入ります。
雰囲気のいい樹林帯の道には目印のテープも豊富で歩きやすく、途中で砂山と長尾滝との分岐を長尾滝方向に歩いて行くと、すぐに落差のある立派な長尾滝が現れました。
その後も沢沿いの道を渡渉しながら、岩場や、梯子や、ロープ場もあるアスレチックコースのような道で、普段なら楽しいかも知れませんが、時間は17時を過ぎて、かれこれ12時間歩いた足には辛いコースでした。
やがて金山尾根入口を過ぎて、宇賀渓キャンプ場へ続く林道になり、今は通行禁止中の裏道登山口入口を過ぎて見覚えのある道になりました。
遠足尾根入口から竜の雫を過ぎて、長い林道を歩いて18時に宇賀渓キャンプ場に着きました。
既に駐車場に車はなく、管理棟にも誰も居ませんでした。
駐車場から、少し離れた場所に停めていた自転車に乗って車道を下り、三岐鉄道の丹生川駅に18時35分に着くと、すぐに西藤原駅行きの電車が来たので自転車と一緒に乗車しました。
三岐鉄道は特定の区間で、自転車を無料で持ち込むことが出来るんです。
西藤原駅を降りて、大貝戸登山口駐車場に着いた時は周囲は暗くなり始めて、もうお泊り組の車しか残っていませんでした。
自転車を車に積んで、帰り道でいつも通り阿下喜温泉に立ち寄りました。
今回のコース予定では、余裕を見ても宇賀渓キャンプ場に16時には着けると思っていたので、特に道迷いもなかったのに、18時になってしまったのは正直ショックです…
鈴鹿の稜線の縦走の厳しさを思い知らされましたが、次回以降の計画に生かせるようにしたいです。
そしてそれでもやっぱり鈴鹿の山は楽しいですっ♪
一気にかなり、つながりましたね〜
自転車利用、面白そうです。
コース中、人が多いゾーンは
安心感が、ありますね。
景色が、変化に富んでて
楽しそうです。
南部も、面白そうなトコが
たくさんありそうですね。
楽しみにしてます!!
藤原岳〜竜ヶ岳は参考になるレコがいくつかあったので
実行しましたが、私には過酷なコースで、やっぱり事前の計画と
実際に歩いてみるのとは違いますね
でもkomakiさんが仰るとおり、変化に富んだコースで
普段では味わえない楽しさがありました
次回は無理のない計画で、また線を繋いでいきたいです
こんばんわ。
同じ日に竜ヶ岳に登ってました。
山頂に着いてからザックをデポってバリエーションの太尾へ行ってたんですが山頂に青いでかいザックがポツンと放置されてませんでした?笑
CTを見ると14:10分まで山頂にいらしたみたいですが太尾ルートを抜けて表道に復帰したのが14:07分だったので大ガレ迂回路付近で擦れ違ってた方かな?
翌日に藤原まで縦走しましたが竜ヶ岳〜藤原岳はタフなコースですよね。
久々の縦走でしたが堪えました(汗
下山で使われた表道は石榑峠までは展望が楽しめる尾根歩き、石榑峠からは谷沿いの渓谷歩き、滝めぐりが楽しめるいいコースですよね。
魚止橋の手前に魚止滝、丸太橋の上流に見えてるのが白滝、吊橋のある川原のテントサイトの奥に御所滝。今回は縦走で大変だったでしょうが余裕のある時に利用されるとすごく楽しめますよ
78podoryさんとすれ違ってたんですね〜
山頂の青いザック覚えてますよっ!なんか凄く存在感のあるザックでした(笑)
鈴鹿の稜線を繋げたくて、日帰りで分割縦走中なんですけど、藤原岳からの
道程は正直疲れました
ただ竜ヶ岳に着いた時は、このまま朝までぐっすり眠りたいと思ったので
テント泊が羨ましいです
小峠からの滝巡りコースは本当に楽しめそうなコースだったので、余裕の
ある時にまた絶対に歩きたいと思いました
そして今回の計画時に、78podoryさんのレコから竜ヶ岳周辺の状況を
下調べに使わせて頂いていたのでありがとうございました
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