記録ID: 629461
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜
唐松岳(八方尾根ピストン)と大町山岳博物館
2015年05月02日(土) 〜
2015年05月03日(日)


- GPS
- 27:14
- 距離
- 9.5km
- 登り
- 932m
- 下り
- 932m
コースタイム
5/2 白馬八方第三駐車場(6:54発)→(ゴンドラ、リフト)→グラードクワッドリフト終点・八方池山荘(8:30発)→八方ケルン(9:35着発)→下の樺(アイゼン装着、10:48発)→丸山ケルン(12:30着、昼食)→唐松岳頂上山荘(14:26着)
5/3 唐松岳頂上山荘(7:10発)→(唐松岳山頂・2696m 7:42着)→唐松岳頂上山荘(9:00発)→(往路を戻る)→八方池山荘(11:44着)→(ゴンドラ、リフト)→グラードクワッドリフト駅(12:25?着)→白馬八方第三駐車場
5/3 唐松岳頂上山荘(7:10発)→(唐松岳山頂・2696m 7:42着)→唐松岳頂上山荘(9:00発)→(往路を戻る)→八方池山荘(11:44着)→(ゴンドラ、リフト)→グラードクワッドリフト駅(12:25?着)→白馬八方第三駐車場
天候 | 晴天 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
稜線に残雪が少なく、夏道が出ているところ多数。山腹をトラバースする感じで残雪上にトレースが付いています。小屋の方はトラバースは避けて稜線通しの夏道を行くように言っておられました。 |
その他周辺情報 | 白馬八方第三駐車場(無料)使用。トイレあり。すぐ近くに「第二郷の湯」があり便利。だいぶ離れますが大町山岳博物館も一見の価値あり。 http://www.omachi-sanpaku.com/ |
写真
11.本来は右手の稜線上(夏道は露出)を行くのですが、トレースは山腹をトラバース?する形でついていました。つけたばかりのアイゼンはずすの面倒だから、私もトレースを辿ります。ただし、小屋の方はトラバースは避けるようおっしゃってました。
46.キスリング型リュックサック。アウグスト・キスリングはスイスの馬具・袋物職人だったそうです。ちなみに展示物は写真撮影可でした。マナーとして以降の写真はストロボ不使用で撮影しました。
48.「風雪のビヴァーク」で有名な故 松濤明氏の「手帳」。写真では分かりずらいですが「何トカ湯俣迄ト思フモ有元ヲ捨テルニシノビズ、死ヲ決ス」「オカアサン アナタノヤサシサニ タダカンシヤ 一アシ先ニオトウサンノ所ニイキマス」などの文が記されています。涙なくしては読めません。。。
49.金かんじき。日本独自の鉄製滑り止め道具だそうです。新田次郎著「剱岳 点の記」に出てくるので名前は知っていたのですが見るのは初めてです。今の12本爪アイゼンなどには及びもつかない粗末なものです。昔の人はこれで雪山に登ったのか・・・先人の苦労がしのばれます。。。
50.スイスの名工、アルフレット・ベント(2代)作のピッケル。ヒラリー卿やテンジンがエベレスト初登頂で使用したのがベントのピッケルだそうです。同じ村には同じく名工として名高いシェンクも住んでいました。ネットで検索してみたら現在の4代目のピッケルが98,000円でした。。。(俗っぽい話ですいません・・・)
51.門田のピッケル。3代にわたり約5万本のピッケルを製作したそうです。1本1本が職人さんの手作りである事を考えると途方もない数ですが、残念な事に1986年3代目の門田正氏が病に倒れ廃業。ベントもシェンクも門田も唐松岳八方尾根ピストンでヘタッている私には縁遠いものですが、やはり憧れるなあ〜。
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
ズボン
靴下
アウター手袋
予備手袋
防寒着
ゲイター
マフラー
毛帽子
着替え
靴
ザック
サブザック
アイゼン
ピッケル
行動食
水筒(保温性)
ライター
ヘッドランプ
予備電池
常備薬
保険証
時計
サングラス
タオル
カメラ
|
---|
感想
久しぶりの山登り。
雪が少なく、そちらの方は期待はずれだったのですが、好天に恵まれ楽しく歩く事が出来ました。
雪が少なく、五竜も夏道がほとんど出ている様子だったので(雪がある時の五竜は山頂直下が結構怖い、と聞いていましたので)私にも登れるのではないか、もう一泊して、そちらの方にも行ってみようかとも思いましたが、久しぶりの山登りで足がツリ気味だったので他日を期す事にしました。
今回、大町山岳博物館にも立ち寄ったのですが、「風雪のビヴァーク」で有名な故 松濤明氏の「手帳」や、昔の山道具をを見る事が出来て良かったです。
先人の苦労を思えば、多少の環境変化で山から遠ざかっていた自分がお恥ずかしい限りです。
今年になってから転籍という形で勤務先が変わり、そちらの方が大変でなかなか山にも行けませんでした。
そんな訳で5か月ぶり、且つ今年初めての山登りとなりましたが、何とか歩き通せました。
今回の山行で言葉を交わして下さったすべての方にただ感謝です。
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