記録ID: 633309
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積雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍
奥穂高岳 南稜 残雪期
2015年05月02日(土) 〜
2015年05月03日(日)
れむ
その他4人
体力度
5
1泊以上が適当
- GPS
- 31:38
- 距離
- 24.2km
- 登り
- 1,801m
- 下り
- 1,792m
コースタイム
2日目
- 山行
- 10:54
- 休憩
- 2:48
- 合計
- 13:42
天候 | 5/2:晴れ 5/3:晴れのち曇り 午前中から巻雲が出ている状態で昼過ぎより曇り。稜線は一部ガス 予報では5/4は曇りもしくは雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2015年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
今年は例年より融雪が早く、雪は少ない状況だった様子。岳沢小屋の方いわく、5月下旬ころと同等とのこと。 (1)岳沢小屋〜取り付き:取り付きまでは雪面です。特に問題ありませんが、上部にクレバスが発生していました。取り付き部は2段の3mくらいの滝状の岩場ですが、1段目は雪面を巻き、2段目は向かって左側の岩場から巻きました。 (2)取り付き後はしばらく雪壁です。傾斜は45度程度です。朝方は雪が締まっており問題ありませんでした。一部ザレた草付き部もあります。落石に細心の注意が必要です。今回も後続パーティーが連続しており、緊張しました。 (3)大き目の岩山を越えます。ハイマツ帯に踏み跡はありますが、一部不明瞭なところもあります。 (4)その後再度雪面を経由しトリコニー1峰に取り付きます。ここでいったんアイゼンを外しました。トリコニー1峰は基本的に稜線をたどります。2峰とのコルの直前が高度感のある岩場のトラバースになります。ここでルートが良く分からず不安だったこともありロープを出しました。後続パーティーは確保なしで来ましたので、ルートがわかっているようであればロープは不要なのかもしれません。 (5)トリコニー2峰はちょっと登った後は雪面に移動し、トリコニーを離れ雪壁を登ります。その後しばらくは雪壁登りになります。傾斜は45度程度です。気温もあがり、雪が緩んできて不安定感が出てきました。 (6)あとは標高差で200mほどの雪壁と一部の岩場をひたすら登ると、南稜の頭に出ます。南稜の頭から奥穂ピークまではすぐです。 (7)奥穂から小屋までの下りは一気に登山者が増えました。夏と変わらないほどの人出だったように思いました。途中雪壁が2か所ありましたが、深部が非常に硬いいっぽうで表面がグサグサという非常にやりづらい雪で不安を感じました。また、混雑していることもありけっこう危険な状況だったと思います。 (8)奥穂から涸沢まではシリセードであっという間でした。 |
その他周辺情報 | 登山後の温泉はいつものように「ひらゆの森」。 食事は平湯キャンプ場となりの「あんき屋」に初めて行きました。なかなかよかったです。オススメ。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖インナー
ハードシェル
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
防寒着
ゲイター
毛帽子
靴
ザック
ピッケル
ビーコン
ゾンデ
行動食
非常食
飲料
ヘッドランプ
ヘルメット
ハーネス
登攀具
|
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共同装備 |
スコップ
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ツェルト
ロープ(30m
50m)
無線機
ファーストエイド
|
備考 | ズボン+ハードシェルではなく、タイツ+ハードシェルで十分。 |
感想
奥穂南稜に挑戦してきました。当初2泊の予定でしたが、コンディションが非常に良く、かなりの速さで登れてしまったため、そのまま下山しました。今年は雪が少ないようでしたが、結果としてそれが吉と出たようです。また、視界がよかったこともありルートファインディングもうまくいきました。
困難な登攀はありませんが、今回は後続パーティーがあったため、落石を起こさないようにかなりの神経を使いましたがヒヤっとした場面もありました。(同日同時刻ころに前穂北尾根で落石を原因とした死亡事故もあったようです。)
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良い天気と良いメンバーにも恵まれて! 良い山行になりました!! また突撃しましょうー
ありがとうございました。また突撃しましょう !!
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