八ヶ岳(赤岳)


- GPS
- 13:29
- 距離
- 15.2km
- 登り
- 1,411m
- 下り
- 1,453m
コースタイム
- 山行
- 5:14
- 休憩
- 0:01
- 合計
- 5:15
- 山行
- 8:13
- 休憩
- 0:01
- 合計
- 8:14
天候 | 初日・2日目:晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
美濃戸口から行者小屋までは危険箇所なし。 赤岳へのルート、文三郎尾根分岐から先は岩と氷のミックス。アイゼンを岩に引っ掛けないように注意が必要。 竜頭峰直下の雪壁は多くの登山者によりステップがきってあるので、それをたどれば問題なし。 地蔵の頭直下のスノーリッジは慎重に通過すれば問題ないが、風が強かったりしてバランスを崩したりする可能性がある場合は注意が必要。 |
写真
感想
3月21日〜22日の日程で、八ヶ岳の赤岳に登ってきました。
今シーズンは八ヶ岳もだいぶ雪が多いと聞いていたので期待して行ったのですが…
始発の電車で茅野駅に向かい、今回のパートナーである弟と合流し登山口である美濃戸口へ。
美濃戸口につくと正面に南八ヶ岳の山々が見えますが、山肌が白くない…
真っ白な八ヶ岳をイメージしてたのですが、黒い岩が露出しもう残雪期というイメージ。
おそらく数日前からの気温の上昇と雨で雪がだいぶ解けてしまったのでしょう。
美濃戸口にもほとんど雪は残っておらず、雪が解けてぬかるんだ道を進んでいきます。
美濃戸口から1時間ほどで美濃戸山荘へ到着。
ここで昼食をとり本日の目的地である行者小屋を目指します。
南沢に入ると本格的山道に。ここからはまだ雪が残っており、雪道を登っていきます。
所々氷結した部分もあり足が滑ります。登りが急になってきたところで、アイゼンを装着。
雪は多くの人に踏まれて締まっており登りやすい。ただ微妙に辛い登り…
森林帯を抜けると目の前に赤岳が見えました。しかしやっぱり雪は少ない。
やはり今年は雪解けがかなり早いようです。
テント場に着くと既に30張りほどのテントがありました。
良さそうな場所は既にテントが張ってあり、しょうがないのでちょっと高台のほうにテントを張ることに。
テントを張り終え、夕食の準備をしているとアーベントロートで横岳が赤く染まります。
日が沈み夜になると、新月ということもあり満天の星空。
やはり寒く冷えた空気だと星がきれいに見えます。
翌朝は絶好の天気。ルートは文三郎尾根→赤岳→地蔵尾根を予定していました。
しかし!しょっぱなからルートミス(笑)間違って赤岳沢に入ってしまいました。
先行していた赤岳主稜のパーティーのトレースに引っ張られてしまいました。
しかしここ数日は大きな降雪がなかったことと、早朝で雪が締まっていたこともあり、このまま赤岳沢を詰めて文三郎尾根に出ることにしました。
沢を詰めていくとだんだんと傾斜がきつくなり、後半はほとんど雪壁状態。
傾斜は60度ほどあるような感じ。滑落しないように雪を蹴り込みピッケルでホールドしながら慎重に登っていきます。
傾斜はかなりきつく、ピックを雪壁に刺しながら登る箇所も。ダブルバイルのほうが登りやすかったかも。
左手には赤岳主陵が迫力満点に迫ります。
そして雪壁を登りきると文三郎尾根に合流。右手には阿弥陀岳が美しい。
文三郎尾根を登り阿弥陀岳からの稜線との分岐に到着。
正面には権現岳が凛々しい。稜線に出るとやや風が強く吹いていました。
そこから赤岳山頂を目指し最後の登り。岩が多く出てきており、アイゼンを岩に引っ掛けないように慎重に登っていきます。
下から見たときはもっと雪が少ないかと思っていましたが、主要な場所にはまだ多く雪が残っており、アイゼンを利かせる事ができ登るのには問題なし。
そしてようやく赤岳の山頂へ!
山頂からは360度の大展望が。
空気は若干霞んでいて遠くまで見通すことはできなかったですが、風もそこまで強くなく晴れ空の下景色を十分に堪能することができました。
山頂からは権現岳から延びる尾根が見通せます。いつかは積雪期に権現岳〜赤岳の縦走をしたいなぁ。
下りは地蔵尾根で。稜線から地蔵尾根の分岐に着くと、まずはスノーリッジを通過します。
雪が少なくなっていることもあり、雪庇が大きく迫り出していることもなくそこまでの危険はありませんでした。
ただ雪が少ない分表面が硬くなっており、滑らないように慎重に下りる必要がありました。
核心部を過ぎるとあとは樹林帯の下り。1時間ほどでテント場に到着。
昼食をとりテントを撤収し下山開始。
当初は雪の少なさをちょっと警戒していましたが、プチバリエーション的なルートも楽しめ、充実した登山をすることができました。
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