記録ID: 6358453
全員に公開
無雪期ピークハント／縦走
奥多摩・高尾
VR(岩茸オキ尾根）探索して恒例の雲取山初詣、静かな長沢背稜堪能し下山もVR(中尾根)探索
2024年01月08日(月) [日帰り]
shigetoshi
体力度
5
1泊以上が適当
体力度について
- GPS
- 10:02
- 距離
- 25.7km
- 登り
- 2,511m
- 下り
- 2,523m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
日帰り
- 山行
- 8:51
- 休憩
- 1:10
- 合計
- 10:01
6:02
64分
スタート地点
7:23
7:25
35分
大ダワ林道入り口
8:00
8:00
77分
岩茸オキ尾根末端
16:03
計画書での歩行時間は、いつものようにヤマレコらくルートで×0.6で休憩無で設定（らくルートに所要時間がないバリルートは自分の経験からの予想タイム）しましたが、いつもはほぼその時間で歩けるのですが、今回は休憩時間分遅れて行って、歩く時間だけでちょうど計画タイムとなっていて、1時間早くスタートしましたが、水松山でそのアドバンテージがなくなりました。
| 天候 | 快晴 冬型の気圧配置でとても冷え込む、との予報でした。 実際、南面の日当たりでは暖かかった（雲取山避難小屋の日影部分で-2℃、日向は+2℃）ですが、北側の日影（森の中）では午後1時でも-7℃以下で、北風が当たると体感は-10℃以下ととても寒い日でした。PEボトルの水が歩いているうちに凍りました。 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2024年01月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
コースの状況は季節や天気、個人の力量や体調ので変わりますので、ここに記載の内容を参考にしていただくのは大いに結構ですが、鵜呑みにせず、自己判断でお願いします。 詳細は写真とコメントもご参照ください。 1．バリルート；岩茸オキ尾根につて ヤマレコの過去の記録は次の2件のみ（プレミアムプラン機能の地図検索高精度研削モードによる）。とても参考になりました。ありがとうございます。 ➀ヤスさん2022年11月09日(水) https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4899040.html ��NHKさん2017年11月09日(木) https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1309534.html なお、大雲取谷を渡って権衛尾根までは次の自分の記録2015年01月11日(日) も参照しました。 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-574180.html ・全体に；道標はおろか、テープ類やナタメ等の印も一切なく、仕事でも人が入ることがない尾根と思われます。当然ながらずっと自然林ですが、下草や灌木等の藪はなく尾根取り付き部以外は歩きやすいですが、下りでは道迷いに注意です。 ・大ダワ林道の入口から大雲取谷を渡って権衛尾根まで 前回(ちょうど8年前)の自分の記録の通りに歩きました。その時の写真と比べて状況的には、 大ダワ林道の入口；全く変わっていなくてびっくり（黄色い通行不可の表示が増えただけ） ・長沢谷への下り；トラバース道の崩壊は進んでいるように思います。前回はそれほど怖くなかったのですが、今回はかなりビビりました。落ち葉の下の足場を慎重に探し、蹴り込んで踏み固め、崩れないか確認しながら超慎重に体重を移動して一歩一歩滑落しないように進みました。 ・長沢谷の渡渉；前回は橋が架かってなくて飛び石で渡ったと自分で記載してますが、今回はなぜかその橋があり、何無くわたりました。 二軒小屋尾根の乗り越し；道は比較的しっかりしていて特に問題ありません。（落ち葉には埋もれてます。） ・大雲取谷渡渉；全く凍っていなくて水量も少なめで、前回同様に岩伝いに渡れました。（時期によってはできないこともあるかも） ・岩茸オキ尾根への取り付きまで（最大の難所）；大雲取谷の流れのすぐ横の右岸を歩き、権衛尾根が張り出してゴルジュになっている手前で右の権衛尾根へ上がります。やや急な斜面にはっきりした獣道があります。尾根の上は広くなっていて尾根の向うのゴンエ谷へ獣道をたどって下ります。岩茸オキ尾根末端は崖になっていますが、そのゴンエ谷側からその崖を獣道（たぶんカモシカの）がジグザグに登っていますので、これをうまくたどってなんとか尾根の上に登りつきます。踏み外したら転落必至の急斜面なので、足場をしっかり確認し、木や根、岩にしっかりつかまって三点確保が必要です。最後は腰の高さに太い倒木がありますので、ザックを倒木の向う側においてから慎重に潜りました。この崖部分は下りでは使いたくないですね。 ・岩茸オキ尾根の登り；最初は急ですが次第に緩くなります。ほぼずっとしっかりした獣道があり、なるべく尾根を外さないようにこれを選んでたどれば歩きやすいです。富田新道に合流する手前はとても広い斜面になりどこでも歩けるので、下りでは方向に注意が必要です。 2．バリルート；中尾根（水松山から孫惣谷の奥への尾根） 過去に4回歩いています。 ��2015年07月12日(日) https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-675050.html ��2015年08月23日(日) https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-704177.html ��2015年01月11日(日) （上記記録） https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-574180.html ��2022年11月05日(土) https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4882874.html �´↓�は8年前に連続的に行っていて、この時は今回と同じルートを取っていて（�△郎２麁瑛猷執漾↓�は途中から別ルートですが）特に危険を感じていませんでいた。昨年もヤマレコにはいくつか記録があり、夏から秋のはじめにかけては特に問題なさそうでした。 しかし、今回は2か所で難儀し、8年前とは状況が変わっていました。1カ所目は1450m付近。枯れ木で見通しが効くにも関わらず南西へ降りる尾根が地形的に分からず、急斜面を右へ左へトラバースし行ったり来たりして探してしまいしたが、最後はGPSの位置で過去の自分の歩いたラインへ向かって急斜面を降りて行ってようやく尾根を見つけました。ここはスリップしても滑落するほどの急斜面ではなかったのでそれほど危険は感じませんでしたが、2か所目の中尾根から左の谷へ、廃道に従って降りてからがとてもシビアでド緊張を強いられました。谷への下る廃道の下り口には木に巻いた赤テープが目立っていてすぐにわかりました。石垣で作られたトラバース道がジグザグに右の谷底まで降りていてこれを忠実にたどりますが、ここまでは問題ありません。問題は沢を渡って対岸をトラバースし、下流側のゴルジュを高巻くところです。トラバース道の谷川は急な崖になっていますが、道には落ち葉が膝〜太もも位の深さで積もっていて石垣の道が完全に埋まっており、道がどこにあるか分かりません。足探りで落ち葉の下の足場を探したり無い場合は枯れ葉と土を踏み固めて、ずり落ちないように一歩一歩とても慎重に足場固めしながらトラバースしました。この辺りには木も生えてなくて、捕まること路はなく、地面は石や倒木や枝が葉っぱに埋もれていて、落ち葉の腿ラッセルと相まってすんなりとは歩けませんでした。深雪のラッセルトラバースの方がはるかに楽（雪を踏み固めれば足場ができるが落ち葉や土だと崩れる）と思われました。途中1本だけ木が生えていて、これにつかまって安全確保しながら写真を撮りました。なので、ゴルジュ部分の高巻きが終わって谷底に下りついたときは心底ほっとしました。 そのあとの天祖山の石灰採石現場の林道歩き1時間（祝日なのに採石作業やってました）は疲労困憊してへろへろで何とか八丁橋の駐車地点へもどりました。歩きがゆっくりだったので、身体が熱を発せず、とても冷えてしまい、帰宅後風呂に入っても身体の芯の冷えが治らず、ようやく翌日の夜になって本調子の戻りました。 ※本日は冬用の靴底の硬いタイプの登山靴を履いていきましたが、半分凍って硬い土の斜面でも蹴り込んで体重をかけられる程度のステップを作りながら昇降できたのが良かったです。底の柔らかなトレッキングシューズではこうはいかず、滑りやすい土斜面では難儀したと思われます。トレッキングシューズの場合は、軽アイゼンが必要かもしれません。 |
写真
天祖山へのバリルート登り口。この反対側は比較的緩斜面で日原川の谷底まで下ってツバノ尾根へ取り付けそう。
本日はミレーのこの靴。15年以上前に買って主に雪山等で使っていましたが、10年ぶりくらい前のモンブランに行く前に、より保温性の高い新しい厳冬期用靴を買ってから出番がなく、捨てるつもりで物置の奥から引っ張りだしたら意外と使えそうだったので、試しに履いてみました。途中で壊れることも想定し、針金やペンチ等の応急修理道具は持って来てます。結局壊れることなく最後まで歩き通せたので、驚きました。
2
1/8 7:06
本日はミレーのこの靴。15年以上前に買って主に雪山等で使っていましたが、10年ぶりくらい前のモンブランに行く前に、より保温性の高い新しい厳冬期用靴を買ってから出番がなく、捨てるつもりで物置の奥から引っ張りだしたら意外と使えそうだったので、試しに履いてみました。途中で壊れることも想定し、針金やペンチ等の応急修理道具は持って来てます。結局壊れることなく最後まで歩き通せたので、驚きました。
登山道下り口です。黄色い表示が増えただけで、8年前と全く変わってなくてびっくり。
本日のビビりポイントその1(振り返って)。次第に急斜面のトラバースになり、道が土砂や落ち葉で埋もれていて滑落要注意ですた。
8年前はあまり埋もれてなくて、もっとしっかりした道だったのですが。
8年前はかかっていなかったしっかりした橋があってこれまたびっくり。
二軒小屋尾根に向かって大ダワ林道の道跡を辿ります。この辺りは問題なし。
登って来た大ダワ林道。ここはあまり埋もれてなくて道がしっかりしてましたので特に怖くありませんでした。
二軒小屋尾根。もしこの先が難しかったら、ここまで戻って二軒小屋尾根を登ることも考えました。
こっちがその二軒小屋尾根。尾根上は行かず、左下へトラバースする道へ
大ダワ林道を緩やかに下り桟道を渡ると左下から大雲取谷が近づいてきて、沢に降りる踏み跡がありました。ここまでは釣り人がくるのかな。r
1/8 7:47
大ダワ林道を緩やかに下り桟道を渡ると左下から大雲取谷が近づいてきて、沢に降りる踏み跡がありました。ここまでは釣り人がくるのかな。r
濡れた岩は凍っていて滑りやすかったですが、足を濡らさずに渡れました。（振り返って）
右から権衛尾根が張り出しているところの手前でこの斜めの倒木をくぐってその先の権衛尾根へ獣道をだどって登ります
権衛尾根の上から、すぐ隣のこれから登る岩茸オキ尾根をゴンエ谷越しに眺めます。
この尾根末端の崖を登るところが本日のビビりポイントその2でした。黄色い矢印のように登りました。
ゴンエ谷を飛び石で渡り、尾根への取り付きを見上げています。幸いにして、崖をジグザグに登る獣道があり、これをたどりました。
途中、越えてきたゴンエ谷とその向こうの権衛尾根を見下ろしていますが、谷はほぼ真下です。
岩茸オキ尾根に乗る手前で獣道をふさいでいる倒木（振り返って）。ザックを背負っていると越えられないので、ザックだけ先に倒木の向こうに置き、這ってくぐりましたが、崖の一番上だったので、落ちないように要注意でした。
1/8 8:05
岩茸オキ尾根に乗る手前で獣道をふさいでいる倒木（振り返って）。ザックを背負っていると越えられないので、ザックだけ先に倒木の向こうに置き、這ってくぐりましたが、崖の一番上だったので、落ちないように要注意でした。
なるほど、崖にあった獣道はこの方が作ってくれたのですね（崖を住処にするだけのことある）。おかげで登ることができました。ありがとうございます。
1/8 8:07
なるほど、崖にあった獣道はこの方が作ってくれたのですね（崖を住処にするだけのことある）。おかげで登ることができました。ありがとうございます。
振り返って。下は急になるので、先が見えません。下りでは途中で右の沢へ降りた方がいいかも。
今朝、降雪があったようです。日原への道路にもうっすら積もってました
53/54標識のすぐ上側でした。この付近で今日初めて休憩しました。
一昨日富士の眺めを堪能したばかりですが、今日もこんなにはっきり見られるとは思ってませんでしたので、テンションアップ。
素晴らしい展望尾根です。石尾根よりも標高が高いので、よく見えます。富田新道、見直しました。
石尾根縦走路と富士山。石尾根からくると、この小雲取の登りが最後にキツイところですが、その上にでるので精神的に優位かな。
自撮り証拠。今日は雪山用に買った新しいザック、オスプレーのバリアント52です。
雲取山へビクトリーロード！
いつもながら、きびしいバリ踏破の後のこの道は最高です。
いつもながら、きびしいバリ踏破の後のこの道は最高です。
南アと奥秩父の名山たちを左右に従えて大きく聳える飛竜山。干支の山なので今年はいかないとな。
甲斐駒仙丈アップ（何度も来ているけどこれだけはっきり見えたは初めてかな）
雲取山南峰（山梨百名山）登頂。8年前より木が伸びました。そのうち富士山見えなくなるかも。
昨年末登った大岳山と八王子日野方面、我が家もこの中に写っているはず。
森中は日が当たらなくて北風が冷たく、顔が痛いと思ったら、-7.2℃でした。
ここからしばし木の根っこ地獄の急降下、いつ来てもコースタイム縮まりません。
馬酔木の道が播磨を思い出させます。そういえば向あっちを歩いていた時にも長沢背稜を思い出していました。
新しいザックはオスプレーバリアント52です。本体が十分大きいので、脱着可能なトップポケットは外してきました。
縦走路は左折して北側を巻いていきますが、ここは直進して板小屋ノ頭へ
板小屋ノ頭。いつも巻いてしまうのでここは2回目かな。私が好きな必ず立ち寄るすぐ隣の水松山よりもこっちの方がいいですね。
小ピークがたくさんあります。このピークでちょっと休憩し一人作戦会議
計画ではタワ尾根を下る予定でしたが、ここまでで十分満足したので、この何度も歩いた中尾根で孫惣谷の林道へ下山することに変更。
この辺り、広い斜面ではっきりした尾根が分からず、行ったり来たりトラバースしました。8年前に下った時は特に迷わなかったんですが。
広い尾根を適当に下ります。でも左寄りに古い道跡があったのを後で思い出しました（以前はそっちを歩いている）。
ここで天祖山方面へトラバースしていく廃道に出ました。8年前はその廃道を登って怖い目にあいました。
中尾根で唯一のテープ印。ここから左へ廃道をたどって下りましたが、大失敗でした。一昨年登った時は尾根を末端からまっすぐ登っていて、途中かなりの急傾斜だったので、今回は左の谷へ降りる廃道を選んだのですが。
1/8 14:40
中尾根で唯一のテープ印。ここから左へ廃道をたどって下りましたが、大失敗でした。一昨年登った時は尾根を末端からまっすぐ登っていて、途中かなりの急傾斜だったので、今回は左の谷へ降りる廃道を選んだのですが。
この急斜面の落ち葉の中に道があります。何度か通っていて、GPSマップにも登録してあるのでどの辺りに道があるか分かるのですが、初見だと無理。それでも落ち葉に埋もれて道型がまったくわからないので、一歩一歩足探りで進みます。
1
1/8 14:48
この急斜面の落ち葉の中に道があります。何度か通っていて、GPSマップにも登録してあるのでどの辺りに道があるか分かるのですが、初見だと無理。それでも落ち葉に埋もれて道型がまったくわからないので、一歩一歩足探りで進みます。
足探り中を自撮り。お腹当りに下げたGPSが落ち葉に降れるくらい、左足はお尻まで落ち葉に埋まっています。そして右足側はとても急な崖で、踏み外したらアウトです。
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1/8 14:49
足探り中を自撮り。お腹当りに下げたGPSが落ち葉に降れるくらい、左足はお尻まで落ち葉に埋まっています。そして右足側はとても急な崖で、踏み外したらアウトです。
ここは道の下側の石垣が少し見えてますので、その上側を慎重に探っていきます。
降りてきた斜面を振り返っています。右の木に赤テープあり、ここに道があることが分かりました
水が流れ出るトンネル。8年前は足元が完全に凍っていてアイゼンで渡りましたが、今日は問題なし。
今回も無事、車に戻ってきました。お疲れさまでした。
自宅まで1時間半、安全運転で帰りました。
自宅まで1時間半、安全運転で帰りました。
装備
| 個人装備 |
ヘッドランプ
予備電池ライト用＆gps用
カメラ用）
コンパス(時計内蔵＆GPS内蔵)(2)
笛
筆記具
保険証
ティッシュ
ファーストエイド
バンダナ
携帯電話
折りたたみ傘
レインスーツ（ヤッケをかねる）
ストック1本
GPS(ルート登録済)
時計（ｺﾝﾊﾟｽ
高度計）
非常食
防寒具（ダウンジャケット）
カメラ１
アイゼン
スパッツ
針金＆ペンチ＆インシュロック
ココヘリ発信機
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感想
最近、奥多摩の大岳山の西側からのバリルート等で、少し標高差の大きい本格的なバリルート探索を何度か実施していて、バリ探索の楽しさ、達成の充実感はあるのですが、それなりに緊張を強いられて疲れ、精神的にはきついので、今回は比較的短くてそれほど難易度も高くなさそうなバリルートを開拓するつもりでルートを選定しました。
登りに使った岩茸オキ尾根は、尾根取り付き付近までは過去に歩いことがあり、地形図的にはそれほど急でなく岩場もなさそう、先人の2つの記録でも危険そうな記載なく、標高差も前に登った隣の権衛尾根よりも少なく富田新道に合流する、ということで難易度は低いと考えられました。(それでも、標高差600mあるので、播磨のバリとは比較にならないほどですが😅)
下りに使った水松山からの中尾根は、4回も歩いたことがあり、長沢背稜からのエスケープに使える、と考えていた位に容易と思っていました。
しかしながら、実際にはどちら想定外に危険な個所があり、またまた緊張を強いられてしまいました。（詳細はコース状況蘭と写真を参照）
途中で計画を変更し水松山から中尾根で早めに切り上げて下山したので時間的に余裕ができたのは良かったですが、その中尾根で最後にあんなにビビらされるとは思いもよりませんでした。
岩茸オキ尾根を登り切ったあとの富田新道から石尾根での雲取山は、最高の天気で最高のご褒美でした。終始富士山や南アの白銀の峰々を眺めながらの快適な登山道は、稜線漫歩というにふさわしくテンションmaxでした。
久しぶりの長沢背稜も眺めはそれほどないものの、相変わらずの原始的な雰囲気は深山というにふさわしく、とても癒されました（もちろん誰にも会わず、唯一早朝歩いたとみられる一人の踏み跡が雪の上に残っていたのみでした）。
いつもは登山道通りに巻いてしまう板小屋ノ頭に立ち寄りましたが、ここがまた最高の稜線で寄った甲斐がありました。次回からは水松山同様に必ず立ち寄る定番になりそうです。
※今シーズン一番寒い登山でしたが、コース状況蘭に書いた通り下山後に身体の冷えがなかなか回復せず、同様に右足首の古傷が久しぶりに傷みました。最近はほとんど傷まなくなって、調子よかったのですが、やはり寒さには弱いようです。冷えるだけでなく、地面が凍っていて硬く、苦手な舗装路歩き同様に衝撃が大きいこともあるかもしれません。
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