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Yamareco

記録ID: 6444234
全員に公開
山滑走
槍・穂高・乗鞍

鷲羽岳 鷲羽池~南東カールダイレクト

2024年02月08日(木) 〜 2024年02月10日(土)
 - 拍手
体力度
8
2〜3泊以上が適当
GPS
53:51
距離
38.3km
登り
3,294m
下り
3,291m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
11:16
休憩
0:09
合計
11:25
4:23
4:23
28
4:51
4:51
30
5:21
5:21
18
5:39
5:39
49
6:28
6:28
119
8:27
8:28
253
12:41
12:41
5
12:46
12:46
29
13:15
13:15
17
13:32
13:32
56
14:28
14:28
6
14:34
2日目
山行
9:12
休憩
0:56
合計
10:08
4:22
24
4:46
4:48
2
4:50
4:51
6
4:57
5:01
2
5:03
5:03
43
5:46
5:46
43
6:29
6:29
33
7:02
7:02
20
7:22
7:22
105
9:07
9:31
271
14:02
14:19
3
14:22
14:30
0
14:30
宿泊地
3日目
山行
3:54
休憩
0:28
合計
4:22
4:38
52
宿泊地
5:30
5:30
18
5:48
5:48
10
5:58
5:58
7
6:05
6:28
56
7:24
7:25
3
7:28
7:28
4
7:32
7:32
30
8:02
8:03
11
8:14
8:15
11
8:26
8:26
9
8:35
8:35
8
8:43
8:43
3
9:00
9:00
0
9:00
ゴール地点
天候 1日目 晴れのちガス 風弱い
2日目 快晴 日の出前と午後は風強い
3日目 風弱い
過去天気図(気象庁) 2024年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
◎新穂高~林道終点
トレースなし。踝~ブーツラッセル。
帰りはトレースが残っていて板が走った。

◎林道終点~弓折岳
ブーツ~膝ラッセル。南岸の雪は重くて疲れる。
弓折直下は急斜面かつクラスト気味だったのでツボでシートラ。
帰りは沢筋を滑るが激モナカだった。

◎弓折岳~双六小屋
ラッセルから解放された。途中から滑って双六谷に降りて登り返す。双六谷の雪は日射で重い。
樅沢岳側の小屋が冬季小屋で、全く埋まっていなかった。小屋の中は45天くらいまでなら張れそう。
帰りは軽い雪だった。

◎双六小屋~三俣山荘
双六岳はトラバース。暗くてよくわからないまま適当に歩いたので最適ルートとは程遠いと思う。
三俣蓮華からは尾根を少し降ってからドロップ。最高のパウですぐに三俣山荘。

◎三俣山荘~鷲羽岳
鷲羽池の尾根くらいまではシールで登れる。そこからは雪が薄いのでアイゼンでシートラ。鷲羽岳山頂は電波がよく入る。

◎鷲羽岳~湯俣川
第一ラウンド: 鷲羽岳~鷲羽池
軽いパウで最高。鷲羽池からシールで少し登り返して第二ラウンドへ。

第二ラウンド: 鷲羽池~南東カール
地形図で見るより斜度はない。パウが溜まっていて最高。尾根を乗り越えて第三ラウンドへ。

第三•第四ラウンド: 南東カール~湯俣川
第三ラウンドは急斜面。ここからはモナカだったので斜滑降+キックターンで丁寧に降りる。沢に入ると第四ラウンドだが、ここもモナカ。沢は途中から割れていたので左岸側をトラバースしながら降りた。

◎湯俣川~双六小屋
湯俣川は割れていたが、スノーブリッジは豊富で問題なく渡れた。尾根の取り付きが急斜面かつ重い雪で大変だった。ブーツ~膝ラッセルで双六下の台地へ。電波をとるために双六を少し登ってから小屋へ滑る。風でパウダーが溜まっていて最高だった。
その他周辺情報 平湯の森 700円
林道途中に倒木があるが、問題ない
2024年02月08日 04:11撮影 by  iPhone XR, Apple
2/8 4:11
林道途中に倒木があるが、問題ない
ようやく林道終点
2024年02月08日 06:27撮影 by  iPhone XR, Apple
2/8 6:27
ようやく林道終点
弓折岳はまだまだ先
2024年02月08日 07:30撮影 by  iPhone XR, Apple
2
2/8 7:30
弓折岳はまだまだ先
大ノマ乗越。
こっちを通る記録が多いが、弓折経由の方が標高差なくて楽そうなので今回は弓折経由。
2024年02月08日 08:40撮影 by  iPhone XR, Apple
1
2/8 8:40
大ノマ乗越。
こっちを通る記録が多いが、弓折経由の方が標高差なくて楽そうなので今回は弓折経由。
鏡平越しに槍穂が見える。
夏にこの辺を通る時はいつもガスなので感動。
2024年02月08日 10:20撮影 by  iPhone XR, Apple
1
2/8 10:20
鏡平越しに槍穂が見える。
夏にこの辺を通る時はいつもガスなので感動。
弓折山頂。なんかガスってる
2024年02月08日 12:42撮影 by  iPhone XR, Apple
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2/8 12:42
弓折山頂。なんかガスってる
ようやく鷲羽が見えた
2024年02月08日 13:52撮影 by  iPhone XR, Apple
2
2/8 13:52
ようやく鷲羽が見えた
冬季小屋は普通に使える
2024年02月08日 14:35撮影 by  iPhone XR, Apple
2
2/8 14:35
冬季小屋は普通に使える
今日はここまでです
2024年02月08日 14:43撮影 by  iPhone XR, Apple
1
2/8 14:43
今日はここまでです
双六谷
2024年02月08日 14:48撮影 by  iPhone XR, Apple
2/8 14:48
双六谷
2日目朝。
暗くて風も強いので寒い。風上側の左足爪先が痛すぎるので穴を掘ってしばし休む。
2024年02月09日 05:52撮影 by  iPhone XR, Apple
2/9 5:52
2日目朝。
暗くて風も強いので寒い。風上側の左足爪先が痛すぎるので穴を掘ってしばし休む。
三俣蓮華で明るくなった
2024年02月09日 06:54撮影 by  iPhone XR, Apple
2
2/9 6:54
三俣蓮華で明るくなった
黒辺五郎にも日が当たる
2024年02月09日 06:58撮影 by  iPhone XR, Apple
1
2/9 6:58
黒辺五郎にも日が当たる
薬師遠すぎ
2024年02月09日 06:58撮影 by  iPhone XR, Apple
2/9 6:58
薬師遠すぎ
三俣蓮華の山頂から少し下ったところからドロップ。
最高のパウ。
1
三俣蓮華の山頂から少し下ったところからドロップ。
最高のパウ。
鷲羽に向かって滑る
一瞬で小屋まで。
最高の滑走だった。
2024年02月09日 07:20撮影 by  iPhone XR, Apple
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2/9 7:20
一瞬で小屋まで。
最高の滑走だった。
三俣山荘から見る鷲羽。
ここから見る鷲羽が大好きだが、今日は一段と格好良く見える。
米山さんの記録より白くて弥助沢ダイレクトも滑れそう。
2024年02月09日 07:20撮影 by  iPhone XR, Apple
4
2/9 7:20
三俣山荘から見る鷲羽。
ここから見る鷲羽が大好きだが、今日は一段と格好良く見える。
米山さんの記録より白くて弥助沢ダイレクトも滑れそう。
意外とあっさり山頂。難しいところはなかった。
2024年02月09日 09:09撮影 by  iPhone XR, Apple
3
2/9 9:09
意外とあっさり山頂。難しいところはなかった。
肩10回で上から15cmくらいのところが割れたが、大丈夫と判断。
2024年02月09日 09:21撮影 by  iPhone XR, Apple
2/9 9:21
肩10回で上から15cmくらいのところが割れたが、大丈夫と判断。
ということで山頂からドロップする。
1
ということで山頂からドロップする。
鷲羽池に向かって第一ラウンド
2
鷲羽池に向かって第一ラウンド
気持ち良すぎ。
2024年02月09日 09:45撮影 by  iPhone XR, Apple
2/9 9:45
気持ち良すぎ。
鷲羽池から尾根に登り返したところ。
この辺は風が強く、雪がついていない。
山頂からのシュプールが良く見える。
2024年02月09日 10:00撮影 by  iPhone XR, Apple
2/9 10:00
鷲羽池から尾根に登り返したところ。
この辺は風が強く、雪がついていない。
山頂からのシュプールが良く見える。
第二ラウンドの南東カール。
槍に向かって。
2
第二ラウンドの南東カール。
槍に向かって。
ここもパウダーで最高。
2024年02月09日 10:12撮影 by  iPhone XR, Apple
2
2/9 10:12
ここもパウダーで最高。
尾根を乗り越して第三ラウンド。
いい斜度だが、激モナカだった。
尾根を乗り越して第三ラウンド。
いい斜度だが、激モナカだった。
景色は良い。
雪がよければなぁ
2024年02月09日 10:14撮影 by  iPhone XR, Apple
2
2/9 10:14
雪がよければなぁ
第三ラウンド下から。
槍が随分高くなった
2024年02月09日 10:39撮影 by  iPhone XR, Apple
2/9 10:39
第三ラウンド下から。
槍が随分高くなった
斜滑降の跡。
2024年02月09日 10:41撮影 by  iPhone XR, Apple
2/9 10:41
斜滑降の跡。
第四ラウンドの沢は割れている
2024年02月09日 10:57撮影 by  iPhone XR, Apple
2/9 10:57
第四ラウンドの沢は割れている
湯俣川も水が流れている。
スノーブリッジがあってよかった。
2024年02月09日 11:13撮影 by  iPhone XR, Apple
2/9 11:13
湯俣川も水が流れている。
スノーブリッジがあってよかった。
ラッセルゾンビ(※)に半分なりながら登り返す。

※表情が消え思考も停止し目は虚ろになり口は半開きで何も喋らなくなる状態のこと。ビューティフルミルキーマウンテンより引用。
2024年02月09日 12:09撮影 by  iPhone XR, Apple
2/9 12:09
ラッセルゾンビ(※)に半分なりながら登り返す。

※表情が消え思考も停止し目は虚ろになり口は半開きで何も喋らなくなる状態のこと。ビューティフルミルキーマウンテンより引用。
鷲羽が高く見える
2024年02月09日 13:03撮影 by  iPhone XR, Apple
2/9 13:03
鷲羽が高く見える
ここを越えればもう登らなくて良い。
2024年02月09日 13:05撮影 by  iPhone XR, Apple
2/9 13:05
ここを越えればもう登らなくて良い。
双六の斜面も良いパウダーだった
2
双六の斜面も良いパウダーだった
3日目。
予想に反して無風快晴で余裕がある。
2024年02月10日 05:56撮影 by  iPhone XR, Apple
2
2/10 5:56
3日目。
予想に反して無風快晴で余裕がある。
滑走路だけど左の方は雪庇です
2024年02月10日 06:17撮影 by  iPhone XR, Apple
2/10 6:17
滑走路だけど左の方は雪庇です
弓折山頂でちょうど日の出。
鷲羽、双六とはここでお別れ
2024年02月10日 06:44撮影 by  iPhone XR, Apple
2/10 6:44
弓折山頂でちょうど日の出。
鷲羽、双六とはここでお別れ
槍穂もさようなら
2024年02月10日 06:44撮影 by  iPhone XR, Apple
1
2/10 6:44
槍穂もさようなら
抜戸に日が当たるのを見て滑る。
2024年02月10日 06:46撮影 by  iPhone XR, Apple
1
2/10 6:46
抜戸に日が当たるのを見て滑る。
今日もモナカです。
楽しくはない。
2024年02月10日 07:00撮影 by  iPhone XR, Apple
1
2/10 7:00
今日もモナカです。
楽しくはない。
雪さえよければなぁ、でもデブリランドよりましか。
2024年02月10日 07:05撮影 by  iPhone XR, Apple
1
2/10 7:05
雪さえよければなぁ、でもデブリランドよりましか。
斜滑降の跡。
この辺りから知らないトレースがあった。
誰か昨日滑ったのか。
2024年02月10日 07:40撮影 by  iPhone XR, Apple
1
2/10 7:40
斜滑降の跡。
この辺りから知らないトレースがあった。
誰か昨日滑ったのか。

感想





中部山岳スティープスキー100選によると、少なくとも2018までは厳冬期鷲羽岳は滑られていないらしい。暖冬の今年なら晴天が続くタイミングがあるし、滑れるのではないか(これで厳冬期と言ったら厳冬期警察に怒られるかもしれないが)と思い、計画する。
平日に休みをくれた先生と、忙しい中来てくれた後輩に感謝。

不勉強のため今回と同じところを滑っている記録を知らず、仮に鷲羽池〜南東カールダイレクトと名付けたが、誰か残雪期に滑っているのではないか。何かご存知の方がいらっしゃったら是非コメントして欲しい。そもそもカールなのかも自分には判断できない。

また、前述の通りこれが厳冬期鷲羽の初滑降なのではないかと考えているが、これについても記録をご存知の方がいらっしゃったらご教示願いたい。



計画にあたって以下の方々の記録を参考にしました。偉大なる先駆者様に感謝申し上げます。
今井様
米山様
三浦様(中部山岳スティープスキー100選)

先輩が密かに狙っていた厳冬期の鷲羽にご一緒した。スケジュールがあとに詰まっていていくかどうか一瞬迷ったが、行くと決めた判断は正解だった。誘ってくださって本当にありがとうございます!
ラッセルを頑張った果てにパウダーが待っており、素晴らしいルート・タイミングであった。
今回や前回巻機山探索の山行を機に過去記録を参考にしつつ自分でルートを開拓していく山スキーの楽しさにハマってしまった。
これからも計画力、体力、技術の実力を磨いて色々なルートに挑戦していきたい!

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訪問者数:506人

コメント

こんな山行がしたい
2024/2/18 23:40
いいねいいね
1
結局本州来るん?
2024/2/19 7:43
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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