常念山脈(蝶〜燕テント泊縦走→19時間耐久に!)
- GPS
- 32:00
- 距離
- 43.9km
- 登り
- 3,641m
- 下り
- 2,726m
コースタイム
- 山行
- 14:00
- 休憩
- 1:20
- 合計
- 15:20
天候 | 晴れ(稜線強風) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復路:中房温泉(0830)バス1700円−穂高駅ー松本駅(あずさ16号) |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山道の雪渓もだいぶ後退したようで、わずかに大天荘からの下りでいやらしいトラバースと感じる程度。 |
その他周辺情報 | 中房温泉(一泊朝食 一人 税抜き9800円) |
予約できる山小屋 |
蝶ヶ岳ヒュッテ
|
写真
感想
天気予報GOOD!
梅雨明け前に絶好の天気予報。これは土日どこへ行っても混みそうだ。ちょっとずらして計画しましょ! 日曜移動日にあてて、年に数回チャンスがあるかないかのテン泊縦走。蝶ヶ岳〜燕岳の常念山脈へ、いざ!
12日夜行バスで安曇野へ。2330頃歩きはじめる。豊科駅付近のコンビニで食糧調達。テント装備と併せて久しぶりの重量だ。ほりでーゆを過ぎ、林道ゲートに入って手持ちのライトからヘッデンに切り替える。熊さんに出会うのは嫌なので”マイナールート探検隊テーマソング(うたやん勝手に編曲)”、”歩こう〜”を交互に歌いながら歩く。300回ぐらい歌うと飽きてしまった。歌いながら歩くと結構体力も要ることを再認識。0330頃三股P着。20台以上止まっている。前日小屋泊、前泊者と思われるがやはり人気ルートなのだろう。
後着の車の2人組が先行したので熊の心配をせずに出立する。登山口で届を出し、先行者が出立したすきにタイツとアンダーを早着替え。0355案内板には6.4km−5時間30分とあるが ”そんなにはかかんめー” と一人突っ込みを入れてサー行きますか。二人組は蝶・常念どちらに向かったかわからない。ゴジラの木はまだ暗くて携帯ではうつらなかった。未だフラッシュのやり方を調べていなかった俺のミス。まめうち平で休憩。薄茶のタオルの置き忘れがあった。基本忘れ物と思われるものは放置だが、皆さんどうしているのだろう?今度質問コーナーで調べてみよう。
ここから稜線までいろいろな花が楽しませてくれる。名前には詳しくないし、携帯写真なので申し訳ない感じで撮っていくが、電池節約の為いちいち電源の入り切りが面倒くさい。稜線までにすれちがいは8人位だったろうか?小さくなった雪渓の横を通り過ぎ稜線付近になると風がつよくなり、上着をだす。最後に二人組とあって『三股からどのくらいで?』 『4時ちょっと前からなので約4時間でしょうか?』と言葉を交わす。届にざっくり書いた予想通りのタイムだ。テント2張りの横を抜けて蝶ヶ岳の頂上。穂高・槍の展望としては強風を除けば申し分ない天気。かえって大汗をかかずに済むと良い方に考えてヒュッテでサイダーを購入、風下で休憩。
蝶槍で女性ソロとすれ違い、その後常念岳の登り返しまでやはり10人位とちょこちょこすれ違い。樹林帯では小虫に悩まされ立休みもままならない。ライチョウに期待していたのだが、すれちがった女性によると”ライチョウがでると天気が崩れる。見たいけど出てこないでほしい”とのこと。初耳だったが、天気優先は私も賛成だ。ごろごろの岩を詰めあげて祠のある頂上へ。穂高・槍は頭を隠してしまったが、北面は遠くの連なる尾根まですばらしい眺望だ。
景色を堪能したら眼下の常念乗越へ。先行者&登ってくる人も多いので絶対に落石を起こさないようガレガレを下り、常念小屋で炭酸とスポーツドリンク購入。時間&強風の為かテントは見かけず、一休みしたら大天井に向けて歩き出す。ここからは横通岳・東天井岳のピークを踏まないトラバースを行くが私の悪い癖がうずきだす。一人脳内会議の開催だ。だいたいこの時点で8割がた結果は決まってるのだ。
うたやんA:大天井も風強いんじゃない?
うたやんB:だよね。燕まで行く?
うたやんC:降りるって手は?
うたやんA:燕山荘まで4時半なら明るいうちに降りれるな。
うたやんB:大天井踏まないなら。
うたやんC:降りますか!
大天荘ではテント2張りを横目に大天井岳に向かった足を燕岳方面のトラバースにチェンジ!下山を優先する。燕山荘まではアップダウンのある小ピーク群をトラバース含めて歩きとおす。ぽつぽつ10人位とすれ違ったが皆さん大天井までだろうか?3人組の一人に『この時間だと蝶からですか?』と聞かれ、豊科から歩き通しと答えたら呆れられるかもと思い、確かに蝶方面から来たので『えぇ、そうです』とだけ。『頑張ってください、気をつけて』とエールを送られ、少々恥ずかしく感じた。斜面の白砂ではコマクサの群生が見られるが写真撮影は置いといて燕山荘へ。テント場は風の影響なさそうだが既に温泉入る気満々。うたやんZ:何でテント背負ってきたんだ?ホントあほ!(1625)早速下山開始。合戦小屋は片付け最中で挨拶のみ。途中ホシガラスと思われる鳥を見つけ撮影する。模様が不思議で綺麗だ。
1815、無事中房温泉登山口へ下山。早速温泉へ。予約はなかったが部屋は空いていて一泊朝食付きでお願いした。ヌルヌルっとした泉質をたっぷり堪能。翌朝、8時ごろどちらかの高校が合戦尾根を登っていく。これは抜くのもすれ違うのも大変だろうな〜と余計な心配。日程がかち合わなくて良かったー&熱中症にならないようになー、あの人数で小屋がどんな状態になったか誰かレポしてくれないかな〜などと思いつつ、楽しいバスドライバーさんと会話しながら穂高駅へ。この土日は夏山並の人出だったそうだ。松本城を観光してゆっくり帰路につきました。
おバカうたやんのアホレコに目を通された方々、ありがとうございます。
すれ違った方々、道を譲っていただいた方々、挨拶含め一言二言会話していただいた方々、小屋番さん、皆さんお健やかに!
by Utayan
NET山岳会 Haluへの投稿記録
http://scn-net.easymyweb.jp/member/HALU4/default.asp?c_id=212304
なんだか加藤文太郎がやりそうな山歩きのレポを
ありがとうございました。そういうのもありなんだって
興味深く拝見しました。魔が差したら真似するかもしれません。
takahashisunさん、コメントありがとうございます。
加藤文太郎さんについては名前と山関係で有名な人として知っている程度で詳しくありません。そのような有名な方に例えてもらえるのはとてもおこがましい気がしますが、少し調べてみたくなりました。takahashisunさんはナイトハイクをされているようですが人ごみを避けてというところからでしょうか?随時過去レコ読ませていただきます。
追伸
すこーし調べてみましたが、過剰評価が過ぎている感じ。もちろん大幅な世辞含めてととらえておりますよ。本格的な雪山もやってませんし、長期の縦走も。私など初心者です。
ただ、天候含めてチャンスがあれば、白峰三山+鳳凰三山を短期でという計画はあります。
丁寧なお返事をありがとうございます。
ナイトハイクはもともとは夜歩くことになれる訓練ということと
日中時間が取れないということではじめたのですが、
夜ならではの美しさがあることを発見しました。
わかりやすいところでは、町の明かりに邪魔されずに
月明かりで見る富士山とか素敵です。
アプローチの長い山歩きをされているところでは
utayan さんが加藤文太郎的だなと感じた次第です。
19時間の行動時間、44kmの移動距離(それも登山道)は
すごいと思います。
白鳳三山+鳳凰三山、わくわくする縦走です。
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