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Yamareco

記録ID: 679829
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
富士・御坂

富士山(富士宮〜お鉢〜御殿場)

2015年07月18日(土) 〜 2015年07月19日(日)
 - 拍手
GPS
15:53
距離
15.1km
登り
1,411m
下り
2,348m

コースタイム

1日目
山行
2:50
休憩
1:00
合計
3:50
12:59
22
13:21
13:54
39
14:33
14:38
40
15:18
15:28
33
16:01
16:13
36
2日目
山行
5:22
休憩
3:46
合計
9:08
3:30
3:33
44
4:17
4:17
1
4:32
5:06
0
5:06
5:09
0
5:09
5:39
30
6:09
6:10
11
6:21
6:31
30
7:01
7:12
3
7:15
8:04
55
8:59
8:59
15
10:19
10:19
16
10:41
10:45
27
11:12
11:14
25
11:39
11:57
7
12:04
12:11
1
12:12
ゴール地点
※ルートは手描き
天候 18日(土)…五合目小雨〜九合目曇り。雨次第に収まるが風強し。
19日(日)…頂上付近雲中〜八合目以下晴れ。場所により非常に強い風かそれ以上。
過去天気図(気象庁) 2015年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
往路:JR三島駅10:15-12:20富士宮口五合目
復路:御殿場口五合目12:15-12:45JR御殿場駅

富士登山バス・フリーきっぷ(3日間)利用 3,100円
…五合目までの乗り降り自由切符に加え、各駅を結ぶ路線バス利用券1枚付き。下山ルートを変更/間違えた場合でも(運行時間内なら)移動が可能。
コース状況/
危険箇所等
登・下山道共に整備されておりルート自体に危険箇所は無いが、荒天時気を付けたい所は幾つかあり。登山道に残雪無し。

・富士宮ルート
…吉田ルートは異なり序盤から急勾配。岩ゴロの道は湿っていたが谷川の蛇紋岩等と違い滑り易くは無い。八合目上から雲の中へ。八〜九合目で西風強まる。当日は七合目で引き返す人達も居た模様。落石注意看板も見られる。日の出時刻に合わせ山頂まで緩やかな渋滞。

・山頂〜お鉢めぐり
…荒天で神社、売店トイレ等混雑なし。剣ヶ峰も並ばず。馬の背手摺側から横風。大沢崩れ上部先の細尾根、反対側荒巻とその前後、これらは特に風が強く内/外から吹き上げる風で体がもっていかれそうになる。耐風姿勢や時に引き返す判断も必要。雲中で視界は悪い。

・御殿場ルート
…頂上〜七合目ざらついた道。下り六合〜宝永山は強風。山頂より風速はあったように思う。遮る物は無くよく考慮の上進みたい。長い大砂走りは下から上ってくる雲が砂煙を抑えてくれた。砂の中に隠れた石ころに注意。だだっ広い砂斜面が続くので霧が濃い時などは注意が必要。

・奥宮・久須志両社開山、山頂郵便局は銀明館に開設、全山小屋営業。
・登山ポスト…富士宮口*五合目の指導センター(展望デッキ隣)。 *訂正
・お手洗い(確認したもの)…表口五合目レストハウス内、富士宮口五合目公衆トイレ(登山口すぐ上 100円)、各山小屋、山頂公衆トイレ(頂上富士館の裏 300円)、御殿場駅構外階段下

追記
・九合目では酸素(缶)を吸っている人を結構見掛けた。これは高度に加え、当日強風に曝されたことによる体力消耗の影響もあったのではないか。自分も前年の七合目泊では感じなかった倦怠感や食欲不振を、今回は仮眠後に覚えた(普段は寝起きでも割と食べられる)。呼吸法と水分補給、ゆっくり行動でいつの間にか症状は消えた(=身体が慣れた?)が改善しないなら下山と山小屋で考えた。酸素吸入もある程度継続性が必要らしい。

谷口ケイさんによる高山病の考察を参照。
http://www.gendarme.org/cgi-bin/ita/ita.cgi?CONF=kei?DISP=1154915241

追記2(2016.4)
・山小屋は一泊二食付にして朝はお弁当を小屋で食べる事にした(温かいお茶が出る)が、上記の通りなかなか喉を通らず。横を見ると温かい麺類を啜る人達。仮眠後の深夜登頂を目指す前ならうどん等の方が良いかもしれないなと思った記憶。
その他周辺情報 ・御殿場口にトレイルステーション開設中。協力金もここで(1,000円)。手洗い場(靴を洗えるわけではない)あり。
・御殿場駅から徒歩/バスで行ける入浴施設あり。
・駅前には定食屋等。チェーン展開の店が多い印象。休日で閉めている所も。
予約できる山小屋
八合目池田館
御殿場口七合四勺・わらじ館
三島駅から登山バスで富士宮口五合目。
三島駅から登山バスで富士宮口五合目。
満員のレストハウスで準備し、登山届を出して出発。荒天の為か入山料徴収はしておらず。
1
満員のレストハウスで準備し、登山届を出して出発。荒天の為か入山料徴収はしておらず。
今年は御姿見えませんけど、登りますよ〜
今年は御姿見えませんけど、登りますよ〜
六合目で順化を兼ねて昼食休憩。その間天候若干回復。
1
六合目で順化を兼ねて昼食休憩。その間天候若干回復。
お花。今日は登ることに集中。
1
お花。今日は登ることに集中。
間近で見る宝永山。下山時行けたら。 と思ったが甘かった(後述)
間近で見る宝永山。下山時行けたら。 と思ったが甘かった(後述)
3,000m超えました。
3,000m超えました。
下からまた少し雲が。
下からまた少し雲が。
あの辺り(八合目)までは雲が切れている。
あの辺り(八合目)までは雲が切れている。
ちっこいお花が。
1
ちっこいお花が。
見たことあるぞ。左からの向い風に抗いながら進む。
見たことあるぞ。左からの向い風に抗いながら進む。
九合目到着。今夜のお宿。
1
九合目到着。今夜のお宿。
あたたかい食事に感謝。
1
あたたかい食事に感謝。
お腹も満たされ外に出てみると、晴れた。下は雲海だ。
3
お腹も満たされ外に出てみると、晴れた。下は雲海だ。
あれは…影富士?てっぺんの形も綺麗に。
3
あれは…影富士?てっぺんの形も綺麗に。
斜面近くに面白い形の雲。写真展で見たことあるなあ。
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斜面近くに面白い形の雲。写真展で見たことあるなあ。
後光まで差してきた。思わず拝む。
8
後光まで差してきた。思わず拝む。
上層の雲が波打っていて凄い。
4
上層の雲が波打っていて凄い。
完全防寒装備で眺める西の空。
2
完全防寒装備で眺める西の空。
陽が暮れます。来て良かった。
3
陽が暮れます。来て良かった。
夜外に出てみると富士市方面の夜景が。空は雲に覆われ星見えず。
2
夜外に出てみると富士市方面の夜景が。空は雲に覆われ星見えず。
3時ごろの九合目。団体さんが出てくる前にも十人以上は小屋前に居たと思う。
3時ごろの九合目。団体さんが出てくる前にも十人以上は小屋前に居たと思う。
闇夜をゆっくり進む灯り。風は強い。
1
闇夜をゆっくり進む灯り。風は強い。
頂上だ!と途端に元気づく登山者達。
3
頂上だ!と途端に元気づく登山者達。
富士山頂上、浅間大社奥宮に到着。5時開社、参拝。
2
富士山頂上、浅間大社奥宮に到着。5時開社、参拝。
僅かの間、姿を現してくれたお日様。
3
僅かの間、姿を現してくれたお日様。
馬の背を登り測候所のドーム。山の日フォーラムでお話伺ったなあ。
馬の背を登り測候所のドーム。山の日フォーラムでお話伺ったなあ。
剣ヶ峰、登頂。一年越しの願いが叶いました。
5
剣ヶ峰、登頂。一年越しの願いが叶いました。
二等三角点さんも忘れずに。
二等三角点さんも忘れずに。
日本最高地点らしい。
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日本最高地点らしい。
あまり見向きをされていなかった電子基準点。GPS見てる人、こっちですよ〜
2
あまり見向きをされていなかった電子基準点。GPS見てる人、こっちですよ〜
お鉢行ってきます。剣ヶ峰を見上げて。
お鉢行ってきます。剣ヶ峰を見上げて。
大きな噴石にここが火口の近くだと認識させられる。
大きな噴石にここが火口の近くだと認識させられる。
細い尾根上、風の通り道。通るというか走り抜けている。
1
細い尾根上、風の通り道。通るというか走り抜けている。
ケルンを見つけるとホッとする。
ケルンを見つけるとホッとする。
金明水に寄ってみる。丸い井戸?は蓋がされていた。登り返し有。
金明水に寄ってみる。丸い井戸?は蓋がされていた。登り返し有。
一年ぶりの吉田口頂上。
一年ぶりの吉田口頂上。
今年は"冨士"を入れて撮る。久須志神社参拝。
2
今年は"冨士"を入れて撮る。久須志神社参拝。
余裕が無かった前回を思い出す須走頂上の石柱。
余裕が無かった前回を思い出す須走頂上の石柱。
姿勢を低く通過した荒巻を振り返って。風除けの石組み助かる。
姿勢を低く通過した荒巻を振り返って。風除けの石組み助かる。
銀明水。火口内は今年も見えず。
銀明水。火口内は今年も見えず。
一周して参りました。無事登拝出来たことに感謝。
1
一周して参りました。無事登拝出来たことに感謝。
下ります。御殿場へ。
下ります。御殿場へ。
ゴロゴロと。落さぬよう注意しながら。
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ゴロゴロと。落さぬよう注意しながら。
雲の切れ間から山中湖。こちらからだとあんな形に見えるのか。
雲の切れ間から山中湖。こちらからだとあんな形に見えるのか。
七合九勺。気温上がる。
七合九勺。気温上がる。
視界が開ける。
上はまだ雲の中。
1
上はまだ雲の中。
交差するブル道と下山道。間違う事はない、晴れていれば。
交差するブル道と下山道。間違う事はない、晴れていれば。
空の上から下りていく感覚。
空の上から下りていく感覚。
一寸考え、宝永山へ。
1
一寸考え、宝永山へ。
馬の背。ここから片道10分の宝永山頂が遠い。画像では伝わらないが突風が吹き荒れている。
1
馬の背。ここから片道10分の宝永山頂が遠い。画像では伝わらないが突風が吹き荒れている。
大人しく大砂走りへ戻る。砂の斜面と雲のコントラストは平衡感覚を失いそうになる。
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大人しく大砂走りへ戻る。砂の斜面と雲のコントラストは平衡感覚を失いそうになる。
山腹から見上げる頂上の笠雲。
山腹から見上げる頂上の笠雲。
次郎坊は雲の中。
次郎坊は雲の中。
雲を抜け下界へ。こんな所に金剛杖の落し物が。
雲を抜け下界へ。こんな所に金剛杖の落し物が。
南に柔らかな曲線の二ツ塚(双子山)。
南に柔らかな曲線の二ツ塚(双子山)。
オンタデ
大石茶屋。ゴールは近い。
大石茶屋。ゴールは近い。
かき氷(みぞれ)
2
かき氷(みぞれ)
御殿場口新五合目に下山。皆さんお疲れさまでした。
御殿場口新五合目に下山。皆さんお疲れさまでした。
御殿場駅前の食堂、暖簾くぐったら他にも登山客が。かつ丼で〆。
3
御殿場駅前の食堂、暖簾くぐったら他にも登山客が。かつ丼で〆。
下山口で協力金払ったら隣のブースで携帯充電器頂いた。
3
下山口で協力金払ったら隣のブースで携帯充電器頂いた。
頂上で御朱印と刻印の木札拝領。お蔭様で怪我無く帰って来れました。
4
頂上で御朱印と刻印の木札拝領。お蔭様で怪我無く帰って来れました。

装備

個人装備
雨具 ヘッドライト 地図 コンパス 非常食 救急キット エマージェンシーシート スマホ コンデジ ミニ三脚 充電器 予備電池 ソーラーライト 防寒具 帽子 サングラス 手袋 下着靴下予備 トレッキングポール1本 スパッツ 水筒 カイロ マスク耳栓 ツェルト 手拭い 行動食 水2l
備考 ・食事は5合目と9合目、軽食を山頂の山小屋でとった。
・初日は長Tに雨具上下、2日目は+中間着とタイツ。山小屋ではダウン着用。
・帽子と日焼け止めは曇りでも必須。虫除けは必要ない(五合目から登るなら)。
・砂走り対策としてマスク(タオル手拭い等)、スパッツ、ザックカバー有効。
・帽子留めを忘れ反省。フードやタオルで抑え対応。
・眼鏡/サングラスに曇り止め推奨。

感想

剣ヶ峰に登拝を果たす意志で臨む富士山。
二度目の富士登山は精神・身体的に行動に余裕が持てた。
とは言え荒天と言える天候だったのは確か。自戒を込め記録。

自分は六合目と元祖七合で行けると判断し登ったが、
仮に富士山が初めての人にどうかと尋ねられたら、勧めはしないだろう。
お鉢も風は強かったが寧ろ宝永山。安全に確信が持てなかったので回避。
プリンスルートでまた来ればいいと思えた。

九合目からの雲、影富士は素晴らしかった。
高野山で学んだ呼吸法を富士山で実践、気怠さ改善。
奥宮で無事登頂のお礼。剣ヶ峰に立てた喜び。

山頂トイレの管理人さんが気さくな方、ここ3日寂しかったと。
登りで出会った山口から来られた方、お山の全体像見られたかな。
約束の金剛杖は父が喜んでくれた。棺桶に持ってくそうだ。

誰かが言っていた修行の様だと。
今年も貴重な経験をさせてくれた富士山に感謝。

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