記録ID: 681783
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍
西穂高岳ー<ジャンダルム>ー奥穂高岳 縦走 7月・雨天
2015年07月18日(土) 〜
2015年07月19日(日)


体力度
6
1〜2泊以上が適当
- GPS
- 20:51
- 距離
- 25.5km
- 登り
- 2,215m
- 下り
- 3,054m
コースタイム
2日目
- 山行
- 10:01
- 休憩
- 2:38
- 合計
- 12:39
距離 21.7km
登り 1,971m
下り 3,008m
17:54
ゴール地点
◆計画
1日目 西穂山荘にベースキャンプ設置
2日目 奥穂までアタックして、日帰りピストンで西穂まで戻る。
3日目 予備日
こんなかっこいい計画は、悪天候にふっとんでしまいました。
◆結果
1日目 西穂山荘にベースキャンプ設置
2日目 どうにか奥穂に辿りついたものの、ガス+豪雨のなかでは西穂まで戻る度胸も技術もなし・・・
降参して「穂高岳山荘から白出沢へエスケープするぞ」と、逆層スラブのあたりで既に腹は固まっていたのだった。
3日目 ロープウェイで再度、西穂山荘へあがり、マイテント回収へ。
そこで見たものは、嘘のような青空だった!(涙)
1日目 西穂山荘にベースキャンプ設置
2日目 奥穂までアタックして、日帰りピストンで西穂まで戻る。
3日目 予備日
こんなかっこいい計画は、悪天候にふっとんでしまいました。
◆結果
1日目 西穂山荘にベースキャンプ設置
2日目 どうにか奥穂に辿りついたものの、ガス+豪雨のなかでは西穂まで戻る度胸も技術もなし・・・
降参して「穂高岳山荘から白出沢へエスケープするぞ」と、逆層スラブのあたりで既に腹は固まっていたのだった。
3日目 ロープウェイで再度、西穂山荘へあがり、マイテント回収へ。
そこで見たものは、嘘のような青空だった!(涙)
天候 | 小雨 のち 大雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
<各通過地点の所感> 7月18日 ◆最終ロープウェイを利用して西穂山荘まで登り、テント泊。この時点で雨。 7月19日 ◆西穂山荘〜独標〜西穂高岳 前回来た時は好天だったため、独標の登りで大渋滞だったが、今回は爽快なほどガラガラでした。(この天気じゃ当たり前か)危険箇所は特になし。 ◆〜間ノ岳 暗いガス曇りのなかは徐々に湿気を帯び、メガネが結露して視界が悪い。 ルートのマーキングは豊富で、薄いガスの中でも辿ることができた。 特徴として、だんだん浮石が多くなってくる。 ◆〜天狗岩 天狗の手前、濡れた逆層スラブの岩はとても滑りやすく怖かった。雨の瓦屋根の上にいるようなもので、一度でも滑ると、止まる方法はもう思いつかない。 特に上部の鎖を登りきったところにある斜めのスロープは、乾いていればそうでもなさそうだが、ズルッとなったら掴む場所がなく、とても緊張した。何とか登れたが、この天候では、ここを下るのはさらに難易度が高いと思われる。 ◆〜ジャンダルム マーキングが減って、ルート探しが困難になってくる。 道はさらに険しくなり、既に道というよりただの岩稜になる。 西穂側からジャンダルムの基部につくと、左:ジャンダルム、右:奥穂と分岐する。帽子の縁を歩く感じだが、ここもまた雨に濡れて滑るので要注意だった。 ジャンダルム頂上からは、いったん西穂側へ戻り、先ほどの分岐から奥穂へ向かった。 ◆〜馬の背 思ったより急峻で鋭角で驚いた。 一歩ずつ焦らずいくと、ホールドもしっかりあり、意外と落ち着いて越えられた。西穂側からいくと、取り付きからすぐの登り2段までが核心で、そのあとは岩稜歩きに変わる感じだった。 ◆〜奥穂高岳〜穂高岳山荘 ややこしいところを通過したと安心する間もなく、雨足がどんどん強くなる。 途中のロバの耳付近は、鎖やハシゴがあるので安心だった。 ◆〜白出沢 ひたすら長いガレた沢の下りである。上部は階段状に丁寧に岩を並べた登山道があり、歩きやすい。途中、ながい雪渓を下る場面があり、滑落に十分注意が必要。 下部は水流を高巻くように登山道が切ってあり、鎖も出てくる。雨天では滑りやすいので注意。 |
写真
しかし私は、今日は装備回収だけ、と割り切って、一杯やってしまいました。(昨日から濡れたままの靴は・・・よかった匂ってない!
このあと山荘でゆるりとして、西穂ラーメンを食す!
うっまかった!
このあと山荘でゆるりとして、西穂ラーメンを食す!
うっまかった!
撮影機器:
感想
昨年も海の日に西穂に来て、初めて天狗岩まで行った感動が忘れられず、「いつかは奥穂まで縦走したい」と目論んでいました。
「天候が違うと、一度行った山でもまったく別の山になってしまう」と、どっかの本に書いてありました。天候のよい日にはなんでもなかったところが、雨で濡れていると、とんでもない恐怖の対象になっていたりと、本当に言葉どおりでした。
濡れた逆層スラブが、現在の私の限界点です。あれは降りるの無理 _(:3」∠)_
結果として天気に恵まれず、眺望が全くなかったのは残念でしたが、
しかし念願のジャンダルムや馬の背を、この身で歩くことができたのは、何にも代えられない収穫でした。
西穂はいま個人的に最も好きな山です。やはり晴れた日に、もういちど行きたいなあ!
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ノムさんこんにちは!!お久しぶりと思ったらこんな楽しそうなとこ行って!!
西穂山荘からいきなり間ノ岳、天狗岳、おジャンダルム、の写真のトび方にかなりの集中を要した難コースだったのだろうと思いました。ご無事でのお戻り、なによりです。
ノムさんが明けさせてくれた梅雨に感謝しながら来週逆回りでペタペタと行ってこようと思います!!
かっぱちゃんありがとう!
写真は霧雨のせいで、メガネは曇るわザックは降ろせないわ永遠に三点支持だわでカメラ持つチャンスがなかったっす
いやもちろん技術的にも「100年早いわ」と言われそうな、一見さんお断りな雰囲気がムンムンでした
しかしあのガスの中でも、岩稜の迫力は全身にドカーンと浴びる感じで、振り返ってみればすごく楽しくて、一歩一歩が気持ちよかったー
あれを逆周りで行くですか!自分だったら馬の背の下りとか、もう貧血起こしそうです・・・
お気をつけてください〜。スカッと晴れたらいいね!
ノムさんこんにちはー(・∀・)ノ
しっかしヤバイ計画たてますね。
天気良くても絶対やだな。
雨の逆層スラブ、たしかに怖そう。
ジャン、久しく行ってないですが、天気悪い日はやだな。
えの隊長、こんばんわ!
天狗岩の先は初めてなので、歩いて無理なら必ず引き返すつもりでした。
意外に手脚が動いて、自分でも驚きです。
西⇔奥往復計画は、時間配分的にはいけなくもなさそうと思ってましたが、まず緊張の連続で、先に心が折れますね・・・
_(:3」∠)_
しかし、また行くか?と聞かれたら、ぜひ行きたいコースでした(片道、晴れ限定で!
いやいや、計画のやばさレベルでは隊長にはかないませんよ!
こないだの、ぐるっと高尾70km計画とか!(フフフ
参考となるレコありがとうございます。
8月中旬に同じルートを計画中です。
白出沢の雪渓はアイゼンやピッケルを使用する状況でしたか?ご教示下されば助かります。
yari-tsurugi
yari-tsurugiさんはじめまして!
白出沢の雪渓は、7/19現在で、沢全体を覆っている箇所があり、100m程度、踏まなくては進めない場所がいくつかありました。
雪渓を無理に避けて沢端を進むと、「足元を崩す→上から落石」の危険度のほうが高いと思われました。(当日は豪雨だったので)
雪渓にはところどころ石が転がっており、それらを踏みながら下降しました。
私はストックのみで、ピッケルやアイゼンは使いませんでしたが、軽アイゼンがあれば安心だったかと思われます。
この日の雪は、踏み抜くようなものではなく、かかとを強く蹴り込んで、少しへこむ位の硬さでした。
状況は日々変わることと思われますが、ご参考になれば幸いです。
どうぞお気をつけて!
丁寧なアドバイスありがとうございましたm(_ _)m参考とさせていただきます(^ ^)
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