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Yamareco

記録ID: 682177
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
剱・立山

剱岳山頂でマイマイカブリと出会う

2015年07月18日(土) 〜 2015年07月21日(火)
 - 拍手
urocerus その他1人
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
18:40
距離
19.9km
登り
1,939m
下り
1,880m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
3:48
休憩
1:05
合計
4:53
10:12
6
10:18
7
10:25
10:28
18
10:46
10:48
9
10:57
10:59
11
11:10
11:23
2
11:25
11:37
100
13:17
13:50
75
2日目
山行
0:10
休憩
0:00
合計
0:10
3日目
山行
5:04
休憩
3:18
合計
8:22
4:51
26
5:17
5:24
30
5:54
6:06
57
7:03
7:26
14
7:40
7:56
21
8:17
8:29
1
8:30
8:50
10
9:00
9:02
8
9:10
9:35
8
9:43
9:49
11
10:00
10:20
4
10:24
10:39
31
11:10
11:17
3
11:20
11:41
37
12:18
12:28
22
12:50
12:52
21
13:13
4日目
山行
3:40
休憩
0:34
合計
4:14
6:49
6:59
89
8:28
8:36
2
8:38
8:49
11
9:00
9:01
8
9:09
9:10
19
9:29
9:30
9
9:39
9:41
4
9:45
天候 18日: 大嵐, 19日:曇りがち, 20日:晴れ, 21日: 快晴
過去天気図(気象庁) 2015年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
往路:富山から室堂への直通バス(要予約)3100円。
復路:室堂からバスで美女平まで、ケーブルカー経由で立山から電鉄富山 3630円+300円(手荷物)
コース状況/
危険箇所等
雪渓は晴れていればアイゼン無しでも平気でしたが、18日のような大荒れの天気のときは滑りやすいのでアイゼンを履くのがよいでしょう。
予約できる山小屋
雷鳥沢ヒュッテ
剱澤小屋
剣山荘
登山届けを出して階段を登る。天候はまったく期待できない。
2015年07月18日 09:28撮影 by  FinePix F10 , FUJIFILM
7/18 9:28
登山届けを出して階段を登る。天候はまったく期待できない。
こんなに風と雨が吹きすさんでいるというのに大勢の方が山へと向かっている。すごい。
2015年07月18日 10:25撮影 by  FinePix F10 , FUJIFILM
1
7/18 10:25
こんなに風と雨が吹きすさんでいるというのに大勢の方が山へと向かっている。すごい。
時折、火山ガスが漂い鼻をツンと刺す。
2015年07月18日 10:40撮影 by  FinePix F10 , FUJIFILM
7/18 10:40
時折、火山ガスが漂い鼻をツンと刺す。
雷鳥沢から剣御前小屋へと登る。強風でザックが持っていかれそうになるのをこらえながら歩を進める。
2015年07月18日 11:57撮影 by  FinePix F10 , FUJIFILM
1
7/18 11:57
雷鳥沢から剣御前小屋へと登る。強風でザックが持っていかれそうになるのをこらえながら歩を進める。
イワハゼ
2015年07月18日 12:05撮影 by  FinePix F10 , FUJIFILM
7/18 12:05
イワハゼ
剣御前小屋から剣沢キャンプ場へと向かう。霧で視界はゼロ。雪渓を渡る場所で方向を見失う。
2015年07月18日 13:54撮影 by  FinePix F10 , FUJIFILM
7/18 13:54
剣御前小屋から剣沢キャンプ場へと向かう。霧で視界はゼロ。雪渓を渡る場所で方向を見失う。
パイプに沿って道を下るとキャンプ場へと着いた。人影が見えるも霧が覆い隠している。
2015年07月18日 14:53撮影 by  FinePix F10 , FUJIFILM
7/18 14:53
パイプに沿って道を下るとキャンプ場へと着いた。人影が見えるも霧が覆い隠している。
強風の中テント設営。強風と叩きつける雨で眠れない。一睡もできず夜が明ける。
2015年07月18日 19:07撮影 by  FinePix F10 , FUJIFILM
2
7/18 19:07
強風の中テント設営。強風と叩きつける雨で眠れない。一睡もできず夜が明ける。
天候は回復しそうにないので剣沢山荘で停滞することに。乾燥室に濡れたものを吊るして一心地つく。
2015年07月19日 11:52撮影 by  FinePix F10 , FUJIFILM
7/19 11:52
天候は回復しそうにないので剣沢山荘で停滞することに。乾燥室に濡れたものを吊るして一心地つく。
明日は晴れるといいのだが。
2015年07月19日 17:11撮影 by  FinePix F10 , FUJIFILM
7/19 17:11
明日は晴れるといいのだが。
翌朝、3時から炊飯。結構な人がすでに出発している。
2015年07月20日 03:08撮影 by  FinePix F10 , FUJIFILM
7/20 3:08
翌朝、3時から炊飯。結構な人がすでに出発している。
山道に瞬くランプ。
2015年07月20日 04:07撮影 by  FinePix F10 , FUJIFILM
2
7/20 4:07
山道に瞬くランプ。
用意を整えて出発。山頂に雲がかかっているが、もちこたえそう。
2015年07月20日 04:41撮影 by  FinePix F10 , FUJIFILM
7/20 4:41
用意を整えて出発。山頂に雲がかかっているが、もちこたえそう。
剣沢小屋と剣山荘の間にある雪渓を渡る。
2015年07月20日 04:47撮影 by  FinePix F10 , FUJIFILM
1
7/20 4:47
剣沢小屋と剣山荘の間にある雪渓を渡る。
剣山荘に到着。
2015年07月20日 05:08撮影 by  FinePix F10 , FUJIFILM
7/20 5:08
剣山荘に到着。
剣山荘で準備を整える人々。
2015年07月20日 05:15撮影 by  FinePix F10 , FUJIFILM
7/20 5:15
剣山荘で準備を整える人々。
剣山荘を出てすぐ2つの雪渓を渡る。
2015年07月20日 05:34撮影 by  FinePix F10 , FUJIFILM
7/20 5:34
剣山荘を出てすぐ2つの雪渓を渡る。
イワツメクサ
2015年07月20日 05:50撮影 by  FinePix F10 , FUJIFILM
1
7/20 5:50
イワツメクサ
石楠花が綺麗。
2015年07月20日 05:51撮影 by  FinePix F10 , FUJIFILM
7/20 5:51
石楠花が綺麗。
車百合も美しい。
2015年07月20日 05:58撮影 by  FinePix F10 , FUJIFILM
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7/20 5:58
車百合も美しい。
2015年07月20日 06:10撮影 by  FinePix F10 , FUJIFILM
7/20 6:10
イワベンケイ
2015年07月20日 06:18撮影 by  FinePix F10 , FUJIFILM
1
7/20 6:18
イワベンケイ
市街をはるかに臨む
2015年07月20日 06:51撮影 by  FinePix F10 , FUJIFILM
7/20 6:51
市街をはるかに臨む
2015年07月20日 06:56撮影 by  FinePix F10 , FUJIFILM
3
7/20 6:56
2015年07月20日 07:28撮影 by  FinePix F10 , FUJIFILM
7/20 7:28
雲に入った模様。カニのタテバイ。
2015年07月20日 08:27撮影 by  FinePix F10 , FUJIFILM
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7/20 8:27
雲に入った模様。カニのタテバイ。
山頂に到着。
2015年07月20日 09:00撮影 by  FinePix F10 , FUJIFILM
7/20 9:00
山頂に到着。
山頂にて記念撮影。嬉しい。
2015年07月20日 09:04撮影 by  FinePix F10 , FUJIFILM
6
7/20 9:04
山頂にて記念撮影。嬉しい。
2999mの高山帯でマイマイカブリを発見。正直驚いた。
2015年07月20日 09:07撮影 by  FinePix F10 , FUJIFILM
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7/20 9:07
2999mの高山帯でマイマイカブリを発見。正直驚いた。
カニのヨコバイ。落っこちないよう気をつける。
2015年07月20日 10:00撮影 by  FinePix F10 , FUJIFILM
2
7/20 10:00
カニのヨコバイ。落っこちないよう気をつける。
2015年07月20日 10:07撮影 by  FinePix F10 , FUJIFILM
1
7/20 10:07
タカネヤハズハハコとヨツバシオガマ
2015年07月20日 10:48撮影 by  FinePix F10 , FUJIFILM
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7/20 10:48
タカネヤハズハハコとヨツバシオガマ
2015年07月20日 11:20撮影 by  FinePix F10 , FUJIFILM
1
7/20 11:20
星と剱岳
2015年07月21日 03:32撮影 by  FinePix F10 , FUJIFILM
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7/21 3:32
星と剱岳
支度して下山。剱岳は快晴。今日登る人はいい眺めでしょうね。
2015年07月21日 04:59撮影 by  FinePix F10 , FUJIFILM
2
7/21 4:59
支度して下山。剱岳は快晴。今日登る人はいい眺めでしょうね。
剣沢キャンプ場。18日とは違い視界良好。迷う要素が一個も見当たらない。霧が出るだけであんなことになるとは。
2015年07月21日 05:26撮影 by  FinePix F10 , FUJIFILM
7/21 5:26
剣沢キャンプ場。18日とは違い視界良好。迷う要素が一個も見当たらない。霧が出るだけであんなことになるとは。
さようなら剱岳。
2015年07月21日 05:59撮影 by  FinePix F10 , FUJIFILM
3
7/21 5:59
さようなら剱岳。
剣御前小屋が見えてきた。
2015年07月21日 06:13撮影 by  FinePix F10 , FUJIFILM
1
7/21 6:13
剣御前小屋が見えてきた。
剣御前小屋から室堂を臨む。
2015年07月21日 06:46撮影 by  FinePix F10 , FUJIFILM
1
7/21 6:46
剣御前小屋から室堂を臨む。
雷鳥沢到着。雪解け水が清澄に流れる。
2015年07月21日 08:26撮影 by  FinePix F10 , FUJIFILM
7/21 8:26
雷鳥沢到着。雪解け水が清澄に流れる。
雷鳥沢野営地から剣御前小屋を臨む。たくさんの人々がテントを張っている。
2015年07月21日 08:40撮影 by  FinePix F10 , FUJIFILM
7/21 8:40
雷鳥沢野営地から剣御前小屋を臨む。たくさんの人々がテントを張っている。
室堂まで続く階段。息が上がる。
2015年07月21日 08:59撮影 by  FinePix F10 , FUJIFILM
7/21 8:59
室堂まで続く階段。息が上がる。
硫黄ガスで染まる雪渓。
2015年07月21日 09:07撮影 by  FinePix F10 , FUJIFILM
7/21 9:07
硫黄ガスで染まる雪渓。
みくりが池。水面に映える山が美しい。
2015年07月21日 09:24撮影 by  FinePix F10 , FUJIFILM
7/21 9:24
みくりが池。水面に映える山が美しい。
電鉄富山駅を降りてポートレイルに乗って岩瀬浜に向かう。海水浴場から立山方面を撮影。
2015年07月21日 14:36撮影 by  FinePix F10 , FUJIFILM
7/21 14:36
電鉄富山駅を降りてポートレイルに乗って岩瀬浜に向かう。海水浴場から立山方面を撮影。
撮影機器:

装備

備考 荒天の雪渓渡りではアイゼンを持って行ったほうがよかった。防水対策にシュラフカバーを持っていくべきだった。レインパンツと靴が浸水。

感想

[18日]
室堂に着いた時点で雨。用意を整えて出発。雷鳥沢に近づくにつれ風雨が強まっていく。途中、すれ違った方が剣御前小屋では風が強いので気を付けるようとの助言をもらう。雷鳥沢から剣御前小屋へと登り始めると強い風にザックが振られる。剣御前小屋の稜線に出ると突風と雨が横から叩きつけてくる。急いで荷物を小屋の前に置き、小屋でココアをいただく。生き返る。剣沢キャンプ場へと向かうが霧で視界がまったく利かない。ガイドロープやピンク旗を目印に進むも雪渓が出てきて方向を見失う。ピンク旗に従うとトラバースするようにみえたがこれは間違いだった。前にいるパーティも後ろから来るパーティも方向を見失ってるようであった。相方のGPSを頼りに雪渓を下ると水を通すパイプが出てきた。これを辿るように下ると霧の中から突然テントが見えてきて驚いた。霧で視界は数mぐらいまでになっていたのだろうか。小屋の客は多いと聞いたので今日は頑張ってみようかということで強風と雨の中でテントを設営。この強風と雨は翌朝まで続く。一睡もできずに朝を迎えることになった。
[19日]
朝、風雨は相変わらず続いている。少し弱まったのを見計らって撤収し、剣沢小屋で停滞することを提案し向かう。濡れた衣服や靴、ザックを乾燥室で乾かす。ジェットヒーターのおかげでみるみる乾いていく。温水シャワーを浴びて体は温もった。天候は徐々に回復していくので明日は晴れることを期待して就寝。
[20日]
外は晴れている。剱岳に雲がかかっているが雨までは降っていないようだ。腹ごしらえをしてアタックザックの中身を確認し、剱岳登頂を開始する。風の吹き上げてくる部分に出ると強風が叩きつけてくるのでソフトシェルのフードを被り対処する。一服劔から前劔の間は浮石が多いので気を付ける。前劔からチェストハーネスを付けて不安な鎖場でカラビナを掛ける。18,19日の天候もあってか人は少なく渋滞はまったく発生しない。落ち着いて岩場をこなして山頂に到着。雲がかかっていて周りの展望はよろしくない。山頂の神社にお参りしてから写真を撮る。山頂でぼーっとしていると岩の隙間からマイマイカブリが顔を出してきた。カタツムリは標高4000mまで生息しているそうなのでマイマイカブリも生息可能なのだろうか。休憩を終えて下山を開始する。前劔から一服劔の浮石は下りになるとさらに緊張する。一度、小規模な落石を起こして肝を冷やした。気を付けないと。一服劔と剣山荘間の2か所の雪渓を越え、剣山荘と剣沢小屋間の雪渓を越えて剣沢小屋に到着。翌日、室堂へ向けて下山することにし、もう一泊する。
[21日]
快晴。山頂の社がはっきりと見える。今日登るひとは良い展望に恵まれることだろう。剣沢小屋を出発して剣御前小屋へと向かう。18日とは違い視界は良好。迷う要素などまったく見当たらない。改めて霧の怖さを思い知る。雷鳥沢の野営地に降りると色とりどりのテントがひしめいている。今日はキャンプするには良い日和だ。室堂までの階段は息が上がってつらい。通り過ぎるみくりが池に山が映えて美しい。往路ではなぜか気が付かず通り過ぎていた。室堂に到着した後はバスとケーブルカー、電車に乗り富山駅へと向かう。高速バスに乗るまで時間が空いたのでポートレイルに乗り岩瀬浜の海岸へと遊びに行った。日本海の景色はやはり美しい。18、19日にはどうなることかと思ったが、剱岳登頂を果たすことができてよかった。

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技術レベル
3/5
体力レベル
5/5

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