鳳凰三山〜夜叉神→白鳳峠 一期一会〜70代のご夫婦と2700mの稜線歩き〜


- GPS
- 32:07
- 距離
- 18.7km
- 登り
- 2,204m
- 下り
- 2,046m
コースタイム
- 山行
- 6:01
- 休憩
- 0:25
- 合計
- 6:26
天候 | 23日 雨 たまに雲が流れると北岳の頭が見える程度 24日 晴れ 白根三山・甲斐駒・仙丈などは山頂部は雲がかかっていた ただし9時過ぎくらいから鳳凰もガスってきた |
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過去天気図(気象庁) | 2015年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
岡谷-韮崎IC…約41分 韮崎IC-27号-12号-芦安入口交差点…約15分 コンビニはこの交差点の角にあるローソンが最終(余談だがゴミ箱は店の外にも中にもなかった…下山してとりあえずカップラーメンでも軽く食べようかとおもったらゴミ箱が無かったのでパスした。) 芦安入口交差点-山の神ゲート…約15分 山の神ゲート-夜叉神の森駐車場…約12分 なんやかんやで我が家から2時30分に出発して5時56分に到着。 3時間26分で到着!(PAとコンビニ休憩含む) 駐車場は4割程度か *南アルプス林道…舗装もしっかりされていてかなり走りやすいです。(むしろ芦安から山の神ゲートまでのほうが荒れているくらい(笑)) *山の神ゲートから広河原まではちょこちょこ通行止めになるので要確認 広河原-夜叉神…バスで840円 41分。乗り合いタクシーだと1000円 約25分 15分を160円で買えるならタクシーでもいいかな |
コース状況/ 危険箇所等 |
夜叉神の森〜薬師岳小屋…まったく無し 薬師岳小屋〜白鳳峠…高嶺への登り返しと下り始めが急登で段差がきつめ 白鳳峠〜登山口…降り始めはガレ場だがそれほど傾斜がきつくないので歩きやすい。ハシゴは結構ねているので安心。下に降りれば降りるほど傾斜がきつくなっていく(段差が大きくなる)感じで疲れた足にはこたえるかも。なので残り200m降りるくらいからは鈴鹿の山っぽいな〜と思いながら下っていた。 |
その他周辺情報 | 天恵泉白根桃源天笑閣・・・本当は違うところに行こうと思っていたのだが、我慢しきれず2番目にあったここへ急遽入った。山梨市内(学校や会社が市内でもOKらしい)400円。市外600円。 券買機で番人がチェックしている(笑) 「日本有数の水素イオン濃度ペーハー10.6を誇る高アルカリ温泉と最近では珍しい“木曽さわら材”を使った浴槽が自慢」のようで なるほど、とろみや匂いは無いけど(温泉に入ったかいが無いとも言えるが)中年にさしかかった男でもすごいすべっすべになったとわかるくらいすべっすべになった。(後から高アルカリとはなんぞや?と調べて理由がわかっただけでリアルな感想) 牛乳とマッサージチェアはあるがくつろぐ場所と露天風呂が無いのが個人的にはマイナス。 |
写真
写真撮り忘れたので遠望で
感想
先々週に白山にM氏と行く予定だったのだがあいにくの天気で中止に。
今年初の2000m級の日帰りで高山の雰囲気をつかむことが出来なかったが、今週は会社が水〜日と休みなのでM氏の立山テント山行に便乗しようと思っていた。お酒飲ませて奥様に許可をとろうとおもったらアッサリと2泊はダメだと言う…
北アのちょっとした山に行こうとしたら2泊はいるのにな〜 しょうがないので次なるプランを考えるも、なにやら北の方は天気が… なんとかましそうな所は無いかと思案すると鳳凰三山なら2日目は晴れるかも!? 縦走もできるし♪ ということで鳳凰三山に行ってきました。
初の小屋泊まり一人旅となったが、旅は道連れ世は情け・一期一会を楽しみにするとしましょう。(想像を上回る展開になったが)
話は薬師岳小屋の夕食後からスタート
夕食時の会話の盗み聞きによると(笑)、今日は30名程度が宿泊していて10名のツアー登山(女性の山岳ガイドさん)、4名のガイド登山(男性の山岳ガイドさん ガイドさん同士知り合いの様子)、そしてなんと山梨県山岳救助隊の方が3名の方がいることがわかっていた。
夕食後トイレに行こうとしたところおじいさんがマスターに広河原からのバスの時刻について尋ねていた。帰ってきたら時刻表の前でおじいさんが「メガネを忘れたから字が小さすぎて読めん」といっていたので、呼んであげて少し話をした。
どうやら、長年の夢でどうしてもオベリスクが見たい+三山行った後で今日歩いてきた道を戻るのはつまらないしちょっときつい(9時間)=三山行った後そのまま白鳳峠の方に抜けた方がコースタイムが短い(約6時間) ということなのだが、小さい字が読めないのと道がわかるか不安だということで悩んでいた。
確かに自分も当初は夜叉神峠ピストンを考えていたが、あの尾根はピストンはつまらないよね〜と思案していた所だった。
ちなみにおじいさん「今日はどれくらいの時間でここまで来たんですか?」と尋ねた所「おばあさんが遅くて8時間もかかっちまった」とのことだった。
ほうほう大体7時間弱を8時間か。 だったら6時間のルートも7時間くらいでいけるんじゃないの ということで「よかったら僕がご一緒しましょうか?」と提案し、明日朝6時に出発するということで話がまとまった。
ちょどその時に救助隊のリーダーとマスターが登山届を出さないとかいい加減に書いている人が多いなんて話をしていて、「何かあったらこの人たちが助けに行くんだよ」などと言われ若干×が悪かったがマスターに直接ルート変更を伝えたからOKね!ということで了承してもらった。少しすると救助隊の新人の人が来てマスターと自分と3人でビールを飲みながらお話させていただいた。
やっぱり仕事として救助隊をやるというのは大変なようで、訓練の後全身超筋肉痛の状態でほぼ寝ずに捜索に行ったなんて事を聞くとホント頭が下がる思いで気軽な気持ちでは依頼できないな〜って思う。(こっちがもし全身筋肉痛になったら会社休んでやろうかと思うな)彼が無事に任務を終えて山を降りる日が来ます様に。
ということで、竹○ご夫妻と2日目はご一緒することになった。
2日目の流れは写真でアップするとして結果として素人が安請け合いをすると、ロクなことにならない場合もあるってことがよ〜くわかった。70代のおばあさんだろうが倒れそうになる人を山道で支えるなんて、何回かはたまたまできたかもしれないがまず無理だな。へたすりゃこっちが落ちてしまう。あと自分のペースからともすると2倍くらい遅い人に合わせていると異常に疲れる(そりゃその分時間かかってるんだから当然か)。数えてはいないがおばあさんが何回も転倒した(膝カックンのようにスッと力が抜けてしまって倒れるとか)けど奇跡的に擦り傷だけだったし、おじいさんが超元気な人だったから助かったけど、あれが二人だったら100%時間内に下山できなくて広河原でもう1泊だった。
救助する人がどれだけ偉大であるか、ほんのちょっとだけ体験できた山行でした。
PS…どうしてもお礼をと言われお断りしていたのだが、秋になったら美味しい山梨のブドウを送ってもらえることになった。竹○さん 楽しみに待ってま〜す。
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