大雪渓白馬岳から栂池お花いっぱい山旅


- GPS
- 15:04
- 距離
- 25.2km
- 登り
- 2,637m
- 下り
- 2,102m
コースタイム
- 山行
- 5:41
- 休憩
- 0:23
- 合計
- 6:04
- 山行
- 6:18
- 休憩
- 1:54
- 合計
- 8:12
天候 | 25日:晴れ のち 霧 26日:晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2015年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
25日6:00タクシーにてバス料金(900円/人)で猿倉登山口へ 26日栂池バス停15:35発巡回バス(520円)にて白馬八方バスターミナル |
コース状況/ 危険箇所等 |
【猿倉ー白馬尻小屋】軽い登りの登山道 【白馬尻小屋ー大雪渓】腐った雪の登り。要軽アイゼンだが徐々にキツイ登りになる。 【葱平】アイゼンを外しての登り。危険は無いがキツイ登り。大雪渓で体力を使い切ると、辛い。 【小雪渓】雪渓のトラバース。再びアイゼンを付けます。付けなくても大丈夫かと思いますが、整備している人が安全を見張っていました。 【避難小屋ー白馬岳頂上宿舎】危険は無いがキツイ登りが続く。 【白馬岳頂上宿舎ー白馬岳】傾斜も緩やかになります。稜線にたってから、風が強くなりました。 【白馬ー小蓮華山ー船越ノ頭】危険はありません。素晴らしい眺望です。 【船越ノ頭ー白馬大池山荘】白馬大池が見え、なだらかに下っていきます。 【白馬大池山−乗鞍岳】最後の登り返し。大きな岩の上をまたぎながら進みます。追い越しは出来ない場所なので、この日は年配の方が大渋滞を作っていました。 【乗鞍岳ー天狗原】急な下り。雪渓を3か所ほど下ります。ロープがあるのでアイゼンを付けない人が多いのですが、大変滑りやすいため、ここでも大渋滞になりました。雪渓を終えると、大きな岩またぎの下りが続きます。 【天狗原ー栂池山荘】最後の下りです。この後、栂池自然園を見学できる人は、バケモノでしょう。 |
写真
装備
個人装備 |
ヘッドランプ
予備電池
1/25000地形図
コンパス
笛
ライター
ナイフ
保険証
ナンゲル1L
タオル
携帯電話
計画書
雨具
モンベルダウン
ファイントラックメッシュ
ハーフパンツ
夏シュラフ
ザックカバー
コッヘル
非常食
カメラ
3人用テント
テントマット
ALペグ
コンロ
ガスカートリッジ
チェーンアイゼン
カッパ
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感想
今回は地元の山友と一緒に、危険の少ない山旅と言うことで、白馬岳から栂池経由の1泊2日テント泊に行ってきました。
季節は高山植物が咲き乱れる時期だし、夏なのに雪の上を歩けるのは非日常的。山頂付近で宿泊すれば日の出を見れるかもしれないし、3,000m級の北アルプス稜線歩きは夢のような絶景でしかも安全なルート。これは白馬猿倉スタートで大雪渓をつめて、白馬岳。そして白馬大池経由の栂池ゴール。これしかないでしょう。偉そうに言っている私も、白馬岳から栂池方面は初めてのルートです。ワクワク。
山友は高山でのテント泊は初めての経験です。テントは私が持っている、20年以上前のダンロップV300(3人用)をかつぎ、シュラフとマット、コンロや食べ物などは各自持参と言う形で出発しました。ご招待という気持ちもあるので、凍らしておいたアルコール系やお菓子、ソーセージ等も持って行きました。
いつも通り、車は夜移動してアクセスの便利な白馬八方第2駐車場に止めて3時間ほど仮眠。ここは白馬八方バスターミナルが隣だし、ローソンも隣、さらに八方の湯は敷地内でトイレもあって、とても便利な場所です。但し、ローソンは注意です。朝5:40位まで物流トラックが来ないので、それまでパンやおにぎりが殆ど残っていません。別なコンビニで買っておいた方が安心です。私は6:00のバス出発時間ぎりぎりまでかかり、ヒヤヒヤでした。
結局タクシーの提案を受けて、3人でバスと同じ料金で猿倉まで連れて行ってくれることになりました。
猿倉に着くとさすが人気の白馬岳。沢山の登山者が準備をしていました。用意していた登山届を提出すると、アイゼンを持っているか、小雪渓もアイゼンを付けるようにと注意されました。
大雪渓の登りはキツイけど期待した通りの苦しくて、楽しい登りです。雪渓が終わっても、心臓破りの登りがず〜っと続きます。辛いのは、自分だけでなくみんな辛いので、励まされながらの登りでした。マラソンと同じね。
白馬岳頂上宿舎のテント場は、聞いていた通りの強風でした。設営、撤収ともに大変でした。稜線のテント場ではないので、少しは風を避けれるのでしょうけど、代わりに眺望は全くありません。しかし、少し登れば絶景が見えます。この日の夜はガスがかかり全く見えませんでしたが、夜中にトイレに行ってみると、星の数は半端じゃありません。一晩中風でテントがバタバタ言う音を聞きながら、睡眠になります。
翌朝も、強風の中勇気を奮い起し4時前に起床し、日の出を見に行きました。頑張って起きた甲斐あって、すばらしい日の出を見る事が出来ました。
強風の中でのテントの撤収は骨が折れました。そしてポールが折れて、心も一瞬折れました。直ぐ気を取り直して、山友を引き連れて白馬岳へ。天気は快晴なのですが、風が強い!ふらつきながらも白馬岳に着くと、素晴らしい景色に、重い荷物を担ぎながらも、来て良かったと思う瞬間でした。それ以降、ゴールするまで絶景の連続でした。白馬大池は美しいし、雷鳥にも会えた(山友は先に行っていて見ていません。残念!)。乗鞍岳からの下りは、膝の筋肉との戦いです。日ごろのトレーニングが物を言います。
天狗原から栂池への下りで、銀嶺水の標識がある場所があって、ここに流れる水のおいしかった事。山友のガイドブック情報を知らなければ、通り過ぎていたところです。後続の登山者にも教えると、何だ何だとみなさん飲みに来ました。テント場や白馬大池の水場はおいしくないですからね。
この時期の高山は期待通り、高山植物が花盛り。ウルップソウは終わっていましたが、知らない花が咲き乱れていました。
さすがに、栂池自然園を見る元気も時間も無かったですが、栂池ヒュッテで食べるソフトクリームとコーラのおいしかった事。
大満足の山旅でした。
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