蛇谷支流 岩底谷左俣~赤石谷


- GPS
- 10:19
- 距離
- 4.3km
- 登り
- 850m
- 下り
- 841m
コースタイム
天候 | 晴れ~曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | 比咩の湯(最高です) |
写真
感想
けるかすと初対面のりんたろうと3人で沢の予定だったが、けるかすは前日に発熱してしまい急遽2人での遡行となった。
今回はポムチムの要望で白山・蛇谷右岸のゴルジュ三兄弟の次男 岩底谷(かまそこ)に訪問することになった。
蛇谷右岸にはゴルジュの発達が顕著な沢が複数あり、上流からトークズレ、岩底、シリタカ、と3本の沢が代表的なものである。
いずれの沢も面倒な縛りが多い白山ホワイトロード内にあるためか、WEBにおける記録は多くなく、やはり天久さんの記録や富山起点さん、地元の沢屋のものがちらほらあるといった感じ。
今回訪問した岩底谷は名の通り、前半に非常に立派なゴルジュがあり、爽快なゴルジュ遡行が楽しめる。
ショートカットのために利用した左俣だが、先人の情報通りその内容は非常に詰まっており、チムニー状多段100m滝や30m滝の登攀など短い中に沢登りの楽しさがふんだんに盛り込まれた素晴らしいものである。
下山はひとつ隣の赤石谷(アカチ)を利用のため、Co1100から最低鞍部を目指したが、大正解で、階段状の流路スラブが尾根直下まで続き藪漕ぎゼロ。
一方でアカチ谷方面は急な斜面であり、木を掴みながら慎重に降る。途中より流路スラブを利用してアカチ谷へ降り立つ。
アカチ谷は、急なゴーロの沢だと想定していたが、予想に反してナメ(なかなか素晴らしい)、大滝を複数内包した沢であまり下降向きとは言えず、幾度も懸垂下降を強いられた。 さすがは蛇谷の支流である。
まぁ、そうなる可能性も想定済みで多くの捨て縄と50mロープ×2を携えているため問題になることはなかった。
蛇谷との出合いにある赤石の滝(三味線の滝)はロープスケールで42mの落差があり、非常に幅広で前後の渓相ふくめ大層素晴らしい滝である。
が、ここで対岸のホワイトロードに現れた管理車輌からスピーカーで警告?を受け水を差される。
まだ、閉門時間になってないはずだが?
何をしているのか?
と聞かれたので「沢登り」と叫んで返答した。我々は沢登りをしているのだ。
そしてしばらくすると、2台もいた管理車輌は消えていて、我々は無事に駐車場へ戻ってきた。
その後、管理者と再び遭遇し、沢登りする旨を車に書置きするか、管理事務所に一言欲しいと言われた。(特に厳しいことは言われなかった)
今後、ホワイトロード内の駐車場に停め、沢登りに出かける方はそのように対応してください。
ポムチムは今回、ハーケン紛失やたわし流失など複数の落とし物をしてしまい、大変反省すべき点があったと思う。ホワイトロードの時間制約もあるなか、無事に少しばかりチャレンジングな山行を完遂できて非常によかった。
今回の相棒は初対面のりんたろう、そして彼は今年沢初めということだが、常にニコニコしてハイテンションなりんたろうとは意気投合して終始楽しく遡行できた。
日帰りでここまで高密度な沢もそうあるまい、ハードではあったが、原始的かつピリ辛沢が好きであればおすすめのルートと言えよう。
今回熱で残念ながら来れなかったけるかすと三人でまた沢登りをしたいねえ。
帰りに寄った比咩の湯は金沢工業大学の施設とのことだが全てにおいて素晴らしすぎる温泉 この付近に来たら必ず寄りたい。
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