大雪十勝縦走⛰️最奥部でまさかの足首骨折


- GPS
- 57:29
- 距離
- 61.6km
- 登り
- 3,412m
- 下り
- 4,359m
コースタイム
- 山行
- 5:32
- 休憩
- 0:16
- 合計
- 5:48
- 山行
- 7:24
- 休憩
- 0:34
- 合計
- 7:58
- 山行
- 4:47
- 休憩
- 1:07
- 合計
- 5:54
- 山行
- 11:03
- 休憩
- 0:29
- 合計
- 11:32
- 山行
- 11:50
- 休憩
- 0:35
- 合計
- 12:25
過去天気図(気象庁) | 2024年06月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
バス
飛行機
|
写真
感想
旭岳、トムラウシ、十勝岳や富良野岳は歩いた事があるけれど、トムラウシからオプタテシケまでの区間は歩く人が少く藪も濃いため、なかなか行けなかった場所の1つ。
その最深部で熊の唸り声がした気がして焦ってしまい、薮で足元がよく見えず木の根に足を引っ掛けた状態で転倒…まさかの右足首骨折というアクシデントで途中下山となってしまった。
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怪我してから下山までの4日間、最寄りの美瑛富士登山口までの約15kmはコースタイムの3倍もかかりながら超ノロノロ移動。すれ違う登山者の皆さんの助けと色々な幸運が重なって自力で下山する事が出来た。
6/25(火)東川青少年野営場前泊 500円
6/26(水) 旭岳ロープウェイ6:30始発 2000円
白雲岳避難小屋キャンプ指定地 水有り 1500円
天気は小雨…。気温は5℃以下で手袋も濡れて強風の中キツかった。だんだんと天気は回復し、テント場に着いた後は快晴に。ただ強風は夜も収まらず眠れなかった。
27(木) ヒサゴ沼 水有り(Softbank電波無し)
夜は星がでていたから晴れるかと思いきや、曇り…。強風の中なんとかテントをたたみ、出発しヒサゴ沼まで8時間で到着。途中キツネを見る事が出来た。忠別岳で会った男性は私と逆ルートで雨の中3日間歩いたと言っていた。
風も強いのでヒサゴ沼では避難小屋を利用した。
28(金) 南沼 水有り(電波2~3)
朝は霧が立ち込めていたので出発を遅らせた。するとトムラウシ間近で晴れ間が出てきたので写真を撮る手が止まらない。南沼のテン場は最高だった。
29(土) 双子池 水有り(電波無し)
待ちに待った朝から快晴!いよいよ縦走核心部へ突入。のはずが途中で転んで右足首を骨折(その時は捻挫だと思っていた)してしまい、やっとの事で双子池へたどり着く。良いところなので元気な時また来たい。
30(日) 美瑛岳避難小屋 水無し(電波1)
上ホロ避難小屋まで行く予定だったが、足の怪我で断念。美瑛小屋までコースタイム4時間程度のところ、13時間かけて到着。途中3名の方にお世話になった。
お1人は荷物の一部を小屋まで運んでくださり、水と食料を置いて下さった。もうお2人は小屋まで残り45分程度のところで出会い、キズの様子を見て、早く歩けない私を待って小屋まで一緒に付いてくれようとした。日帰りの方なのでさすがに日が暮れてしまうので、先に行っていただいたが、ギリギリまで待っていてくれた様子が山の上から見えた。小屋に到着すると2Lの水とアイシング用の雪渓の氷、さらにカルピスやお菓子まで置いてくださっていて感動した。
水場までは往復30分位かかるはずなのに、汲みにいって真新しいウォーターキャリーにいれたまま置いてくれていた。なんて優しい方なんだ…涙が溢れた。
お礼をしたいのだけれど、お名前も分かりません…。
私が同じ状況だったらそこまでしてあげる事が出来ただろうか?
もし登山道で困っている人を見かけたら、この時にしてもらった事をしようと心に決めた。
7/1(月) 暴風雨と全身筋肉痛、足の調子も良くならない為、美瑛小屋で停滞。昨夜小屋で一緒だった男女お二人は3泊4日で富良野岳→旭岳だそうで、出発していった。ベテランそうだったがこの天気の中心配。女性の方が朝ロキソニンを2錠くださった。みんな優しい…
7/2(火) 美瑛富士登山口へ下山
夜は寒さと不安で眠れなかった。朝も強風とガスで真っ白だったが意を決して出発。
足がなんともなければ2時間ほどで下山出来る道が6時間40分もかかった。ぬかるんだ地面に足の踏ん張りがきかずに何度も転びながらやっとの事で登山口にたどり着く。
後日入院と手術。全治3ヶ月と診断
当分の間、山には行けなくなってしまった…
ご無沙汰しております。
レコ読まさせて頂きました。山の中では、怪我の痛み・寒さ・そして不安と、さぞかしご苦労なされたことでしょうね。その様な状況でも、人の助けもあり何とか下山されたのは不幸中の幸いですね。登山されていた周りの人や巡り合せなどに感謝ですね♪
しっかりと静養した後、リハビリをして、また来年素敵な景色を見せて下さい🏔
楽しみにしています♪
こんにちは😃お久しぶりです♪
ご覧下さりありがとうございます
今回は一瞬のミスで酷い目に遭いましたが、色々な方に助けていただき幸運な事に下山する事が出来ました。
全ての巡り合わせに感謝しなければですね。
途中で天候が崩れていたら最悪の状況になっていたかもしれないと思うとぞっとします。
しっかり治して、来年また出直します!
そろそろ梅雨明けですね夏山楽しんで下さい♪
この状況になって自力下山したこと、本当にすごい執念ですね。感嘆しました。
治療に長くかかるとのことですが、必ずよくなると思いますので、また、元気になられたら山に登れるといいですね。応援しています。
ありがとうございます😊
自分でもこの足でオプタテシケをよく登ったなと思います。
気の持ち様で、捻挫だと思っているうちは痛くても歩けましたが、折れてると判ってからは足も付けない状態になりました(笑)
murphyさんもあの区間(双子池から南沼)歩かれたんですね!覚悟はしていましたが、回避不可の水溜りや薮は凄かったですよね。
お疲れ様でした😆
また登山が出来る様にリハビリ頑張ります。
murphyさんも夏山楽しんで下さい。
メッセージ嬉しかったです!ありがとうございました♪
実は私も、昨年の1月、仙ノ倉山のバックカントリーで滑落して腰椎骨折、死ぬ思いで仲間にサポートされながら命からがら自力下山した経験があります。こんな経験があるので救助要請をせずに頑張って下山されたこのレコを見てコメントしました。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-5116387.html
↑これがそのレコで、この事故の顛末はハイキング再開後の下のレコに記録に残しました。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-5319889.html
超長いのでもちろん、スルーで構いません😄
地道にリハビリして回復して、昨年の夏には栂海新道やカムエクも歩けるようになりました。
ぜひ、リハビリ頑張って焦らずまた、山復帰してくださいね!
返信不要です。
すみません返信してしまいました😆
レコ拝見しました。壮絶なご経験をされていたのですね。
「ヘリの世話には絶対ならない」。私も同じ気持ちでした。色々な方に多大な負担がかかるだけでなく、自分自身も今後山に行く資格が無くなる様な気がして、なんとしても自力で下山したいと必死でした。
後遺症も無くその年にカムエクや栂海新道に行かれたなんて、凄い回復力ですね✨
私も栂海新道はずっと行ってみたいと思ってるので、来年の目標にします!
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