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Yamareco

記録ID: 70111
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲信越

雲ノ平・水晶・鷲羽

2008年09月09日(火) 〜 2008年09月10日(水)
 - 拍手
GPS
32:00
距離
49.5km
登り
3,529m
下り
3,514m

コースタイム

9月9日

新穂高5:30
鏡平8:50-8:55
双六小屋10:45-10:55
双六岳12:10-12:30
三俣蓮華岳13:20-13:30
三俣小屋13:55
雲ノ平山荘16:00

9月10日

雲ノ平山荘3:40
祖父岳5:05-5:45
水晶小屋7:20-7:30
水晶岳7:50-8:30
水晶小屋8:50
鷲羽岳10:30-10:40
三俣小屋10:30-1040
双六小屋13:55-14:20
鏡平15:55
新穂高19:10
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2008年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
新穂高まで自家用車 新穂高〜小池新道登山口までは自転車MTB
秩父沢を登る。今日は本当に良い天気だ!超快晴!
秩父沢を登る。今日は本当に良い天気だ!超快晴!
順調に、高度を上げて苦にもならず、あっという間に鏡平に到着〜!!!水面が少し揺らいでるが綺麗な逆さ槍が見えた。
順調に、高度を上げて苦にもならず、あっという間に鏡平に到着〜!!!水面が少し揺らいでるが綺麗な逆さ槍が見えた。
休憩は取らず、そのまま弓折分岐までの急登を登る
途中、鏡平を振り返ると、空中庭園みたい〜
休憩は取らず、そのまま弓折分岐までの急登を登る
途中、鏡平を振り返ると、空中庭園みたい〜
弓折分岐を少し登ると、緑の丘みたいな双六岳が姿を現す!!
弓折分岐を少し登ると、緑の丘みたいな双六岳が姿を現す!!
さらにその先には見えてきたよ〜私の大好きな鷲羽岳が!!これが、見えると別世界に来たんだと実感できるんです。
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さらにその先には見えてきたよ〜私の大好きな鷲羽岳が!!これが、見えると別世界に来たんだと実感できるんです。
一番好きな三俣山荘、鷲羽岳、水晶岳
一番好きな三俣山荘、鷲羽岳、水晶岳
途中、振り返るとカッコイイ槍が・・・・・・こんな槍、見たこと無い!
途中、振り返るとカッコイイ槍が・・・・・・こんな槍、見たこと無い!
雲ノ平山荘と薬師岳
雲ノ平山荘と薬師岳
夕食は、なんと魚、野菜、お肉たっぷりの石狩風鍋でした。山小屋では、どこでも冷凍食品を使うそうですが冷凍食品は、ごみも大量に出るし、冷凍する電力も沢山要るという事で、色々考えた結果、この料理になったのだとか。大変、美味しく頂きました!ご馳走様でした。
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夕食は、なんと魚、野菜、お肉たっぷりの石狩風鍋でした。山小屋では、どこでも冷凍食品を使うそうですが冷凍食品は、ごみも大量に出るし、冷凍する電力も沢山要るという事で、色々考えた結果、この料理になったのだとか。大変、美味しく頂きました!ご馳走様でした。
夕食後は、夕陽に染まる山々を眺め疲れた体を癒した。
特に水晶岳のアーベンロートは美しかった・・・・
夕食後は、夕陽に染まる山々を眺め疲れた体を癒した。
特に水晶岳のアーベンロートは美しかった・・・・
黒部五郎岳のカールに日があたる様は、なんとも言いようのない神秘的な光景でした。やはり、ここは神々が住む場所だ!!
黒部五郎岳のカールに日があたる様は、なんとも言いようのない神秘的な光景でした。やはり、ここは神々が住む場所だ!!
前回、鷲羽岳に登った時は雨の中
まわり全部がガスっていたため
2度目なのに歩く所全部が新鮮だった。
前回、鷲羽岳に登った時は雨の中
まわり全部がガスっていたため
2度目なのに歩く所全部が新鮮だった。
今回の登山でやっと見た鷲羽池
今回の登山でやっと見た鷲羽池
鷲羽岳の眺めも素晴しいものがあるが早めに下山!
鷲羽岳の眺めも素晴しいものがあるが早めに下山!
三俣蓮華岳を登らないで巻き道で双六小屋へ。このルート、巻き道なんだけどかなりアップダウンが激しくへヴィーです。
三俣蓮華岳を登らないで巻き道で双六小屋へ。このルート、巻き道なんだけどかなりアップダウンが激しくへヴィーです。

感想

8月の天候ってどーよ!?
ずーっと大気の状態が不安定でさぁ〜
一日フルに使って登山する私には危険すぎて
一度も山に行けなかったよ。
(乗鞍には、一回行ったけど、登山とはいえなかった)

やけに最近、私に挑戦的な
山友達のyama-chanには、先に水晶岳に登られ自慢話を
聞かされる始末・・・・・ムカァ〜!!!

山に行きたい!山に行きたい!

募る想いが天に届いたのか9日より
日本は移動性の高気圧に覆われスッキリ晴れるとのこと!
これは、行くしかないでしょう!!
お店の定休日+水曜を臨時休業にして山へ行くことに

行き先は、雲ノ平山荘経由の水晶岳!

何故、雲ノ平山荘なのか・・・・・・・・・・・・・・・

水晶目的なら、三俣山荘か水晶小屋が良かったのかもしれませんが
オーナーの伊藤さんの人柄にひかれてでしょうか
泊まるなら絶対に雲ノ平に行こうと決めていました。

7月31日、私は雨の降る中、三俣山荘を出て
濃霧の中、鷲羽を登りワリモ付近で道に迷い
心折れかけて居た時に、雲ノ平山荘にたどり着きました。
体を温めようと、カップラーメンを注文した時
オーナーの伊藤さんがいらして、長い行程ですね〜と
声を掛けて、お茶と、お菓子を出して下さったんです。
そのあと、無線で登山道が通過できる状態か薬師沢小屋に
問い合わせて下さったりで、大変お世話になりました。

本当に、あのお茶が美味しかった事!!!

食い物の恨みは恐ろしいといいますが
その逆の、食い物の恩は、忘れられないですね。

それで、今回はお礼の意味も込めて
宿泊でお世話になろうと思っておりました。

とにかく、16時までに雲ノ平山荘に着くことを考え
真夜中、1時から登ろうと前日は早く眠りました・・・・・・・・・

9月9日

夜中の0:00に起きて1:00に新穂高を出発しようと思ったのに・・・・・・

4:30分に目が覚めるってどういうこと?
しっかり目覚ましは、鳴った形跡があるし・・・・・・
どうやら、自分で勝手に止めて再び眠ったみたいだ!
あわてて荷物を持って、新穂高へ発進!!!

マウンテンバイク『アルプスエキスプレス号』を
セッティングし、いざ左俣林道を登る。もう、まわりは
すでに明るいし・・・・・・快調に林道はクリアし
『アルプスエキスプレス号』を橋にくくりつけて
秩父沢を登る。今日は本当に良い天気だ!超快晴!

順調に、高度を上げて苦にもならず、あっという間に鏡平に到着〜!!!
水面が少し揺らいでるが綺麗な逆さ槍が見えた。

休憩は取らず、そのまま弓折分岐までの急登を登る
途中、鏡平を振り返ると、空中庭園みたい〜

弓折分岐を少し登ると、緑の丘みたいな双六岳が姿を現す!!

さらにその先には見えてきたよ〜
私の大好きな鷲羽岳が!!
これが、見えると別世界に来たんだと実感できるんです。

鷲羽岳を眺めながら
双六小屋に到着!!!!水をもらって少し休憩。

双六小屋での休憩もそこそこに出発!
寝坊によって、失った3時間半は、かなり痛い。
巻き道コースをとるか、双六岳経由三俣蓮華岳コースをとるか
考えたが・・・・・
翌日、登る余裕はないと考え双六岳登頂コースを選択!

途中、京都から来た方と話が合って
双六岳までの即席パーティー結成!
山の話を楽しみながら、双六岳頂上を目指す。
単独で山に行くと、こんなこともよくあります。
話で気がまぎれたせいか、山頂にはあっという間に到着!
雲ひとつ無い360度の眺望を楽しむ。

京都の方とは、ココで別れ三俣蓮華岳へ
この稜線歩きは楽チンなので
三俣蓮華岳にはすぐに到着!

おお!!大きな薬師岳の手前に雲ノ平山荘が見えるぞ〜
ここから見る、雲ノ平は最高だなぁ!!
でも、遠い・・・・・
16:00までに着けるだろうか。。。。心配になってきた。
時間も迫ってきたので、休憩もあまりとらず三俣山荘に下る。

そして、さらに黒部源流の沢を下る
これだけ登ってきたというのに下るというのは精神的にはあまり良くないな。。。。

沢の最下部についた後、かなりきつい300m上り返し!
崖を這い上がっていくような感じです。
でも、急登りこそ私の得意とする場所!!辛いけど
ダブルストックで、ぐいぐい登る!

途中、振り返ると
カッコイイ槍が・・・・・・こんな槍、見たこと無い!

がんばった甲斐もあって、なんとか16:00に山荘に着く目途もついた。
祖父岳をトラバースする途中で、雲ノ平山荘が見えてきた!!!
目的地が、近くになると元気も出てくる


雲ノ平といえる場所に行ってからは
なんとも別世界な風景が広がる、スイス庭園から
見る水晶は、素晴しい!

なんとか、16:00に雲ノ平山荘到着!!!
受付して、夕食までのまったりとした時間を楽しむ。

夕食は、なんと魚、野菜、お肉たっぷりの石狩風鍋でした。
山小屋では、どこでも冷凍食品を使うそうですが
冷凍食品は、ごみも大量に出るし、冷凍する電力も
沢山要るという事で、色々考えた結果、この料理になったのだとか。
大変、美味しく頂きました!ご馳走様でした。

夕食後は、夕陽に染まる山々を眺め疲れた体を癒した。
特に水晶岳のアーベンロートは美しかった・・・・

陽は沈んだけど、星空を見るには、まだ早いので
荷物の整理や、他のお客さん達と山談義。

すると、オーナーさんが、緑化保全作業から戻ってみえた。
7月末の、お礼を言うと、私の事を覚えてくれてたらしく
大変喜んでくださいました。
山小屋のスタッフの夕食は、まだのようで
食事が出来るまでの時間、山小屋と行政の温度差、周辺の自然の保全が
危機的状況であること、来年はこの山荘が建替えのこと等、話してくださいました。

私達も、北アルプスを愛する人間として色々考えさせられました。

本当に、北アルプスにとって一番良いのは
人間が山に足を踏み入れず、放置プレイが一番の愛情表現なのだが
それでは、もともこうもない・・・・・・・
足を踏み入れた以上、どうすべきか。どう共存していくのか
自分なりに、色々考えなければ。。。。。

消灯寸前に外に出てみると

素晴しい夜空が!!
そして半月に映し出される、山々が綺麗に見えた!!!
この半月が沈んだ後は、もっと星空が綺麗な事でしょう。
明日は、3:30に出発予定なので期待できそうです。

朝、オーナーさんには、ご挨拶が出来ないので
就寝前にご挨拶。
ちょっと記念品を頂いちゃいました。ありがとうございます(^^)
またの再会を約束してお別れ。おやすみなさいzzzzzZZZZZ

雲ノ平山荘、三俣小屋、水晶小屋HP
http://kumonodaira.net/


9月10日

3:15に携帯のバイブが震える。
まだ、真っ暗。
出発の準備は、就寝前にしていたので
忘れ物だけないかを確認。

雲ノ平山荘に心の中で、お世話になったお礼を言い

水晶岳に向けて歩き出す。
空は半月も沈みまさに星だけが輝いている。
空気も澄んでいて、何といっても星に近い。

星が降ってくるようだった。
流れ星が・・・・・本当に降ってきた。
これだけの高度で月のない夜は沢山の流れ星が日常的に見える。

やはり、山小屋泊は良い。

ヘッドライトを点けて
ひたすら暗闇を歩く。
しばらく歩くと、東の空がうっすらと明るくなってきた。
日の出は近い。
丁度、祖父岳(じいだけ)の平らな山頂付近で日の出を迎えた。

黒部五郎岳のカールに日があたる様は、なんとも言いようのない
神秘的な光景でした。
やはり、ここは神々が住む場所だ!!

思わず、手を合わせた。
今回の登山の目的の一つに、私の友人のお母さんが
病気を患っているので、その病気が早く治るようにと祈る事もあったからだ。
ただ、病気平癒祈願。。。。。
薬師岳には、合掌。お日様には柏手を打ちました。

その後は、水晶岳を目指してただ登る。
7月に来た時、この辺りはガスの中。。。。
視界の効く今回は、初めて来たかのような感じで楽しめた。

途中水晶小屋に立ち寄り
朝食としてカップヌードルを食べる。
腹も落ち着いたところで、ザックを小屋にデポして
空身で、水晶岳の頂上へ!身軽なので、足取りも軽い。

意外にも、水晶岳頂上にあっという間に着いた。。。。

景色は、まさに感動!

後立山から、立山、剣、薬師、黒部五郎、笠、三俣蓮華
穂高、槍、富士山、南中央ア、表銀座、八ツ、浅間など
さえぎる雲はなく隆々たる地球の表面を見ることが出来た。。。。。。。
来てよかった。。。。。。ただ、それだけ。

ここでも、お祈りタイム。
神様、仏様、お力を貸してくださいませ。
あの方の病が平癒しますように。

それからしばらく、ぼーっと山々を見ていた。

いつまでも、こうしていたいのだが
時間もあるので、帰ることに。

ココからの帰り道もアップダウンがキツイのだ

次は水晶岳からの帰りのルート途中にある鷲羽岳へ

前回、鷲羽岳に登った時は雨の中
まわり全部がガスっていたため
2度目なのに歩く所全部が新鮮だった。

黒部五郎岳の正面には
私が前日に歩いた黒部源流コースが!
こんな谷を下り、這い上がったんだなぁ・・・・・
昨日の事ながら懐かしさすら感じる。

今回の登山でやっと見た鷲羽池

鷲羽岳の眺めも素晴しいものがあるが
早めに下山!

まずは、下に見える三俣小屋が目標!

遠いと感じたが、素晴しい景色に気がまぎれたか
思ったより、早く到着。
三俣山荘では、カップラーメンを食べた。
お腹ぺこぺこ!
受付の2人が、前回泊まったことを覚えてくれた。
なんか、記憶に残るような事をしでかした?笑

お腹も満たされた所で
今度は、三俣蓮華岳を登らないで
巻き道で双六小屋へ。
このルート、巻き道なんだけど
かなりアップダウンが激しくへヴィーです。

巻き道の風景も好きなんだけど
かなり、この巻き道でペースダウン!!!

ヘトヘトになりながらも
なんとか双六小屋に着き、外の明るいうちに
新穂高に着くことが出来た。

※この山行記録は以下の投稿キャンペーンに参加しています。
「想い出の山」写真&レポートコンテスト 「山行記録部門」 by モリパーク アウトドアヴィレッジ(MOV)
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