記録ID: 7029626
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
大雪山
緑岳〜化雲岳〜沼の原|大雪山のお花畑へ🌼
2024年07月13日(土) 〜
2024年07月14日(日)


体力度
6
1〜2泊以上が適当
- GPS
- 31:16
- 距離
- 36.5km
- 登り
- 1,681m
- 下り
- 1,839m
コースタイム
1日目
- 山行
- 7:38
- 休憩
- 1:02
- 合計
- 8:40
距離 16.7km
登り 1,196m
下り 787m
天候 | 7/13(土)曇時々晴れ。夜は満点の星空(だったようです)。風は緑岳周辺で局地風の他はそんなにない。 7/14(日)朝晴れ→曇(寒気か?)→昼前から快晴。風はほぼなし。 1日目は全体に曇りでたまに青空が見えるくらいのすっきりしない天気。 2日目は日の出4時頃は晴れ。その後、寒くなり寒気と思われる雲に覆われる。8時頃から快晴へ。 天気概況:北海道付近は13日から14日にかけて日本海から日本の東へ中心を移す高気圧に覆われる見込みです。 上川地方は13日は晴れ時々曇り。14日は晴れ時々曇り。 海の波の高さは1m(留萌地方) 上空1500m付近(850hPa)には15℃の寒気。 上空5000m付近(500hPa)には-9℃の寒気が徐々に入る。 てんきとくらす(緑岳):7/13(土)〜6時B判定→A判定。7/14(日)〜6時B判定→A判定。 |
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過去天気図(気象庁) | 2024年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
クチャンベツ登山口の駐車場は15台くらい停められるが、6時半頃には満車。 手前の林道の脇や転回スペースに停めるしかなくなる。 高原温泉側の駐車場は広く、よほど埋まることはないと思った。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山靴で登山。軽アイゼンが必要になるような固く急な雪渓箇所は無し。 ■高原温泉登山口〜緑岳 予め沼の原側のクチャンベツ登山口に回送用の車を停めておく。 高原温泉に着いて、ヒグマ情報センターで情報収集。 最近のヒグマは沼巡りコースで出現。 白雲岳避難小屋のテントサイトでも逃げないヒグマが出るそう。 熊鈴と熊スプレーも持っているけど、注意しながら登山しよう。 登山口の入林者名簿を記入して朝7時30分に出発! はじめの噴気孔エリアは別府温泉の坊主地獄みたいなブクブクする泥があるので面白い(*^^*) その後標高1000m付近から斜度のある登りが始まる。 全体に整備されていて登りやすい。 斜度が緩やかになって視界が開けると標高1530m付近に第一花畑。 チングルマが広がる。ただ、この辺りは満開のピークは過ぎたかなという印象。 その先標高1590m付近の第二花畑はチングルマが満開のピーク。 エゾコザクラやエゾノヅカザクラも綺麗に咲いている。 その先標高1620m付近で雪渓が現れる。 斜度も緩やかでグサグサ雪で進みやすい。 寒い日は雪面が固くなるのでステップを切ったほうが良さそう。 その先は一箇所岩の間をよじ登るところがある。 ホールドスタンスは豊富なので手をついて登れば問題ない。 標高1700くらいから緑岳への本格的な登り。 ハイマツの間に岩が敷き詰められた特徴的な登山道。 時折大きい岩や浮き石があるので注意しながら登る。 10時過ぎに緑岳ピーク到着! このあたりは風がやや強め。 視界もないので少し休憩して先へ進む。 ■緑岳〜白雲岳避難小屋 コル付近まで標高を下ろすと風が落ち着いてくる。 小泉岳方面との分岐には標識が立っているのでわかりやすい。 白雲岳避難小屋方面へ下ろしていく。 徐々に雲が飛んで小屋が見えてくる。 小高い丘に立つ赤い小屋と背後には白雲岳の山肌。いい景色✨ 小屋周辺は雪渓が広がるところもあるので、視界が無いときは現在位置確認しながら小屋を探すことになりそう。 11時過ぎに白雲岳避難小屋到着。 午前中だがもう1/4くらいテントサイト埋まっている。 小屋はまだ余裕そうだが、混雑予想カレンダーではいっぱいになる予想。 なお、7/10にテントサイトやヒグマが停滞して、人がいても逃げないそう。 遭遇しても対応できる装備(鈴や熊スプレー)を持っていたほうがよさそうです。 ■白雲岳避難小屋〜忠別岳避難小屋 高根ヶ原方面へ進む。 雪渓は無く、歩きやすい登山道。 たまにハイマツのトンネルをくぐるようなところがあり、ザックに付けたテントポールが持っていかれそうになる。 緩いアップダウンを繰り返す。にしてもやはり高根ヶ原は長い...。 久しぶりの縦走で疲れも出てくる。自分との戦いだ。 ところどころ泥々の地面で滑りやすいので注意。 高根ヶ原分岐から高原温泉へ降りる三笠新道はヒグマが居着いたのですでにクローズ。 ここから上がれたら、緑岳を経由せずに登れて近いけどやむなし。 標高点1757や1714付近では高根ヶ原の絶壁と広がる沼の景色を楽しめる。 もしかしたらヒサゴ小屋まで行けるかもと思って歩みを進めるが、 平ヶ岳〜1833の緩く長い登りにやられて、夢は打ち砕かれた...^^; 忠別岳避難小屋へ今日は泊まることに決めた。 忠別岳から降りるところで小屋のテントサイトが見える。 だいぶテントが張られているがまだ余裕はありそう。 それでも場所が無くなるかもと思って少し早足で小屋へ。 分岐から小屋までのハイマツのトンネルに頭をぶつけてようやく小屋到着。 16時頃到着で小屋の中はすでにいっぱい。 テントサイトもだいぶ埋まっていて皆さんで譲り合いながら張る。 岩が多めで場所を選ばないと快適に寝られないだろう。 なお、もう少し下へ降ろすと第二テントサイトがある。 トイレは小屋の裏にある。 水場は小屋前の雪渓から流れている沢水を利用できる。 明日は晴れるといいなと思いながら19時頃に就寝。 ■忠別岳避難小屋〜化雲岳 朝3時起床。空は薄曇りだが時折晴れ間が見える。 朝5時日の出とともに出発! 石狩稜線や忠別岳もガスがやや掛かっているけど晴れそうな雰囲気。 五色岳への登りはハイマツのトンネルを抜けながら。 高根ヶ原を歩いてきたので、距離はそこまで感じなかった。 視界が開けてきたら五色岳到着。 しかし、雲で視界が悪い...。寒気が流入しているみたい。 晴れることを祈りながら、お花畑が広がる化雲岳方面へ。 ところどころお花畑はあるけど、チングルマはピークを過ぎてしまったみたい。 今年は雪どけも早いけどお花畑シーズンも早いですね。 ちょっと残念に思ったいたけど、 化雲岳の最後の登り標高1870mくらいから満開のチングルマ! 晴れてたらトムラウシ山と一緒の絶景になるはず! 6時30分化雲岳ピークに到着。ガスガスで何も見えない(笑) 高気圧内で晴れるはずなのになと思いながら五色岳方面へ引き返す。 ■化雲岳〜沼の原 五色岳方面へ戻る途中、だんだんと雲が取れてくる。 振り返ると五色岳との真ん中くらいで化雲岳は完全に晴れ渡っていた。 あと20分待っていればよかった...と思いながら戻る。 そして8時頃には完全な青空。トムラウシ山も見えている。 まあ化雲岳は残念だったけど晴れたからよし! 五色岳ピークでトムラウシ山や高根ヶ原をバックに写真を撮りまくる! これまで重荷でやられていた気分も上がってくる! 五色ヶ原はところどころ笹で登山道が隠れているところがあるので足元注意。 木道が壊れているところもあったりで足をくじかないように。 お花畑も広がっていてバックにトムラウシ山が入るのが良い(*^^*) 標高1580mくらいから沢の中を歩く道になる。 デポ旗があるので見逃すことは無いが、沢から出るところは注意。 標高1500m付近から急斜面を下ろす。 岩があって一歩が大きくなるところもあるので注意。 そして視界が開けて沼の原エリアへ。 湖面に写る青空と遠くにそびえるトムラウシ山。 大沼湖畔はテントサイトになっていて絶景を見ながら泊まれるいいところですね。 ちょっとお昼寝休憩。 ■沼の原〜クチャンベツ登山口 名残惜しいけど、そろそろ下山へ。 クチャンベツ登山口への下りは粘土質の道が多く滑りやすいので注意。 雨水の通り道になっているので、雨の後はかなり滑るだろう。 標高1300m付近の急斜面は大きな一歩が必要になる段差もあるので注意。 ニシキ沢を渡渉して、登って下りたら14時30分下山! お疲れ様でした! さすが3連休。下の方まで車が停まっていました。 予め停めておいた車に乗って高原温泉に戻る。 日帰り温泉に入って、旭川の中華料理で晩ごはん! 充実した1泊2日山行でした(*^^*) |
その他周辺情報 | 下山後は高原温泉の日帰り温泉へ。大人900円。 日帰り温泉の受付時間は10時30分〜午後4時まで。滞在は午後4時30分までなので注意。 晩御飯は旭川の中華いちばんぼしへ。 ボリューム満点の定食に大満足!油淋鶏がビッグサイズ! 餃子も12個セットでお腹いっぱいになれました(*^^*) |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
靴
予備靴ひも
ザック
行動食
非常食
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ナイフ
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
携帯トイレ
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感想
お花畑シーズンの大雪山の縦走へ!
思ったより晴れないなーと思っていたら、だんだんと雲が飛んで
トムラウシ山ドカーン!高根ヶ原ドカーン!
お花も満開のところもまだまだありました(*^^*)
そして、最後は沼の原と遠くにそびえるトムラウシ山!
湖面に青空が反射して夏休み感溢れる絶景でした✨
なかなかの長距離を歩いた気がします。
1泊2日だけどそれ以上の達成感のある山行でした!
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