前穂・奥穂・西穂周回

2015年08月19日(水) 〜 2015年08月21日(金)

• GPS: 53:11
• 距離: 22.8km
• 登り: 2,628m
• 下り: 2,631m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:53
• 休憩: 1:06
• 合計: 6:59

5:46 スタート地点
5:55 5:56 河童橋
6:08 6:08 岳沢湿原・岳沢登山口
7:52 8:04 岳沢小屋
10:33 11:03 紀美子平
11:40 11:55 前穂高岳
12:21 12:29 紀美子平
12:45 宿泊地

2日目

• 山行: 6:19
• 休憩: 1:36
• 合計: 7:55

6:00 穂高岳山荘
6:34 6:35 穂高岳
7:15 7:31 ジャンダルム
8:46 8:47 天狗のコル
9:08 9:10 天狗岩
9:51 9:53 間ノ岳
11:02 12:06 西穂高岳
12:50 12:54 ピラミッドピーク
13:14 13:19 西穂独標
13:44 13:45 西穂丸山
13:55 西穂山荘

3日目

• 山行: 2:14
• 休憩: 0:08
• 合計: 2:22

7:55 西穂山荘
8:07 8:07 丸山南分岐(田代橋方面)
8:07 8:09 焼岳・上高地分岐
9:37 9:37 西穂高岳登山口
9:40 9:40 上高地温泉ホテル
9:46 9:46 ウェストン碑
9:58 9:58 上高地アルペンホテル
10:06 10:12 河童橋
10:17 上高地バスターミナル

GPSのうち、前穂-奥穂間は電池切れでログが飛んでいます。

天候

19日晴れ　20日曇りのち雨　21日雨

アクセス

利用交通機関：

自家用車

沢渡駐車場

コース状況／危険箇所等

岩稜地帯は、すべて危険と認識すべし。奥穂-西穂間の逆層スラブが典型的だが、乾いていてもフリクションが効きにくい岩質なので、雨に濡れると最悪。予兆なく滑り出す。外傾ステップは極力使わない、しっかりしたホールドをはなさない、岩がはがれる方向には絶対に加重しないなどの、細心の注意が必要。雑な一歩が重大事故につながる。数時間この緊張感を維持できる集中力が必須。

写真

岳沢小屋　水補給

奥穂高山頂

荷揚げ中

穂高岳山荘

まちがい尾根

馬の背

ロバの耳

ロバの耳の下り。浮き石おおく、先行パーティーの通過を待って落ちた。

ジャンダルム直登コース

×印を左から巻くように白い岩の上部にでる。クラックに古いハーケンが2本ある。念のため、ハーケンにセルフをとり、一歩上がれば奥のガバに手が届くので、身体を空中に持ち上げるようにして越える。この一歩が核心。

上がりきったところを上から撮影。

ジャンダルムピークより西穂への稜線を見る

ジャンダルムの天使

天狗沢からガスが登ってきて、ポツリポツリと雨が。

天狗のコル。雨が本降りとなり、雨具を装着。

天狗の頭への垂壁の鎖場。

間ノ岳

天狗の頭からの逆層スラブの下り。雨に濡れて最悪。ぬれて滑りやすい鎖にぶら下がりながらの下降となる。念のため、鎖にセルフを取りながら安全を期す。

赤岩岳？から下降する後続パーティー

P1より振り返る
西穂までの岩稜の上り下りが意外ときつい。

西穂高岳到着。疑似好天か、奇跡的に晴れてきた。

360度の大展望が待っていた。

奥穂からの稜線を振り返る

西穂高の稜線を雲が流れる

笠ヶ岳も堂々たる姿をみせる

西穂山頂直下の鎖場。気を抜かずに慎重に下る

ピラミッドピーク

独標には登山者がいっぱい

西穂山荘

上高地へ

感想

kabigonx

岳沢から天狗のコルをへてジャンダルム、奥穂、北穂、大キレットを経て槍ヶ岳まで、縦走したのは30年前。今回、還暦を過ぎてから登山に復帰してからの一つの節目として、前穂・奥穂・西穂周回を企図したものです。前回は血気盛んな頃で、テン泊そうびでしたが、さすがに今回は小屋泊まりゆったり山行となりました。
浮き石の多さ、はがれそうなホールド、フリクションの危機が甘いステップなど、危険要素は満載であることには変わりありませんが、今回初めてそのことを意識してリスクを最小限にする準備と行動ができたのではないかと思えます。