鷲羽岳


- GPS
- 32:00
- 距離
- 37.9km
- 登り
- 2,861m
- 下り
- 2,829m
コースタイム
新穂高 05:15
鏡平 09:30-09:50
双六小屋 11:50-12:20
双六岳 13:15-13:30
三俣山荘 15:45泊
10月16日
三俣山荘 06:20
鷲羽岳 07:35-08:15
三俣山荘 09:10-09:30
双六小屋 11:40-11:50
鏡平 13:15-14:10
新穂高 16:20
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2009年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
|
写真
感想
10月15、16日と休みを頂いて鷲羽岳まで行ってきました。
鷲羽岳へは、これで3回目の山行となります。
私には、この鷲羽岳という山は魅力的な山なんです。
絶好の天気の中、5時に新穂高を出発。
(新穂高には4時に着いたけど眠くて、1時間寝てしまいました)
林道をマウンテンバイク(愛車ブルーライオン号)で登ります。
紅葉真っ盛りの小池新道を登り鏡平へ。
大槍、小槍の綺麗に映る鏡池を見るとここまでの疲れが和らぎますね。
いつ見ても綺麗な景色です。
だいたい、皆さん写真をここで撮影しますね〜
池をよく見てみるとカモが居ました。
この池でカモを目撃するのは初めてでした。
こんな標高の高い所(2300m)にもカモは飛来するんですね。
バムとケロの絵本のカイちゃんみたいに朝には凍ってしまわないのだろうか?
カモ達の心配をしつつ、先へ進みます。
弓折分岐まで進むと眼下には鏡平と槍ヶ岳が綺麗に見えてきます。
左の手前から槍の穂先にのびる尾根を西鎌尾根といいます。
丁度この日、先発で山ちゃんが日帰りという強行日程で
この尾根を登っているのです。
この尾根の、どこかに居るはずなのですが・・・・
それにしても彼は凄い日帰り登山をするなぁ。
今年の登山の集大成らしいです。
彼は無事、槍の穂先を制覇して新穂高に帰ることが出来るのだろうか?
山ちゃんの心配をしつつ、先へ進みます。
双六小屋を経て、双六岳に到着・・・・・
双六岳の登りには、アイゼンを装着するまでではありませんでしたが
雪がしっかりついていました。
枯れた草と雪が少し融け残ったこの景色、初冬の一瞬だけの景色です。
運良く、いい時に登ることが出来ました。
双六岳から稜線をたどり三俣蓮華岳へ
途中、冬毛の混じったライチョ兄弟に遭遇。
ここからは、黒部五郎、薬師岳、雲ノ平の景色が広がるのですが
ガスがかかっていて視界不良!
鷲羽岳方面だけ視界がひらけていました。
三俣蓮華岳から見る鷲羽岳は最高です!(私の携帯の待ち受け)
鷲が羽を広げたような感じでしょ?
そう、ショッカーのエンブレムを想像していただければイメージできるかと。
鷲羽岳の麓に建っている山小屋が、この日お世話になる三俣山荘です。
特に急ぎもしない、のんびり登山の楽しみは
なんといっても山荘での食事です。
昨年、お邪魔したときはハンバーグ定食で
美味しかった記憶が。。。。
食事の用意が出来たようなので食堂に行ってみると
おおっ!!今回はメンチカツにケーキが付いている!!!
これだけでなく、お味噌汁の代わりに運ばれてきたのは、ビーフシチュー!
この日は、三俣山荘の今年最後の営業日。
特別メニューだったそうです。
コクのあるデミソースに柔らかく
煮込んだ大きな牛肉が絶妙な味!
北アルプスの奥地でこんな美味しい
ビーフシチューが食べられるとは・・・・
これだけで来た価値がありました。
御飯、5杯食べちゃいました・・・
夕食後、少し落ち着いたところで星空を見に外へ。
さすが、2550mにある小屋です。
空気も澄んでいて、月も出てなくて満天の星空が広がっていました。
今回は、頑張って一眼レフと三脚を持ってきたので星空撮影に挑戦。
うーん。。。それにしても星空写真は、難しい・・・・
寒い中、40枚も撮ったのに人に見せられるのは、ほんの数枚でした。
三俣蓮華岳 天の川が綺麗でした。
槍ヶ岳 左側の明かりは松本の街の明かりです。
街の灯りというのは、かなり明るいんですね。
鷲羽岳 明日の目的地です。
消灯の時間20時も近くなり、デジカメの予備バッテリーも
少なくなってきたので終いにして、この日は就寝しました。
翌朝も良い天気。
いつもは、小屋泊まりというと朝ご飯を待たずに
出発するんですが、今回はのんびり登山なので
朝も、ゆっくり頂き満足でした。
考えてみたら、朝をゆっくり迎える登山は初めてでした。
朝食時間と、ご来光の時間が丁度重なってしまったので
昇りきった朝日を写真におさめました
朝食後、身支度をして三俣山荘を出発
ザックは、山荘前にデポして身軽な装備で鷲羽岳に向かいます。
鷲羽岳頂上2924mへは約1時間ほどで到着。
時よりガスがかかって快晴とはいえないけど
まぁまぁ良い天気。
槍穂高、黒部五郎、薬師、水晶、常念岳、立山、後立山など
名だたる名峰がよくみえました。
本当に贅沢な景色です。
午前中、槍の穂先が出たのはこの時だけかも。
後は午後まで雲の中。穂高は暈をかぶっていました。
翌日の天気は雨。当たるものですね!
雪の向こうには、大天井岳、綺麗な台形の常念岳
後立山、日本海へと続く尾根です。
初夏に登った鹿島槍ヶ岳も綺麗に見えました。
冠雪の薬師岳、右は水晶岳。
またの名を黒岳というだけに黒い峰ですね。
急なガスの影響でブロッケン現象にも遭遇です。
登ってきた道を振り返ると三俣山荘が、あんなに小さく・・・・
右の谷は黒部の源流です。
昨年の秋は、この黒部の源流を通るルートで雲ノ平に入りました。
鷲羽池の向こうには
雲の中から穂先だけチョコンとでた槍ヶ岳です。
頂上付近で、北アルプスの絶景を充分味わって三俣山荘へ戻りました。
鷲羽岳から下ると、三俣山荘の方達は
小屋終いの作業で忙しそうでした。
いつもは雲ノ平山荘にいらっしゃる
オーナーの伊藤さんにご挨拶をして帰路につきました。
(伊藤さん、私ごときのお店と名前まで覚えてくださっていって恐縮です)
来年は新しい雲ノ平山荘に遊びに行きたいです。
新しい雲ノ平山荘は、来年のお盆あたりに営業再開だそうです。
来年は、折立から薬師岳とセットで行きたいな。
帰りは、三俣蓮華岳〜双六岳のの稜線トラバースしていく巻き道ルートです。
さすがに三俣山荘が小屋終いの為、このルートで本日すれ違う人はいません。
静かな、巻き道ルートを歩きます。
相変わらず、槍ヶ岳は雲に隠れています。
順調に、双六小屋を経由して、弓折分岐点に差し掛かった時
ようやく槍が姿を現してきました。
昼の太陽の光を浴びた稜線はくっきりとしていて迫力満点です。
いい眺めです。
鏡平に下りるとすっかり雲もとれて
槍、穂高のパノラマが。
時間も余裕があったので、鏡池の前で長い間
ボーっとして贅沢な景色を味わいました。
風もなく穏やか・・・
そーいえば、昨日居たカモたちは、姿がない。
明日の天気を予想して飛びだったのかな?
もっと居たい鏡平を後にして、小池新道を下山。
途中の紅葉は真っ盛り!
綺麗でしたよ〜
橋でMTBブルーライオン号に乗れば、下山したも同然!
歩いている登山者を横目に林道を下ります。
心の中で「いいろ〜う!(羨ましいでしょう!)」と言ってみる
ちょっとした優越感!(性格悪いっす。)
明るいうちに新穂高に戻って楽しい山の時間は終わりました。
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