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Yamareco

記録ID: 7091214
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

夜叉神峠登山口-南御室小屋-薬師岳-観音岳-地蔵岳-高嶺-広河原

2024年08月03日(土) 〜 2024年08月04日(日)
 - 拍手
体力度
6
1〜2泊以上が適当
GPS
11:25
距離
19.9km
登り
2,241m
下り
2,114m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
4:14
休憩
0:12
合計
4:26
距離 8.5km 登り 1,310m 下り 254m
9:19
9:21
3
9:24
9:25
71
10:36
10:37
54
11:31
41
12:12
16
12:28
12:36
19
2日目
山行
6:12
休憩
1:13
合計
7:25
距離 11.4km 登り 932m 下り 1,860m
3:50
52
4:42
5:16
1
5:17
14
5:31
39
6:10
6:16
22
6:38
6:41
42
7:41
7:47
24
8:11
8:12
33
8:45
9:02
34
9:36
83
10:59
11:04
8
11:12
11:13
2
11:15
ゴール地点
過去天気図(気象庁) 2024年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
行き: 甲府駅 6:55発 夜叉神峠登山口下車 乗員少なめ
帰り: 広河原 12:00発 増発便1台あり
静かな夜叉神峠登山口から、本日は南御室小屋まで上がり、今年初めてのテント泊。
2024年08月03日 08:28撮影 by  PENTAX KP, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/3 8:28
静かな夜叉神峠登山口から、本日は南御室小屋まで上がり、今年初めてのテント泊。
樹々に囲まれ日差しは弱くとも蒸し暑く、帽子から垂れ落ちてくる汗をぬぐいながら、しっかりつけられた道で標高を上げていく。
2024年08月03日 09:03撮影 by  PENTAX KP, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/3 9:03
樹々に囲まれ日差しは弱くとも蒸し暑く、帽子から垂れ落ちてくる汗をぬぐいながら、しっかりつけられた道で標高を上げていく。
2024年08月03日 11:19撮影 by  PENTAX KP, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/3 11:19
この付近で鹿と二度出会った。きれいな赤毛で、こちらに気づいても気にとめる様子もなく、すぐ近くで草を食んでいた。
2024年08月03日 11:33撮影 by  PENTAX KP, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/3 11:33
この付近で鹿と二度出会った。きれいな赤毛で、こちらに気づいても気にとめる様子もなく、すぐ近くで草を食んでいた。
「ガンバ」
2024年08月03日 11:48撮影 by  PENTAX KP, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/3 11:48
「ガンバ」
本日の最高地点、辻山。
2024年08月03日 12:24撮影 by  PENTAX KP, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/3 12:24
本日の最高地点、辻山。
展望地は厚い雲で覆われていた。
2024年08月03日 12:25撮影 by  PENTAX KP, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/3 12:25
展望地は厚い雲で覆われていた。
下って南御室小屋へ到着。久々の重荷に首を痛めたようだ。
テントを張って、冷たい湧き水を汲む。
2024年08月03日 12:52撮影 by  PENTAX KP, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/3 12:52
下って南御室小屋へ到着。久々の重荷に首を痛めたようだ。
テントを張って、冷たい湧き水を汲む。
この日限定というキューバサンド。実演販売で出来たて、さながらキッチンカーのようで、爽やかな辛みが夏らしい美味しさ。
2024年08月03日 14:12撮影 by  PENTAX KP, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/3 14:12
この日限定というキューバサンド。実演販売で出来たて、さながらキッチンカーのようで、爽やかな辛みが夏らしい美味しさ。
2024年08月03日 14:25撮影 by  PENTAX KP, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/3 14:25
市販のアルファ化米は一食には量が多く、翌朝へ残してもどのくらい食べられるかわからないので、近頃は生米を炊くようにしている。ジャスミンライスは洗米・浸水不要なので扱いやすく、もちろんカレーとよく合う。
2024年08月03日 16:41撮影 by  PENTAX KP, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/3 16:41
市販のアルファ化米は一食には量が多く、翌朝へ残してもどのくらい食べられるかわからないので、近頃は生米を炊くようにしている。ジャスミンライスは洗米・浸水不要なので扱いやすく、もちろんカレーとよく合う。
夕暮れ前には霧が降りてきた。
翌朝への期待はしぼむが、山中で過ごすやさしいゆらぎを感じられる。
そんな標高2400mの夜でも寝袋の中は暑いくらいで、靴下と上着を脱いで、寝袋のファスナーを半分開けた。
2024年08月03日 18:10撮影 by  PENTAX KP, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/3 18:10
夕暮れ前には霧が降りてきた。
翌朝への期待はしぼむが、山中で過ごすやさしいゆらぎを感じられる。
そんな標高2400mの夜でも寝袋の中は暑いくらいで、靴下と上着を脱いで、寝袋のファスナーを半分開けた。
起床後テントから顔を出すと星空で、寝坊を悔やみ急いで支度する。
すでにマジックアワーを迎えた東の空を目端に捉えながら、砂払山へ向かう。
2024年08月04日 04:05撮影 by  PENTAX KP, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/4 4:05
起床後テントから顔を出すと星空で、寝坊を悔やみ急いで支度する。
すでにマジックアワーを迎えた東の空を目端に捉えながら、砂払山へ向かう。
初めて出会ったタカネビランジ。
時間も迫っているけれど、楽しみにしていた花に出会えた嬉しさ、日が昇る前の淡い光に浮かび上がる姿に思わず足をとめた。
2024年08月04日 04:34撮影 by  PENTAX KP, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/4 4:34
初めて出会ったタカネビランジ。
時間も迫っているけれど、楽しみにしていた花に出会えた嬉しさ、日が昇る前の淡い光に浮かび上がる姿に思わず足をとめた。
砂払山からは全方位の眺望。稜線の東側には雲海が広がる。
2024年08月04日 04:43撮影 by  PENTAX KP, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/4 4:43
砂払山からは全方位の眺望。稜線の東側には雲海が広がる。
西側、はじめ見たときはわからなかったけれど、北岳・間ノ岳・農鳥岳の白峰三山とのこと。
三山が連なっている稜線でなく、それぞれの山頂から東側に伸びる尾根が見えて、それぞれ別個の山として見えたのは初めてか。
2024年08月04日 04:44撮影 by  PENTAX KP, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/4 4:44
西側、はじめ見たときはわからなかったけれど、北岳・間ノ岳・農鳥岳の白峰三山とのこと。
三山が連なっている稜線でなく、それぞれの山頂から東側に伸びる尾根が見えて、それぞれ別個の山として見えたのは初めてか。
日が昇った後もしばらく残り、静かな山頂を楽しんだ。
薬師岳への白砂の道へ期待が高まる。
2024年08月04日 05:10撮影 by  PENTAX KP, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/4 5:10
日が昇った後もしばらく残り、静かな山頂を楽しんだ。
薬師岳への白砂の道へ期待が高まる。
タカネビランジは見頃を少し過ぎたようではあったけれど、行く先々で咲き誇っていた。
2024年08月04日 05:20撮影 by  PENTAX KP, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/4 5:20
タカネビランジは見頃を少し過ぎたようではあったけれど、行く先々で咲き誇っていた。
薬師岳山頂。
2024年08月04日 05:25撮影 by  PENTAX KP, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/4 5:25
薬師岳山頂。
花崗岩と白ザレの道をタカネビランジが彩る、別天地のような縦走路。
2024年08月04日 05:27撮影 by  PENTAX KP, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/4 5:27
花崗岩と白ザレの道をタカネビランジが彩る、別天地のような縦走路。
西側には常に白峰三山の眺めがある。
2024年08月04日 05:49撮影 by  PENTAX KP, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/4 5:49
西側には常に白峰三山の眺めがある。
観音岳山頂から、東側には地蔵岳のオベリスクが際立っている。
2024年08月04日 06:08撮影 by  PENTAX KP, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/4 6:08
観音岳山頂から、東側には地蔵岳のオベリスクが際立っている。
獅子のように凛々しく見える岩。
2024年08月04日 06:42撮影 by  PENTAX KP, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/4 6:42
獅子のように凛々しく見える岩。
赤抜沢ノ頭、ここから一旦東へ下って地蔵岳へ向かう。
2024年08月04日 07:19撮影 by  PENTAX KP, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/4 7:19
赤抜沢ノ頭、ここから一旦東へ下って地蔵岳へ向かう。
地蔵岳山頂との鞍部に広がる賽の河原。
2024年08月04日 07:25撮影 by  PENTAX KP, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/4 7:25
地蔵岳山頂との鞍部に広がる賽の河原。
ホウオウシャジン?
他と見分けがついていないけれど、紫が濃い気がする。
2024年08月04日 07:29撮影 by  PENTAX KP, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/4 7:29
ホウオウシャジン?
他と見分けがついていないけれど、紫が濃い気がする。
オベリスクの下にお地蔵さんが、この上はクライミング技術が要るのでここまで。
2024年08月04日 07:36撮影 by  PENTAX KP, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/4 7:36
オベリスクの下にお地蔵さんが、この上はクライミング技術が要るのでここまで。
ガスの流れる中、オベリスクを仰ぐ。
2024年08月04日 07:37撮影 by  PENTAX KP, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/4 7:37
ガスの流れる中、オベリスクを仰ぐ。
赤抜沢ノ頭へ戻って稜線を進み、高嶺へ到着。雲が大きく流れて、眺めは見えそうで見えない。
2024年08月04日 08:44撮影 by  PENTAX KP, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/4 8:44
赤抜沢ノ頭へ戻って稜線を進み、高嶺へ到着。雲が大きく流れて、眺めは見えそうで見えない。
高嶺から先の下りは岩場で、ストックが扱いにくかったので仕舞って進んだ。
ところどころに生えていた白いリンドウらしき花は、調べてみるとトウヤクリンドウというようだった。
2024年08月04日 08:56撮影 by  PENTAX KP, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/4 8:56
高嶺から先の下りは岩場で、ストックが扱いにくかったので仕舞って進んだ。
ところどころに生えていた白いリンドウらしき花は、調べてみるとトウヤクリンドウというようだった。
ミネウスユキソウ?
2024年08月04日 08:57撮影 by  PENTAX KP, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/4 8:57
ミネウスユキソウ?
白鳳峠で稜線を離れ、西へ下る。
2024年08月04日 09:30撮影 by  PENTAX KP, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/4 9:30
白鳳峠で稜線を離れ、西へ下る。
ゴーロ帯の広い谷、樹林帯へ吸い込まれていくような眺め。
2024年08月04日 09:34撮影 by  PENTAX KP, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/4 9:34
ゴーロ帯の広い谷、樹林帯へ吸い込まれていくような眺め。
まだシャクナゲの花が残っていた。
2024年08月04日 09:53撮影 by  PENTAX KP, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/4 9:53
まだシャクナゲの花が残っていた。
樹林帯へ潜り込むと苔の森が広がり、歩きやすい土の道となり、ここで再度ストックを取り出し、負荷を抑えながら下ろうとする。
2024年08月04日 09:57撮影 by  PENTAX KP, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/4 9:57
樹林帯へ潜り込むと苔の森が広がり、歩きやすい土の道となり、ここで再度ストックを取り出し、負荷を抑えながら下ろうとする。
ところが程なくハシゴも出てくる急斜面となり、以降ステップが大きかったりザレ気味だったりと、またもストックが使いにくくなり、結局以降また仕舞って下る。
2024年08月04日 10:15撮影 by  PENTAX KP, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/4 10:15
ところが程なくハシゴも出てくる急斜面となり、以降ステップが大きかったりザレ気味だったりと、またもストックが使いにくくなり、結局以降また仕舞って下る。
太ももに負荷がかかっているのを感じつつも下りきった。
南御室小屋の方が「白鳳峠は厳しい道だから気をつけて、午後天気が崩れる予報だから早めに」と教えてくれていて、確かに濡れてしまったらゴーロ帯やこの急な下りは危険な場面が出てきそう。
広河原までゆっくり林道を歩き、無事降られずに下山できた。
2024年08月04日 11:00撮影 by  PENTAX KP, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/4 11:00
太ももに負荷がかかっているのを感じつつも下りきった。
南御室小屋の方が「白鳳峠は厳しい道だから気をつけて、午後天気が崩れる予報だから早めに」と教えてくれていて、確かに濡れてしまったらゴーロ帯やこの急な下りは危険な場面が出てきそう。
広河原までゆっくり林道を歩き、無事降られずに下山できた。

感想

お盆休みの縦走を目前に、今年はまだ一度もテント泊をしていなかった。
近場でまず一泊と、調整のためにも計画した鳳凰三山。まだ訪れたことがなく、ちょうどタカネビランジが咲いているとのことで、結果的に良いタイミングとなった。
鮮やかなピンクの花が映える白亜の稜線歩きは、爽快かつ不思議と穏やかな心地を得られ、また静かな山中で眠る久々の憩いも心身ともに安らいだ。
紅葉シーズンも似合うだろう姿で、今回は鳳凰小屋が改装工事中だったため外したドンドコ沢のルートでまた回ってみたい。

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