記録ID: 7096840
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
富士・御坂
富士山/プリンスルート 母との四回目の富士登山
2024年08月01日(木) 〜
2024年08月02日(金)


体力度
5
1泊以上が適当
- GPS
- --:--
- 距離
- 19.2km
- 登り
- 1,531m
- 下り
- 2,480m
コースタイム
1日目
- 山行
- 4:37
- 休憩
- 0:59
- 合計
- 5:36
9:23
2日目
- 山行
- 6:46
- 休憩
- 2:55
- 合計
- 9:41
5:31
6:15
72分
富士山頂郵便局
7:27
7:32
24分
御殿場口七合九勺・赤岩八合館
11:03
天候 | 1日:晴れ 2日:晴れ 両日ともやや風強い。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス タクシー 自家用車
タクシーにて富士宮口五合目へ向かい、下山後は御殿場口新五合目から再びタクシーにて水ヶ塚駐車場へ。 水ヶ塚駐車場は常時複数台のタクシーが待機していますが、御殿場口新五合目はつかまらない可能性あり。 (シャトルバスもあります。) |
コース状況/ 危険箇所等 |
好天だと問題ありませんが、宝永火口付近は濃霧時には道迷い注意です。 |
その他周辺情報 | 御胎内温泉にて汗を流しました。雲が沸いていたので、残念ながら富士山は見えませんでした。 |
予約できる山小屋 |
御殿場口七合四勺・わらじ館
|
写真
7/31 21時頃、水ヶ塚駐車場到着。
水ヶ塚駐車場は標高1450mにあり、車中泊も快適でよく眠れました。
8/1 2:48 水ヶ塚駐車場よりタクシーにて出発
待機中のタクシーに乗り込み、予定よりやや早く出発。
車中では霧の区間もありましたが、富士宮口五合目辺りまで上がってくると晴れました!
3:15 富士宮口五合目(2380m)到着
高度順応も兼ねて登山準備に掛かります。この時間帯からお客さんが絶えず、タクシーはフル稼働の状況でした。
水ヶ塚駐車場は標高1450mにあり、車中泊も快適でよく眠れました。
8/1 2:48 水ヶ塚駐車場よりタクシーにて出発
待機中のタクシーに乗り込み、予定よりやや早く出発。
車中では霧の区間もありましたが、富士宮口五合目辺りまで上がってくると晴れました!
3:15 富士宮口五合目(2380m)到着
高度順応も兼ねて登山準備に掛かります。この時間帯からお客さんが絶えず、タクシーはフル稼働の状況でした。
3:47 富士宮口五合目より登山開始!
4時に出発するつもりでしたが、母はもう待ち切れないようで少し早めに登山開始です。
ちなみに2年前には富士宮ルートで登っているので、ここは2回目でした。
4時に出発するつもりでしたが、母はもう待ち切れないようで少し早めに登山開始です。
ちなみに2年前には富士宮ルートで登っているので、ここは2回目でした。
5:08 宝永第一火口(2420m)到着!
山頂火口より大きい宝永第一火口。ただただ圧倒されるばかりの光景でした。
富士山で最も新しい300年前の火口。富士山は有数の活火山であることを再認識しました。
山頂火口より大きい宝永第一火口。ただただ圧倒されるばかりの光景でした。
富士山で最も新しい300年前の火口。富士山は有数の活火山であることを再認識しました。
6:57 宝永山(2693m)到着!
火口底から這い上がる登りがけっこう大変でした。休憩も兼ねて宝永山山名標まで足を伸ばしておきます。
ここで今日初めて他の登山者の方々と出会いました。
火口底から這い上がる登りがけっこう大変でした。休憩も兼ねて宝永山山名標まで足を伸ばしておきます。
ここで今日初めて他の登山者の方々と出会いました。
7:09 出発
プリンスルート最大の見どころである宝永山と宝永火口を満喫しました。
皇太子時代の現天皇が2008年に初の富士登山で登られたルート。
初回から良い行程を歩かれたのだなと感心しました。
プリンスルート最大の見どころである宝永山と宝永火口を満喫しました。
皇太子時代の現天皇が2008年に初の富士登山で登られたルート。
初回から良い行程を歩かれたのだなと感心しました。
と同時に明日夜明け前の標高差600mの登りを眼前にして、母は少し心配だったようです。
母にはベンチで休んでもらい、宿泊受付を済ませました。
翌日は1時30分頃出発予定ということで、出入口に近い場所をご案内いただきました。
母にはベンチで休んでもらい、宿泊受付を済ませました。
翌日は1時30分頃出発予定ということで、出入口に近い場所をご案内いただきました。
砂走館でのあおい
いつも一緒のひなたは首の骨が折れる重傷?ということで珍しく単独行のあおいちゃんとなりました。山行のお供にし始めてから5〜6年で壊れました。
(帰宅後に首の骨にあたる部品を交換してひなたは復活しています)
#ヤマノススメ
いつも一緒のひなたは首の骨が折れる重傷?ということで珍しく単独行のあおいちゃんとなりました。山行のお供にし始めてから5〜6年で壊れました。
(帰宅後に首の骨にあたる部品を交換してひなたは復活しています)
#ヤマノススメ
雲海に浮かぶ宝永山。あの山腹道を登ってきました。
18〜19時には寝たかったけど、今回の喧騒は手強くて眠れませんでした。
木曜でも山小屋は満員状態です。到着、出発時刻は人それぞれなので仕方ない面もありますが。
20時30分の消灯を過ぎ、21時頃ようやく寝付けた模様です…
18〜19時には寝たかったけど、今回の喧騒は手強くて眠れませんでした。
木曜でも山小屋は満員状態です。到着、出発時刻は人それぞれなので仕方ない面もありますが。
20時30分の消灯を過ぎ、21時頃ようやく寝付けた模様です…
8/2 0:00 過ぎ 起床
いつの間にか寝入っていたようで、すっきり目覚めました。耳栓とアイマスクは必携です。
周囲の方々が動き始めて母もようやく起床できました。
1:22 砂走館(3110m)出発
富士山頂上まで標高差600m。予想所要時間は3時間半くらい。
山頂でのご来光は別に間に合わなくても良いので、とにかくマイペースでという方針で登っていきます。
2:13 赤岩八合館(3300m)
満員で予約できなかった赤岩八合館まで約50分。ゆっくり登ってきたつもりでもペースとしては遅くはないようです。
いつの間にか寝入っていたようで、すっきり目覚めました。耳栓とアイマスクは必携です。
周囲の方々が動き始めて母もようやく起床できました。
1:22 砂走館(3110m)出発
富士山頂上まで標高差600m。予想所要時間は3時間半くらい。
山頂でのご来光は別に間に合わなくても良いので、とにかくマイペースでという方針で登っていきます。
2:13 赤岩八合館(3300m)
満員で予約できなかった赤岩八合館まで約50分。ゆっくり登ってきたつもりでもペースとしては遅くはないようです。
4:08 富士山頂上(3700m)
予想外に早くて頂上まで3時間掛からずの到着でした。母は大きく息が上がることなく淡々と登れていて安堵しました。
やはりペース配分が大事だと再認識しました。グループの皆様に母共々お礼申し上げました。
予想外に早くて頂上まで3時間掛からずの到着でした。母は大きく息が上がることなく淡々と登れていて安堵しました。
やはりペース配分が大事だと再認識しました。グループの皆様に母共々お礼申し上げました。
時折突風が吹き抜ける中、ゆっくりと馬の背を登っていきます。
あと少し、あと少し、もう一歩前へ!
4:39 富士山山頂・剣ヶ峯(3776m)到着!!
御来光待ちの登山者で満員状態の剣ヶ峯に通算4回目の登頂となりました!
あと少し、あと少し、もう一歩前へ!
4:39 富士山山頂・剣ヶ峯(3776m)到着!!
御来光待ちの登山者で満員状態の剣ヶ峯に通算4回目の登頂となりました!
二等三角点
点名:「富士山」
標高:3775.51m
5:18 富士山山頂・剣ヶ峯出発
できるだけ長く居たかったはずでしたが、母にとっては寒過ぎたよう。
40分の滞在時間で剣ヶ峯を辞すこととします。ありがとう、剣ヶ峯。また来る日まで。
点名:「富士山」
標高:3775.51m
5:18 富士山山頂・剣ヶ峯出発
できるだけ長く居たかったはずでしたが、母にとっては寒過ぎたよう。
40分の滞在時間で剣ヶ峯を辞すこととします。ありがとう、剣ヶ峯。また来る日まで。
5:30 鰶池付近(3710m)
登頂したばかりの剣ヶ峯を振り返っておきます。
これまでで最も長い2日目の登りを経ての登頂となった剣ヶ峯。このことは誇りに思って良いと母に伝え、母は感慨深そうに眺めていました。
登頂したばかりの剣ヶ峯を振り返っておきます。
これまでで最も長い2日目の登りを経ての登頂となった剣ヶ峯。このことは誇りに思って良いと母に伝え、母は感慨深そうに眺めていました。
7:56 砂走館(3110m)到着
予想外に下りも早く、8時前には砂走館に戻ってきました。
2年前の母は下りでけっこう疲れが出ていましたが、六甲での体力づくりの成果は自分の想像を越えていました。
予想外に下りも早く、8時前には砂走館に戻ってきました。
2年前の母は下りでけっこう疲れが出ていましたが、六甲での体力づくりの成果は自分の想像を越えていました。
砂走館に入って遅めの朝食を頂きました。
ハムエッグとご飯、最高に美味しかったです。ごちそうさまでした。(朝食時間は10時まで。以降はパンを手渡しとのことです。なおお弁当のサービスはありません)
朝食後は預け荷物の受け取りとレイヤリングの調節を済ませておきます。
ハムエッグとご飯、最高に美味しかったです。ごちそうさまでした。(朝食時間は10時まで。以降はパンを手渡しとのことです。なおお弁当のサービスはありません)
朝食後は預け荷物の受け取りとレイヤリングの調節を済ませておきます。
10:54 大石茶屋出発
かき氷ですっかり落ち着いた感があるけど、本当の終点である御殿場口新五合目まであと少し。
雲が無ければ最後まで富士山が見えるはずですが、今回はずっと雲に遮られました。
かき氷ですっかり落ち着いた感があるけど、本当の終点である御殿場口新五合目まであと少し。
雲が無ければ最後まで富士山が見えるはずですが、今回はずっと雲に遮られました。
撮影機器:
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
サブザック
行動食
非常食
飲料
ハイドレーション
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
針金
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
ナイフ
一眼レフカメラ
広角ズームレンズ
望遠ズームレンズ
ポール
三脚
熊鈴
ねんどろいど(あおい・ひなた)
|
---|
感想
富士山には2022年までに3回、吉田、須走、富士宮ルートを登っています。
今夏、2年ぶりに富士山へ行きたいという母の希望を入れ、自分としてもプリンスルートを歩いてみたかったので計画しました。
宝永第一火口を通過するという、他のルートにはない変化に富んだ行程。
300年前の噴火口を目の当たりにし、富士山のユニークな一面を満喫できる好ルートでした。
赤岩八合館が満員ということで砂走館での宿泊となり、2日目はこれまでで最大となる標高差600mの登りで始まります。母のこれまでの経験とトレーニングの成果があったようで、また同じペースの方々と出会えたこともあり、予想以上に快調なペースでの剣ヶ峯登頂を成すことができました。
また半年前に腓骨骨折した自分にとって、大砂走りを駆け下りるのはリハビリ中から目標の一つとなっていました。これまで走るのはできるだけ抑えていましたが、大砂走りでは2年前までと変わらず爽快に駆け下ることができたことも二重の嬉しさでした。
今回も母共々、4度目の富士登山を満喫しました!砂走館をはじめとして、出会った方々、そして富士山に感謝です!最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。
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コメント
この記録に関連する登山ルート

ハイキング
富士・御坂 [2日]
富士山(富士宮口五合目〜八合目〜御殿場ルート〜剣ヶ峰〜御殿場下り六合〜宝永山〜富士宮口合目)
利用交通機関:
車・バイク、 タクシー
技術レベル
1/5
体力レベル
4/5
プリンスルートで 変化に富む景色を楽しまれたようですね。
母上様も 快調にあるかれたようで、すごいすごい!
ランチ後続きを拝見です。(⌒∇⌒)
ありがとうございます。
三脚をとりにもどられ、大変でしたね。
富士山は 砂礫の山ですねー。
最近は 老化 劣化を感じる私ですが
母上様は昨年にまして トレーニングを
積まれたようで 頭が下がります。
宝永山からの うねりの景色はすごいですね。
登山口から なんと5時間半の登り。
砂走館に なんなく 到着されて
さすがです。
1:00過ぎ 起床されて 早い出発ですね。
他のグループの方と 同行になられたよう。
山旅の 思い出ですね。
同じ日に お互い富士にいる!
この偶然はほんとに 希少です。
剣が峰到着10分後に 御来光とは!
御来光もすばらしい!
40分滞在されて 名残惜しく下山へ。
帰路は 御殿場ルートへ。
山中湖も見えて ロケーションも上々。
下りでも 体力の充実を感じられる
母上様 すごいな。
登り3時間
下り6時間。すごいな お疲れ様でした。
ご褒美の かきごおり、温泉。
ユックリと足を伸ばされ 思い出になった
富士山を 色鮮やかに 反芻されたことでしょう。
おめでとうございました。
お盆でご多忙のことと存じます。コメントをいただきましてありがとうございます!
母もたいへん喜んでいます。
6年前:吉田ピストン 、3年前:須走→御殿場 、そして2年前に
富士宮→御殿場と歩いて一区切りとしていたのですが、プリンスルートが残っていました。
ということで今夏の目標の一つとしていました。
昨夏の甲斐駒リタイアから、母はたくさんの山行を重ね、そして経験を積んだようです。
一緒に歩いていても、安定感と持久力が上がっていることを感じます。
自分が薦めたスクワットもできる範囲で続けているようです。筋力は何歳からでも付きます。
目標となる山があるとやはり違うなと自分も改めて感じました。
富士山の砂礫ですが、殊に宝永山と御殿場ルートに顕著でして、
足元が柔らかく安定しないというか、自然に雪山での歩き方になった気がします。
特に宝永火口から宝永山へ上がるまでがしんどかったです。
この砂礫のおかげで下りでは大砂走りというお楽しみとなりますが。
行動時間は概ね自分の読みどおりでしたが、
今回は七合五勺の砂走館での宿泊ということで、2日目の登りがまだ600m残りました。
母は少し心配だったようですが、ふたを開けてみれば淡々と登れました。
他のグループの方々との出会いも本当に良い思い出になりました。
夕刻の山小屋は本当にテントではありえない騒々しさですが、
それでも二人ともそれなりに眠れて2日目に備えることができました。
ご指摘のとおりで耳栓がないとなかなか寝付けないと思います。
御来光の10分前での登頂は本当に計ったようですが、母が自分のペースで登れることが
最優先なので、間に合わなくても良いと考えていました。
4回目の登頂でしたが、これまでで一番感動しました。
御殿場ルートの下りも、大砂走りに入ってからも安定した下りで順調に大石茶屋へ。
大石茶屋のかき氷は本当に絶品です。
温泉から富士山が見えれば完璧だったんですが、それはまた別の機会に。
でも程好い湯加減で熱がりの母も大満足だったようです。
母も山中湖がきれいに見えることが印象に残っているようです。
帰路は富士五湖を巡りながらのんびりと帰りました。
御坂山地の山々を多く登ったことで周辺の道路を覚えたことが役立ちました。
お互いに元気であればこその登山ですから、自分としてもここまで漕ぎつけることができて良かったです。
今回も本当にありがとうございました。
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