記録ID: 7099907
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜
針ノ木サーキット(時計周り・針ノ木小屋泊)
2024年08月03日(土) 〜
2024年08月04日(日)


体力度
6
1〜2泊以上が適当
- GPS
- 15:00
- 距離
- 22.0km
- 登り
- 2,278m
- 下り
- 2,269m
コースタイム
1日目
- 山行
- 4:26
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 4:36
距離 6.0km
登り 1,228m
下り 62m
2日目
- 山行
- 8:12
- 休憩
- 1:56
- 合計
- 10:08
距離 16.0km
登り 1,050m
下り 2,207m
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
(上部駐車場が満車のため、誘導員が案内していた) |
コース状況/ 危険箇所等 |
今回は赤線繋ぎテーマの山行である。今回選んだのは針ノ木岳である。ずっと針ノ木岳の山頂から黒部湖を見たいと思っていた。 針ノ木サーキットと呼ばれる1周するコースを辿ることとした。過去ログでは1日で1周しているものがあるが、自分はとても1日で1周できる気がしなかった。1泊でもキツかった。途中会った人もみんな同じ意見だった。(日帰りする人とは行動の時間帯が合ってないので、会話していないだけかも) 雪渓はまだまだ残っていて、涼しくとても楽しかった。 ▪️扇沢駐車場 今日は針ノ木小屋に泊まるので、スタートは遅めだった。元々出発が遅いために駐車場は気になっていた。停められないとかなり下の方の臨時駐車場に停めてシャトルバスで扇沢に行く話も聞いていた。今日はスタートが遅くても良かったので、それでも良いと思っていた。実際は扇沢に着いたのが7:30頃だった。扇沢駅手前のスノーシェッド途中で誘導員が臨時の無料駐車場に案内していて、そこに停められた。相当キャパはありそうだった。ここから扇沢駅までは歩いて10分位だった。 ▪️扇沢→大沢小屋 しばらくは樹林帯を進む。特に難所も無い。途中、何回か涸れ沢を横切る。ピンクテープがしっかりあるので、登山道は明瞭である。まもなく大沢小屋に着く。今シーズンは営業していない。 ▪️大沢小屋→針ノ木雪渓 大沢小屋を過ぎてしばく進むと、針ノ木雪渓が遠くに見渡せるようになる。今年新たに整備された沢を渡る橋を越えると雪渓が始まる。序盤は巻道を歩いたが、登山道自体がかなり歩きにくかったので、途中から軽アイゼンを着けて雪渓を歩いた。雪渓の方が涼しい風が吹いてきて気持ちが良い。雪はかなり締まっていて、チェーンスパイクの人もいたが登りにくそうだった。 ▪️針ノ木雪渓→針ノ木小屋 雪渓が終わったあとは急登が続く。日差しも強くてしんどかったが、沢の水を頭から被ったらとても気持ちよかった。最後は富士山のようにジグザグの急登があり、登り切ると針ノ木小屋に到着する。 ▪️針ノ木小屋→針ノ木岳 ご来光を見るために4時過ぎに出発した。途中からガスが出てきて針ノ木岳山頂からはご来光は拝めなかった。ただガスは取れていく様子なので、この後の展望に期待する。 ▪️針ノ木岳→スバリ岳 針ノ木岳直下のガレ場はかなり危ない。まず落石は避けられない位に脆い。足の置き場に困る。人との距離をとった方が良い。その区間を過ぎても足場が脆い場所が所々あるので注意して進む。針ノ木サーキットで1番厄介な区間だった。 ▪️スバリ岳→赤沢岳 この辺りからガスが無くなり絶景を見ながらの縦走が始まる。スバリ岳直下に歩きにくい場所があるが、それ以降は難所は無い。ただここから所々でハイマツ中を進む道が多くなり、最初登山道を見失うことが多々あった。スバリ岳からの区間では左手に黒部湖が見える。 ▪️赤沢岳→鳴沢岳 赤沢岳を過ぎると黒部湖は見えなくなる。大きな難所はなく気持ち良い縦走を楽しめる。相変わらずハイマツに隠れた登山道はたまに出てくる。山頂で少し休憩した。同じコースを同じようなペースで縦走する方と話しながらひと時を楽しんだ。 ▪️鳴沢岳→新越山荘 鳴沢岳からすぐに新越山荘に着く。軽食にカップラーメンとコーラを頼んだ。針ノ木サーキット縦走では、針ノ木小屋と新越山荘の中間位に山小屋があれば丁度良いのにと思った。 ▪️新越山荘→岩小屋沢岳 ここまでも楽しい縦走路が続く。景色も最高である。 ▪️岩小屋沢岳→種池山荘 種池方向から向かって来た人から、登山道に熊が出たと聞く。種池山荘への最後の登りに入る前の平坦部に出たようだ。種池山荘まではもうすぐの距離だ。熊鈴を手で振りながら進むことにした。出会い頭に出くわさないように見通しの悪い場所は、ゆっくり周囲を伺いながら進んだ。たまにガスが出てきて視界が遮られるのが怖い。それは熊も同じ事で出会い頭の可能性が高まるからだ。山小屋のスタッフが見回りに来ていて登山者に注意を促していた。自分は問題なく種池山荘に着いたが、鳴沢岳で会話した方が先行していて、登山道で熊に出会したとのこと。登山道の曲がり角でいきなり黒い物体が現れたとのこと。しばらくして熊は過ぎ去って特に何もなかったようで本当に良かった。自分が出会す可能性も十分にあったと思う。 この区間は片側が崖になっている道が多く要注意。 ▪️柏原新道 扇沢目指して延々と下る。特に難所はないが、朝から歩き続けた体にはかなりしんどかった。登ってくる人には熊の件を話しておいた。やはり下りはしんどい。歩き方が下手なのだろうか。 |
写真
撮影機器:
感想
雪渓、景色、縦走と大満足の山行であった。雪渓は雪がもっと残っている時期にまた来てみたい。
針ノ木サーキットは1日で廻ることも考えていたが、自分てやはとても無理だと思った。
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