岩の殿堂の剱岳に登る

2024年08月02日(金) 〜 2024年08月04日(日)

• GPS: 19:52
• 距離: 15.6km
• 登り: 1,710m
• 下り: 1,717m

コースタイム

1日目

• 山行: 3:46
• 休憩: 0:30
• 合計: 4:16

距離 4.7km 登り 518m 下り 417m

9:45 室堂
9:47 ホテル立山
9:59 みくりが池
10:03 みくりが池温泉
10:27 雷鳥荘
10:41 雷鳥沢キャンプ場
10:46 浄土橋
12:48 13:18 剱御前小舎
14:01 剱沢キャンプ場

2日目

• 山行: 6:15
• 休憩: 2:48
• 合計: 9:03

距離 6.2km 登り 775m 下り 779m

4:10 剱沢キャンプ場
4:19 4:20 剱澤小屋
4:46 4:54 剣山荘
5:19 5:27 一服剱
6:22 6:31 前剱
6:51 6:52 前劔の門
7:24 7:27 平蔵の頭
7:32 7:38 カニの縦バイ
7:47 7:57 カニのヨコバイ
8:20 8:47 剱岳
9:17 9:27 カニのヨコバイ
9:31 9:32 カニの縦バイ
9:38 9:52 平蔵の頭
10:16 10:21 前劔の門
10:28 10:34 前剱
11:29 11:37 一服剱
11:48 12:32 剣山荘
12:56 13:03 剱澤小屋
13:13 剱沢キャンプ場

3日目

• 山行: 3:33
• 休憩: 0:06
• 合計: 3:39

距離 4.7km 登り 417m 下り 521m

5:07 剱沢キャンプ場
6:20 6:21 剱御前小舎
7:34 7:35 浄土橋
7:48 7:50 雷鳥沢ヒュッテ
7:58 雷鳥荘
8:22 みくりが池温泉
8:26 8:27 みくりが池
8:34 ホテル立山
8:40 8:41 室堂
8:46 ゴール地点

天候

8/2〜8/4快晴

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

中央高速安曇野ICで高速をおりて立山黒部アルペンルートの基地である扇沢ターミナルへ移動
扇沢からは、関電トンネル電気バス/ケーブルカー/ロープウェイ/関電トンネル電気バスで室堂ターミナルへ移動

コース状況／危険箇所等

8/2：　室堂ターミナルから雷鳥沢を経由して剣御前小舎を経て剣沢キャンプ場でテント泊。雷鳥沢から剣御前小舎への登りがテント泊用品を背負って、カンカン照りの中での登りの連続なのできつかった。
8/3：　剣沢キャンプ場から剣山荘を経由して劔岳に登ったが、前剣のガレ場の登りで直径50cm程の落石があり、数m先で止まってくれて安堵したが、ガレ場の上り下りは要注意区間。前剣から先は、No.5のステンレスの梯子わたり、No.6の鎖場のトラバースと急な下り、No.7の鎖の長い下り、No.9のカニのタテバイの急な登り、No.10のカニのヨコバイのトラバースとその後の急な下り等々上げればきりがない。ただし、危険箇所には、鎖とボルト等が整備されており、3点確保で上り下りを集中すれば、切り抜けられる。逆に、鎖がない場所でバランスを崩すと大事故につながるため、細心の注意が必要である。また、急傾斜のがレ場区間は、自分自身が落石を起こさないように注意するとともに、先行登山者あるいは後続登山者による落石に注意が必要である。前述の落石も先行登山者によるものだった。
8/4：　剣沢キャンプ場から剣御前小屋まで登り、そこから雷鳥沢に下って室堂に戻るコースだが、剱御前小屋からの下りで足を使ってしまい、雷鳥沢からミクリガ池に登り返す階段の連続がきつかった。

写真

8/2 9:35

室堂に到着し、立山ホテルの前から立山を望む

8/2 9:35

立山ホテル、50年前に宿泊しているので、懐かしい。

8/2 9:37

ホテル前で登山の準備

8/2 9:52

ミクリガ池の後方に大日岳を望む

8/2 9:58

ミクリガ池温泉が見えてきた

8/2 10:04

これから登る別山乗越を望む

8/2 10:20

らいちょう温泉雷鳥荘を望む

8/2 10:20

雷鳥荘の手前で小休止

8/2 10:41

雷鳥沢キャンプ場の中を進む

8/2 10:43

浄土沢に掛かっている橋を渡る

8/2 11:13

富士ノ折立の上空に彩雲が見えていた

8/2 12:05

雷鳥坂から歩いてきた雷鳥沢キャンプ場、室堂を振り返る。中央後方に薬師岳が見えてきた。

8/2 12:49

剣御前小舎に到着

8/2 13:12

明日登る劔岳を背景に記念写真

8/2 13:14

劔岳を前にテンションが上がるメンバー各位

8/2 13:41

雪と岩の殿堂の剣岳!!

8/2 14:01

剣沢キャンプ場に到着し、テント場の受付を行った。

8/2 14:22

テントは3張り、女性用1張り、男性用2張りを設営中

8/2 15:43

この日はやることがないため、早々に食事の準備を行い、酒盛りに移行

8/2 16:20

酒盛り用のオードブルは、ソーセージ焼き、かまぼこ、漬物等

8/2 16:21

主食は、麻婆茄子丼でご飯も炊きあがった。

8/2 16:24

酒盛り開始が待ち遠しい面々

8/2 16:24

キャンプ場の冷水で冷やしておいた缶ビールが登場し、酒盛りスタート!!

8/3 4:08

2日目がいよいよスタート、天気は今日も快晴で星が綺麗だった。ヘッデンを点けて出発!!
劔岳の東側が白み始めていた。

8/3 4:26

後立山連峰の五竜岳と唐松岳の後方が明るくなってきた!!

8/3 4:40

剣山荘が見えてきた。大分明るくなってきたため、ヘッデンを外した。

8/3 4:49

奥大日岳から大日岳は雲海が押し寄せている。

8/3 4:49

今日歩いてきた剣沢キャンプ場と剱沢小屋方面を望む。後方は、別山北峰。

8/3 4:49

剣山荘から一服剱に至る登山道は、劔岳を目指す登山者が列をなしていた。

8/3 4:49

剣山荘で小休止をとった。6年前に劔岳に登った際は、この剣山荘にお世話になった山小屋である。

8/3 5:02

唐松岳の南尾根から朝日が昇り始めた!!

8/3 5:02

爺ヶ岳〜鹿島槍ヶ岳〜五竜岳〜唐松岳の山並み

8/3 5:02

唐松岳からの日の出‼️

8/3 5:02

唐松岳からの日の出と雲海!!

8/3 5:02

朝日が剱御前に指し始めた‼️

8/3 5:05

一服剱の最初の鎖場(No.1)が登場

8/3 5:12

一服剱の2番目の鎖場(No.2)が登場

8/3 5:12

2番目鎖場、ホールドが沢山あるため、鎖に頼らずに登れる。

8/3 5:14

皆も快調に登ってきており、頼もしい!!

8/3 5:19

前剣の難敵が待ち受けている!!

8/3 5:20

一服剱から前剣を望む!!

8/3 5:21

一服剱の山頂で最初の難関をクリアーして高揚している仲間達!!

8/3 5:27

白山風露

8/3 5:28

車百合

8/3 5:28

前剣へ至る登山路を望む‼️

8/3 5:43

歩いてきた一服剱を望む!!　後方は、剱御前と別山!!

8/3 5:43

針ノ木岳〜蓮華岳〜赤沢岳の山並み

8/3 6:01

前剣の大岩の手前のガレ場で50cm程の岩が転げ落ちてきてびっくりした。幸いにも数m手前で停まってくれて安堵した。前剣のガレ場は、落石に注意と言われていたが、現実の出来事だった。先行する登山者のものだった。

8/3 6:02

黄色いヘルメットの登山者の足元にある白っぽい岩が落ちてきて運良く数m手前で止まってくれた。

8/3 6:11

岩桔梗

8/3 6:12

No.4の鎖場登場‼️

8/3 6:16

ガレ場を登る仲間達‼️

8/3 6:18

遂に前剣の後方に劔岳の主峰が見えるようになった‼️

8/3 6:22

前剣の山頂に到達‼️

8/3 6:22

前剣山頂から剱御前を望む。後方には、薬師岳が見えている‼️

8/3 6:23

劔岳登山は、ここからが核心部‼️

8/3 6:23

前剣山頂に到達した仲間達‼️

8/3 6:24

前剣山頂で記念写真を撮ってもらった。

8/3 6:27

前剣山頂まで登ってくると、後方に北部南アルプスの山並みが見えて来た‼️

8/3 6:27

南アルプスが更に良く見えてきた。甲斐駒ヶ岳〜北岳〜間ノ岳〜塩見岳〜悪沢岳〜赤石岳が見えている。

8/3 6:30

イワツメクサ

8/3 6:34

登山道は、プレートの左側、いよいよステンレスの空中水平梯子が待ち受けている‼️

8/3 6:36

足元に水平梯子が待ち受けている‼️

8/3 6:38

水平梯子をわたり切るとすぐにNo.5の難所のトラバースが待ち受けている。右下が切れ落ちており、高度感がある。

8/3 6:44

トラバースを終えると、No.6の急な下りが待ち受けている。平蔵谷に向かって急斜面を下った。

8/3 6:46

下からNo.6の下り斜面を下る仲間達‼️

8/3 6:47

岩の切れ目から大日岳方向を望む‼️

8/3 6:48

劔岳が眼前に迫ってきた‼️

8/3 6:51

当初山岳会の仲間3人が登る予定だった源次郎尾根の険しい岩稜帯‼️

8/3 6:54

チングルマと劔岳

8/3 6:57

タカネヤハズハハコ

8/3 7:05

針ノ木岳の左に薄っすらと富士山が見えている‼️

8/3 7:07

早月尾根が見えてきた‼️

8/3 7:07

平蔵の頭（ズコ）

8/3 7:10

深山大根草

8/3 7:10

当薬竜胆

8/3 7:10

前が詰まっており、小休止‼️

8/3 7:15

No.7の平蔵の頭の難所、ここを登ると、すぐに急な下りになるため、詰まっていた。また、団体がビデオ撮影をしていた。

8/3 7:21

平蔵の頭からの下り‼️

8/3 7:24

No.8の平蔵のコル、ここからはトラバースが続く

8/3 7:27

平蔵のコルの岩場を登る仲間達‼️　

8/3 7:27

雪渓が残る平蔵谷を見下ろす‼️しかし、雪が少ない‼️

8/3 7:32

劔岳登山のハイライトのNo.9のカニのタテバイに到達‼️

8/3 7:32

ほぼ垂直に切り立っているカニのタテバイの岩稜帯‼️

8/3 7:38

カニノタテバイを登るHさん‼️

8/3 7:38

カニのタテバイを登りきったFさん‼️

8/3 7:40

カニのタテバイの最後の難所を登るMさん‼️

8/3 7:41

カニのタテバイの難所を登る仲間達‼️

8/3 7:48

カニのタテバイを登りきると、No.9のカニノヨコバイ（下りルート）との分岐に到達‼️此処から先は、登り終えて下ってくる登山者とのスライドが多くなった。

8/3 7:57

山頂直下から南の方向を眺めると、南アルプス、富士山、八ヶ岳の山並みが薄っすらと見えている‼️

8/3 8:11

劔岳山頂に到達‼️

8/3 8:12

劔岳山頂‼️

8/3 8:13

劔岳山頂で記念写真を撮ってもらった。

8/3 8:20

剱御前と別山の後方に薬師岳や黒部五郎岳、笠ヶ岳、槍穂高、御岳等が見えている。

8/3 8:20

立山の後方に槍ヶ岳、更に後方に南アルプス

8/3 8:20

富士山、南アルプス

8/3 8:20

針ノ木岳の後ろに南アルプス〜富士山〜八ヶ岳

8/3 8:21

爺ヶ岳〜鹿島槍ヶ岳〜五竜岳

8/3 8:21

五竜岳〜唐松岳〜白馬三山

8/3 8:21

白馬三山〜朝日岳、後方は妙高山？

8/3 8:21

早月尾根側には雲海が上がり始めた

8/3 8:42

劔岳山頂の眺望を満喫する仲間達

8/3 8:42

いつまで見ていても見飽きない大展望‼️

8/3 8:42

8/3 8:42

爺ヶ岳の後方に浅間山が頭を出している

8/3 8:43

五竜岳〜唐松岳と白馬三山の後方に妙高山が見えている

8/3 8:44

そろそろ下山しようと、最後の山頂写真を撮ってもらった

8/3 8:51

早月尾根には雲がかかり始めている

8/3 8:51

これから下る前剣〜剱沢

8/3 9:14

下りの最大の難所のNo.10のカニノヨコバイまで降りてきた

8/3 9:15

いよいよ下りの難所を前に再び集中力を高める仲間達

8/3 9:20

カニのヨコバイの最初の足を置くことが出来れば、8割終了‼️

8/3 9:20

次々とカニノヨコバイに足を踏み入れる仲間達‼️

8/3 9:22

カニノヨコバイが通過できたら、次は垂直梯子が待ち受けている

8/3 9:24

高度感がある梯子

8/3 9:27

その先も急な下りが待ち受けている

8/3 9:27

鎖を使ってクライムダウン

8/3 9:29

難所をクリアーして安堵の表情

8/3 9:35

次はNo.11の平蔵のコルからの急な上りが待ち受けている

8/3 9:35

この斜面を登る

8/3 9:40

No.12の平蔵の頭

8/3 9:40

平蔵谷を左に見ながらのトラバース

8/3 9:48

平蔵の頭への登り

8/3 9:48

当薬竜胆

8/3 9:50

鎖場の通過も慣れてきた仲間達

8/3 10:17

No.13の前剱の門

8/3 10:29

前剣方向にもガスが掛かり始めた

8/3 11:03

白山風露

8/3 11:07

車百合

8/3 11:13

立山竜胆

8/3 11:13

8/3 11:31

別山と剣御前方向は晴れている

8/3 11:43

深山金鳳花

8/3 12:18

剣山荘まで下山して達成感に浸る

8/3 12:29

剣山荘前にて

8/3 12:33

コバイケイソウ

8/3 12:33

剱沢小屋と剱御前小舎の分岐を通過

8/3 12:34

足取りも軽くキャンプ場を目指して進む

8/3 12:38

チングルマ

8/3 12:38

青の栂桜

8/3 12:56

剱沢小屋前から劔岳を望む。あいにく劔岳にはガスが掛かってしまっていた。

8/3 12:59

剱沢小屋前にて記念撮影

8/3 12:59

剱沢小屋前にて記念撮影

8/3 13:00

劔岳の源次郎尾根

8/3 13:04

ハクサンボウフウ

8/3 13:19

剣沢キャンプ場に無事帰還

8/3 15:29

夕食と酒盛りの準備

8/3 15:39

オードブルの出来上がり：キャベツの千切りとツナ缶和えに冷えたミニトマト

8/3 15:39

冷えたビールが美味い

8/3 15:43

酒盛りをしているとヘリが劔岳に近づいてきた

8/3 15:43

ヘリは源次郎尾根のコルの上空でホバリングを継続、滑落事故が起きている模様。この後、もう1機が飛来し、剣沢の下部のほうで救助作業を行った後、南の方向に飛び去った。

8/3 16:01

本日の夕食はコンビーフカレー、具材がたっぷりはいっており、美味しかった。

8/3 17:44

夕方にキャンプ場に人だかりができ始め、行ってみると雷鳥が砂浴びをしていた。

8/3 17:45

数十人の見物者の視線を一身に集めても悠然としている雷鳥

8/3 17:46

キャンプ場の通路の砂場が気に入っているようだ。

8/3 17:47

8/3 17:47

雷鳥のショウを見物するキャンパー
この後、キャンプ場脇のハイマツの茂みに走り去った。

8/3 19:09

酒宴を終わり、19時過ぎに就寝となるが、まだ明るかった。

8/3 19:09

キャンプ場からの劔岳

8/4 5:07

朝食（ラーメン）を済ませ、テントを撤収してパッキング

8/4 5:17

食材やお酒や水が消費されたため、Iさん（20kg）を除いて15kg以下になった。

8/4 5:19

出発時、劔岳にはガスが掛かっていた

8/4 5:36

しばらく登ってから振り返ると、ガスが晴れ始めた

8/4 5:36

剱御前を望む

8/4 5:36

剱御前小舎への登り

8/4 5:38

チングルマともお別れ

8/4 5:42

別山との分岐から劔岳を振り返る。

8/4 5:46

剱御前小舎が見えてきた

8/4 5:48

ハクサンイチゲ

8/4 5:48

花が終わりかけのチングルマ

8/4 5:48

オンタデが斜面一帯に咲いている

8/4 5:48

ミヤマキンポウゲ

8/4 5:53

ヨツバシオガマ

8/4 5:58

深山大根草

8/4 5:58

ハクサンボウフウ

8/4 6:07

剣御前小舎に到達

8/4 6:10

小舎前から劔岳を振り返る

8/4 6:10

後立山連峰にもガスが登り始めている

8/4 6:10

小舎前で小休止

8/4 6:13

劔岳とお別れ

8/4 6:20

当薬竜胆

8/4 6:21

岩爪草

8/4 6:21

これから下る室堂方面は、晴れている

8/4 6:39

今回、立山は見るだけ

8/4 7:33

雷鳥沢の橋まで下ってきて振り返る

8/4 7:36

雷鳥沢の橋を渡る

8/4 7:36

橋を渡る仲間達

8/4 7:38

雷鳥沢キャンプ場も賑わっていた

8/4 7:55

炎天下の雷鳥沢からの登りがきつかった。

8/4 7:57

雷鳥荘前を通過

8/4 8:15

赤池横を通過

8/4 8:15

雷鳥荘を振り返る

8/4 8:15

下ってきた雷鳥坂を振り返る

8/4 8:20

岩銀杏

8/4 8:24

ミクリガ池

8/4 8:27

オオハナウド

8/4 8:32

立山ホテルが見えてきた

8/4 8:38

立山ホテル前で記念撮影

8/4 9:12

立山ロープウェイの大観峰を振り返る

8/4 9:12

ロープウェイから赤牛岳〜烏帽子岳

8/4 9:12

黒部ダムの後方に針ノ木岳〜蓮華岳

8/4 9:39

黒4ダムの放水

8/4 9:41

黒4ダムの放水

8/4 9:41

黒部川の下流

8/4 9:41

ダム堰堤を進む

8/4 9:41

黒部湖の湖面は藻で黄緑色になっている

8/4 12:07

安曇野で美味しい天ぷらそばの大盛りを頂いた。冷えたそば茶が美味しかった。

撮影機器：

TG-4 OLYMPUS CORPORATION

iPhone 14 Pro Apple

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 着替え 靴 予備靴ひも ザック ザックカバー サブザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 ハイドレーション コッヘル 食器 ライター 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 針金 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ストック ナイフ カメラ ヘルメット

共同装備

調理用食材 調味料 ガスカートリッジ コンロ コッヘル 調理器具 ポール テント テントマット

感想

matusan

8/2〜8/4にかけて、山岳会の夏合宿で仲間6人とともに、北アルプスの劔岳に登ってきた。当初の計画では、ベテラン組3名が源次郎尾根経由で劔岳に登り、若手組4人が別山尾根経由で劔岳を目指すという計画だった。若手組は、全員が劔岳は初登頂になるため、経験者として別山尾根ルートの計画に参加した。しかし、直前に源次郎尾根コースに参加予定のベテランが参加できなくなったため、急遽計画変更で7人一緒で別山尾根コースで劔岳を目指すことになった。
8/2の3時前に自宅を出発して中央高速経由で扇沢を目指した。扇沢に近づくと、爺ヶ岳登山口の駐車場は満車状態で路駐車もあり、扇沢駐車場に車を停められるか心配したが、なんとか最上段の有料駐車場に駐車することができ、安堵した。
黒部立山アルペンルートの電気バス、ケーブルカー、ロープウェイ、電気バスを乗り継ぎ、9:30に室堂に着いた。天気は快晴で日差しは強いが湿度が低く爽やかだった。初日は、室堂から別山乗越経由で剣沢キャンプ場に着く計画で、余裕があれば、テント設営後翌日に備えて下見をしようという計画だった。雷鳥沢までは、平坦な後下りだったため、余裕があった。しかし、雷鳥沢から雷鳥坂の登りになると、テント泊用の20kg近い荷物が肩に食い込み、照りつける太陽による大量の発汗できつい登りになった。
なんとか剱御前小舎にたどり着き、劔岳の勇姿を仰ぎ、再びエネルギーをもらった。14時に剣沢キャンプ場に着き、テントの設営を行った。当初は、下見も考えていたが、登りの疲れで下見は見送り、早めの夕食の準備に取り掛かった。というより、早く背負い込んできたビールとワインにありつきたいというのが本音だった。テント場近くの水場で冷やしたビールの味は格別だった。
8/3は、朝3時半起床で行動食で朝食を済ませ、4時過ぎにヘッデンを点けて劔岳を目指して出発した。4時半過ぎには明るくなってきてヘッデンを消した。剣山荘で小休止をとった後、一服剱を目指して出発した。一服剱の手前で唐松岳の肩からの日の出を迎えることができた。この日も快晴で、絶好の登山日和で、登るにつれて視界が広がる絶景に励まされた。
別山尾根コースは、注意すべき鎖場等に対してNo.1からNo.13までのプレートが設置されている。登りでは、前剣の大岩の手前のガレ場の登りで50cm近い岩が登山道に落ちてきて肝を冷やした。幸い数m手前で止まってくれ、事なきを得たが、落石の怖さを再認識させられた。
前剣の手前にあるステンレスの梯子は、前回登った時は一番怖かった記憶があったが、今回はそれほどではなかった。しかし、一つ間違うと大事故につながるため、一歩一歩足元を確認しながら、登り下りを繰り返した。今回劔岳初登頂の5人は、これまでのつづら岩での岩トレ訓練やクライミングジムでの訓練の成果が現れたようで、皆問題なく難所をクリアーして登っており、頼もしかった。登りの最大の難所と言われるカニのタテバイも全く問題なく登りきった。カニのタテバイを過ぎてカニのヨコバイの分岐からは、下りの登山者とのスライドが出てきて、待ち時間が生じたが、ほぼ予定通り9:20に劔岳山頂に登頂できた。山頂では、記念撮影の順番待ちが生じているほどの賑だったが、360度の大展望は圧巻だった。北アルプスの後立山連峰〜槍・穂高岳〜御嶽、そして黒部源流域の名峰、南アルプス、富士山、八ヶ岳、上信越国境の妙高山等の名峰がしっかり確認できた。この日は、西側の白山方向は、雲海に覆われていた。山頂からの眺望を楽しみ、写真撮影をした後、9:47に下山の途についた。下りのほうが、危険箇所が多いため、慎重に下った。最大の難所のカニのヨコバイから前剣までの鎖場は、いろいろな岩下りや岩登りへの対応が求められ、充実した時間だった。前剣の手前の日陰で小休止を摂ったが、劔岳への登頂を果たしたメンバーの達成感に溢れた横顔が眩しかった。前剣の先のガレ場では、落石を起こさないように注意し、更に転倒しないように気をつけて下った。11:48に剣山荘に下山し、これまでの緊張が一気に緩んだ。ここで飲んだコーラの味は、格別だった。剣沢小屋経由でキャンプ場に戻り、おお仕事を終えた後の冷えたビールの味はまた格別だった。
8/4は、帰るだけで、行きと比べてザックの重量は3〜4kg軽くなっていた。朝食に具沢山のラーメンを食べ、テントを撤収して帰路についた。剱御前小舎までの登りは、歩き始めで朝も早かったため、快調だった。雷鳥坂の下りも、登りのキツさと比べると楽勝気分だった。しかし、雷鳥沢キャンプ場から室堂への登りは、3日間の疲れが出てきて、一歩一歩がきつかった。8:40に室堂の立山ホテルに到着し、ゴミを回収してもらい、8:50発のバスに駆け込み乗車することができ、ホッとした。
今回の夏合宿は、天候に恵まれ、6人の仲間と一緒に劔岳に登頂することができ、大満足の山行になった。

前回の劔岳の山行記録は以下のサイトにあります。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-938282.html